ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

北朝鮮 後継者問題に着手

2010年09月28日 | Weblog
 健康状況の不安が伝えられる、金正日総書記。
その後継者に息子のジョンウン氏が軍部の大将としての昇格が伝えられ、いよいよ後継者の問題が現実味を帯びてきた。
今年に入って、南北間の軍事的緊張は哨戒船撃沈によってさらに高まり、北はいまだ認めておらず、危険な綱引きを演じている。

そこには、中国の思惑もからみ、北は中国の世界覇権の尖兵としての役割を果たすべく、手厚く中国政府に囲われているなか、中国にとっても北の政権の安定は重要な問題であるゆえに、このたびの後継者問題は双方での合意がなされていると見られる。
 今後さらに、中国は北を軸に、東北アジアでの利権をさらに強めていくと思われ、さらに強気の外交を行っていき、その対応を日米韓がどのような対応を行うかがが今後の焦点である。

戦争も視野に

2010年09月28日 | Weblog
 過激な発言とも思われるが、大国の横暴とも取れる中国そしてロシアの動きに対して今後どのような外交措置が日本として取れるかを考えた場合。
中国の一方的に思える主張は政府、国民とものむことは出来ないであろう。
 ただ、食料、資源等を外国に求める日本としては、あまり強い態度で望めないのと、ここ数年経済的にも強大になり、世界の工場とも言われる生産拠点の大半を有するのと、消費市場としての大きな舞台である中国を世界が無視できないだけに、その対応については難しいものがあり、ひとつ間違えば、呑み込まれてしまう危惧すら出てくる。

 しかし、中国の驀進する経済も永久に続くのかと言うと、権力の構造がいまだ複雑であり、一党独裁の状況はいつしか瓦解混乱する要素を含んでおり、その舵取りの難しさは今後さらに生じてくるであろうと見られる。
力の横暴に対しては、ひるむことなく戦うとの強い意志を日本が持てばよい。

中国に屈服した日本外交

2010年09月25日 | Weblog
 逮捕した中国人船長を日本の法律により、粛々と裁くとの見解から、強い中国側からの対抗措置を受け、あっさりと釈放に応じてしまった。
それとは逆に日本人4名が立ち入り禁止区域に入ったとのことで今度は身柄を拘束され現在のところ消息が不明とのことである。

 日中国交正常化以来最大の対立がこの時期において生じたのは、中国がいまや、経済的にも国力が大きく増した国家になり、日本自体があまり必要ではなく、むしろこのままでは、日本すらも飲み込むほどの勢いで、漢族の世界覇権の助走であるがごとくの予兆がみえ、今後はさらにさまざまな要求が中国側から出され、日本が従属しなくてはならない状況に鳴っていくのではないかとの危惧すら起こる。
 すでに中国は北朝鮮をさまざまな面で属化させており、さらに広くはアフリカなどへの資源獲得に乗り出し、近隣のアジア諸国への進出で、まさに世界の各所に中国圏の拡大に躍起になって動きだしており、軍事にあっても突出した軍事費と、さらには現在空母の建設が始まって、アメリカの持つ制海権への割り込みを図っているのが現状である。

 中国の世界戦略は確実に具体的に動きだしており、このたびの事件はその助走の反応を見るテストといってもいいのではないか。

いずれにせよ、中国は帝国としてその姿を現してきた。

日中開戦の前兆

2010年09月24日 | Weblog
 尖閣諸島をめぐって、中国からのさまざまな圧力が日々出てくる。
今日はフジタの社員4名が軍事基地なる近くで拘束されるという、これは報復であろう。
 
 本来の中国の本性が出たようであり、こうみるとむしろ文革のころよりむしろ市場開放化された今の中国がむしろ、領土欲、覇権欲が旺盛で、経済成長と相成って、向こう行き着くところをしらない、野牛の集団驀進のようで収集のつけようがない。
 
 この中国をなだめることが出来る国は今世界にはなく、むしろ世界の国々がこの無謀で力を持った、無秩序な国との今後数年は戦っていかねばならないことになるであろう。
まさに、漢民族の世界制覇の野望が噴出しつつあり、これからの世界は戦慄が走るようである。

波高し 尖閣諸島の海

2010年09月23日 | Weblog
 中国漁船が領海を侵犯し、海上保安庁の船に衝突したとされるこのたびの事件で
船長が日本の法律によって現在、拘留されている問題で、今日中の間は大きな外交問題として発展し、今後は領土問題として争点になるだけに、ひと時も目を離せない険悪な状況が続き、さまざまなところで、影響がでており、外交がこのままでは成り立たないまでの両国の関係が悪化してくる。

