ココロの居場所

平穏な居場所を求めるべく、日々、感じた事を掲載していきます。

今、一歩前に踏め出せない時に効く歌

2009-08-30 00:07:58 | 音楽
もう1年前になります。NHKの北京オリンピックのテーマソングにもなったミスチルの曲「GIFT」のPVを偶然、発見しました。一歩前に踏み出せない、そんな弱気になっている気分の時、この曲を聴いてやるべきことを粛々とやりましょう。(流れていた頃は、印象が薄かったのですが、PVを見ると、ちょっと感動です。)

 「『本当の自分』を見つけたいって言うけど
  『生まれた意味』を知りたいって言うけど
  僕の両手がそれを渡す時
  ふと謎が解けるといいな 受け取ってくれるかな
  ....
  地平線の先に辿り着いても
  新しい地平線が広がるだけ
  「もうやめにしょうか?」自分の胸に聞くと
  「まだ歩き続けたい」と返事が聞こえたよ」
     (作詞、作曲:桜井和寿 Mr.Children「GIFT」より引用)

どちらのPVも、お勧めです。
http://www.youtube.com/watch?v=YnE-lt7Of1E&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=61piPv-0Mw8&feature=related
(明日、衆議院選挙です。投票しましょうね。)

泣いても笑っても一日は同じ

2009-08-28 23:33:10 | ココロ
元日航の客室乗務員だった方が、入社して数年後、体の末端から筋力が失われていく難病「遠立型ミオパチー」と診断され、今回、より多くの人々に理解してもらうために、希少難病患者を支援するNPOを設立したとの記事が載ってました。    「「10年前後で歩けなくなる」と告知された。...つえを使っても立てなくなった日、「泣いても笑っても一日は同じ」と気づいた。...「多くの人に助けられているからこそ、自分も誰かのために生きたいと思うのかもしれません。」....「進行性の病気を持つ私たちは、誰かがやるのを待つという選択肢はありません。時間がないんです。」」(朝日新聞より引用)    いつも、つまらない事で、不平不満を言っている自分が恥かしくなります。実に受け入れ難い運命に甘受し、毎日を前向きに生きている若い方がいる、その姿に、頭が下がりますし、私も、この記事を読んでポジティブな気持ちになりました。

怒りを抑えるすべ。

2009-08-24 22:05:25 | ココロ
「怒っているときの自分は、はっきり言って嫌いです。でも、我慢するのもまた、心にも体にもよくない。どこかでひずみが出てしまう。怒りも、本気で、愛情があれば、より深い付き合いになれることは、体験上、知っている。とはいえ、気心の知れた人間とだけ会っているわけにもいかないので、年とともに怒りを抑えるすべも会得した。時にはカラオケボックスに一人で入って歌う。あるいは、渋谷の行きつけのお店で心ゆくまで歌う。」(朝日新聞be 藤巻幸夫氏より引用)    ストレス社会に生きてる私たちは、非常に限られた心の知れた人としか本音を共有しあわないのではないかと思ってます。藤巻氏のようなカリスマ性のある方でも、身近なことで、発散されているのだと親密感を感じました。

おばあさんのハナモモの話

2009-08-23 01:39:33 | ショートショート
あるところに、仲のよい老夫婦が、山里の田舎に住んでいました。二人は、休むこともなく、畑仕事に一日中、精を出し、おじいさんがクワを持って耕せば、おばあさんは、野菜の種を植えつける、そんな息のあった生活だったのです。しかし、二人ともに、とうに80歳を超える高齢でしたので、冬の寒い夜に、おじいさんはとうとう、眠るように息をひきとりました。おばあさんは、悲しさを通り越して、しばらく、畑仕事にでることができませんでした。それでも、おじいさんと共に育てた畑から、新しい命が芽吹くのを見て、この畑を守っていこうと思いました。そして、毎日毎日、坂道を行き来し、おじいさんの想いが残る畑に手をかけるのでした。何年かが過ぎ、運命とは非情なもので、おばあさんは、体力的に限界にきていることを悟りました。今や雑草の茂る、手つかずの畑の真ん中に、おばあさんは、ハナモモの苗を植えたのです。ここの山を登る人々が足をとめ、成長したハナモモの花を見て喜んでくれたらという想いからでした。そうやって、いくつかあった畑を、それぞれ、山に返していったのでした。ある日、おばあさんは、たけのこを取りながら、「山は、手をつくした分だけ、返してくれる。」と言った言葉が最期だったと聞いています。

