ココロの居場所

平穏な居場所を求めるべく、日々、感じた事を掲載していきます。

ニーチェの思想は、現代の人々に、どのように生かされるか。

2011-04-26 22:20:26 | テレビ番組
「ルサンチマンやニヒリズムを乗り越え、「永遠回帰」の思想で生を肯定できる人、それがニーチェのいう「超人」だ。最終回は、特別ゲストとして精神科医の斎藤環さんを交えて対談。政治も経済も混沌とした現代を、「超人」として生きることは可能なのか?今、求められる「超人」像とはどのようなものか?徹底討論する。」(100分de 名著より引用)    刺激的なニーチェの言葉は、今の世に中で、どのように受け入れればよいのでしょう。以下、列記します。(自己肯定感の低い人には、意味があると思います。)

・人がクリエイティブになる時って、人と人が信頼し合う時、お互いに刺激し合って、高めていくのではないか。 →「しなやかな超人を目指せ。」
・社会の枠から外れても、肯定できること。 →たとえば引きこもりは超人か。いや、超人は仙人か。
・自分を強く肯定することから始めよう。 →全部、肯定した時、自由なる。全部というのが、みそ。
・人からそれでいいよと肯定されたい。 →でも、人からのそういった承認ぬきで自分で自分を肯定せよ。
・自分が何が欲しいのかわからないのが最大の難点。 →どうやったら、わくわくするのかがヒント。
・「運命愛」は、偶然を必然と感じられること。


100分 de 名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/01_nietzsche/index.html#box03

ニーチェ、「永遠回帰」の思想で人生を肯定。

2011-04-20 22:26:45 | テレビ番組
「ニーチェが「超人」になるために、「永遠回帰」の思想を受け入れなければならないと説く。「おまえの過去は何回も巡ってくる。何度巡ってきてもよいと思える生き方をしろ」と鼓舞し、『ツァラトゥストラ』はクライマックスを迎える。」(100分 de 名著より引用)   ツァラトゥストラは、これまでの常識にとらわれず生きる超人(理想像)を目指すできだと言ってます。ここで、新たな概念が提示されます。それは、ニーチェが失恋の痛手からひらめいた思想であり、「永遠回帰」というものです。自分の人生を何度も何度も繰り返す。そして自分の最悪だったことも起きるため、それを肯定してこそ、超人になるといったものです。つまり、これは、どうやったら人間は自分の人生を肯定できるかという一つの回答ともとれます。後、究極のポジティブ思想として、「運命愛」という言葉がでてきます。たとえ障害や困難があっても、それで出来た得た人との縁を良しとして受け入れて、今のままで自分は良いのだと言えることだと述べられてました。

100分 de 名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/01_nietzsche/index.html#box03

今、なぜ、ニーチェか。

2011-04-13 23:29:22 | テレビ番組
「ニーチェは、神への信仰を「弱者のルサンチマン」として切り捨てた。さらに「神は死んだ」という言葉で、キリスト教的な価値観が崩壊していることを人々に知らせようとした。」(100分 de 名著より引用)    今の日本の閉塞感を打ち破るには、ニーチェのような哲学が脚光を浴びているようです。私は哲学に関しては、浅い知識しかないので、この番組の内容を紹介することとします。19世紀、ニーチェは、「ツァラトゥストラかく語りき」にて、ツァラトゥストラに「神は死んだ。」と言わせました。(つまり、今までの価値観が崩壊しているのだということ。)神への信仰には、強い人間に対する嫉妬(ルサンチマン)が存在していると説いたのです。では、どのような状況に持っていくべきか。「生の高揚」をもってして、「生きることは実験である。」という姿勢だとのこと。真理の中で、生きる喜びを体で感じるといった感覚でしょうか。「憧れの矢を遠くに放つ。」とも。また、「20世紀と21世紀は、ニヒリズムの時代になる。」と予言してます。物事の価値観が多様化し、何が大事なことかわかりくくなっていることは確かです。

