せっかくですから・・・

色々な花と出会い、出来事にも・・折角なので綴ってみました。

ヤブマメとヤマゴボウ

2010-10-10 22:49:31 | 
ヤブマメ(藪豆)

蔓性の一年草で 他の植物に絡み着いて生えています。

花は淡紫色の蝶形で長さ1,5~2㎝ とてもキレイです



葉の形や毛の生えている茎などはクズ(葛)を小型にした様な感じです。

晩夏~秋にかけて花を咲かせ 実を着けますが地中にも閉鎖花を着け
茎の一部から地中に枝が伸びて土の中で果実を稔らせます。

この果実の中には種子はひとつしか無く 地上部に作られる種よりも大きい

地上部の種子は新たな場所へと散布される事を期待しているし 地下に

作られた種は来年への存続を確保すると言うのですから凄いですね~

と言う訳で 来年も同じ場所にこのヤブマメが見られる筈ですねぇ


ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)別名アメリカヤマゴボウ

花仲間では 単にヤマゴボウと呼んでいますが 本当はヨウシュヤマゴボウで

ヤマゴボウは石川県でも滅多にお目に掛かれないと聞きます。

ヨウシュヤマゴボウとの違いはヤマゴボウの花序は直立するし

コチラは花序は下垂 何よりヤマゴボウの方が断然キレイと言うのですから

お目に掛かりたいものです


このほか日本の在来種で
マルミノヤマゴボウという淡紅色の花を咲かせる種類が有ると言うのですが
この3種いずれも有毒です。

ヤマゴボウ(山牛蒡)の味噌漬けなどとお土産で売られているのは
アザミ(モリアザミとか)の根なので安全です

葉が緑色を残して真っ赤に紅葉して 茎も赤く 実は黒く熟してぶらさがり
眺めているだけなら綺麗ですが 実をつぶすと赤紫の汁でままごと等で
遊んだ事も有るお馴染みの雑草です。

それにしても花言葉が野生 元気 内縁の妻…とは

ウド(独活)

お馴染みと言えば山地に自生するウドも 

春には毎年 若芽を山菜として煮物やサラダ
 皮や葉はキンピラや天ぷらなどにして残さず食べてますが
柔らかく独特の香りが高く 人気があります。

茎の高さ約2mにもなり 夏に白い小花が球状に咲き 
今それが実になって もう少し経つと黒紫色に熟します

実が可愛いので切花にも使っています