珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

08.J1.22節東京‐東京V

2008-08-24 03:49:59 | サッカー
僕は今、なんとも不思議な感覚に捉われています。負けることが許されない相手にロスタイムでの
決勝ゴールを許し敗戦を喫するという、不愉快極まりない結末を見せつけられながら、
そんなに怒りを感じていないんですね。いやもちろん、当然ながら負けたのは悔しいですよ。
悔しくないわけがない。ただ僕は、この試合で東京の多くの選手の動きに復調の気配を
感じたんですね。カボレはあのゴールがきっかけになってくれると思うし、モニはここ最近の
彼からは信じられないぐらいの出来の良さだった。また今ちゃんも彼が本来発揮すべき
パフォーマンスに近い働きをようやく見せてくれるようになったし、長友の切れのある
上下動も見られた。羽生の動きは相変わらずだし、梶山もシュートへの意識を見せてくれていた。
確かに結果が伴わなかったのは事実ですが、こういう試合もあるさという気がしますね。

率直に言って、この感想を甘いと感じられる方がほとんどだと思います。僕自身、ちょっと
甘めかなという気があるのは否定しませんから(笑)。ただ、内容としては光明を見出せるものが
あったと僕は感じましたし、敗戦によってそれを全否定はしたくないと思うのです。
ましてや、悔しい敗戦がきっかけとなって、ポゼッションを目指す今シーズンの東京の流れを
全否定してしまう、時計の針を戻してしまうという方向には進んでほしくない。僕はそれこそを
危惧します。過去にも同様の趣旨を記していますが、今シーズンの東京は再建というか
建て直しというかを強く意識せざるを得ない状況だったはず。最近こそ苦しんでいるものの、
これまでの東京の方向性は決して間違っていないはずで、これを全て否定するかのような
方向にはいってほしくないのです。まあそんな極端な話にはならないと思いますけど。

もちろん、この試合をなぜ落としたかについては、きちんとした精査が必要です。一言で
語ってしまえば、2点目をあげられなかったこと。これに尽きるのではないですか。
ホームの試合観戦をいつもご一緒させていただいている方と、「きちんと取らないとサッカーの
セオリーとして危ないですよね」なんてことを語りながら見ていたのですが、結局はその危惧が
的中してしまったとなるのでしょう。なお余談ながら、悪い予感はほぼ的中するのに、
いい予感が的中する事はきわめて稀なんですよね、残念ながら(苦笑)。

また前半、いい雰囲気でボールを回せてしまったことが、かえって東京を調子に乗らせてしまったの
かもしれません。ボール回しに酔ってしまうような。実際、国立のピッチは非常に水を
含んでおり、パスを出したボールの軌道がそのまま一筋の糸を引くぐらいのコンディション
だったわけですよ。つまりボール回しには適さないだろう状況だったのに、ボール回しに
こだわってしまった。そういったところも、リズムを手放す要因だったのではないですか。

前半あれだけ飛ばせば、後半に息切れを招くのはまあ仕方ない面もあるでしょう。それでも、
この試合の天候状況で、あれだけ足が止まるのは悲しかった。ヴェルディに押し込まれる
場面が後半は多かったですし、やられても不思議ではない状態が続いていた。それが最後に
現れたということなのでしょう。ただ、あの時間にアウェイチームにCKを与えること自体が、
間違いであるのも確かでね。さらにいえば、ヴェルディの同点ゴールもエメのパスミスが
起点となったわけで、それらを考え合わせれば、この結果は正当なものだと思う。
あの決勝ゴールについても、彼らの勝ちたいという意欲が僕らを上回っていたが故の
ものであるはずだから。東京が勝ちたいという意欲を持っていなかったとは思いません。
ただこの試合に関しては、もう負けられないという彼らの意欲が僕らを上回っていたのですよ。
そこは受け入れなければならないはずだ。

あと、これはヤバイと感じるところで、そのとおりゴールを奪われるというのも東京らしいの
ですが、やはりマズイですよね。あの決勝ゴールのCKの場面、これはマズイなとほぼ全ての
東京サポーターが感じていたはずなのに。そういったところも、改善していかなければ。

