ある著名な蘭・鉢のコレクターの方の所で初めて拝見した際に
これが五柳か! と感動を覚えました。
当然手に負える物でないので買う買わないとおうのは浮かびませんでしたが
何時か自分もこんな鉢が持ちたいという願望だけでした。
その後 ご縁がありもう1点の銘鉢とのセットでのみ販売しても良いとのオファーを頂き
購入したくなりましたがこの五柳だけでもかなり高価なのに
セットのもう1つの大きな鉢は五柳の2倍ぐらいですので最後の最後に
購入を見合わせようかと思った瞬間に長男が多分3歳のころで一緒に行っていまして
{パパ 買ったらいいじゃん!}と急に言い出しこんな手に負えない高価な鉢をどうしよう
と思いつつ買いました。
それはちょうど2000年の事でした。
あれからいろんなことがありましたが15年経ちました。
しかし購入時は知りませんでしたがこの五柳の蘭鉢は東洋蘭の古書に
写真が出ている有名な鉢だったことが分かり気が引き締まりました。
購入後はガラスケースを作りお店に常設しておりましたが
数年後の広島周辺でけっこうな地震があり多分飾りのたなから落ちて
割れているだろうと諦めていました。
通常1時間で帰れるところを高速がクローズになり5時間ぐらいかかり
自宅に帰りました。
そこで聞いて感動したのは ちょうどアルバイトの女子学生さんに来て頂いていたころで
その子が落ちかけたこの鉢を支え割れずに済んだ
という強運のラッキーアイテムになり
花ごよみ の守護神 のような存在になりました。
プロのように上手く撮れませんが初めて真面目に一眼レフで撮影してみました。
五柳(龍) 作 ■ 雲鶴文 蘭鉢■
4寸程度のサイズです。
狩野派の丹頂が素晴らしいと思います。
自分が見て来た五柳蘭鉢の中でも銘品の1つだと思っています。
いつかプロの方に撮影して頂こうと思っています。