ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

NHK日韓の討論会を観て

2012年09月27日 | Weblog
 NHK特別番組で尖閣と竹島の領土問題への双方の有識者との
討論会を観た。

 日本側から元外務省アジア局長の田中均氏、ジャーナリストの桜井よし子氏
がその討論会の中心となっていた。
中国側からはこの場所には参加せず、インタビューの放送であったが、
竹島{独島)問題では韓国側から3名の有識者がその場に来て討論をおこなったが
通訳なしで韓国側の有識者はこの複雑な問題を日本語でやらされているには
ずいぶん驚いた。
改めて、日本の国際性のなさと、領土問題であるゆえに日本を軸として語るのは
いいが、改めて日本の対外国への配慮のなさと、近隣アジア諸国を見下すような姿勢
は、今日に至っても未だ変化せず、良く言われる日本は当時の反省を
本当にしているのかという近隣諸国の思いである。

 自民党の総裁が安倍氏になり、韓国、中国からはタカ派と見られ、今後
両国の警戒感は強まり。さらにこの両領土問題は双方の関係をより
複雑にし、解決への糸口が探せるのかと思える。

韓国大統領選挙始まる

2012年09月21日 | Weblog
 今年はアメリカ、中国、そして韓国とそれぞれの国の代表の選挙が行なわれる。
ヨーロッパの金融不安から生じた世界経済の低迷はさまざま分野でその影を
落とし、本来同盟国であるとい言われた日韓関係も竹島問題でふたたび、日本の
戦後処理問題が韓国で持ち上がり、ここ数年続いた日本での韓流ブームにも抑制されてきた。

 李明博大統領の独島上陸と天皇謝罪発言によって今、日韓関係は後退してしまった。
このたびの大統領候補は三人、朴クネ候補、文在寅候補、安哲秀候補の三名。
激戦が予想され、今後の南北問題と東北アジアの動向にどのような影響があたえられるか
注目される。

行く末定まらず日本の外交

2012年09月20日 | Weblog
 尖閣問題、そして普天間のオスプレイ配置問題
そして原発問題。
景気の浮揚どころか、国の行く末が危機に瀕しているなか、的確な政策が
打てない、四面楚歌の状態で日本が動いている。

 中国にとってはこういった日本の状況を見抜いたうえで半ば付け込んだ形
でここ数日の反日デモを民意を利用し推し進めた感は否めない。
与野党とも代表選挙が行なわれ、ここ数日で新しい代表が選出され
解散総選挙に向うのことだが、2大政党時代は実現せず、維新といった
新しい風に国民が向う。

 橋下大阪市長率いる日本維新。
幕末坂本竜馬たちの鎖国から開国に向う、欧米列強の仲間入りを目指した時代。
結果近隣アジア諸国がその犠牲になった歴史がある。

 その歴史事実を今日本は過去の罪としてではなく。失敗と思うところに
中国、韓国との戦後処理問題で大きな認識の違いを生み
今日の領土問題での衝突が生じたことを改めて認識したうえでの
対応をしなくてはならない時期ではないだろうか。

 

誤っていた日本の中国観

2012年09月19日 | Weblog
 日中国交回復40周年の節目に尖閣の問題が浮上し日中関係は今
大きな局面をむかえている。
ともすれば、一触即発の危機ともいえ、朝鮮半島の問題よりももっと
厄介な状況にある。
経済的な結びつきにあっては対中関係は日本経済にとっては重要な国で
単なる中国が好きか嫌いかの段階になく、ともにこの領土問題がさらに
発展していけば、今後予測のつかない事態へと発展しかねない。

 現民主党政権の外交能力を問うこともしかり、またこれまで石原都知事のような
タカ派の対中国への挑発的な言動、また日本の近隣中国、韓国への誤った戦後処理の
行動が、今ここに来て一挙に噴出した格好といえる。

 これまでの日本のアジア外交そのものが、相手国を真に理解していない本質的な
部分で日本優位の錯覚にとらわれていた、過去の反省が見えないとの
中国などの不満があることを認識する必要がある。

 今日本は新たな世界の枠組みからの鎖国状況から脱する試練を突きつけられている
ようだ。

蒙古襲来を思い起こす

2012年09月18日 | Weblog
 反日デモが中国全土を揺るがせ、在留邦人、日系企業を襲撃、破壊
略奪と中国政府も統制がつかないまでの混乱が続く中国。
経済発展がめまぐるしい中国だが、13億の国民をまとめるまでの統治能力
に限界がみえつつあり、このたびの反日デモは世界の目からみても
中国に潜む危険性が暴露されたところにある

 近年の中国の経済発展は不変的なものでなく、一過性の現象であり
今の発展は砂上の楼閣である結果といえる。
今後中国は資源の確保等で世界に向け覇権政策をさらにすすめ、ともすれば
第三次世界大戦の原因となる行動を起こす可能性を持つ。

 人口問題、食糧問題、環境問題等地球が抱える今後の課題をさらに複雑にして
いく原因が中国にあるとも言える。


尖閣諸島窮地に立つ日本外交

2012年09月17日 | Weblog
 尖閣諸島をめぐる領土問題で中国で反日運動が連日激しくなり
80箇所の都市でデモが繰り広げられ、日系企業の工場などが標的に
放火、破壊が行なわれており現地の日本人も危険にさらされており、これまでと
違う規模の大きいものとなっている。
また明日にでも中国の漁船団が尖閣諸島に向うとの情報もあって元寇を彷彿とさせる。
日中開戦前夜ともいえる様相に発展しており、予断ができない状況である。

 石原都知事のこれまでの中国に対しての挑発的行動もあり、結果子のような形に
発展してきたこと、先を見据えることのできない政治家のおろかな言動が
このような事態を生み出す結果となり、また覇権を目指す中国の思惑にはまった
格好になってしまった。

 中国の権力構造も変わるなか、これまでの日中関係は維持することが
困難であり、日本もまた大きく政治の構造が変わっているなか、この領土問題から
今後どのような結果にいたるのか、南西の海波高しといえる。


揺れる日本の政治

2012年09月11日 | Weblog
 民主党が政権をとって3年。
内部抗争ばかりで結果、外交、内政ともにがたがたの状況。
自民党政権の永きにわたっての腐敗からの脱却を国民は願ったが
結果はそれ以上悪くなったといえる。

 国際的に経済が悪化するなかで、日本の経済はさらに減速し
高齢化社会、社会福祉、医療。
そして日米安保体制、尖閣、竹島の領土問題。
震災復興への課題として福島原発の処理問題等々問題は山積しているなかで
行く先を見失った政治家は権力闘争に汲々とし、戦国時代を
彷彿させるような今の政界の様相。
国家を案じるような人士は皆無に等しく、どの政治家をみても
小ぶりでかつ狡猾さばかり目立つ。

 特に自民党の石原幹事長などは、親子ともどもで国を牛耳ろうとする
野心ばかりがみえかくれし誠に醜いばかりである。

そういったことで、大阪からにわかに出た橋下率いる維新の会が
国民の関心を集め台頭し、日本の政治を変える勢いがあり、
ここまで国を追い詰めたこれまでの政治家の責任を
今国民が問いかけている現象であり、また選択肢をなくした結果
でもある。