羅須地人クラブログ

テレマーク、釣り、登山・・・
岩手の山の恵みに感謝

雪崩レスキューセミナー

2011-01-29 02:12:50 | 
1月26,27日と八幡平でBCスキー(スノーボード)雪崩レスキューセミナーが行われました。
当日の参加者は総勢16名、遭難救助隊、山岳ガイド、スキーパトロール、一般スキー、スノーボーダーなど様々な方々が参加され開催されました。


ビーコン発信の特性を説明
最近のビーコンは目覚しい進歩があり、さまざまな特性がある。
普段使っている自分のビーコンだけでなく,他社のビーコンを知っておく事も必要であると実感する。

今回の講師は、山岸慎英さん国際山岳ガイドでありフランス、シャモニースキー学校でスキー教師を行った後、長野白馬をベースに日本各地で幅広く活動されている方。
シャベルを使ったピットチェックの方法、シェアーテスト、ハンドテスト、コンプレッションテストなど様々なテストで弱層の位置、雪の安定度を見る。

ルチブロックテスト、一番弱層のわかり易いテストで、ご覧のように見ても分かるように弱層の位置で見事にズレている。
掘り出し準備に多少の時間はかかるが、目で見て一番わかりやすい。

翌日はセルフレスキュー、実践的なシチュエーションを想定しての実技
ロープを使った引き上げ、1/2、1/3などの引き上げシステムを使い、滑落者の引き上げを実際に行う。

実際にビーコンを埋没させ、行方不明者の捜索を2チームに分けて訓練する。
相手チームへビーコンを仕掛けて埋没させ、消失点と遺留品など状況証拠も仕掛けて実践する。相手の動きを見て、自分達の場合は、あ~しようこうしよう・・・など勉強しながらの繰り返し。いざ、自分の番になるとやはり訓練とは言え、動転してしまいハッキリとした行動がとれなくなったりと、イイ勉強になる。
実際、雪崩に遭遇したら全員で捜索に当たりそうだが、やはり二次雪崩リスクやしっかり回りを見て的確に指示を出すリーダーの役割など、もしいつも同じメンバーで行動するのであれば普段からそういった動きが取れる体制(意識)を持っていると、もっとチームとして結束力がとれるだろう。
普段なかなかここまで実践出来ないので、とても有意義な時間をとって下さった、北東北雪崩事故防止研究会の皆さん、講師山岸さん、参加された皆さん本当にお疲れさまでした。

by番長

ジャジスポ試乗会&ICI安比~屋ノ棟ツアー

2011-01-25 01:52:40 | テレマーク
22、23日とAPPI JAZZYSPORT試乗会と翌日ICI主催ツアーのお手伝いに行ってきました。


これは翌日のツアー模様、無事晴天の下ツアーは行われました。

今回の試乗会メーカーはキャラバン(ガルモントブーツ、G3板)とベクターグライド(板)

さすが安比高原とあって客の入りも多い・・・よってお客さんの食いつきも良く、ジーパンで試乗された方、県民大会のレース直後に参加された方、など様々な方が試乗されて行きました。


そして夜はいよいよジャジスポメインの音楽の祭典

ここでは、5.10(クライミングシューズ)、カンプ(グローブ)、マウンテンエクイップメント、ベクターグライドなどアウトドアブランドメーカーも出品し販売会が行われました。
この販売会、普段の値段とはかけ離れた値段での販売・・・ホントびっくりする値段なんです・・・あまりの凄さに私もついつい衝動買いしてしまいました。

販売の合間、お似合いのチキンを食べる店長!その下にはZIMAが・・・


アートも融合してのセッション。
マウンテンハードウェアのテント、原住民が暮らしているかのような不思議な感じがしました。

このイベント、6時から始まり12時過ぎまで・・・(実際は朝まで見たいでしたが・・・)
さすがに疲れもピークに・・・それでも最後まで何とか頑張りましたよ!


そして翌日、ツアーは前夜のお天気祭のおかげで見事晴天に!
この日のガイドは平山順子さん、北東北雪崩事故防止研究会の事務局も勤めている八幡平きってのガイドです。
ツアー総勢20名の大パーティーでの山行となりました。
ゴンドラでトップまで上り、アトは西森リフトを使い山頂へそこから屋ノ棟岳へ・・・
まず始めにビーコンチェックを行い、雪山でのルールを説明、そこからツアーは始まる。
天気もいいので歩いているだけでも気持ちイイ、そして今年の木々につく感じから言って樹氷は良さそうではないだろうか。
所々では、かなりのモンスターになってるモノもあり、期待できそうだ。
9時50分に出発しゆっくりの人で2時間半で屋ノ棟岳に無事到着する。

先行していた方々と平山さんでピットチェックを行い、雪の安定度を確認する。
滑走可との判断で、いよいよドロップイン!

最初はもちろんリーダーの平山さん、美味しいバーンを気持ち良さそうに飛ばして行く。
そして、キャラバンのT崎さん、助走をつけるべくノーズを浮かし一気に木々の間をすり抜けて行く所はさすが!

