ココロの居場所

平穏な居場所を求めるべく、日々、感じた事を掲載していきます。

いつまでも、夕日がきれいであって欲しい。ALWAYS三丁目の夕日

2012-01-22 23:19:14 | 映画
金曜ロードショーで、2週連続で放送されてました。もう、見るのは3度目です。けっして、良いことばかりではなかったとは思いますが、私たちが失った日本の人々の心の豊かさがよみがえります。

母、
「今日も夕日が、きれいね。」
子、
「あたりまえじゃないか。明日だって、明後日だって、50年先だって、ずっと、夕日はきれいだよ。」
母、
「そうね。そうだと、いいわね。」

http://www.always3.jp/osarai/index.html

オフィシャルサイト
http://1.always3.jp/05/

過去の関連ブログ
http://blog.goo.ne.jp/rb_beat/e/199d66759ce0cce4014ccb57ea4a1d6f

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愛は危険を伴うもの、でも、それを超えるものはないのだろう。ノルウェイの森

2011-10-30 21:56:22 | 映画
ちょっとネタ切れで、先月に観た映画を紹介します。「1987年に刊行されベストセラーとなった村上春樹の代表作「ノルウェイの森」を、『青いパパイヤの香り』『夏至』などのトラン・アン・ユン監督が映画化。亡くなった親友の恋人との関係を通し、主人公の青年の愛と性、生と死を叙情的につづる。主人公には松山ケンイチ、大切な人の死をきっかけに主人公と心を通わせていく女子大生に菊地凛子がふんし、複雑な人間性を繊細に演じる。トラン・アン・ユン監督のみずみずしい世界観と、深遠な村上春樹ワールドの融合に期待。」(YAHOO!映画より引用)     とても、重たい映画なので、精神が安定して、暇をもてあましているぐらいの状態で観ることをお勧めします。絡みの多さと、その表現方法には嫌悪感を感じる人がいるかもしれません。それほど万人向けではない映画だと思います。生きることの危さと、醜さ、そして、狂気。そういったものを全て受け止めなくてはならないほど、男女の愛は激痛を伴うのだ。それでも、それを回避することはできない。不条理を何度でも受け入れることでしか、次に進むことができないものなのでしょうか。スタッフが、日本人ではないことで、映像化に関する独特の異空間が表現されてます。村上春樹の世界は、もっと内省的だと思いますが、言葉は、大事に扱われていて、言葉をヒントに流れを追うと、もっと楽しめると思いました。

「愛する者を亡くした悲しみを、癒すことはできない。悲しみを悲しみとして、そこから何かを学ぶことしか、ぼくらにはできない。」

YAHOO!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id336172/

オフィシャルサイト
http://www.norway-mori.com/top.html

誇りある日本とは、過去の過ちから学ぶ

2011-10-10 00:53:25 | 映画
「太平洋の奇蹟 フォックスと呼ばれた男」のDVDを借りて観ました。「太平洋戦争の激戦地サイパン島で、たった47人の兵力で4万5,000人ものアメリカ軍を翻弄(ほんろう)し続け、アメリカ軍から恐れられた実在の日本人、大場栄大尉の実話を映画化した戦争ドラマ。『学校の怪談』シリーズの平山秀幸監督がメガホンを取り、日本の歴史の教科書には載ることのなかった物語を全編、タイのラヨーンとサイパン島にて撮影した。大場大尉役の竹野内豊をはじめ、唐沢寿明、井上真央、山田孝之ら豪華キャストの熱演も見逃せない。」(YAHOO!映画より引用)     2011年2月公開された作品された作品であり、元米海兵隊員ドン・ジョーンズの「タッポーチョ『敵ながら天晴』大場隊の勇戦512日」を映画化したもので、ほぼ実話とのことです。大河ドラマでもありがちですが、現代の価値感に沿うような演出がみられ、見やすくなっている一方で日本軍のあり方として美化しすぎていないかと少し危惧します。ただ、太平洋戦争末期に時代の流れとはいえ、過酷な長期戦を行い亡くなっていった人々がいた。そのような多くの方々があって、今の日本があるという認識を、やはり持ち続けなければならないのだと思います。戦争は絶対にあってはならない、しかし、その中にあって運命として受け止めたとえ誤った任務でも、それを遂行した大勢の人々に対し畏敬の念を感じずにはおれません。主役である大場大尉役の竹野内豊さんの演技には賛否両論あるようですが、私は、抑えられた感情表現と品格に、好感がもてました。

