せっかくですから・・・

色々な花と出会い、出来事にも・・折角なので綴ってみました。

猫が…

2012-02-17 19:49:17 | 日々の暮らし

北陸の雪の金沢で2月初めの寒い朝 我が家の
濡れ縁に が訪ねて来ました。
降り積もった雪に 細い足あとをつけて…

かねてから我家の庭は猫の通り道で 色々なのが 
行ったり来たり 

たまには狸やテンやキジも来ます
この猫
ガラス越しに どちらを向いているのか判別し難い (笑)
黒っぽい雉猫で その日から毎日来ます。

それ程お年寄りでは無いけれど チビ君でも無い
顔が横長丸顔に見える 緑色の目が綺麗な猫です
無口で ニャンとも言いませんが

折角お訪ねいただいて…思い付いて買い置きの
オイルサーディンの缶を開け 
鉢受け皿に半分入れてあげると チョッと用心深く体を引いてから
そして直ぐ「ハフハフ」美味しそうに平らげて

それから暫くは濡れ縁で外を眺める(私には背を向けて…)

そして毎日決まった時刻  に訪ねて来ることになりました。


濡れ縁では隙間から風が寒かろうと不要のマットを敷き

朝起きて 濡れ縁を見ると「未だっすか~っ?」
ジリジリした様子で待っていて
大慌てで 魚の残り物など出してから
自分の朝食に取り掛かる有様 寝坊した朝など
「クァ~~ッ」  と脅しつけられて…「?義務化した?」

雄か雌かも判らず 野良猫さんか飼い猫さんかも
判りませんが 毎日 朝(おおよそ前日の魚の残り物) 
昼食時(魚味のお煎餅を砕いたモノ)と
時々は夜中の就寝時頃にも…

ところが2週間程経って パタッと来なくなり
「如何したのだろう?」
「飼猫で餌を食べないので 出掛けちゃダメって閉じ込められたんじゃ無いの?」
とか 「雌に誘われて連れ去られたんじゃー無いの?」など


色々な想像を話しながら
「もう 会えないのか~…」とチョッとだけ寂しい気分と
毎日 何をあげれば良いかしら?と考えなくて楽?とか

パタッと来なくなって5日目 
用意した餌(手作りのハタハタの干物を焼いた)を 
ごみの日に捨てようと決心していたのに 捨て忘れ

仕方無く 餌用の鉢受け皿に入れて 「誰も来やしませんよ!」
言われて 「…でしょうね」と思って このブログを書いて居て

フッと濡れ縁を見ると 食べ終わってペロペロ前足をナメている
ヤツが…「お久しぶりです」ともモチロン「ご馳走様」とも言わず
無言で庭を眺めていました。

死んでしまったかと心配だったので 嬉しいんですが
また 餌を考えないと…  可愛いから許すけど
我が儘な猫の 又来る保証は無いのでねぇ…(笑)

此処まで書いて濡れ縁に目をやると「ずうっと前から居ますけど?」と
落ち着いた様子で マットの上に丸~くなっています。