ココロの居場所

平穏な居場所を求めるべく、日々、感じた事を掲載していきます。

待て、そして、希望せよ。アレクサンドル・デュマ

2013-03-31 19:58:30 | テレビ番組
「1844年から46年、フランスはパリで新聞小説として連載された「モンテ・クリスト伯」は空前の人気を博す。単行本としても出版され、推定部数は当時としては驚異的な4万、人々の心をとらえた。人気の最大の秘密はその構成力。読者に新聞を購読させるために、毎回小さな山場を持ってきて、さらに次回に続く謎を残し各回が終わるという手法だ。」(100分de名著より引用)   長期に渡って先が見えない時に、希望を持ち続けるは、容易なことではありません。そんな時に、この小説を読むと共感する点が多いのではないでしょうか。くさらずに、前を向いて進む、言葉にしてしまえば軽く感じてしまう訳ですが、一日一回は、ここに立ち返らないと保つことが困難な姿勢だと思うのです。

「この世には、幸福もあり、不幸もあり、それは一つの状態と他の状態との比較にすぎないということ。
 極めて大きな不幸を経験した者のみ、極めて大きな幸福を感じることができる。
 生きることのいかに楽しいかを知るためには一度死を思ってみることが必要。
 そして、人間の叡智は、すべての次の言葉に尽きる。
 「待て、そして、希望せよ。」」

100分de名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/20_monte-cristo/index.html#box_omowaku

モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)
クリエーター情報なし
岩波書店


それでも、私は、人生にイエスと言う。ヴェクト-ル・フランクル

2013-02-24 17:20:42 | テレビ番組
さて、当番組の「夜と霧」の後半です。足元をすくわれることの多い現代社会では、保身的になりがちです。そして、そういう状況では、人々の閉塞感が強くなってきているのではないでしょうか。だからこそ、いかに自分の意志で行動することかが問われていると考えます。以下、番組内容の列記です。

3つの価値

「創造価値」」
 すべての仕事は、人の「喜び」を創っていく。

「体験価値」(心ふるわす経験)
 一人の囚人が言った。「おい、見てみろ。疲れていようが、寒かろうが、とにかく出てこい。」
 しぶしぶ、私達が外に出ていったら、あまりにも、見事な夕焼けが、そこにあった。
 一人が、つぶやくように言った。
 「世界は、どうして、こんなに美しいんだ。」
 自分たちの状況とは関係なく存在する美しい自然。
 →  あなたが経験したことは、この世のどんな力も、奪えない。

「態度価値」
 人間は、どんな状態におかれても、ある態度をとることができる。


現代社会は、欲望を極大化させる社会。
見たいものを見るのではなく、見たくないものから目をそむけないことが、
まっとうな”悩む”につながる。

未来は、現在を通過して過去になる。
そして、過去は、その人にとってかけがえのない財産となる。
”過去”というのは、すべてのことを永遠にしまってくれる金庫のようなもの。
そして、生き抜かれた時間は、時間の座標軸に永遠に刻まれ続ける。

「どんなに人生に絶望しようとも、人生があなたを絶望することは決してない。」
そして、「それでも、私は、人生にイエスと言う。」

100分de名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/14_frankl/index.html

「未来」を信じることができた人だけが、生きのびた。ヴェクト-ル・フランクル

2013-02-17 22:57:10 | テレビ番組
現代の厳しい競争社会の中で、生きていくには、何が必要なのでしょうか。そして、生きていくことには、意味があるのでしょうか。ヴェクト-ル・フランクルの 「夜と霧」という作品に、そのヒントがあります。(2年半、ナチスの強制収容所を生き抜いた精神科医のノンフィクションです。)

私のことを待っている「時間」がある。
体力のある人が生きのびたとは、言えない。繊細な性質の人々が、生きのびたのだ。
 →神に祈りを捧げる人、ほんの一時であっても、音楽を楽しめる人。

