ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

内患外憂の日本の方向は

2007年05月31日 | Weblog
 社会保険庁の年金不払い問題で今国会が揺れに揺れている。7月の参議院選挙の影響を考えると、野党民主党にとっては絶好の挽回への機会となり、与党にとってはさらに支持率低下の大きな問題となり、政局となったことはまことに現政権にあっては手痛い。
さらに、政治資金の透明化ということもいまだ成されず国民のもっぱらの関心は年金問題の解決にある。これまで憲法改正論議が夏の参院選の争点との方向付けを行った与党の思惑は見事外れてしまった結果になった。
さて、5000万件に上る不明な年金のデーター、一体1000億のも国民から徴収した金が一体どこに流れてしまったということになる。
昨日、政府が救済法を適用するとのことで、法案の強行採決を行ったが、救済ではなく、本来謝罪に値し、国民に弁償するといったことが本来ではなかろうか。
対アメリカへの軍事支援には惜しげもなく出費をいとわない政府が内政に関しては財政の出動には慎重な姿勢に一転する。
いまや、世界的な環境問題、食料問題、エネルギー問題等で近隣諸国はもとより広く世界との関係の強化を行う外交が最優先されなければならないときに、日本の政治家達はただ自分達の権益優先のみに気をとられてやしないか。
与党、野党問わず、このままでは日本は世界の孤児⑨になるどころか亡国への道をみづから選択している事になるのではないか。

新長田再開発地区の新たな稼動

2007年05月31日 | Weblog
 新長田再開発地区の活性化の動きとし、駅前の鉄人28号のモニュメント建設もしかり、映画資料館がこのたび完成し明日からは韓国映画の昔の名作が7日間に渡り上映されることとなった。
昔賑やかしころのの新長田は映画館も5軒、芝居小屋もあり近隣の新開地にも負けず劣らない活気のある時代の再来を期待する。
再開発で整然とした町並みは町並みは情緒にかけるところもあるが、しかしここに住む住人参加の街づくりへの意識が今後、こういった動きの中から始まることを期待する。
高齢化した街に若い息吹が吹き込まれ、老若男女が等しく交鎖する街にすればとの思いもある。今後さまざまな人がこの地域にかかわっていくことがこの地区の活性化には欠かせない要因であると思う。

松岡農相の残念な死

2007年05月30日 | Weblog
 まさかの自殺、かねてより野党から政治資金の問題で連日追求され、苦しい答弁を繰り返していた農相が突然自殺という形で幕引きをしてしまった。
又緑機構の捜査も始まったと同時のことで、疑惑の構図はさらに複雑になっている。さて命を絶った、赤坂の議員宿舎の間取りが公開されたが、まったく別の見方をすれば、部屋の真ん中に台所がある、風水でいうところの凶相の間取り、家相など言うと迷信という批判を受けるやもしれないが、昨今人が簡単に命を絶ってしまうというのは、この住環境、生活環境の変化は見逃せない。
その昔、政治を行うために、陰陽師なる者を都に置き、易学を政治に用いた時代。
都市を形成するにせよ、風水の学問を基礎とし都市を配置した。平安京、平城京しかりである。
こういったことから、国家の運営を行う人たちの日常暮らす環境というものがいかに大切であろうかといったことが重要になり、このたびできた議員宿舎、以前も閣僚が本妻以外と同居したなどで、物議をかもしまた特権的などと国民の批判が出て国民から支持を受けないところが多い。
こうした批判の矢面に立たされる原因に風水的なものがからんでいるとはいわないが、このあたりカリスマ性の高い細木数子さんに見てもらえば、日本の将来は私がすべてわかっているなど、現代の陰陽師になるやも、ともあれ安倍総裁の任命責任もさることながら、国を運営する重要な人間がこうして、自ら命を絶つのは大変残念至極である。

やくざと原発は必要悪?

2007年05月28日 | Weblog
 原発事故報告隠しが過去どこの電力会社でも行われいた事実があって最近になってその事実が公表されたが、これまでも原発の安全性を問い原発の存在そのものを問うが、実際のところ現在の電力需要の7割が原発からの補いである現状を見ればもし原発を完全に拒否するのであれば廃止の方向に力を注げるかといえばこれ又無理からぬ話でもある。
たとえば、原発推進派の人々が日常生活していく上で電化の生活を拒否しながら結果電力を使用しているのだがその消費については気にかけないのと、比喩する例は悪いのだが、暴力団は絶対に排除しようとの建前は言っても、建設業界の中で複雑な揉め事、債権回収にはやはりこの世界の人間を頼りにするといった構図は昔から変わらないものである。

