ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

山古志錦鯉事情

2008年07月09日 | Weblog
 中越地震から今年で4年を向かえる山古志。
今年5月、神戸から山古志虫亀の養鯉業の田中重雄さん宅を訪問した。
当時錦鯉は壊滅した。全村避難3年の間、山を離れて、養鯉業を維持するなど忍耐とその努力は想像を超えたものがある。
被災当時、山古志に戻る事すらできるのかと思われたほど、被害はひどく、あらゆる道路、すべての施設が山全体をも姿が変わっていた。
山古志の人たちの「必ず、山古志に帰る」との強い思いと信念がこの3年あまりの期間で、村に戻り、再びの生活を始めるのだが、経済的な面での戦いと復興はこれからさらに奮闘しなければならない、震災前の日常を取り戻すのと、日本の原型とも言われる美しい風景をまたあらたに作っていくことの重要性は山古志のみならず、全国が注目しまた期待している。
錦鯉は今年生まれた鯉の選別で今最盛期を向かえたとの、田中さんの報。



写真 山古志復興住宅