そして私は、滑りにあまり自信の無い方達と一緒に大黒森の旧八幡平スキー場を目指して、もう一歩。
いつもなら屋ノ棟~大黒森までの道筋は起伏も少なく、尾根伝いなので歩きやすいのですが、この日の道筋はここ最近、風が強かった為かウネウネがひどくシュカブラにもなっていて歩きづらかった。
でも、皆さん頑張って歩いてましたよ~
ちなみに写真右の方、なッナント80歳なんですよ!!!
多少疲れがあっても、返事とおしゃべりはバッチリでしたから大丈夫でしたね。


そして我々のお出迎えと称して、登り返して来た屋ノ棟チームがもう一花咲かせる滑り!
キャラバンのF永さん、かなり弾けて飛んでま~す!
佐々木主席はワテアを存分に堪能した滑り!

そして、このカッコイイスプレーは・・・
なんと、盛岡店長なのです!わき腹の痛みも忘れ華麗にゴーグルを付けてぶっ飛んでました。
それに対抗するべく秋田店長、かっ飛ばすスピード感、そして浮遊している感じ、さすがの太さですね~


最後の最後まで堪能し無事、第2のゲレンデを下りる。
でも、最後の最後にアクシデントが・・・
皆さん、窮屈な思いはしましたが内容も窮屈な程、濃いツアーになりました。

ツアーリーダーの平山さんを始め、参加された皆さんホントにお疲れ様でした。
W店長、今後とも宜しくお願いします。

by番長



G3タルガ・アッセント

2011-01-20 00:30:32 | テレマーク
今シーズン使用しているビンディング、タルガアッセントの使った感じを報告

やはりこのアッセント、ツアーには最適な1品!普段感じるストレスを一切感じることなく楽チンに歩行出来る。
構造もシンプルで重さも気にならないので、今までタルガを使ってた方ならすんなり受け入れられます。
深雪ラッセルの際は、つま先まで上がるので(スプリングカートリッジから受けるテンションが無いので)トップダイブはせず潜った歩きにはならず歩きやすい。
そして、足を持ち上げると板がすぐ付いてくるので切り返して登るときなども楽ちん。
ラッセル隊長をやりたい人にはうってつけです!

ただ一つ、特にハイシーズン時期はロックする部分に雪が詰まりいざ滑る時、滑りモードに切り替えしづらい場合がありますが、ストックや鋭角なモノで取り除けば気になるまでではありません。

そして、ゲレンデはと言うと、これとて全く気にならず爽快な滑りが出来ます。

ツアーで一度使うとホント病みつきになりますよ~お試しあれ!









APPI JAZZYSPORT2011 in テレマークスキー・ベクターグライド試乗会

2011-01-15 00:33:30 | テレマーク
1月22日、「音楽とスポーツで世界をひとつに」を合言葉に安比高原スキー場でAPPI JAZZYSPORT2011が開催されます。
その屋外イベントでICI主催によるテレマークスキー・ベクターグライド試乗会が開催されます。
テレマークスキーを初めて見たい方、色々な板を試乗してみたい方、どうぞ参加されてみてはいかがでしょうか。
身分証明だけあれば無料で試乗出来ますので、この機会にテレマークを始めるのにはいいチャンスかもしれませんよ。
当日、我々も参加しますので皆さんどうぞお気軽にお越しください。




八幡平ファミリー同窓会@田沢湖

2011-01-12 00:32:21 | テレマーク
毎年恒例RST主催の八幡平ファミリー同窓会が田沢湖で行われました。
参加されたのは、ジョン夫妻、アツイさん、A達さん、AO木さん、M田さん、大友夫妻、フルカワちゃん、カンさん、RST、K太、私

初日は田沢湖スキー場でのRSTレッスン、今回は80年代細革スタイルでの講習・・・もちろん講師も80年代の格好ならば受講された皆さんも可能な限り(ある一部ではあるが・・・)オールドスタイルでのレッスンとなりました。
2日目は旧乳頭スキー場でのオフピステでの講習会、その後、雪上でのカレー昼食会と充実した内容。

滑りつくされた旧乳頭スキー場、満足感あふれる皆さんの笑顔!楽しかったですね。


さすがにこんな格好したレッスン・・・周囲の視線を感じるのはもちろんでしたが、楽しく!真剣にレッスンは行われました。
こんな格好していても、いつもと変わらずアツイ!

そして、レッスンのアトには温泉と美味しい食事と宴の始まり・・・
食べきれないホドの美味しい料理にお酒も進み、おなかパンパンに、そして添い寝(娘も連れてったので)したらそのまま就寝・・・せっかくの一時だったのにすみません・・・
まあ、私がいなくても夜は盛り上がったみたいですよ~


そして2日目、前夜に降雪もありイイ感じのコンデションというか、ちょっと進まないかも。
それでも隊列を組んでいざ斜面へ!