ただあの決勝ゴールの際、ヴェルディの選手がDFおよびGK以外のほぼ全ての選手が抱き合い
輪を作り、さらにはサブの選手まで駆け寄って本当に喜びを爆発させていた。そりゃその瞬間は
屈辱感以外の何ものでもないですが、後になってみれば彼らがあれほどまでに僕らからの
ゴールをそして勝利を喜んでいるのは、変な言い方ですが嬉しいなと思いましたよ。
東京ダービーは僕らばかりが盛り上がっている感を否めなかっただけに、彼らがあれだけ
ダービーでの勝利を喜ぶというのはね。ですから気が早いですが、僕はこんなことも
考えていますよ。来シーズンの東京ダービーはさらに面白くなるな、なんてことを。

レフェリングに関して少々。今ちゃんの治療後、レフェリーがすぐには戻さなかったことに
対しゴール裏から品のない言葉が飛びましたが、あの時の今ちゃんは出血によるアウト
だったはずで、その場合はレフェリーが止血されたことをきちんと確認してからでないと
ピッチには戻せないはず。つまり、あの時のレフェリーの判断は正当なものだったはずなんですね。
それに対し、あのような下品なコールをかけるのは…。非常に残念です。あのコールが
出ると、流れを手離すというのは多くの東京サポーターが感じているはずのことですが。
上記の僕の意見は、今ちゃんが出血治療でなければ、全然意味のない文章となりますけど(笑)。

最後に長友のゴールがオフサイドと判定されたことについてですが、あのゴールが決まった時点で
アシスタントはもう旗を上げていました。少なくとも、何の迷いもなく毅然とした態度で。
僕個人としては何がオフサイドだったのか分かりません。おそらくは今ちゃんのポジショニング
なのでしょうが、彼は全くプレーには関与していないように見えた。どこ見てんだよ、
と言いたくなるような判断ではあった。でも僕は、あのアシスタントを責めようとは思わない。
あれだけ毅然とした態度で、ボールがネットを揺らした時点でもう上げていたというのは、
彼にとって明らかな確信があったのでしょう。それはもう、受け入れざるを得ない。
一つ下の女子代表の観戦記においても似たようなことを記しましたが、僕は不合理さや
不確実さが多いこともサッカーの魅力だ、なんてことをよく口にしています。それならば、
自分のクラブが不合理と思われる判定を受けたとしても、それもフットボールさという感覚で
受け入れなければならないはず。自分が不利を蒙った際には目の色を変えるという態度は、
それこそ不誠実なものだ。そんな態度をとるべきではない。

また1シーズンを通してみれば、レフェリーの判定が一方的に不利に傾くなんてことは
ないですよ。必ずバランスがとれるものです。不思議に。だから、レフェリーに対して
品のないコールを飛ばすよりも、うまくなだめすかして付き合った方が、最終的には得に
なりまっせ、という主張をして、このエントリーを終わることにします。突然に、なぜ大阪弁かは
分かりませんけどね(笑)。
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日本-ドイツ 北京五輪女子3位決定戦(TV観戦)

2008-08-22 01:50:53 | サッカー
なんとも残念な結果でした。この試合を見て、日本よりもドイツの方が内容あるサッカーを
やっていたと述べる人はいないと思う。ヒイキ目でもなんでもなく、この試合において
展開したサッカーの内容を見れば、日本が勝つべき試合だった。それだけにこの結果は残念です。

ただ僕個人の話をして恐縮ですが、僕は「意外性の高さがフットボールの面白さ」とか、
「不確実性が高く予想できない結果が出ることが多いこと。それがサッカーを見る楽しみだ」
なんてことをよく言っています。翻ってこの試合は、内容だけを見ればどう考えても
日本が勝つべき試合でした。ただ、意外性や不確実性の高さこそがサッカーの面白さだ、
なんてことをシタリ顔で語っているのなら、サッカーの内容とは正反対の結果となった
この試合の結末も受け入れなければならないはずですね。サッカーを他人事として語る際には
偉そうなことを言っていながら、それが自分の応援するチームの身に降りかかってきたら、
発言を変えるというのは正しい態度ではないはずですから。また結局のところ、ゴールネットを
揺らすことができなかったのは厳然たる事実ですし、不運だったという総括は100%間違いでは
ないですが、決して正しくはないということは、意識しなければならないのでしょう。