「笑いこそ、エネルギー。」

「与えられた事態に対して、どういう態度をとるかは、誰も奪えない、人間の最後の自由である。」

自分は未来を信じるという態度決定をしていれば、いつかは希望の光が差してくる。

死にたいという二人にフランクルは、
「それでも、「人生」はあなた方から、あるものを期待しています。あなたたちを「待っている」何かがあるはずです。それが何かを考えてください」と問うた。
二人は考えた。「家族」、「やり終えていない仕事」...→これが生きる意味なのだ。

人生から何を期待できるかが、問題なのではなく、むしろ、人生が、何をわれわれから期待しているかが問題なのである。

人間は、「人生」から期待されている。問われている存在。

自分にどんな問いが、つきつけられているのか。
 → 自分の内側を見つめるのは、やめましょう。あなたを待っている何かに目を向けなさい。

「欲望」中心から、「使命」中心へ。
(欲望は、満たされることがない。使命を心の中心にすえなくては、納得のいく幸せは、得られない。)


100分de名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/14_frankl/index.html

夜と霧 新版
ヴィクトール・E・フランクル
みすず書房

かけがえのない存在とは。サン・テグジュペリ、星の王子さま No2

2013-01-03 01:34:42 | テレビ番組
作家サン・テグジュペリは、亡命先のアメリカで作品「星の王子さま」を創作しました。その後、祖国フランスに残した愛する人々のため、ナチスドイツとの戦いに参戦し、地中海上空で行方不明となりました。当作品は、自身の体験から、作り上げられているのです。以下、番組内容の列記です。

飼いならすことは、絆を作ること。
→ 実は、相手からも影響を受けて、自分が変わる。相手が自分の中に入ってくることを、受け入れ、自分が相手の中に入っていく。それがないと関係を深めることは難しい。
「金色の麦を見て、あんたを思い出す。麦畑に吹く風の音が好きになるのさ。」

かけがえのない存在とは
自分にとっての真実に目覚める必要がある。
成長とは、変化すること。

人間は、自由より生きることの充実を求めている。
(仕事や結婚は、自由に制限を与えるものだが、人間は、そういうものを求めている。)
柔軟な心で人とお互いに影響しあって、変化することを楽しめたらいい。

大事なことは、目に見えない。
→ 人との関係や物との関係も、よく考えると目に見えない関係を反映して大事なものになっている。
 私たちは、心で生きている。

飼いならした相手には、責任がある。
→ 責任がとれるだけの深い関係が築けるととらえるとヘビィではないのでは。

パイロットは見えないものへの目が開けたから、砂漠の中に井戸が現れた。
大事なことを見極められれば、心の井戸はわきあがってくる。その時、心は一変する。

毒ヘビにかまれる王子さま。 → 体を残して、星に帰る。
→ 王子さまは、自分の本質を純化しようとした。
→ バラへの思いだけになって、星に帰った。
 王子さまが出会うバラは、他の人には見えない。
 王子さまの心の目にしか映らない見えないバラ。

100分de名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/18_le-petit-prince/index.html
星の王子さま、オフィシャルサイト
http://www.lepetitprince.co.jp/

星の王子さま―オリジナル版
サン=テグジュペリ
岩波書店

大事なことは目には見えない。サン・テグジュペリ、星の王子さま

2012-12-27 23:29:16 | テレビ番組
人はなぜ、孤独だと感じるのでしょうか。私達は、一人でいることの自由さを欲しながら、その寂しさから、誰かとつながっていたいと思っている。そして、そのような状態の中で、自分が生きていることを、実感したいと願っているのだと思います。以下、番組内容の列記です。

画家になりたいという夢を封印して、生きてきたパイロット。
→ 心を閉ざしていた部分。自分にとって大事なものは何か問いなおして欲しい。

生きる力は、子供の心に隠されている。
大人の心(客観的、知識、経験)と、子供の心(主観的、無知)のバランスが大切。

真実を見失わないための生きるヒント
「悲しい勘違い」
 わがままなバラと、王子さま。
 バラの立場で考えると、トゲの意味がわかってくる。
 → 弱さから、トゲをつけている。
 → バラのトゲがいじらしく感じる。
  (実は、このバラのモデルは、妻のコンスエロ・ヌンシン)

