珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

10.J1.3節東京-C大阪

2010-03-21 03:33:54 | サッカー
もちろん、勝ちたい試合でした。勝たねばならない試合だったと表現しても、決して過言ではないでしょう。
本来J1にいるべきクラブとはいえ、4シーズンぶりのJ1での試合となる昇格組のセレッソを相手に
味スタで勝ち点1にとどまった。味スタでのセレッソ戦は相性が良かったにも関わらず。
これはやはり、残念だと言わねばならない。ただ、それを過度に捉え悲観的になる必要はないと
僕は考えています。香川が東京の印象として守備がいいと指摘していたように、東京の守備の意識が
高く保たれているのだから。シーズンを通じきちんとした戦いを進めていくうえで、守備の安定は
絶対条件であるはずですから。きちんとした戦いなんて、えらく抽象的な言い回しをする僕を許して…(笑)。

試合の観戦記を記すたびに指摘していますが梶山・米本の絶対的な両ボランチを欠き、森重も出場停止。
石川も戻ったとはいえ、まだ無理はさせられない。明らかに苦しい状況にあるわけです。
その状況でも勝つのが強いチームさといわれれば、それはその通りです(笑)。ただ開幕3試合で
そこまでの磐石な態勢を求めるのはちょっと無理があると僕は判断しています。また戦列を離れた選手が
よりによって東京にとってスペシャルな選手ですからね。代わって出場する選手も頑張っているのは
もちろん分かりますが、簡単に穴を埋められるわけではないことは考慮せざるを得ない。その意味でも
この試合を無失点にとどめたことは評価したい。苦しい中でのベースは確保できているのですから。

この試合を振り返れば、前半のいい流れの間に取れていればということになるでしょう。
ただそれも東京の選手のシュートがどうこうというよりも、むしろセレッソGKのキム・ジンヒョンを
称えるべきでしょう。彼がいいGKであることは昨シーズンから感じてはいましたが、見事な反応を
再三示していましたね。まあフィードの正確さに難を感じたのは事実ですけど(笑)。またそれを思えば、
権田のフィードの質の高さも再認識できたといえますわね。相手のGKがあれだけコントロールに
苦労する強風の中、権田のフィードは概ねちゃんとしていましたから。

松下、キム・ヨングンの新加入選手は、やはりまだ細かな擦り合わせが必要だとは感じました。
これはまあ、仕方ないことです。キムに関しては、まずは守備からという意識で入っていたでしょうし。
また途中出場のリカルジーニョも同様で、まだまだジャストフィットとはとてもいきませんわね。
ただ、可能性は感じさせてくれたと見ていいのではないですか。

東京の選手のシュートに、かなりの部分で共通点を感じました。それはふかさないようにという
意識をもち、枠の中に入れようという姿勢。もちろんふかしたシュートもありましたけど、
それはそれとしてね。繰り返しの言葉になりますが、悲観的になる必要はないと思う。
相手関係もあるとはいえ、ゲーム全体の内容として上向きにはなっていると僕は判断していますので。

家本レフェリーについて、触れておきたい。試合後の感想戦の席やツイッター上での
やりとりでも話題になったのですが、間違いなく家本レフェリーは良くなっている。まあ確かに、
過去は過去ですよ(苦笑)。でもこの試合および最近の家本レフェリーは、決して悪くはない。
例えばこの試合での彼の基準が、手を使ったプレーはとるがフィジカルというか身体の接触は
出来る限り流すというものであったのは早い時間帯で見て取れました。そしてその基準が
ブレることはなかった。そこは認めておきたい。またその基準は彼個人というより今シーズン現時点での
Jとしての方向性なのだとも思う。もちろん不満を覚える判定もありましたが、それはどのような試合でも
当然あることでね。

また付言すれば、この試合で家本レフェリーは前半のうちからGKに対しリスタートを早く行うように促していた。
それもプレー時間というか、ボールが動く時間を出来る限り長くしようというJ全体としての方向性なのでしょう。
そのような流れに即したレフェリングを進めるため、コミュニケーションを取ろうという姿勢は伺えたわけで、
僕はこの試合の家本レフェリーを全体として評価します。僕は当ブログで再三記していますが、
納得できるレフェリングに対し、それを認める趣旨の声をあげることは大事だと思いますので。