悔しいですが、この結果を受け入れなければなりませんね。そして、このような悔しさを積み重ね、
その悔しさを次の試合・大会では喜びとするために日々進歩していかねばならない。
そしてそれは、選手や監督、スタッフだけでなく、サッカー観戦を日常のものとし喜びとしている
僕らサポーターの立場にも言えることではないか、なんてことを考えています。

フィジカルの部分での厳しさを改めて突きつけられたという感想は否定できない。ただ、このチームは
いやこのチームに限らず日本女子代表の歴史は、フィジカルで負けることを逃げ道にせず、
チームとしての連動性やスピードといった部分で勝負するということをずっと旗印として
蓄積を得てきていたはず。現実的な話として、アメリカやドイツ、北欧勢に対しフィジカルで
上回るという日はおそらく、永遠に来ないでしょう。それならば、上記の列強とは違うスタイルを
追求しそれをさらに磨き上げていった方がいい。つまりそれは、細かいパス回し、俊敏性、
骨惜しみしない運動量、チームとしての連動といった今の特徴をさらに高めていくといった
方向になるのではないでしょうか。

ただ僕自身、こんな偉そうなことを記していながら、ではプレナスなでしこリーグを日常的に
観戦できるかといえば、それはノーだと言わざるを得ません。本音として。しかしそれでも、
心の中だけでも、なでしこの選手たちへのサポートを怠らないようにしたいとは思っています。
もちろん、何らかの行動をできる時には動いて。さしあたって、31日のなでしこオールスターは
観戦したいと考えております。

最後に
今回の(いつもそうなんですが)女子代表なでしこジャパンは、心を揺さぶってくれる
チームでした。応援したいと思えるチームでした。日本の女子サッカーはこういうものだ、
ということを堂々と示してくれた。心からの拍手を。そして、次の一歩にも応援を送ります。
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日本-アメリカ 北京五輪女子準決勝(TV観戦)

2008-08-19 12:41:12 | サッカー
この試合の大枠での感想は、2つしかないと言っていいでしょう。日本は本当によくやった、と
アメリカは本当に強かった、の2つ。そう感じます。

日本女子代表は持てる力の全てを出して勇敢に戦ったと思います。あるいは、持てる力以上の
ものまでも出して。これはもう、誰しもが認めるところではないですか。そして、それでも、
女子サッカー界における世界のトップであるアメリカには届かなかったといわざるを得ない。
しかしそれは、日本がどうこうではなく、アメリカが本当に強いのだと思いますね。

前半開始から日本の動きのよさが目立ち、この間に取ってしまいたいなと思っていたところで
先制ゴールを奪うことができた。その後もアメリカが特にペースを上げたとも見えなかったですし、
このまま前半を終えられればと思っていたのですが。

終わってみれば、アメリカの冷静な試合運びだったと言うべきなのでしょうか。40分過ぎから
2ゴールをあげ、リードを奪って前半を終える。40分までの内容は日本にとって十分なもの
だったのに、気づいてみれば1-2となっていた。アメリカのしたたかさというべきでしょう。

後半は明らかにアメリカが前からのプレッシャーを強め、日本を押し込んでいく。宮間が
自陣ゴール前付近まで戻ってディフェンスの対応に追われる場面が目につきましたが、
ああなっては厳しいですわね。まあ、正当な結果だと受け入れなければならないでしょう。