北朝鮮東海にミサイル発射の意図と韓国の対応

2007年05月26日 | Weblog
 5月25日北が東海にミサイルを発射した。これについては、国際社会から見放されていることの打開のため、または、現在マカオで凍結されたままの資金への不満の表明ともいわれているが、北もすでに瀬戸際外交のすべてのカードを使い果たしたようにも読み取れ、次なる戦略は再度の核実験で揺さぶり外交の限界を見る。さてこの北に対して韓国政府の対応については、いささか疑問を持つ。日本に対し北への対応を軍事大国化への懸念と称し、厳しく反応を示しているが、北東アジアの安全保障上、北に対し強く自制を促す立場にあり、しいては中国、日本の関係悪化は韓国の安全保障上大変このましくない。
単に民族至上主義ばかり掲げた方針に凝り固まることが、今の韓国の対北政策は失策であると、国民から既に多く批判を受けており又学生運動の扇動的スローガンのような趣でさえあると今の政府の外交レベル。現政権がこれまでまで何をなしたかというと、皆無にひとしく厳しく批判されるべきである。
ともあれ、残り7ヶ月の政権期間、民族至上から国民至上へ政策の転換を図るべきで、国民生活の厳しさばかりが聞こえてくる。

TBSが創ったチャンプ    みっともない 亀田

2007年05月25日 | Weblog
 話題はあるが、実際の実力があるのかよくわからないのが亀田。
素人目で見ても、よくもまあ、格下の選手をうまく見つけてくるものだと思う。そもそも所属ジム自体、昔からいかさまの多い興行をうつところで、先日の試合もレフリーストップのタイミングもすっきりしなくて、そろそろ視聴者からは八百長的な興行を見破られそうである。
また、見るからにこの父子の態度の横柄さと、最低限のマナーすらわきまえない態度をマスコミが助長しているのも考えるべきで、片や青少年の教育の問題などと語りながら、こういったキャラクターを育てるという、マスコミの2面性というのか、日本のメディアのレベルの低さが、亀田父子で益々露呈する。
スポーツという本来の目的なり、あり方が問われなければならないのとともに、先日の捏造番組の反省はもとよりもないのがうかがわれる。



いつものパフォーマンス 吼える 亀田  「昔からいう弱い犬ほどよく吼える」

再開発地域を横目に

2007年05月24日 | Weblog
 新長田再開発地区の周辺は比較的震災の被害が少なかったゆえに区画整理、再開発の工事が行われていないので、何ら震災の前と変わらない町並みが残る。
むしろ、狭小な路地がそのままで防災上の問題等で再開発までいかなくとも区画整理事業が必要と見られる地域が多い。
今から3年前に長田区の古くからある地域で震災で壊れた長屋を買い取ったが、私道に面してある土地ゆえと、周囲のねたみ、やっかみで工事進入路をバリケードを築き工事の妨害をしてしまった。
震災後はともにがんばろうと助けあうのが神戸では当たり前というのが、1年もすぎれば自分の主張ばかりである。
本音と建前が交錯する。震災12年長田の復興はまだ途上にあり、人のこころも変わっていく。

私道問題で警察官まで出動  05年2月 長田区カルモ通りで

先行きの不安

2007年05月23日 | Weblog
 先行きの不安。老後の暮らし、健康、お金、仕事といったところ。
寿命が80歳以上となった今日、実際のところ老後をどう生きるといったところである。単に長生きするのではなく、健康に生きるというところが重要であって、病気で命をながらえるのではない。
さて、家族の暮らしの形態も今は変わってきた。親から子へそして孫へといったある意味理想とされる暮らしの伝承を行いながら生きていくといった家庭も少なクなってしまった。
私自身も54歳にもうすぐなり、震災からの12年は特にあっという間の時間の経過で思えば時間の消費をしただけだったとも思える。
先日近隣のこの民家風の酒場で同世代の近隣の人たちと話す機会を得たが、互いに今抱える悩みと不安といったものは共通したもので、今後体力が衰えるのとともに、時流についていけないときの不安等々、粒さに思えば、今どう考え、今どう過ごすかというよりほかない。
そうした、見えない先の不安を考えるより、今何ができるか、具体的にその場その場を目標に向かうのが、こうした不安を越えることとなるのでは。

在日ケミカルシューズの物語

2007年05月22日 | Weblog
 さてこの長田にケミカルシューズなる産業が根付いたか。
戦後の神戸で職の無かった在日がゴム靴の製造に従事したのがはじまりで、当時は過酷な仕事であり、職を選べない在日コリアンはゴム屋かくずやか土方になるか、あとは、同胞相手のどぶろくを密造してのホルモン焼の商売。
これが長田の在日の暮らしのはじまりである。しかしその後革靴にとって変わる代用としてのケミカルいわばビニール靴の製造が始まるのがこの業界の出発ともなり今にいたる。
司馬遼太郎氏の著「街道をゆく」の中で神戸長田のこの在日コリアンの業界が紹介され在日一世の苦労、歴史が紹介されている。
また南北分け隔てなく、互いにひとつの旗をかかげなど紹介されてはいるが、実際の長田のこの業界への同胞間の競争は棲さましく、生き馬の目を抜くような競争と葛藤の中でサバイバルが日夜くりひろげられている。


写真 震災後出来たケミカルシューズ会館  あまり利用されていないのが現状

次回またその実態を紹介する。