9月29日(木)
ここは大名小路のまいづる本店。
3年生の子どもたちが、社会科見学で、スーパーマーケットの学習にやって来ました。
「よろしくおねがいします!」
と、店長さんにあいさつをしました。
そして、店長さんから、今日の見学の流れと、今いる場所の説明をしていただきました。
この場所は、言わば、お店の裏の玄関口。
商品の搬入をしたり、ゴミの回収をしたり、お店で働く人たちの出入口であったりします。
私が気づいただけで、宮島醤油、唐房米穀、玄海漬に松浦漬と何台ものトラックやワゴン車が、品物を降ろしていきました。
お話を聞いている子どもたちの向こうには、今週の特売品の品々が積んでありました。
はじめに、バックヤードと呼ばれる、お店の裏側を見せていただきました。
出番を待つたくさんの商品が、所狭しと、しかしながら、出し入れがしやすいように、多くは車の付いたキャスターラックに収納されていました。
冷蔵庫と冷凍庫の中にも、入ることができました。
「うう、寒~!」
冷凍庫はマイナス19℃に設定してありました。
想像していたより狭いなあと思っていたら、
「これくらいの冷蔵庫、冷凍庫が、野菜用、魚用、肉用など、全部で4カ所あります」
と説明がありました。
「それぞれの売り場に近い所にある方が、遠くまで運ばなくてすむからね」
なるほど、仕事の効率を、よく考えてあるなあと思いました。
いよいよ、お店の中に入ります。
店内に入ってすぐの場所には、特売品や季節を感じる品々が、明るい感じに並んでいました。
野菜コーナーです。
特売品は、値段がパッと目に飛び込んでくるように、大きく表示してありました。
お魚コーナーです。
夜は少し肌寒さを感じるようになってきたので、「北海道フェア」と銘打って、鍋料理もいいなあと思わせるようなキャッチコピーと品ぞろえの工夫がされていました。
醤油だけでも、こんなにありました。
お徳用の特大サイズは一番下、よく出るサイズが真ん中、刺身醤油など小さなサイズは上と、これも並べ方の工夫がされていました。
店長さんのお話を、しっかりメモする子どもたちです。
見学が終わり、最後の質問の時間になりました。
たくさんの子どもたちからの質問に、店長さんが、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
「お客さんは、1日に何人くらい来られますか?」
「日によって違うけれど、2,000人から3,500人ぐらいありますよ」
「お店には、何人の人たちが働いているのですか?」
「およそ100人の人たちが、時間で交代しながら働いていますよ」
「帽子をかぶっている人とかぶっていない人の違いは何ですか?」
「食べ物を扱う人たちは、髪の毛などが落ちないように、こんなに二重に帽子をかぶっているのですよ」
実際に帽子をかぶりながら、説明をされました。
1・2年生の生活科で、「学校」や「校区」と自分を取り巻く社会を学んできた子どもたちは、3年生から始まる社会科の学習で、私たちが暮らす「市や町」へと広がってきます。
そして、その中で「働く人たちの工夫や思い」にふれながら、人々がみんなで暮らしやすい社会を作っているのだということを学んでいきます。
子どもたちは、1時間半しっかりと学習することができました。
お忙しい時間に、お付き合いしていただいた店長さん、お店の皆さん、本当にありがとうございました!