この話は、NHKの番組から一部、変更して、お話にしてみました

弱き美しき純粋な魂を持った人々の代弁者か。「人間失格」太宰治

2009-08-20 23:20:10 | 言葉
「人間、失格。
 もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。
 ......
 いまは自分には、幸福も不幸もありません。
 ただ、一さいは過ぎて行きます。
 ......
 自分はことし、二十七になります。白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、四十以上に見られます。」 (太宰治著 「人間失格」より引用)

やっと、「人間失格」を読み終えました。正直に言って大変、危険な小説(自叙伝)です。良くも悪くも優柔不断な言葉でしかいえませんが、凡人にとっては、モラトリアムである学生の頃には許されても、大人になって働く一庶民としては、これに共感すると、身を破滅するしかありません。しかし、否定できない、自分の心の中に触るものがある、それもそっと繊細にではなく、強引に見せつけられるといった趣です。この「人間失格」が完成してまもなく、太宰治は、身をもって入水自殺という形で、完結させます。(享年39歳)以下、解説を引用します。    「太宰治は反立法(アンチ・テーゼ)の役割を全うしマイナスの十字架につこうとしたのである。太宰治の生涯と文学は下降指向のそれと言ってよい。悪しき秩序、権力とたたかうためには、まず自分の中にあるそれらとたたかわねばならぬ。徹底した自己否定、自己破壊によってのみ、はじめて根源から秩序、権力を批判、否定することが可能になる。太宰はそう信じ、それを生涯かけて実行した。立身出世はもとより、自己完成、自己確立も、安息した幸福にひたることも自ら禁じた。.....太宰文学を全否定し認めようとしない文学者、大嫌いだという読書も少なくない。太宰に対しては全肯定か全否定しか許されない。そういう意味でも太宰治は、日本では稀な特別の存在と言わねばならぬ。」(奥野 健男 解説より引用)

「House of D 」、感動請負人、ロビンの演技は最高。

2009-08-16 23:49:07 | 映画
「70年代ニューヨーク―─あの頃の僕達は、緑の自転車に夢中だった・・・。 少年とちょっと(?)年上の“ともだち”が繰りひろげるノスタルジックな感動ドラマ!!「ターミネーター4」に大抜擢され、次世代ハリウッド・スターとして人気急上昇中のアントン・イェルチンと、<感動請負人>として数々のハリウッド大作に主演してきた名優:ロビン・ウィリアムズ、この二人がつむぐ心温まる感動作。」(INTERFILM ONLINEより引用)    久々にロビン・ウィリアムズの映画を観ました。と言っても主演ではなく助演です。主人公の少年トム(アントン・イェルチン)13歳と学校の用務員で知的障害を持つパパス(ロビン・ウィリアムズ)41歳は、大の親友であり、お互いにふざけあう仲でした。(親子ほど年齢差があるのが、面白いです。)しかし、その二人に精神的に微妙な心のずれや、それに関連して、どうしてもぬぐいきれない災難が襲ってきます。主人公のトムは、パパスや良き人に触発され、人生の大きな決断をします。その過程の、心の機微が、胸をついてやみません。(特に別れと再会のシーン。)アントン・イェルチンが前面にたって、演技が抜群に上手いです。でも、ロビンファンの私としては、ロビン・ウィリアムズの演技の巧みさと、味わい深さに、また泣けてしまいました。やっぱり、年をとってもロビンの演技は、正常な心と異常な心のグレーゾーンを行き来している、それが、とても胸をつきます。心が乾いている方には、是非、お勧めです。
(日本では未公開の映画のようです。)
(「House of D 」の邦画題が「最高のともだち」とは、もっとましなタイトルをつけて欲しかったです。)

INTERFILM ONLINE
http://www.interfilm.co.jp/Detail/09/IS09-0546/IS09-0546.html

ロビン・ウィリアムズをもっと、知りたい方、このブログはお勧め。
http://robinwilliams.jugem.jp/
(グッド・ウィル・ハンティング、いまを生きる、グッドモーニング,ベトナム 、フィッシャー・キング、レナードの朝等、すべてお勧め。)