またアメリカのゴールは全て、練習や情報共有の成果が出たゴールだったんですよね。1点目は
サイドからのクロスに対しニアに2人飛び込んで池田や他の日本DFを引き付けておいて、
そのウラにきちんと3人目が入り込みゴール前でフリーの状況を作っている。2,3,4点目は
いずれも福元に高さがないことを見越し、ハイボールへの対応が難しいだろうと意識した上で、
その難しい部分にきちんと蹴り込んでいる。偶然そこにボールが行った、なんてものではなく、
狙ってそこにボールを送り込んでいるんですね。情報をきちんと整理し、その情報を的確に
活用できるだけの技術も備えている。さすがはアメリカだと感じましたよ。まあ、2点目の
あの見事なシュートが決まったことには偶然の部分もあるのかもしれませんが(笑)、
あの部分を狙うということはきちんと意図していた上でのプレーでしょう。

この試合を見て感じたのですが、女子の世界においてはアメリカこそが「フットボール・
ネーション」なのでしょうね。選手の技術やチームとしての試合の進め方といった部分はもちろん、
アスリートとして運動能力の高い選手がサッカーを選ぶだけの位置にあるといった部分でも。
日本においても運動能力の高い選手がかなりサッカーを選んでくれつつあるとは思うのですが、
まだ女子の花形スポーツとまでは言えないのでは。一番はやはりバレーボールでしょう。
彼女たちなでしこの頑張りが、女子サッカーに多くの視線を向けてもらう効果は間違いなく
出ていますが、それが本当の意味でプレーの現場に還元され、それこそアメリカと互角に
戦えるようになるには、もう少し長期的な視点、それこそ10年15年といったスパンで
捉える必要があるのかもしれません。

ただそれでも、彼女たちの頑張りが最高の賞賛を贈るべきものであることは間違いない。
昨日の試合でも、完全に勝敗が見えてしまったロスタイムにあれだけの頑張りを見せて
アメリカから正当なゴールを奪ってしまうのだし。このロスタイムのゴールは、私たちの戦いは
まだ終わっていないという彼女たちの明確な意思表示でしょう。3位決定戦のドイツ戦も、
決して楽な試合にはならないでしょうが、応援してよかったと思える試合は見せてくれるはず。
もちろん、メダルを取れれば最高ですけどね。

PS-池田(旧姓磯崎)のプレーなどについて触れた2年前のエントリーをリンクしておきます。
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08.J1.21節東京‐浦和

2008-08-17 17:43:42 | サッカー
前半を0-0で終え、勝負どころとなるはずの後半を全くいいところなく終えてしまいました。
点差こそ1点差でしたが、内容は完敗だったと言わざるを得ません。そこをきちんと認識
しなければならないのでしょう。

そろそろ浦和から久しぶりの勝利を挙げてくれると期待していましたが、またしてもそれは
持ち越しに。残念でなりません。ただ昨日の内容なら、この結果は正当なものでしょう。
浦和がどうこうという以前に、東京に点が入る雰囲気を感じられなかった。昨日の試合内容では
チームとしてどうやって点をとるのかという部分が、あやふやになっていたでのはないかと
いう印象を感じてしまいますね。また城福の采配も僕は率直に言って、交代選手が入るたびに
ゴールから遠ざかっていたとさえ感じました。残念ながら。

ただここ数シーズンの東京は、チームとしての積み上げ・蓄積といったものを全く持てて
いなかったわけで、何から何まで1シーズンのうちに改善を求めるのは無理というもの。
目先の1試合に一喜一憂すると気持ちと、長期的な視点の双方を持たねばならないのでしょう。
それをバランス良く組み合わせることが、実は非常に難しいことなのかもしれませんが。

悔しさを次へのバネにしなければなりませんね。そうなることを信じて、これからも変わらぬ
サポートを送っていきましょう。
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08.J1.20節名古屋‐東京

2008-08-10 17:21:10 | サッカー
本当に嬉しい勝利でした。僕はこの試合、65分ぐらいから手元の時計を繰り返し見るような
ことをしておりました。そんなに何度も見ても意味ないけどな、と自分自身にツッコミを
入れながら(笑)。それぐらい、一刻も早く時間が経過してほしかったのですね。