3試合で得点1。これは当然、改善の要ありです。一方3試合で失点1。これは当然継続すべきです。
改善すべき部分を改善し、継続すべき部分はより磨きをかける。これを目指して日々を過ごしていきましょう。
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10.J1.2節浦和-東京(TV観戦)

2010-03-15 01:33:06 | サッカー
またしても、相性の悪さを脱せませんでしたね。残念なことです。悪い流れの継続は不要なのですが。

森重の退場が痛かったのは、まあ否定しようがない。ただ森重だけでなく、今野もかなり厳しい状況での
ディフェンスを強いられる場面が多かった。それはボランチを始めとする中盤の守備が噛みあっていないが故の
最終ラインの苦しさであろうと思います。そこをチームとして改めて見つめ直さねばならないのでしょう。
ボランチについては、梶山が完全な状況となるのはもう少しかかるでしょう。また米本は今シーズンどうかと
いう状況なわけで、しばらくはやり繰りを強いられることを避けられない。何らかの手が必要かもしれません。
まあ城福も何がしかの考えを持っているでしょうし、各選手の奮起に期待します。

森重については、これを教訓にしてほしいというしかないですね。2枚目の紙の前にも接触シーンがあり、
僕はむしろそこですでに2枚目を観念しましたから(笑)。ただ扇谷レフェリーも前半で試合を壊したくないという
意識からか、そこはガマンしてくれたんですよね。それでいてその後にまたですから、もうこれは仕方ない。
移籍2試合目でいきなり退場はなんとも残念ですが、この悔しさを今後の試合で取り戻してくれたら
それでいいのですよ。また、そうしてもらわないといけないはずだ。

苦しい試合が続いたためとはいえ、2試合で1ゴールという結果が示すとおり、攻撃に迫力が不足しているのは
確かですよね。松下が優秀な選手であることは論を待ちませんが、やはりまだ移籍2試合なわけで、
細かな部分での擦り合わせを高めていくことは必要でしょう。そのあたりは時間が解決してくれると
いうレベルのものでしょうが、その時間が少しでも早くなってくれることを願いますよ。またつけ加えれば
羽生はやはり前目でこそ活きる選手だろうとは思いますが…。重ねて付け加えれば、大竹、田邉、あなたたちの
力が必要となっているのではないか、と言いたいですね。

悔しさをきちんと受け止めたうえで、次に進んでいきましょう。J1は2節ですでに、全クラブが勝ち点を上げている。
今シーズンも混戦になることは間違いないでしょう。この試合の敗戦を受け止めねばなりませんが、
敗戦に打ちひしがれていてはいけないのだから。また10人での戦いを強いられた後半の内容を見れば、
必ずしも落ち込む必要などはないでしょうしね。
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街の東京-7

2010-03-12 01:09:55 | サッカー
街中の東京バナー・フラッグを記録していくこの企画、7回目の今回は府中市の風景を取り上げます。

地域と東京の関わりの話題において、三多摩という言い方がなされることがありますわね。その三多摩とは
調布、府中、三鷹(五十音順)。調布および三鷹はすでに取り上げましたが、今回の府中も含めこの企画における
三多摩には共通点があるんですね。それはいずれの街も、中心駅のすぐそばにバナーが掲げられていること。
府中のこのバナーは、JR府中本町駅を出てすぐ、イトーヨーカドーの前の街頭に掲出されているものです。
この写真を撮影から少々時間が経過しているのですが、取り外されてはいないと思います(笑)。

撮影地点の府中本町駅はJR武蔵野線の終点。そして1つ手前の北府中駅には、東芝府中工場があります。
ここにはラグビーの強豪チームである東芝ブレイブルーパスの練習グラウンドも設けられていますが、
サッカーとラグビーのコラボという意味合いで東京と東芝の交流が深まってもいいと思いますね。
これまで東京は同じ府中でもサントリーとの交流が多かったですが、今はちょっとサントリーとの
交流が難しい状況だけに、東芝との結びつきを意識してもいいのではと思う次第。まあもちろん、
これまでに全く何の交流もなかったということはないでしょうけど。

なお余談ながら東芝府中といえば、三億円事件を想起する方もおられるかもしれませんね。僕はリアルタイムの
世代ではないものの、話としてはやはり知っていますから(笑)。