100分 de 名著
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/01_nietzsche/index.html#box02

P.S. 神なるものを信じるか信じないかは、その人の心の在り方だと思います。信じなくても、生きていける人は、自分を信じて生きていくでしょうし、神なるものを、信じなくては、生きて行けない人は、何が起きても信じていくのだと思います。

「スタジオジブリ物語」を見て、その本質に近づく。

2011-04-07 23:39:16 | テレビ番組
録画していた番組からです。宮崎アニメが、なぜ世の中に支持されるのか、その秘密が、この番組でわかったような気がします。以下、ポイントを列記してみます。

・「想いを貫くことを表現できるのが、アニメ。」

・「演出の重要さ。」

・「コペルニクス的転回」例えば、「腐海の森、毒を放つものが、実は、毒を浄化していた。」風の谷のナウシカより

・トトロは、日本の風土。つまり「何かをすることは、何もない。風土って、そういうものでしょう。」

・「答えのない問題は、答えのないまま昇華させる。」

・宮崎アニメの原点、「雪の女王」(ゲルダの少女像)

・宮崎アニメの特徴。「心が動くと、風が吹く。」

・子供の頃の心象風景、「千尋とカオナシが水中列車に乗る場面」

最後に、
「失われた可能性」を見出す、気づかせたい。
どうしようもない世界だとしても、一筋の希望を。

STUDIO GHIBLI BLOG
http://www.ghibli.jp/10info/007116.html

アグレッシ部 KREVA、自分に言い切る心地よさ。

2011-04-04 01:16:01 | 音楽
FMラジオを聴いてて、この曲は何年か前の曲だけど、耳にひっかかってくる曲があります。どうしようもなくブルーな気分の時に効く曲です。自分に渇をいれるというか、できなくてもいいから、自分に言い切る割り切りかもしれません。呪文のようにとなえるのもいいかも。

「たかがしれてる オレの悩み
 また始めてる まだはじけてぇ
 味気ねぇ毎日には拒否権行使
 楽しい毎日ごきげんよう
 いただきます おはようございます。
 ちゃんと言えるよう許可証を出します
 オレからオレへ発言権
 なんていい気持ち まるでアルデンテ
 アグレッシブ」
      (作詞、作曲 KREVA アグレッシ部より引用)

アグレッシ部、聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=z25vDfZqNaI

原子力を今後も使い続けるのか。(明確なガイドラインを。)

2011-04-04 00:48:17 | 社会情勢
日本における電力量の約23%を原子力が担っているとのことです。(ちなみに比率の高い所は、北海道電力(約40%)、九州電力(約41%)。)しかしながら、今回の東日本大震災により、原子力発電所は、私たちの生活の脅威として、見直しを迫られてます。かと言って、石油を必要とする火力発電は、石油資源のない日本にとって中近東の国々に依存すること、かつ地球温暖化の観点からも二酸化炭素の発生等で、推し進めることにも限界があります。水力発電は建設費が高くつき、かつ開発しつくされてると言われてます。本当は太陽エネルギーの活用が望ましいのですが、効率性からみて、まだ技術の進歩を見守るしかないようです。原子力は危険だとして、その利用をやめるならば、私たちは、物づくりを中心とした基幹産業に新興国に対するさらなるハンディキャップを負うこと、また、個々人の電化された快適な生活を手放すこととなりますが、耐えられるでしょうか。人間が原子力の危険性を凌駕するほどの危機管理能力を身に着けて、この危機を乗り越えて原子力を使い続けるのか、それとも、人間の能力を超えた領域として原子力の利用を断念するのか、または、その折衷案(落としどころ)で太陽エネルギーの活用が可能となるまでのつなぎとして原子力を利用するのか、多いに議論し国民の納得のいくガイドラインが求められていると思います。(福島第一原発事故は、長期化しそうな状況ですが、少しでも早期に安全な状態になることを祈ってます。)