星めぐりの旅
 6つの勘違いした大人に出会っていく王子様。
 王様・・・・・・・実際は無力な老人。
     権力があれば、幸せになれると勘違いしている。
 うぬぼれ男・・・・ほめられることが幸せなことと思っている。
     (他人に従属してしまう。)
 飲み助・・・・・・自己愛の強さの裏返しで、自己嫌悪が強い。
 ビジネスマン・・・星の数を数えていて、数えた星は、自分のものであると出張。
     (本当は、相手が喜びとなる関係にこそ、所有の意味がある。)
 点灯夫・・・・・・まじめだが、報われない日々を送ってきた。ただ、命令どおりに行なっているだけ。
       言葉の奥にある意味を読み取り、柔軟に対応することが必要。
 地理学者・・・・・自分の身の回りに興味がなく、他の星ばかりに興味がある。

物事の事実は、隠されたところにある。
自分にとって本当に大事なものは、なにかを考える。
→ 花とは、はかないものだ。 → もうじき、消えてなくなるおそれがあるということだ。
そして、バラの弱さに気づいた。

100分de名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/18_le-petit-prince/index.html

仕事学のすすめ、放送作家、小山薫堂

2012-12-20 00:27:30 | テレビ番組
会社の受付は、パン屋さん。
→ パンを販売することによって、お客さんから、いろいろな気配を感じることができる。

初めての映画脚本が、「おくりびと」。
→ 明確なターゲットに向けて書いた。
(プロデューサーに、楽しんでもらいたい。)

企画は、ラブレター。
(心をゆさぶるもの。)
企画例:
 交通マナーのいい人を、ほめる、ほめパト。
  → 結果をみせるのが困難ならば、この思いを伝え、思いに共感してもらう。


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音楽は、戦争の対極にあると思った。映画「戦場のピアニスト」

ドイツ将校の前で、シュピルマンは、ピアノを弾き始めた。
その時、逃亡ですっかり伸びた髪が、救世主のごとく逆光に輝いた。
その音色は、絶望をのりこえ神々しく、あたりは、深遠に包まれた。

ドイツ将校は、シュピルマンをかくまった。そして、別れの時がきた。
「待ってください。あなたに、なんと感謝していいか。....」とシュピルマン。
ドイツ将校は言う。
「神に感謝したまえ。生きるも死ぬも、神のご意思だ。そう信じなくては。」

プロ登山家、竹内洋岳さん、ヒマラヤ8000m峰、全山登頂に挑む

2012-12-13 01:47:46 | テレビ番組
2012年5月26日に最後の山となったダウラギリへの登頂に成功し、8000m峰全14座の登頂を成し遂げた竹内洋岳さん。
マイナス20度以下、高度8000mの環境は、酸素ボンベが必要な過酷な世界だ。
そこで、竹内洋岳さんは、酸素ボンベを着けず命をかけて立ち向かった。

NHKスペシャル
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/1209/index.html
ザ・ダウラ合宿
http://www.youtube.com/watch?v=N8JfUveCao8
地獄のトレーニング(アイランドピーク)
http://www.youtube.com/watch?v=0XJMbh4ddrU

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幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く

自分の人生は、誰が何を言っても、自分で決めることです。その過程で、判断の誤りを恥じることも、または驕り高ぶることもない、ただの自分がそこにいると知ることで、肩の荷が降りる感じがします。「幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く」(岡本一志著)より以下、引用です。

「自分の行いは間違いなく自分に帰ってくる。
 あなたの行いは、あなたを裏切らないのですよ。」

「「ブタは褒められても、ブタ、ライオンはそしられてもライオン」
 周りから褒められようが、けなされようが、あなたの価値は少しも変わらないのだということ...」

「家族という大事な花のために、頭を下がられる心の強い人」

幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く
岡本 一志
1万年堂出版


アインシュタイン、相対性理論とは

2012-12-05 00:17:41 | テレビ番組
私たちは、時間や空間といった概念を中心に、どのような世界に住んでいるのでしょうか。素朴な疑問が、大いなる発見につながるのだと思いました。以下、番組内容の列記です。

アルベルト・アインシュタインは、毎秒30万キロで進む光の謎を解き明かした。
速度は、みな立場によって、変わる。
→ 例えば、対向車線の車は、近づくにつれて、速度があがっているように感じる。
しかし、光の速度は、不変である。