三多摩からのサポートに応えるべく、今シーズンを戦っていきましょう。
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10.J1.1節東京-横浜FM

2010-03-07 01:30:32 | サッカー
今シーズンの東京、期待できますよ。面白いシーズンになると思いますよ。だって、これだけ苦しい内容の
試合を強いられながら、勝ち点3をきちんと掠め取ることができるのですから。ガマンすべきところで
ガマンして、チャンスを確実に活かし勝ち点3を確保する。このような芸当ができるチームこそが、
最終的に上位に食い込めるはずですから。まあもちろん、新監督就任初戦かつ主力の怪我に見舞われた
横浜FMの苦境に救われた面はあったにせよ。このような苦しい試合を落としてきたのが東京の歴史だったことは、
東京サポーターなら実感しているものですよね(笑)。

試合に関しては、ボランチが現代サッカーの肝であることを改めて感じさせられたというべきなのでしょうか。
さすがにチームの絶対的存在のボランチ2枚が揃って欠けたら、苦戦を強いられるのは避けられない。
試合開始から後半途中まではボランチのところにボールが入らず、最終ラインからのロングボール1本で
局面の打開を図ろうとする場面が目立ちましたよね。まあそれで簡単にビッグチャンスを幾度となく
演出できるほど、J1は甘くないということなのでしょう。

その悪い状況を打破したのが、梶山の投入。観戦していた全ての方が感じたでしょうが、梶山投入で
チーム全体がガラッと変わりましたよね。ボールを預けられる、溜められる、前線に配給できる。それゆえに、
周りの選手も安心して上がっていける。今さらながらに梶山の存在の大きさに目を見張りました。

そしてもちろんそれは、石川も同様ですね。石川が前目の場所にいるだけで、相手DFが石川に
多くの注意を払わざるを得なくなっていることが感じられた。まだまだ石川も梶山も完全なコンディションで
ないことは事実でしょうが、彼らがシーズン開幕からプレーできる状況にあることを喜びたい。
この試合に関しては、両名とも30分の起用ならOKというコンディションだったのでしょう。ただそれは
月日が進むにつれ当然プレーOKの時間も増えていくはずですから。あくまで無理せず、かつ実戦の感覚に
慣らしていくという方向で進んでくれればいいですね。

森重、松下の新戦力両名も、十分なお披露目だったのではないですか。森重はパス回しの部分については
まだ周囲との連携がとれていない面も見られましたが、それも時間が解決してくれるはず。また松下は
キックオフ1分のFKで、東京サポーターの心をつかんだのでは(笑)。攻撃の部分のみならず、
守備面での頑張りも目につきましたし。2人とも改めていい補強だったなと感じますね。重ねて言いますが、
これからさらに良くなってくれるはずですしね。

決勝ゴールを決めてくれたのが、平山だったのも嬉しいことです。当然ながらゴールは誰が上げても
嬉しいものですが、取るべき人が取ってくれることの喜びは特に大きい。

試合全体としての内容は決して褒められたものではなかったですし、米本の出場が今シーズン通して
厳しい状況にあるのも確か。その部分をどう解決していくのかは間違いなく大きな課題です。
ただその苦しさを受け入れたうえで進んでいくしかないですし、苦しんだなかで得たこの勝ち点3が
今後に向けての大きな道しるべとなることを願います。今シーズンも楽しみましょう。
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街の東京-6

2010-03-05 00:29:20 | サッカー
街中の東京バナー・フラッグを記録していくこの企画、6回目の今回も前回に続き品川区の風景を取り上げます。

写真内の文字もご覧いただけるかと思いますが、このバナーはJR大井町駅を出てすぐのところにある
大井銀座商店街に2008年3月の時点で掲出されていたものです。城福が監督に就任し、まさに開幕を迎えようと
していた頃に撮影したのですね。僕の日常の生活圏からはかなり距離を隔てた場所にある大井町に、
なぜ出かけたのかはよく覚えていませんが、当時はたまに足を運んでいたものでした。

その頃はまだ、品川区が東京色の濃い地域だと僕は知らなかったはず。それだけに、大井銀座商店街で
このバナーを見かけたことに驚き、携帯カメラに収めたのでしょう。写真がややボケ気味なのは、
携帯カメラで夜間の撮影だったためであり、そこはご了解をいただければ…。