M田さん、A達さんの滑り

カンさん、ふるかわちゃんの滑り

カンさん?間違ったK太、大友さんの滑り

AO木さんの滑り

すみません・・・アツイさんとカメちゃんの滑り撮るコトが出来ませんでした。
でも、皆さん何度も何度も登り返して滑ってましたね~
あまりスピードは出ないものの、ポジションとストックワークの確認には最適なバーンではなかったでしょうか。

娘もBCで初の山歩きさせてみました。案の定・・・最後にしりもちつきましたが。
そして待ちに待ったランチタイム!山の母さんの美味しいカレーを雪のテーブルで頂きました。ちょっとかなり寒かったですが、この時ばかりはスパイシーなカレーにちょっとアツくなりました。でもこのクセになる味、何度食べても飽きません。
そして、食べたアトにも登り返して何度も滑る、滑る。

皆さんホントに良く食べ、良く笑い、良く滑りましたね~
これも山の母さんおかげ、美味しい食事ともてなし、ホントありがとうございました。

参加された皆さん、ホントお疲れ様でした。
娘の面倒まで気を使わせてしまい申し訳ありませんでした。
帰りの車中「面白かった~」と満足してましたし、皆さんのお名前もバッチリ覚えてました。(これにはちょっと驚きました・・・)

また来年もお会いしましょう!!!

by番長



八幡平BCツアー前山

2011-01-07 01:09:15 | Weblog
2日に続きK太と二人で八幡平へ・・・


前山山頂の2ショット・・・K太が間に合わず何度も撮り直した1枚

9:50分出発
前日とは打って変わって本格的な登り、登ってる時だけは天気も良く汗だく・・・
この日もツアー客は結構多く、あちらこちらで賑やかな声が聞えた。
12:06分前山山頂
目の前には茶臼岳、もうちょっと早く出てればいけたのだが・・・
あまりにもツリーランが気持ち良さそうだったので、もうちょっと足を伸ばし茶臼下部の林間へ・・・

13:00昼食後、茶臼下部ラン開始
昨シーズンの樹氷は雨の影響などですぐに落ちてしまったが今年の樹氷はいかに・・・
滑るラインを探るK太

  
この日のバーン、所々でクラストしてる所があり、1発激しいのを貰った私。
でも、MAX楽しかった~

ダケカンバの間をすり抜けて滑るK太、この場所が一番雪質が良かった!
ボウル地形、曇りで斜面の凹凸が見えないのに攻めるK太

久々の八幡平定番ツアーでした、さて、次はどこを攻めようか!

by 番長

懐かしい顔ぶれ

2011-01-06 23:04:08 | テレマーク
年末は記録的ドカ雪となり慌しい年末年始を迎えた八幡平。

そんな中、懐かしい人たちが八幡平を訪れてきてくれました。

そのうち、ウッチーさんとゲレンデでご一緒に。

 
さすが前は毎年のように八幡平に滑りに来ていたウッチーさん。お上手ですね~
 
番長も刺激をうけたか絶好調?ではありませんか!?

また、皆さんとツアーにでも行きたいですね。またのお越しをお待ちしてまーす。

八幡平BCツアー新春1/2日

2011-01-05 01:05:16 | テレマーク
1月2日、佐々木主席、K太、私で八幡平BCに行ってきました。
年越しの大雪もあり、期待半分、怖さ半分でしたが・・・。

年が明け2日の天気は快晴!まさにツアー日和と言ったところで、入山者も多い。ちなみに写真はチームノルハイムの皆さん。今年もよろしく!!

今期初ツアーなので、まずはしっかりと準備と確認。
ビーコンの使い方を各自しっかりと復習。そしてこの時期、忘れがちなのは電池の残量確認。BCAのタイプですとスイッチが入ると同時に電池残量が表示され、未使用の電池なら99と表記されます。残量が85を切るようなら、交換するをおススメします。
雪崩発生、埋没、いざ捜索と言う場合、ビーコンは風雪にさらされ、気温が低ければ電池の消耗は極端に早くなります。不測の事態に備え、電池残量の確認は怠らないようにしたいところです。

そしてピットチェック。自分達の滑る斜面が、どんな積雪状況になっているのか?滑る前に知る必要があると言えます。あとは、ピットチェックから得られた情報をいかに分析し、的確な判断を下せるかが問題です。ピットを掘っただけで、安全が確保された訳ではありません。
年末からの大雪もあり、こういう場合、特に注意が必要でしょう。

今回の積雪状況を確認し、いつものボウルへ。

今期初ツアーで、佐々木主席も最初は慎重に滑っていましたが、調子が出てくるといつもの安定した滑りに!

そしてK太はバッチリかっ飛ばすも・・・、よよっ!弾かれるも絶妙なバランスで何事もなかったように滑るあたりはさすが!

何度も何度も登り返しては滑る。結局、夕日がボウルの背に来る頃まで、子供のように遊びまくりました。

佐々木主席、K太、楽しい1日お疲れさんでした。

by番長