ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

領土問題

2008年07月28日 | Weblog
日韓に横たわる領土問題、竹島がまたここに来て、沸騰してきた。
靖国参拝で近隣アジア諸国との軋轢を起こした小泉総理。
そのあとの小泉チャイルドといわれた、安部さん、ようやく近隣アジア諸国に対応できると思われる福田さんになっても、内憂外患の日本の政治が一歩ふみ出せないでいるのはなぜなのか。
今国民が望む、政権交代の序章ともいうべき状況が日本を取り巻く。
親日といわれた韓国の現政権も支持率は政権発足してまだ一年もたたない間に支持率はがた落ち、大統領としふさわしくない人物を国民が支持したことの不満が今韓国を揺るがしており、韓国政府としては、国民の視線をかわす狙いとし、日本がこのたび教科書への竹島が固有の領土である表記には、当然強く反応せざるをえない。
現韓国政府の批判ではなくて、批評とするなれば、重みのない軽薄そのもので、なんら今後の政策すらみだせない大統領を、国民は選出したもので、当面は静観するしかないのだが、韓国民の感情からしては、おそらく出来ようもなく、新たな混乱が起きそうだ。

震災被災者 李 得実さんのこと

2008年07月27日 | Weblog
 李得実さん、今年62歳。
震災で、息子と家、そしてすべてをなくした。
このたびも、最後に残った区画整理内の自分の宅地に立てた家屋が不審火で全焼。
行政から立ち退き及び立替を迫られていただけに、出火の原因は不明。
震災から13年、街頭に立っては被災者救援の行政への批判を展開し続けているだけに、彼への圧力がさまざまな形であるとのこと。
震災前までは写真家であった。
在日2世、権益問題への関心は高く、現在家を焼かれホームレス状況の中での毎日でありながら、孤軍奮闘での運動を展開し、街頭にたって震災から13年経た神戸の町での被災者救援を訴え続ける。
単に、自分のことだけではなく。神戸市長田区松野通在住

環境への提言

2008年07月21日 | Weblog
 洞爺湖サミットを終えた。世界の首脳8カ国が集まって、今世界が抱えるエネルギー問題、地球環境問題、食糧問題、経済と出口が見えないまでに人類の安全保障が危機に直面しているが、各国の思惑はそれぞれ開きがあって、特に二酸化炭素の排出量の規制にあっては、2059年までに半減する目標を共有するなどの危機感の薄い消極的なものにとどまり、先進国と途上国の開きはいなめない。
待ったなしの地球環境問題。
旱魃、異常気象気象の発生、原油の高騰に経済の低迷と、人類全体がともに取り組むべく時代にありながら、各国のエゴを主張して、人類が存続するのは難しい。
人類の存続を目指した大きな見地に立った思想を持っての、地球民族主義とでもいうべく意識が台頭しなければならない。
このたび、創価学会名誉会長池田大作氏の環境問題への提言は画期的な考え方であり、問題解決への大きな指針と評価が高い。

危機からの再生は

2008年07月18日 | Weblog
 今世界は経済、環境、食糧、資源あらゆる面での危機が叫ばれ、荒廃と滅亡など先行きの見えない状況と不安の中でうごめいてる。
もっとも怖いのが、ここから起こる、失望の連鎖がある。
やがては、自暴自棄にすべてが、終末を決めたのごとくに動くのがもっとも恐ろしい。
地球を取り巻く環境は確かに変わった。
しかし、ここからがむしろ始まり、再生のきっかけと始めるのも地球再生の道と新たな希望への道を歩むのもこれ人間の生きる道である。
人類再生、地球再生へと、広大に見える目標はむしろ、ひとりの人間の生きる希望への力が大きな意味を持つとそう信じる。