 中国としても、この際尖閣諸島の取り込みを図り、周辺海域を完全に領海としたいとの思惑がはっきりと世界に示すのが狙いが見える。
いよいよ、21世紀になって、中国の覇権主義の本質が姿を現した。
 これまでの、中国との単なる友好などという次元では、世界制覇すらもくろむ中国の戦略には立ち行かなくなるのが現状で、根本から中国との付き合い方、接し方より、むしろ警戒感を持って望み、断じて屈することのない、日本の姿勢を貫くことが重要だとの、日本国民も現在はそのような感情が多いはずだ。

静寂なる地獄 北朝鮮強制収用所

2010年09月21日 | Weblog
 北から脱出し、現在韓国で朝鮮日報の記者をする、姜哲煥氏著の「平壌の水槽」を
読んだ。

今から7年前に発刊された、北の実在する強制収用所の実態であるが、世界に現存する唯一の今はなきアウシュビッツの収容所の状況におとらない、そしてポルポト時代の民衆虐殺が平時に今も行われる世界が、身近に存在し、外に向けては、核武装をすると脅し、韓国
に向けては、いつでも戦争を行うと叫び、さまざまな援助を要求してくるといった国家を、これまで、在日朝鮮人は総連という組織を媒体とし、洗脳化されてきたが、もういつまでも、在日たちも、北のいうとおり、また一部総連組織の熱烈な信奉者の言葉からは、解放されなければいけない。
 全てが南北分断というジレンマから、こういった卑劣な独裁者、金王朝を容認することとなり、そういった部分にあっては、朝鮮学校無償化な対称となるかの議論が日本のなかで行われているのには、当然のことながらその問題とは分けるにせよ、北の体制に対して、なんら口を出せない、総連は、もはや在日の権利擁護のための団体であるとの存在とは、言われないところに来ているのであろう。

迷走深める日本の政治

2010年09月18日 | Weblog
 菅首相の再選が決まった。
しかし、小沢氏の処遇をめぐって、今後更なる権力闘争が激化する予兆がすでに始まっており、日本の政治はさらに混迷の色合いが高まりつつある中、世界経済では円高が進み、景気の回復めどは厳しくなり予想がたたない状況で、外交では沖縄基地問題、日米関係の今後の展開と、中国との尖閣諸島の問題が先日の中国漁船の拿捕、そして船長の逮捕で、中国と日本の関係が大きく揺れており、南の海は波高しといった、これまでにない、憂慮する事態に発展しており、ここにきて、日本の戦後処理のまずさが噴出した感は否めない。
 危惧されるのは、今後、日本が世界戦略のなかからはずされ、政治、経済において孤児にされないかという、これまでに無かった、大きな試練があたえられそうで、権力闘争をやっているなどの、時間は許されるはずはない。

在日特権なる異常な団体

2010年09月11日 | Weblog
 桜井誠なる人物が代表を務める「在日特権を許さない市民の会」。
最近ネット上で動画を含めその活動の模様が紹介されているが、特に在日韓国、朝鮮人に対しての排他的な発言と、そして過激な凱旋活動が注目されている。

また、その過激さを増すことによって、自分たちの存在をアピールしようとする意図も見え隠れする。このたびは、京都朝鮮学校への凱旋活動が威力業務妨害の疑いとして、幹部が逮捕された。

日本各地で、在日の各種団体への嫌がらせは、彼らの格好の活動のネタであって、思うに彼らの背景になにがあるのか、推し量るのはむちかしいのだが、日本経済が停滞するなか、閉塞感から内なるものを攻撃することによってそのはけ口を見出そうとする思いからかと、推察するが、いづれにしても、このような過激で、不穏な団体は、公安当局もしっかりとした監視を行うことが必要である。

大阪地検特捜部の権威の失墜

2010年09月10日 | Weblog
 04年に起きた郵便法違反で逮捕起訴された、元厚労省局長、村木被告に対して。今日、大阪地裁は無罪の判決を言い渡した。
この事件は当初から、捜査段階から強引な事件の組み立てが地検内部で行われていたとの観測があって、功を焦った、地検への断罪を地裁が行ったにみえ、今後の検察の捜査、取調べの姿勢が大きく問われることになる。