大分でのナビスコが非常に悔しい結果となりましたが、観戦記でも記したとおり、内容は
決して悪くなかった。その光明が見えつつあったチーム状況に加え、ナビスコを逃した悔しさを
リーグにぶつけるという意識付けに向かってくれれば、名古屋相手のアウェーという厳しい
条件でもなんとかなるんじゃないか、なんてことを考えておりました。

キックオフからしばらくはルーズボールへの名古屋の働きかけの速さを感じるところも
ありましたが、徐々に東京がリズムをつかみ出す。そして昨日の驚きといえるのが、東京の
シュートがかなり枠を捉えていたこと(笑)。まあそのシュートが枠を捉えた試合に楢崎が
立ちはだかるというのも、なんとも皮肉な話ですが。昨日の試合、何本ナラに止められましたかね。
さすがに彼は一流GKですよ。試合途中から、どんな結果になろうとも今日のMOMは楢崎だな、
なんてことまで僕は考えておりました(笑)。

しかーし、その楢崎の牙城を打ち砕いたのが、平山のシュートだというのですから、
サッカーは面白いですよ(笑)。あのシュートは見事なものでした。やればできるんだ、
やらないのが悪いだけだ!と(笑)。

佐原が開始5分で黄紙をもらい、モニは負傷するなど若干の不安も感じさせたDF陣でしたが、
終わってみれば完封勝利。振り返れば佐原が徹底的にヨンセンをマークしていましたし、
東京の選手全員が昨日はよく動けていたうえ、集中も最後まで切らすことはなかった。
椋原投入後、名古屋が彼を狙っているなと感じさせるプレー展開を見せてきましたが、
守備が破綻することなく0-1のまま終えられたのは、自信になる結果だったと思いますね。
まあ実際のところ、名古屋のシュートミスに助けられた面があったのは否定しませんが、
それでもやられる時はやられるのでね。ただ、昨日の試合はおそらく大丈夫だろうという
予感めいたものはありましたよ。それこそ、ゴールデンウイークの味スタでの裏返しの
ような感じで。都合のいい予感は外れることが多いですが、昨日は良かった良かった(笑)。

相手チームのことを記すのは僭越ながら、玉田、マギヌンを途中で下げざるを得ない状況、
小川、吉田の不在は非常に大きかった。これは本音ですね。しかし相手がこのような
苦しい状況でも、なかなか勝ち点3を拾えなかったのが東京でしたから、ここできちんと
3を確保できたことを喜びたい。また昨日は他の上位チームの成績も東京にとっては非常に
いいもので、リーグ戦で6試合勝利無しという状況ながら、名古屋とは勝ち点3差、浦和とは4差、
首位の鹿島でさえ5差なんですよね。おそらく今シーズンはこの大混戦気配がずっと
続くでしょう。それだけに東京も粘り強く戦っていきたいし、勝てないながらも勝ち点1を
3試合連続で拾ってきていたことが意味を持ったといえるのでしょう。

分かっていたつもりでいましたが、羽生の運動量の多さは素晴らしい。一時期の城福采配で
羽生の途中交代が続いた時期がありますが、できる限り彼はピッチに立っていてほしい。
本当に頑張れる選手ですから。それだけに、ストップをかけるべき局面では、ストップを
かける必要もありますが。

東京は最悪の状況は脱したでしょう。これからも、1試合1試合を大事に戦いたい。そして僕らも、
できる限りのサポートを。
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08.ヤマザキナビスコ杯準々決勝‐2大分-東京

2008-08-08 16:34:20 | サッカー
なんとも悔しく、残念な敗戦でした。これほど悔しい気持ちになったのは、久しぶりだなと
感じるぐらいに。本当に残念な結果となりました。

キックオフ時点から何の根拠もないながら、今日はいける、なんとかなるという思いを
僕はずっと持っておりました。まあ、戦う前から負けを覚悟するなんてバカなことをする気はないし、
行けると自分に言い聞かせていた面があったことも否定はしませんが。そして僕の期待に
応えてくれたかのように、開始3分でのカボレの先制ゴール。このゴールからしばらくは、
大分の最終ラインおよびGKが混乱しており、その後も何度か最終ラインとGKの間に入れたボールから
東京がチャンスを掴みました。ここで2点目を早い時間に上げられたら、大分が追い込まれた状況に
なるんだが…と思いながら見ていましたが、結果はご覧のとおり。なんとも残念な敗退となりました。
内容自体はここ最近の試合においていい部類だったのは間違いないし、このような試合を
きちんと勝利したかったのですが。

