ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十二年二月十三日]

2010年02月13日 | fine arts
細かい霙模様、本当に寒いっすね~っ。今週は結局、ずっと寒いままでした。先週、寒さのピークは今週までだ、と天気予報では言っていたのに....。でもって、今日はこの寒さの中、横浜、鎌倉へと展示を見に行きました。

写真は鎌倉へ行った後に用事があり、上野へ行った際、立ち寄り撮影した松坂屋の階段部分。上野松坂屋は創業100周年だそうで、建物も歴史を感じさせ、立派で美しい大理石が階段手摺に使用されています。

0069) 束芋 断片の世代 於: 横浜美術館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
現代アート界に於ける新進気鋭の若手女流映像作家、束芋女史の大規模な出展全作品が新作と言う個展でした。常に個性的な作品を造り出す束芋女史、今回も5点のインスタレーション全てが凝った見せ方、演出が為されていました。いつもエキセントリックな画面の作品、それらはまるでシュールレアリスム、1950年代終りから60年代にかけてのナンセンス&パロディ文化、70年代のヒッピー・カルチャーなどが変形された現代的表現に自分は思えました。次に何かあるんじゃないか、と思わせる映像にはホント、引き込まれます。凄い発想力だと思いますね。しかも和的な要素が含まれている処にもそそられます。今回、束芋女史が描いた原画も展示されていて、その描写力にも驚かされました。映像作品にあまり興味のない自分が、かなり楽しめた、お奨めの展示ですよ。

横浜美術館 → http://www.yaf.or.jp/yma/index.php

0070) 江戸の面影 於: 鏑木清方記念美術館
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丁
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
鏑木清方氏が描く江戸の雰囲気が表れた作品の展示です。良い作品ばかりでしたが、既視の作品も多々あり、物足りなく感じました。

鏑木清方記念美術館 → http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/

0071) 肉筆浮世絵の美 氏家浮世絵コレクション 於: 鎌倉国宝館
自己期待度 – 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
当館で去年も同様の展示を見たので、きっと新春のこの時期、恒例なのでしょう。氏家武雄氏が蒐集した肉筆浮世絵展です。華やかで美しい作肉筆浮世絵ばかりで魅せられましたが、数点出品されていた葛飾北斎氏の作品が全て既視のものだったのが残念でした。

鎌倉国宝館 → http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/index.htm

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。


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