珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

06.J1・28節東京-G大阪

2006-10-23 12:56:07 | サッカー
この試合、なぜ勝てたのか分かりません(笑)。

ガンバにペースを握られるのは仕方ないながら、播戸をゴール前でフリーにするという
信じ難い状況下での1点目、マグノのボール扱いのうまさに改めて感嘆させられた2点目と
0-2で前半を終了。スタジアムに足を運んだ36,161人のほぼ全ての人がガンバ有利と
見ていたでしょうが、本当にそのとおりの内容で終えるとはね、とあまりの予定調和状態に
少しは驚きを与えてくれよと思いながらハーフタイムを過ごしておりました。また、
今さらガンバ相手に負けていることを怒っても仕方がないな、と半ば達観したような気持ちも
ありました。

後半もさして雰囲気の変わらないまま時間が進みます。憂太の登場で若干でもボールを
散らせるようになったかとは感じましたが、あくまで「若干」に過ぎず、また憂太らしく
持ちすぎてチャンスを潰す場面も散見し、流れは変わらないかと思っておりました。

しかし、この試合に関しては、むしろガンバ側が流れを変えてくれたのではないですか。
具体的に言うと、播戸の交代。特にアクシデントがあったとも見えず、播戸自身名残惜しそうに
ピッチを去っていきましたが、主力選手を特別な理由もなく変えるのは、やはりリスクも
大きいんじゃないかな。「彼に拍手を」の交代なら、残り2,3分といったところでやるべきでしょう。
また全くの楽勝ペースだったことで、ガンバがついつい油断してしまったのか。

今ちゃんの1点目でにわかにスタジアム全体が活気づく中、僕ももしかしたら勝ち点1を取れるかも、
という期待をかけて見ておりました。追い上げる雰囲気になっても、まだ勝つとは言えなかった
僕を許して…(笑)。そしてこの日のハイライトとも言える規郎の2点目が生まれます。
規郎が左サイドで前を向いてボールを持ったとき、スタジアムに詰めかけたほとんどの人が
「撃て」と思ったことでしょう。規郎はそこで撃てる選手なんですよね、入る入らないは別として(笑)。
それにしてもあのゴールは凄かったなあ。規郎はあのような物凄いゴールを見せてくれるんですね。
1年に1度ぐらいは(笑)。昨シーズンの横浜戦のフリーキックといい。それにしても、
この同点ゴールは興奮しました。この時のスタジアムの盛り上がりからすれば、3点目を
上げて逆転できる、と感じていた人は多かったでしょう。僕自身、勝ち点1でも
嬉しいのに3取れたら最高だな、なんてことを思っておりました。

まあ3点目に関しては、半ば必然のものだったのでしょう。ホームチームがあの雰囲気になったら、
さすがに逆転まで行けるものですよ。1週間前に広島で見た光景のように…(笑)。
僕はルーカスの2ゴールで逆転勝利した、2004年の名古屋戦を思い出しておりました。

味スタでの東京の勝利は半年ぶりですか。なんとも長かったですねぇ。今シーズンの東京は
多くの観客数を得た試合でことごとくデタラメな試合をしていましたが、よりによって
ガンバ相手にこんな劇的な勝利をあげられるとは。これがサッカーの面白さであり、
怖さでもあるのでしょう。逆転してから試合終了までの間、僕は涙がこぼれそうになってね。
僕みたいな気持ちになっていた人は、多いんじゃないでしょうか。

1週間を楽しく過ごせるのは、いいものです(笑)。
コメント (9)
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