ココロの居場所

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「未来」を信じることができた人だけが、生きのびた。ヴェクト-ル・フランクル

2013-02-17 22:57:10 | テレビ番組
現代の厳しい競争社会の中で、生きていくには、何が必要なのでしょうか。そして、生きていくことには、意味があるのでしょうか。ヴェクト-ル・フランクルの 「夜と霧」という作品に、そのヒントがあります。(2年半、ナチスの強制収容所を生き抜いた精神科医のノンフィクションです。)

私のことを待っている「時間」がある。
体力のある人が生きのびたとは、言えない。繊細な性質の人々が、生きのびたのだ。
 →神に祈りを捧げる人、ほんの一時であっても、音楽を楽しめる人。

「笑いこそ、エネルギー。」

「与えられた事態に対して、どういう態度をとるかは、誰も奪えない、人間の最後の自由である。」

自分は未来を信じるという態度決定をしていれば、いつかは希望の光が差してくる。

死にたいという二人にフランクルは、
「それでも、「人生」はあなた方から、あるものを期待しています。あなたたちを「待っている」何かがあるはずです。それが何かを考えてください」と問うた。
二人は考えた。「家族」、「やり終えていない仕事」...→これが生きる意味なのだ。

人生から何を期待できるかが、問題なのではなく、むしろ、人生が、何をわれわれから期待しているかが問題なのである。

人間は、「人生」から期待されている。問われている存在。

自分にどんな問いが、つきつけられているのか。
 → 自分の内側を見つめるのは、やめましょう。あなたを待っている何かに目を向けなさい。

「欲望」中心から、「使命」中心へ。
(欲望は、満たされることがない。使命を心の中心にすえなくては、納得のいく幸せは、得られない。)


100分de名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/14_frankl/index.html

夜と霧 新版
ヴィクトール・E・フランクル
みすず書房

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