涼しげなブルーの花たち
トウテイラン (洞庭藍)
ゴマノハグサ科
ルリトラノオ属 or クワガタソウ属って本当はドチラかなのでしょうが
私には判りませんが 耐寒性宿根草なのは立証済みデス(笑)
但馬から贈られて以来 少しづつ増えてくれて嬉しいかぎりです
開花期は8月~10月ですが 我が家では只今真っ盛り
親元より遅れましたが 茎や葉の全体が白い綿毛で覆われた白っぽい葉が
小さな青紫色の花と相まって 何とも涼しげで花が咲かない時も
カラーリーフとしても魅力的で 大切にしています
花の大きさは7~8mm 穂状の小さな青紫色の花が下から上へと咲いていきます
トラノオ(ベロニカ)の仲間で ベロニカ オルナタ(トウテイラン)
名前は 中国の洞庭湖の美しい水の色にちなんでいるそうですが
秋咲きベロニカと呼ばれたりしています
トウテイランは近畿地方や中国地方の北部の限られた海岸沿いには
自生しているらしいのですが
実際育ててみると耐寒性 耐暑性があり丈夫で非常に育てやすく
此処 北陸の金沢でも生育出来ています~
ルリマツリ(瑠璃茉莉)
コチラも 初夏~晩夏までと花期が長く
ひとつの花は2cmくらいで 花を房状に付けます
プルンバコ・アウリクラータで 和名でルリマツリと呼びます
ルリマツリは 南アフリカに自生する常緑性低木ですが 日本では寒さで落葉することも多く モチロン北陸では
枯れ木状態になるので春に芽吹きを見るまでドキドキです
やや乾燥に弱いので 真夏は半日陰に置いています 節々から良く芽を出すので どこで切ってもよく かなり短く
切り詰めることも可能ですがウチでは枝が暴れて形がどうなっているのか
花は元が細い筒状で 先端が5枚に開く単純な形ですが
こうやって近くで見ると綺麗ですね~
ウチの花色はブルーと白がありますが
園芸品種で濃いブルーの ブルームーンと言うのに出会ってみたいなぁ
この他 花の小型で白色のセイロンマツリ(ゼイラニカ)というのを
小石川植物園の温室で観たことがあり
ルリマツリをそのまま赤くしたようなアカマツリ(インディカ)と
いうのも在るそうです
ルリマツリモドキ(瑠璃茉莉擬)
別名 ケラトスティグマ イソマツ科ルリマツリモドキ属
常緑低木のものと多年草のものがあり これは…草
目の覚めるようなブルーの花色と言っても直径1~2cmくらいですが
その名前にも惹かれて 今年の夏の初めに 衝動買いしてしまった 小さな鉢植えです
花期はコレも長く 6月~10月 樹高 20~60cmですが
ウチのは15cm位かな?
プルンバギノイデスのことを和名でルリマツリモドキと呼びます
初夏から秋の長期間 このブルーの花を咲かせます秋になると紅葉して 冬には地上部の枝が枯れて
地下茎の状態で冬を越すので これもドキドキですねぇ 神秘的なブルーの花は 小さくても非常に目立ち涼しげな感じで魅力的です
11~12月に施す肥料で 春に暖かくなると同時に一気にスタートダッシュをかけられ
るように 冬の間に肥料を与えておき株に力を付けておくのだそうで
春に芽吹いて 枝葉を伸ばし6月頃に生育が一段落して
その後秋まで花が咲くので スタミナ切れをおこさないように5~6月に施します
今から そんな事忘れずにいられるかしら
殆ど 前述のモノとは関係無いのですがオマケで
タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)
を貼っておきます
新宿御苑や皇居東御苑で名札があったのを観たので
このホトトギスは タイワンホトトギスと思っていますが
長年 毎年咲いていると 珍しくも有り難味も薄れて
せっかく咲いているのに 可哀相ですねぇ~