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冥王星の話

2015-07-23 | 日記

7月23日(木)

 

今日は、私の自由勉強の一つ。

1学期の終業式で話をした「冥王星」について、NASAの写真を見ながら紹介します。

 

 

「水金地火木土天海冥」と覚えたように、太陽系9番目の惑星として学んでいた冥王星。

1979年から約20年ほどは、冥王星が海王星より内側の公転軌道をとったため、「水金地火木土天冥海」となっていました。

 

この冥王星への大接近に、NASAの惑星探査機「ニューホライズン」が成功したのです。

 

「ニューホライズン」が、フロリダのケープカナベラル基地から打ち上げられたのは、2006年1月19日でした。

 

 

それから約10年後、それまでは科学的計算に基づいた想像上のことでしかわからなかった冥王星の世界を、私たちはこの目で見ることができたのです。

 

地球から冥王星までの距離は、現在の地点で48億km。

地球から太陽までの距離の約32倍。

 

5つの衛星を持ち、そのうち最も大きい衛星の「カロン」は、直径1208km。

冥王星の直径が2370kmなので、大きさが半分の月を持っていることになります。

これを、NASAの合成写真「地球に重ねた冥王星とカロン」で見ると、その大きさ(小ささ?)がよく分かります。

 

 

しかも、面白いことに、この冥王星とカロンは、大気を共有しているというのです。

もし、これが地球と月であれば、月でも地球の空気があるので、ロケットではなく飛行機で簡単に行き来できることになりますね。

 

さて、この冥王星には、ハート型に見える氷の大平原があります。

 

 

ここに近づいて撮影された写真がこちら。

 

 

夜の間は窒素や一酸化炭素やメタンが冷えて凝固し、夜が明け太陽に当たると昇華して大気となる、ということを繰り返しているそうです。

こういう話は、調べ出すと時間が経つのを忘れてしまうほど、おもしろいですね。

 

NASAのホームページには、ニューホライズンが冥王星に大接近していくときの動画がアップされていましたので、こちらもぜひ見てみてください。

 

“Animated Flyover of Pluto’s Icy Mountain and Plains

https://youtu.be/ydU-YrG_INk

 

(注)NASAのホームページに掲載されている画像および動画は、個人の顔が写らない限り、転載やリンクはフリーです。