大井町駅周辺はなんとも昭和の色が濃いというか、平成っぽくないというような街並みが残っており、
特にこの大井銀座周辺はなんとも味のある飲み屋さん街が広がっているエリアでもあります。
もしかしたら僕が大井銀座に立ち寄ったのは仕事関係ではなく、昭和の雰囲気を残す飲み屋さん街に
わざわざお酒を飲みに行ったのかもしれません(笑)。また平成っぽくないという表現も、考えれば
意味不明な言い回しではありますけどね(笑)。

最後に旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会および品川区少年サッカー連盟のサイトをリンクしておきます。
品川区少年サッカー連盟からJリーグ関係には東京だけにしかリンクが張られていませんが、
これはサイト管理人の方の独断の賜物なのです…(笑)。
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街の東京-5

2010-03-02 01:23:55 | サッカー
街中の東京バナー・フラッグを記録していくこの企画、5回目の今回は品川区の風景を取り上げることにします。

品川区は実は、東京色が濃い街なんですよね。東京の有名ブロガーであるこちらの方のこのエントリーで
紹介されているように。またリンク先エントリーに僕自身もコメントさせていただいたのですが、
品川区で青赤バナーを見かけることも多い。僕が品川区に足を運ぶ機会は少ないながら、それでも
印象に残る次第。まあもちろん、東京関連のバナー等に意識を向けながら歩いているからという面は
ありますけどね(笑)。

このバナーの撮影場所なんですが、残念ながら覚えておりません。ただ、大井銀座や旧東海道品川宿などの
「東京バナーメジャーどころ」ではなかったと思います。京浜急行線沿線のどこかの駅周辺だった
記憶はあるのですが…。この写真をご覧になり撮影場所がお分かりの方がおられましたら、ぜひとも
お教えいただければ幸いです。さすがにこの写真では難しいとは思いますが…(笑)。

1つ下のエントリーで記した青赤なオフ会では、上記リンクのまぐパパさんをはじめ、品川区在住の
複数のブロガーの方と交流を持たせてもらえました。ブログを改めて拝見した時点では、品川区在住という
記述がトップページにはなされていないようでしたのでお名前をあげることは控えますが、僕が品川区に
足を運んだ際にはぜひとも一杯のおいしいお店に連れて行って下さい(笑)。

東京に住む人にとって、行動範囲が鉄道路線によって規定される部分はかなりあると思います。
その意味で言えば、品川区は明らかに味スタに行きづらい。単なる直線距離を見ると、品川区のどのエリアも
味スタより等々力の方が近いわけです。そのような距離面での難しさを抱えながら、品川区の多くの街が
東京をサポートして下さっていることに喜びと感謝の念を覚えますね。品川区がこれからも「東京の街」で
あり続けて欲しいものです。
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第3回青赤なオフ会に参加

2010-03-01 02:24:22 | サッカー
27日・土曜に行われた「青赤なオフ会」に参加してまいりました。この青赤なオフ会は、今回が3度目の開催。
僕は第1回の08年シーズン(シーズンという言い方は変かもしれません(笑))から参加させてもらっていますが、
毎回新たな知己を得ることができるこの会に感謝しております。

僕はこの青赤なオフ会への参加により、多くの方との交流を持つことができました。そしてそこから
さらに様々なの方々との交流の輪が広がっており、僕にとってそれは実に大きな喜びとなっているんですね。
このような機会を与えてくださったinadactokyoさん、会場であるリブリ店長のぞのさん、さらにinadaさんや
ぞのさんとともに青赤なオフ会立ち上げにあたり多くの尽力をされたfct fanさんに改めて御礼申し上げます。

様々な街で、様々な人がそれぞれに東京を応援している。当然のことですが、それを実感できるのは
嬉しいことです。その様々な思いを試合当日のスタジアムにて結集し、僕らなりのサポートを東京に対して
行っていこう。そのような意識を改めて持ちましたね。

お話させていただいた皆様、ありがとうございました。またの機会を。Jリーグでは延長戦はもう存在しませんが、
様々な語らいの延長戦はいつでも大歓迎です(笑)。
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