ただまあ、このナビスコ準々決勝敗退の要因は、アウェーの第2戦でもう1点を奪えなかったこと、
ではないですよ。ホームでの試合において、間違った結果を残してしまったこと。これに尽きますね。
僕は2つ下の「ナビスコ勝利を願う」のエントリーにおいては、味スタでの第1戦の結果に
さほど触れませんでした。第2戦を前にして、第1戦の結果を悔やむのは非生産的だと思ったので(笑)。
しかしながら、ホーム&アウェーの2試合を終え、次の舞台へ進む道を絶たれたと言う結果を
突きつけられた今、改めて第1戦がホームである場合の戦い方の意味、そこで2失点を喫して
敗戦するなどというフザけた結果を残してしまったことの重みを感じざるを得ません。

もちろん、前半終了間際や、後半ロスタイムでの惜しいシュートが決まっていればという
思いはあります。ただ、それは瑣末なこととまでは言いませんが、そこがナビスコ敗退の
ポイントではないわけでね。まあ端的に言ってしまえば、どんな状況であれ目の前の試合を
1つ1つきちんと戦っていくことが大事なのだ、ということでしょうか。あまりにも分かりきって
いるはずのことを、あまりにも大きな代償を払って再確認させられたという気はしますが。

以下、この試合で感じたことを雑感的に。
・カボレの先制ゴール、浮き球に対し身体を倒して(若干傾けて)ピッチにボールを叩きつけて
シュートするというかたちでしたが、日本人は総じてあれがなかなか上手くできないんですよね。
余談ながら、僕がJで見た中で、あの叩きつけてのシュートが最も上手かったのはストイチコフ
大先生でした(笑)。

・エメは復調してきていると思います。運動量も変わらず豊富だし。ただ、こちらの方が
指摘されていましたが、エメはパワー・強さに欠ける面を否めず、激しいチャージを受けると
ガマンしきれずボールを奪われる場面が目立つんですね。それがファールまがいのラフなものでなく、
正当なチャージであっても。この試合でも大分のエジミウソンに激しくマークを受け、
ボールを奪われるシーンが目につきました。これは東京にとって早急な対応を要することでは
ないでしょうか。彼がボールを持つ機会は多いだけに、彼をどう生かすかは。

・この試合、率直に言ってセットプレーに全く可能性を感じませんでした。昨シーズンの
東京を彷彿とさせるものでしたが、セットプレーを得点源にできないのはやはり痛いですよ。

・僕はこの大分戦観戦を、こちらの方とご一緒させていただきました。当ブログでも記しましたが、
MPTさんは福岡在住で東京を応援されている方。ということは、彼にとってはこの大分戦が
今シーズン最初の生で見る東京の公式戦だったわけですよ。そのような方のためにも、
いい結果をと思っていたのですが。

・城福も同様の趣旨のコメントをしていたようですが、この試合の大分には気迫を感じました。
選手だけでなく、スタジアムDJも「新しい歴史を作る」といった意味のアナウンスをしていましたし、
マッチデイプログラムにも「4強」と大見出しが入っていたり。クラブ全体で新たな地点へと
いう意欲を感じました。東京がそのような意欲に欠けていたとは思いません。ただ、大分の気迫を
感じたということは認めねばならないですし、その結果としての敗退も受け入れなければ
ならないと思う。そして大分にそのような熱い意欲を持たせることになったのも、元を正せば
第1戦の間違った結果に起因するわけですしね。

・モニがスターティングと聞いた時には、不安を感じたことを白状しなければなりません。
しかし、この試合での彼は良かったと思います。言うまでもなく、がんばってもらわないと
困る選手ですから。