55歳になって

2008年07月18日 | Weblog
 私ごとで恐縮ですが、昨日55歳になった。
1953年7月17日生まれ。在日韓国人3世として、神戸長田区で生まれ、今日までこの場所で生きている。
かの阪神大震災の時は、この長田区は大きな被災を受け、街が消失してしまった。
長田区は復興できないと言われた時期もあったが、13年を経て、街は甦った。
まだまだ、中身にあっては、今後のこの地区に住む、住民のさらなる努力が必要だが、街を甦らせたのは事実である。
さて、この街に生きていくには、震災後、様々な試練があった。
事実、私も4年前、倒産し、自己破産に追い込まれ、人生をあきらめかけたことがあった。
震災10年目、このとき、自分の過去の総括をしようと思ったとき、中越地震で被災を受けた、山古志に出会った。
神戸で一時は捨てた命、もし山古志の復興に役立つならばとの思いで、山古志に行ったのが、始まりであり自分探しにむしろ山古志にまた救済されたようなもので、山古志の復興に尽力しているのではない。
55歳の区切り、60歳めざして、これから5年をどう今日から生きるかを、残された時間を完全燃焼する、覚悟の時間をと心に誓う。

心の病、体の病

2008年07月14日 | Weblog
 病は気からと、よく言ったもので、物理的な傷害などとは別に、内臓疾患、糖尿、がんなどの疾病はほとんどが蓄積されたストレス、欲求不満から生じるものといっても間違いないと思う。
それぞれ、人間は欲求があるが、それをどのように果たそうとするその方向性が重要、今の現代社会、特に格差社会といわれる時代に入り、周囲と自分をおいた時に自分の置かれる状況がさらに不安となるなど、健康を阻害する要因が増えているようになり、知らぬうちに心身ともに病んでいくといったことに気づくことが重要といえる。
夏本番になり、今年も暑くなると予想sれるが、現実を直視し、またあらゆることが眼前にきても、呼吸を整えて、さあやるぞとの気構えを日々持つ習慣を持って、この夏を乗りきって行こう。

ウツ病からの脱出

2008年07月13日 | Weblog
 今の時期、うつ病が蔓延してきている。
特に50代から団塊の世代に多く見られる。なり始めにおいては自覚症状はなく、体がだるい、食欲がないなどの、いたって日常暮らしてきたわずかな変化と思っていたら、それが、恒常化し、疲れがとれない、先行きの不安感、恐怖感。挙句のはては、生きることへの自信がなくなっていき、自殺を日常考えるようになっていく。
自問自答の繰り返しの中で、悶々となっていく。
IT社会が生んだ側面の病気であり、個人の生き方個性が重要視されない、自分不在がそこにある。
適度な運動、ストレスの解消などと医者などが助言するが、根本的には自分を見失っていることが最大の原因である。
身近な問題、わずかな生活に密着したこと、たとえば、食生活にあっても、自分で一度調理したりして、生きる活動の基本的な動きをしてみることなど、日々の暮らしを主体的に取り組むような活動を行うなどのことも効果がある。
目標を持ち、他人との交流など、もっと社会とかかわっていくことが昨今、少なくなって、頭の中では、動いているよに思えても、便利に慣れてしまって、すべての細胞が動かなくなるのが、うつ病の原因とも思える。

危険と隣あわせの金剛山観光

2008年07月13日 | Weblog
 韓国から北朝鮮側に唯一は入れる場所金剛山観光。
南北融和の象徴とし、始まった観光開発事業だが、このたび観光客が兵士に撃たれ死亡した。
真相はまだ解明されてはいないのだが、北の主張は軍事警戒区に入ってきたということだが、いずれにせよ、危険と隣あわせの場所で景色がよいかもしれないが、命がけで観光するのもいかがなものか、また暴走する国家であるゆえ、その時の政治状況ですべてが動くだけに、韓国も北に厳しい李政権への、警告を意味するよなこのたびの事件で、今後もこの観光事業をめぐってはまた何らかの事件が起こることは間違いない。
アメリカのテロ支援国家解除が近づくなか、北はこれから、世界をどうかく乱する策をめぐらしているのか、まったく想像がつかない、主体主義なる謎の国。