YAHOO!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id337962/
予告編
http://www.youtube.com/watch?v=E_9AdJruhRw&feature=related

トゥルー・グリット、真の勇気を持つ者は。

2011-09-25 22:23:44 | 映画
「監督に『ノーカントリー』のジョエル、イーサン・コーエン、製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグという豪華タッグで映画化したヒューマンドラマ。ある少女が2人の男と共に、父親殺しの犯人を追う復讐(ふくしゅう)劇を描く。ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリンのいずれ劣らぬ名優に加えて、少女の役には長編映画初出演となるヘイリー・スタインフェルドを抜てき。コーエン兄弟らしい独特の味わいのドラマに期待したい。」(YAHOO!映画より引用)     ジョン・ウェイン主演の『勇気ある追跡』をリメイクした、2010年の作品です。監督と脚本で思わず手に取る人も多いのではないでしょうか。期待を裏切らない内容になっており、古き良きアメンリカン・スピリットを感じさせてくれます。14歳の少女、マティ役にヘイリー・スタインフェルド。その気丈さは、大人顔負けであり、この映画の全体を引き締めてます。保安官のコグバーン役にジェフ・ブリッジスの渋い演技、テキサスレンジャーのラビーフ役に久しぶりに観たマット・デイモン、仇役のチェイニー役にジョシュ・ブローリン。外見は悪党ですが、意外なほど普通の人間という設定も現実感としていい味になってます。ストーリーは単純明快です。しかし、追跡する3人の心のありようは、トゥルー・グリット(真の勇気)かどうか常に試されていて、心が揺れ動く様が、見事に伝わってきます。
「死の谷を歩もうとも、私は恐れない。」

YAHOO!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id338090/

オフィシャル・サイト
http://www.truegrit.jp/

映画「最高の人生の見つけ方」 ”THE BUCKET LIST”

2011-05-15 02:07:54 | 映画

「余命半年を宣告されたふたりの男が“棺おけに入る前にやっておきたいことリスト“を手に旅に出た!米映画界を代表する名優ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが人生の終わりに輝きを増す男たちに扮した感動のドラマ。」(ぴあ映画生活より引用)    私たちは、少しでも良い人生を送りたいと願うのは当然のことです。では、どのように行動して、何を掴めばよいのでしょう。今回のDVDは、タイトルと俳優につられて、観ることとなりました。しかし、お金でできる夢は、とことん実現してみようというストーリーは、ハリウッド映画らしく、実にシンプルで楽しめます。ジャック・ニコルソンと、モーガン・フリーマンの演技は、期待を裏切りません。とても、死の間際にたった、じいさんとは思えないはしゃぎ様は、不自然にも感じましたが、エンターテイメントですから、目をつぶりましょう。しかし、陰の部分の演技が絶妙ですから、素直に感動します。やっぱり、お金では得られないものが、身近にあること、そして、単なる自己実現だけではなく、愛する誰かのために、何か行動を起すことなのです。ラストに実業家で大金持ちのエドワード(ジャック・ニコルソン)が、亡くなった自動車整備工のカーター(モーガン・フリーマン)に語りかけます。「牧師が言うには、「我々は、皆、同じ川に向かって流れている。その滝の先に広がるのが天国だ。」と。親愛なる友よ。目を閉じて、水の流れに身を委ねるのだ。」

ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/title/20907/

予告編、見れます。
http://www.youtube.com/watch?v=GzIQ-vraYtw

痛いほど残酷な真実。映画「カティンの森」

2011-05-06 23:08:42 | 映画
「第二次世界大戦中、ソ連の秘密警察によってポーランド軍将校が虐殺された「カティンの森事件」を、ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督が映画化した問題作。長い間明らかにされてこなかった同事件の真相を、ソ連の捕虜となった将校たちと、彼らの帰還を待ちわびる家族たちの姿を通して描く。父親を事件で殺された過去を持つワイダ監督が歴史の闇に迫った本作は、第80回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートをはじめ、世界各地の映画祭で高く評価された。」(シネマトゥデイより引用)     日頃は、目にしたくないものに蓋をしているけれど、心に余裕がある時に、その見たくないないものがなんなのか、その時に感じる緊張感も受け止めて自らダメージを与えることで、やっと生きてると感じることができる。こういう映画を受け止める姿勢はそういうことなのではないでしょうか。ポーランド軍将校、アンジェイ大尉とその妻アンナを中心にストーリーは展開していきます。戦時下の重苦しい空気に耐えて観ることを強制されます。アンジェイ大尉を探し続けたアンナが教会で横たわる遺体に夫の姿を感じとり、その上着をはぎ取ると、いばらの冠を被ったブロンズのキリストの顔が。とても印象的なシーンだと思いました。しかし、ラストにアンジェイ大尉の日記が遺族であるアンナに戻され、そこに書かれたあまり残虐な行為が映像としてフィードバックするのですが、ここまで執拗に描写しなければならないのかと、アンジェイ・ワイダ監督の確固たる執念とメッセージを嫌というほど感じさせられます。人間はかくも残酷になれる、狂気の世界です。


補足
「カティンの森事件」:
1943年、ソ連領へ侵攻したナチスドイツ軍によって、カティンで、1万人を超えるとも言われるポーランド軍将校の虐殺遺体が発見された事件を指し、その真相は、ソ連軍による大量虐殺であったわけですが、終戦後ソ連はその事実を隠蔽し、敗れたドイツ軍に濡れ衣を着せたという何ともやり切れない事件です。

シネマトゥデイ
http://www.cinematoday.jp/movie/T0007928

オフィシャルサイト
http://katyn-movie.com/pc/

鉄道員(ぽっぽや)、やっぱり、泣いた-。

2011-05-03 22:47:30 | 映画
録画していた映画を、やっと観ました。早くも10年以上前の1999年の作品です。「平凡な人生に舞い降りる一瞬の奇蹟。さい果ての雪に埋もれたローカル線の小さな終着駅。ここを最後の職場として四十五年に及ぶ長い鉄道員(ぽっぽや)の人生を終えようとしている男のもとに或る冬の夜、愛らしい一人の訪問者が。・・・第117回直木賞受賞作品、浅田次郎の名編「鉄道員(ぽっぽや)」待望映画化!」(CINEMA TOPICS ONLINEより引用)    仕事一筋に、家庭をほとんど顧みない男の最後は哀れなものです。でも、この映画では、それはそれで、その生き様に一遍の希望を与えてくれます。普通、不器用で頑固な中高年は、つまらない人物になるところですが、そこは、男が見てもかっこいい魅力的な高倉健さん。健さんの仕草、表情、抑えた渋い演技、これだけでも、何度か観たくなります。そして、こういう地味な映画に、広末涼子さんをセーラー服で出演させるところは、ある意味この演出は、ずるいと思いつつも、きっとこれ以上の適役はなかったと、監督の裁量にうなづきながら、観てしまいます。苦労をかけた妻(大竹しのぶさん)には、やっと一粒の流す健さんですが、わが子(広末涼子さん)には、手をぬぐいながら泣く健さん。(広末涼子さんが、可愛すぎて泣いているのではありませんよ。)何もしてあげれなかったわが子に対する後悔が、ここで氷解したものと解釈しました。

CINEMA TOPICS ONLINE
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2337

9.11以降、扉を閉ざしたニューヨーク、「扉をたたく人」(the VISITOR)