夏の霧雨

2009-08-13 23:03:34 | ココロ
夕方に、外に出ると、今日も、雨雲が低く垂れ込めている。
しばらく歩くと、思ったとおり、雨が。...
細かな小雨が霧吹きのように、吹き注いできた。
しかし、夏の霧雨は、思いのほか、気持ちがよい。
多少、濡れながらも、歩くスピードはあがる。
こんな静かな夕暮れ時に、懐かしいフレーズが、そらみみのように、確かに聴こえた。
「僕は 呼びかけはしない
 遠く すぎ去るものに
 僕は 呼びかけはしない
 かたわらを 行くものさえ」
この後、少女よ、泣くのはおやめ、なんて唐突な歌詞だったか。
でも、「うつろな輝き」という言葉が、あの頃をよく表現していた。
こんな気持ちにさせてくれる夏の霧雨に、ずっと濡れていたいと思った。

(そらみみフレーズは、作詞、作曲:小椋 佳、「さらば青春」より引用)

さらば青春、聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=pccX0l86d7o&feature=related

P.S.
生涯青春なんて、風潮があるが、ぼくの本当の青春は、思春期のほんのわずかなひとときだった。後は、望んでも、望めない青春への憧れだけを追いかけている。



根なし草レオンは、光をみいだした。

2009-08-11 22:28:11 | 映画
「「ニキータ」のリュック・ベッソンが初めてアメリカで製作したバイオレンス・アクション。ニューヨークを舞台に、凄腕の殺し屋レオンと12歳の少女マチルダの純愛と戦いを描く。大都会の片隅で出会った孤独なふたりの葛藤と壮絶なアクション・シーンがほどよくブレンドされた佳作だが、その功績は朴訥だが頼もしいJ・レノと繊細でいてたくましいN・ポートマンの二人の魅力に負うところが大きい。」(YAHOO!映画より引用)    もう、15年も前の映画になります。名作コーナーにあったというだけで借りてみました。全体的には、エンターテイメントな作りで、一気に観れます。ジャン・レノ(レオン)は、役柄としてはまっていて、かっこいいです。そして、ナタリー・ポートマン(マチルダ)が、大人顔負けです。冷徹な殺し屋レオンは、マチルダと出会い、次第に彼女を守りたいという意識が強くなっていきます。悲しいかな、その気持ちが彼、レオンにとって、心の隙となるのです。殺し屋に、そういう感情は、許されないという結果に。しかし、レオンは光をみいだしたのだと思います。鉢植えの観葉植物に水を与えながら「こいつは、しゃべらないから、いい。自分に、よく似ている。根無し草というところもな。」とレオン。このセリフがラストに効いてきます。(麻薬取締捜査官が悪役というところも、ハリウッド映画らしい感じがします。)(リュック・ベッソン監督のジャンヌ・ダルクもお勧め。)

YAHOO!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=25289

「海に、お邪魔する。」水中写真家、中村征夫氏

2009-08-06 22:11:18 | テレビ番組
「水中での撮影は過酷なものだ。体には常に大きな負担がかかる。それでも、中村は海へと向かう。懸命に生きるささやかな命に触れたときの驚きや感動が、中村を突き動かす。「命をまっとうするために生きているということ。目の前にある環境の中で、満足はしてないかもしれないけど、その中で懸命に生きているということに対して非常に敬意を払います。そういう生き物がいる限り、僕はやっぱり見てみたい、写真を撮っていきたい。」」(プロフェッショナルより引用)    壊滅しかけているサンゴ群の中に、わずかに赤ちゃんのサンゴの命をみつける。そして、そっと、静かにシャッターを押すシーンは、その言葉を裏付けるかのようでした。40年間にわたり、沈黙の海の中で命を撮る、その仕事ぶりは、実に忍耐の伴うものだと感じました。光や海の状態など、全ての条件が整うのを、潜っては、見極め、潜っては、翌日に持ち越しといった、気長い、しかし、最後までやり通す強い意志でした。

プロフェッショナル
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090616/index.html

気になるの言葉(相田みつを氏より)

2009-08-03 22:49:04 | ココロ
「ねているときでも
 動いてくれる
 わたしの心臓さん」

自分の体を痛めて、それが回復した時などは、ちゃんと動く自分の手や足に感謝したくなります。よく自分の不摂生について来てくれたと。

「この世は
 わたしがわたしになるところ
 あなたがあなたになるところ」

単に自分らしく生きることなのか、意味深い言葉だと思います。

「かんがえてばかりいると
 日がくれちゃうよ」

優柔不断な私には、身にしみます。

「アノネ
 ひとのことじゃないんだよ
 じぶんのことだよ」

この言葉も、痛いです。苦手なことから、逃げそうになる時、そう思えるかどうかです。

「所詮にんげんのやること
 おれのやること」

精一杯やって、うまくいかない時、癒されます。
こういう言葉で、ひと区切りつけましょう。