光速が不変だとすると、時間は不変ではないということになる。
→ 動いているものは、時間が遅れてみえる。

つまり、絶対的なものはなく、すべて相対的である。

太陽エネルギーの秘密を相対性理論で解き明かす。
光の速度に近くなるほど、時間は遅れ、空間は縮む。

エネルギーの正体
→ 例えば、石炭を燃やすと、質量が軽くなっている。
ウラン235が核分裂。(わずかな質量の減少がエネルギーに変わる。)

空間は、ゆがんでいる。
空間のゆがみに従って、物体は進む。
→ 万有引力の正体。

ブラックホールは、相対性理論によって見つけられた。
ブラックホールに近づくと、時空が曲がる。

GPSは、相対性理論に基づいて計算し、わずかな補正を行うことで機能している。

100分de名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/17_einstein/index.html#box01

こころの時代、宗教学者、カール・ベッカー氏

2012-11-29 00:10:52 | テレビ番組
死を考えることは、よりよく生きることを考えることだと思います。死をタブーとして、ふたをしてしまわないで、たまには、じっくり考えるのも大切なことだと感じました。例えば、身内の死に遭遇して慌てる前に、いろいろ学んでおくことも大事です。以下、テレビ番組「こころの時代」の内容です。


(日本は、)一番、死を恐れない国から、一番、死を恐れる国へ

      大家族から、看取れない家族へ

死は、生きる限界を感じること。未来を感じること。

老、病、死は、個々人で決めることなのに、そのことについて、学んでいない。また学ぶ機会がない。 →そのことを知ることが大事。

どれだけ長く生きるかより、どれだけ潔く生きるか。

昔の人は、死がすべての終わりではないとわかっていた。
それは、体がなくなるだけで、魂がなくなるわけではないという思想。
フロイト以降、死は忘れるよう勧められてきた。
死には、触れたくない。考えたくない。というドグマ(教義)
そこで、 →デニス・クラスが、”続く絆(きずな)”と言った。
 → 亡き父や祖母の声を聴く。

全世界が、日本の高齢化社会を注目している。

理想の死、持続可能な死とは、”尊厳死宣言”

秋が好き。でも、今が春だったら、落ち着かない。
しかし、今日が好きと考えてはどうか。(たとえ夏であっても。)

日本だけが、一服のお茶に満喫する。

今日、輝く瞬間があれば、聖なる瞬間を心に刻むことができる。

http://www.nhk.or.jp/r1-blog/050/121632.html

カリスマ、イタリアンシェフ、落合務

2012-11-21 23:31:11 | テレビ番組
仕事で成功している方は、確固たる信念にもとづき、謙虚に、誠実に、本業に惚れ込んで、たゆまぬ努力を惜しまないものだと思いました。以下、番組「仕事学のすすめ」の内容の列記です。

日本一、予約の取れない店
リピーターは、こうつかめ。
 →同じ味とは、実はゆるやかに、進歩している味。
  (進歩を続けないと、お客様から、昔はおいしかったと言われてしまう。)
  店の中では、どのお客様も、みな平等である。

同じ事を、繰り返すのが、仕事。
その中で、進歩していくのがプロ。

仕入先と仲良くしろ。
レストランは、もうかりません。(そういう覚悟。)
人に説明することで、自分の仕事を客観的に分析できる。

テレビドガッチ
http://dogatch.jp/news/nhk/12188

落合 務の家でつくれる本格イタリアン
クリエーター情報なし
マガジンハウス


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ゴッホ、ザ・プロファイラー

作品「星月夜」より
「今や巨大な木は、星に届かんとしていた。
 生命の種は、天空を裂き、
 星のかなたまで、伸びていた。
 教会は打ち負かされたのだ。」

ゴッホのクロームイエロー。
 →クロームイエローは、時間とともに、色落ちが激しいのだが、
  それを防ぐため、ゴッホは、ジンクホワイトを合わせて使っていたと思われる。
クロームイエローの作品として、「ひまわり」、「黄色い家」、「種まく人」

NHKネットクラブ
https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20121017-10-24787