昨夜、就床直前に観た、〈NHK・BS1〉の「新・日本の歌」の中で、私にとっては新顔の若い女性歌手が、埼玉県内の某県立高校合唱部の女性部員数十名をバックにして、かつて、フォークグループの〈赤い鳥〉が歌って大ヒットした『翼をください』を歌っていた。
この曲は、今では、我が国の現代音楽史を彩る名曲として知られ、高校や中学の音楽科の教科書にも掲載されていて、近年益々盛んに行われるようになった、中学や高校などの「クラス対抗合唱コンクール」の課題曲の定番ともされているようであり、昨夜は、この名曲を歌う、彼の女性歌手の歌唱ぶりも素晴らしかったが、
それ以上に素晴らしかったのは、件の女子高校生たちが、〈素朴そのもの〉といったような顔をして歌う、バックコーラスであった。
ところで、この名曲の歌詞の評価を巡って、ヤフージャパンの「知恵袋」なる掲示板のホームページに於いて、「kassy1908さん」という方と「hagemarotiさん」という方とが、応答形式で各々のご意見を交わし合って居られるのであるが、その内容が真っ向から対立する内容であるのは、私にとってはとても興味深いので、それら両者のご意見を、此処に無断転載させていただいた上で、それらに就いての私見なども述べさせていただきたいと思います。
先ず、質問者の「kassy1908さん」という方のご意見は次の通りである。
「翼をください」は劣悪な反教育的な歌詞じゃないですか?
小中高の合唱コンクールにおける定番曲と言えば、「翼をください」です。
しかし、この歌詞ってヒドすぎじゃないですか?
-今 私の願いごとが
-かなうならば 翼が欲しい
-この背中に 鳥のように
-白い翼 付けてください
-この大空に 翼をひろげ
-飛んで行きたいよ
-悲しみの無い 自由な空へ
-翼はためかせ 行きたい
翼を持って何がしたいのかと思えば、何もない。
ただ飛びたいだけかよ。
「悲しみの無い自由な空へ」って、地上はそんなに悲しみだらけか?
地上はそんなに不自由なのか?
例えば「空を飛んで遠い国の人達と仲良くなりたい」とか、そういう夢とか希望とか
そんなんは無いのかよ。
…と、いろいろツッコミたくなってしまいます。
この歌詞のテーマとは、「現実逃避」でしょう。
あるいは、「空=天国」と解釈するなら「自殺願望」とも取れます。
私は、こんな鬱な歌が教育の場で堂々と歌われる事に疑問を感じております。
この歌詞を聞いて、私と同じように感じた方はいらっしゃいますか?
次に、「kassy1908さん」に依る、上掲のご質問に対する「ベストアンサーに選ばれた」、「hagemarotiさんのご意見は、次の通りである。
私は異なった解釈です。
作詞家本人ではないので、受け取り方はたくさんですよね。
悲しみの無い世界がこの世にあると思いますか?
あなたがこの歌詞を理解するには、もう少し人生を歩む必要があるかもしれませんね。
地上は悲しみだらけか。はいそうです。
悲しみだけではないというのも事実です。
ただ飛びたいだけかよ。はいそうです。
「ただ」飛びたい。それが難しいのです。
悲しみのない世界は、人々にとって永遠なる夢です。
それを追って何がいけませんか?
そういった世界を目指したい!「ただ」それだけであり
現実逃避ではありません。
当時の情景から歌詞の推測をするというのは
あくまで推測でしかないということに気づかないんですかね。。
クラシックのスコアに交響曲の場面解説があります。
しかし、それはあくまで そうだといわれている だけ。
文章でも映画でも美術でもなんでもそう。
歌詞をこうしたほうが大衆ウケがいいだろう、って考えてたとしたら?
笑わせてくれます。深層心理は本人にしかわからないのです。
ここでは個人個人がどのように感じたか、ソレが回答なのでしょう。
私は解説を読もうがどうしようが、捉え方は関心こそすれ、あまり影響されません。
この曲は、今では、我が国の現代音楽史を彩る名曲として知られ、高校や中学の音楽科の教科書にも掲載されていて、近年益々盛んに行われるようになった、中学や高校などの「クラス対抗合唱コンクール」の課題曲の定番ともされているようであり、昨夜は、この名曲を歌う、彼の女性歌手の歌唱ぶりも素晴らしかったが、
それ以上に素晴らしかったのは、件の女子高校生たちが、〈素朴そのもの〉といったような顔をして歌う、バックコーラスであった。
ところで、この名曲の歌詞の評価を巡って、ヤフージャパンの「知恵袋」なる掲示板のホームページに於いて、「kassy1908さん」という方と「hagemarotiさん」という方とが、応答形式で各々のご意見を交わし合って居られるのであるが、その内容が真っ向から対立する内容であるのは、私にとってはとても興味深いので、それら両者のご意見を、此処に無断転載させていただいた上で、それらに就いての私見なども述べさせていただきたいと思います。
先ず、質問者の「kassy1908さん」という方のご意見は次の通りである。
「翼をください」は劣悪な反教育的な歌詞じゃないですか?
小中高の合唱コンクールにおける定番曲と言えば、「翼をください」です。
しかし、この歌詞ってヒドすぎじゃないですか?
-今 私の願いごとが
-かなうならば 翼が欲しい
-この背中に 鳥のように
-白い翼 付けてください
-この大空に 翼をひろげ
-飛んで行きたいよ
-悲しみの無い 自由な空へ
-翼はためかせ 行きたい
翼を持って何がしたいのかと思えば、何もない。
ただ飛びたいだけかよ。
「悲しみの無い自由な空へ」って、地上はそんなに悲しみだらけか?
地上はそんなに不自由なのか?
例えば「空を飛んで遠い国の人達と仲良くなりたい」とか、そういう夢とか希望とか
そんなんは無いのかよ。
…と、いろいろツッコミたくなってしまいます。
この歌詞のテーマとは、「現実逃避」でしょう。
あるいは、「空=天国」と解釈するなら「自殺願望」とも取れます。
私は、こんな鬱な歌が教育の場で堂々と歌われる事に疑問を感じております。
この歌詞を聞いて、私と同じように感じた方はいらっしゃいますか?
次に、「kassy1908さん」に依る、上掲のご質問に対する「ベストアンサーに選ばれた」、「hagemarotiさんのご意見は、次の通りである。
私は異なった解釈です。
作詞家本人ではないので、受け取り方はたくさんですよね。
悲しみの無い世界がこの世にあると思いますか?
あなたがこの歌詞を理解するには、もう少し人生を歩む必要があるかもしれませんね。
地上は悲しみだらけか。はいそうです。
悲しみだけではないというのも事実です。
ただ飛びたいだけかよ。はいそうです。
「ただ」飛びたい。それが難しいのです。
悲しみのない世界は、人々にとって永遠なる夢です。
それを追って何がいけませんか?
そういった世界を目指したい!「ただ」それだけであり
現実逃避ではありません。
当時の情景から歌詞の推測をするというのは
あくまで推測でしかないということに気づかないんですかね。。
クラシックのスコアに交響曲の場面解説があります。
しかし、それはあくまで そうだといわれている だけ。
文章でも映画でも美術でもなんでもそう。
歌詞をこうしたほうが大衆ウケがいいだろう、って考えてたとしたら?
笑わせてくれます。深層心理は本人にしかわからないのです。
ここでは個人個人がどのように感じたか、ソレが回答なのでしょう。
私は解説を読もうがどうしようが、捉え方は関心こそすれ、あまり影響されません。