北陸の雪の金沢で2月初めの寒い朝 我が家の
濡れ縁に 猫が訪ねて来ました。
降り積もった雪に 細い足あとをつけて…
かねてから我家の庭は猫の通り道で 色々なのが ↓
行ったり来たり
たまには狸やテンやキジも来ます。
この猫
ガラス越しに どちらを向いているのか判別し難い (笑)
黒っぽい雉猫で その日から毎日来ます。
それ程お年寄りでは無いけれど チビ君でも無い
顔が横長丸顔に見える 緑色の目が綺麗な猫です
無口で ニャンとも言いませんが
折角お訪ねいただいて…思い付いて買い置きの
オイルサーディンの缶を開け
鉢受け皿に半分入れてあげると チョッと用心深く体を引いてから
そして直ぐ「ハフハフ」美味しそうに平らげて
それから暫くは濡れ縁で外を眺める(私には背を向けて…)
そして毎日決まった時刻 に訪ねて来ることになりました。
濡れ縁では隙間から風が寒かろうと不要のマットを敷き
朝起きて 濡れ縁を見ると「未だっすか~っ?」と
ジリジリした様子で待っていて
大慌てで 魚の残り物など出してから
自分の朝食に取り掛かる有様 寝坊した朝など
「クァ~~ッ」 と脅しつけられて…「?義務化した?」
雄か雌かも判らず 野良猫さんか飼い猫さんかも
判りませんが 毎日 朝(おおよそ前日の魚の残り物)
昼食時(魚味のお煎餅を砕いたモノ)と
時々は夜中の就寝時頃にも…
ところが2週間程経って パタッと来なくなり
「如何したのだろう?」
「飼猫で餌を食べないので 出掛けちゃダメって閉じ込められたんじゃ無いの?」
とか 「雌に誘われて連れ去られたんじゃー無いの?」など
色々な想像を話しながら
「もう 会えないのか~…」とチョッとだけ寂しい気分と
毎日 何をあげれば良いかしら?と考えなくて楽?とか
パタッと来なくなって5日目
用意した餌(手作りのハタハタの干物を焼いた)を
ごみの日に捨てようと決心していたのに 捨て忘れ
仕方無く 餌用の鉢受け皿に入れて 「誰も来やしませんよ!」と
言われて 「…でしょうね」と思って このブログを書いて居て
フッと濡れ縁を見ると 食べ終わってペロペロ前足をナメている
ヤツが…「お久しぶりです」ともモチロン「ご馳走様」とも言わず
無言で庭を眺めていました。
死んでしまったかと心配だったので 嬉しいんですが
また 餌を考えないと… 可愛いから許すけど
我が儘な猫の 又来る保証は無いのでねぇ…(笑)
此処まで書いて濡れ縁に目をやると「ずうっと前から居ますけど?」と
落ち着いた様子で マットの上に丸~くなっています。