ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

危機からの再生は

2008年07月18日 | Weblog
 今世界は経済、環境、食糧、資源あらゆる面での危機が叫ばれ、荒廃と滅亡など先行きの見えない状況と不安の中でうごめいてる。
もっとも怖いのが、ここから起こる、失望の連鎖がある。
やがては、自暴自棄にすべてが、終末を決めたのごとくに動くのがもっとも恐ろしい。
地球を取り巻く環境は確かに変わった。
しかし、ここからがむしろ始まり、再生のきっかけと始めるのも地球再生の道と新たな希望への道を歩むのもこれ人間の生きる道である。
人類再生、地球再生へと、広大に見える目標はむしろ、ひとりの人間の生きる希望への力が大きな意味を持つとそう信じる。

55歳になって

2008年07月18日 | Weblog
 私ごとで恐縮ですが、昨日55歳になった。
1953年7月17日生まれ。在日韓国人3世として、神戸長田区で生まれ、今日までこの場所で生きている。
かの阪神大震災の時は、この長田区は大きな被災を受け、街が消失してしまった。
長田区は復興できないと言われた時期もあったが、13年を経て、街は甦った。
まだまだ、中身にあっては、今後のこの地区に住む、住民のさらなる努力が必要だが、街を甦らせたのは事実である。
さて、この街に生きていくには、震災後、様々な試練があった。
事実、私も4年前、倒産し、自己破産に追い込まれ、人生をあきらめかけたことがあった。
震災10年目、このとき、自分の過去の総括をしようと思ったとき、中越地震で被災を受けた、山古志に出会った。
神戸で一時は捨てた命、もし山古志の復興に役立つならばとの思いで、山古志に行ったのが、始まりであり自分探しにむしろ山古志にまた救済されたようなもので、山古志の復興に尽力しているのではない。
55歳の区切り、60歳めざして、これから5年をどう今日から生きるかを、残された時間を完全燃焼する、覚悟の時間をと心に誓う。