このエントリー、実は名古屋のホテルから上げております。チェックイン時に東京グッズを
身に着けた家族連れと一緒になるなど、非常に縁起のいい名古屋初日となっておりまして、
明日の勝利を予感させるものと言えましょう。僕は信じていますよ、そろそろ、勝ちますよと。
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ソリに期待

2008-08-07 18:05:41 | サッカー
タイトルをご覧になって「コール氏は何を言い出すのだ」と感じられた方もいらっしゃるでしょうか(笑)。

反町康治氏が北京五輪チームの代表監督に就任して以来、その期待に応えるチーム作りを
行ってきたとは言えないでしょう。新潟であれだけの手腕(新潟県民にサッカーを浸透させた功績と
いうべきでしょうか)を示しただけに、代表監督としてのソリへの期待は大きかった。
有り余る素材を融合させチームを構築していくのは、持たざるチームを率いていくしかなかった
ソリにとってやり易い環境だろうと僕は思っておりました。

しかし、それは必ずしもソリにとってやり易い環境ではなかったのかもしれません。
度重なる迷走というしかないような動きを繰り返し、五輪チームを最高の地点に到達させたとは
言えない状況にとどまった。今でも僕は五輪代表監督としてのこれまでのソリの仕事には
不満を覚えると言わざるをえません。

ただ、五輪本大会の戦いについては、ソリが得意とする舞台設定ではないですか。格上と目される
チームを相手に、限られた人材をやり繰りして最大の結果を残す。これはまさに、ソリが
新潟で行ってきていた仕事ではないですか。オーバーエイジの参加を得られなかったことも、
腹を括るしかない状況になったと捉えれば、決して悪くはない。さらに気象条件などは
少なくともグループリーグ参加国の中で日本に利があると見ていいはず。

オリンピックにおけるサッカーに対し、僕個人としてはそんなに重要な位置づけのものか、
という気持ちがあるのは事実です。オリンピックのために主力選手を抜かれるのはキツイと
いう思いも強い。それでも、国際大会において日本を代表するチームが戦うのなら、当然応援は
しますし、頑張って欲しいと思う。その意味でも、ソリに期待しますよ。新潟時代に見せた
したたかな戦いぶりを、ここで発揮してくれることを願います。
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ナビスコ勝利を願う

2008-08-05 19:51:21 | サッカー
しばらくご無沙汰しておりました。前回のエントリーが7月17日のことですからほぼ3週間に
渡りエントリーを記せていなかったのですが、この間に東京が勝利を上げられないままとは
思っていませんでした(笑)。ただ、1敗もしていないという捉え方もできるわけで、
必要以上に悲観するのはヤメましょう。

ところで、明日はナビスコ準々決勝の2ndレグ。1stが1カ月以上前と遥か昔のことのように
思えますが、ホームで1-2という敗戦。非常に厳しい状況であるのは否定しようがないものの、
可能性がゼロというわけではもちろんながら、ない。以前にも当ブログで記しましたが、
西川と森重を欠いた大分のツラサは相当なものであるはず。絶対的なGKとDFリーダー不在で
戦わなければいけないのだから。まあ東京も梶山と長友を欠くわけで、お互いにベストではない
戦いですが。また2点以上上げての勝利が絶対条件であるのも、変な余裕など持ちようがないと
考えれば、決して悪くはない。為すべきことは明確なのだから。これで点を取るために前がかりに
なったところを、カウンターを食らったということになっても、それは仕方ない話だしね。

これも当ブログで何度も記していることですが、僕はナビスコが好きなんですよ。東京にとって、
想い出深い大会だし(笑)。また今シーズンの東京は1試合でも多く実戦を経験したいと
思っているので、とにかく勝ちたい。明日の試合に向けて、僕は非常に気合が入っております。
どれぐらいの気合なのかというと、今の時点で僕はもうすでに大分に入っているというぐらいに(笑)。
前泊する必要など、本来何もないわけですけどね(笑)。

明日はなでしこの初戦もありますが、東京の試合と重なってしまっては、さすがに見れません。
東京、なでしこ双方の勝利を願って。
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