2011-02-14 00:24:01 | 映画
「毎日、与えられた仕事をルーティンのごとくこなす主人公のウォルター・ヴェイル教授。これは幅広いサラリーマンにも共感できる設定ではないか。出会うはずのない人生、間違いで出会った人生…。思わぬことから<あるべき道>を歩むこととなる。話の核となる男、タレク。音楽が大好きで陽気なシリア出身の青年。ジャンベというアフリカの太鼓奏者。リチャード・ジェンキンスに“タメ書き”されただけあって脚本との相性は抜群。これまで演じて来た“凡人像”がここでは有効に作用していると見た。<タレク・スタイル>でジャンベを叩く姿が愉快。」(ぴあ 映画生活より引用)    主役ウォルター・ヴェイル(リチャード・ジェンキンス)は、単調な毎日をただ生きているだけでした。ところが、タレクという青年と出会い、ジャンベ(アフリカン・ドラム)を通じて、生きる喜びを知る、そしてやってくる深い哀しみと怒り。リチャード・ジェンキンスは、長年に渡り名脇役でしたが、この映画で初出演にしてアカデミ賞ノミネートとなった作品であり、映画好きな方々にも好評価のようです。面白みのない中高年が主役なのですが、リチャード・ジェンキンスが、絶妙なる演技で、素晴らしい映画に仕上がってます。(アメリカ政府に対する痛烈な風刺映画でもあります。)

ぴあ 映画生活
http://pia-eigaseikatsu.jp/imp/22040/541775/

オフィシャルサイト
http://www.tobira-movie.jp/

雪を背負って登り、雪を背負って降りよ。「剣岳 点の記」

2011-02-06 23:24:58 | 映画
「険しい山を舞台に、測量に携わる人たちの情熱と尊厳を描いた新田次郎の同名小説を『八甲田山』『火宅の人』などの名カメラマン、木村大作が初メガホンを取った作品。本物の大自然を撮影することにこだわり、危険を冒しながら圧巻の雪山シーンにも挑んだ。日本地図を完成させるために、未踏峰の劔岳山頂を目指す測量手と山の案内人をそれぞれ浅野忠信と香川照之が演じるほか名だたる俳優たちが集結。」(YAHOO!JAPAN映画より引用)    山好きでなくても、山の雄大さと向き合い堪能することができます。フィクションではなくドキュメンタリー映画のようです。ストーリーにあまり波がなく、淡々と、しかし、自然の厳しさが、十分に描写されてます。山の案内人、宇治長次郎役の香川照之氏は、この映画でも、演技が光ってました。ラストは、状況確認にとどめて、もう少し短くまとめてよかったのではと感じました。陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)の言葉、「人がどう評価しようとも、何をしたかではなく、何のためにそれをしたかが大事だ。」

YAHOO!JAPAN映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id332002/

オフィシャルサイト
http://www.tsurugidake.jp/

ザ・ロード、善き者であろうと生きつつ。

2011-01-30 02:01:59 | 映画
「「ノーカントリー」の原作者として知られる現代米文学の巨匠コーマック・マッカーシーによるピュリッツアー賞受賞の同名ベストセラー小説を、ビゴ・モーテンセン主演で映画化したロードムービー。ほとんどの生物が死に絶え、文明が崩壊した近未来のアメリカを舞台に、父親と幼い一人息子が漂流する姿を描く。監督は「プロポジションの誓約」のジョン・ヒルコート。共演にシャーリーズ・セロン、ロバート・デュバル、ガイ・ピアース。」(映画.comより引用)   なぜ、文明が崩壊したのかは語られていないのですが、荒廃しきった世界(世界の終焉)を、父と息子は、寒さから逃れるため、ひたすら南へ、そして海を見ることを希望として、歩き続けます。ローキーで、ダークな描写が延々と続きますが、ひたすら、耐えて見続けなければ、この映画の真意を理解できないものと我慢して鑑賞。それにしても、悪しき者、カニバリズムに対する恐怖、そして、一丁のピストルは自殺かそれとも、身を守る道具かと、緊迫感があります。そして、ビゴ・モーテンセンの渾身の演技は、この映画の肝だと思います。もちろん、子役のコディ・スミット=マクフィーの演技も涙を誘います。「善き者と共に、火を運ぶ者であれ。」とはどのような行動なのか考えさせられます。

映画.com
http://eiga.com/movie/55487/

オフィシャルサイト
http://www.theroad-movie.jp/index.html