珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

浅利引退

2009-10-27 00:23:17 | サッカー
浅利の今シーズン限りでの現役引退が発表されましたね。藤山同様、いつかはその日が訪れることは
分かっていましたが、それが明らかになってみるとやはり寂しさを覚えます。

藤山の来期契約非公開について記した時にも同じ趣旨のことを述べましたが、この時期に
浅利の現役引退を発表するのは、ファン・サポーターが浅利への拍手と感謝を伝える機会を設定する
ためのものであるはずですわね。東京公式にもホーム最終戦の1128神戸戦終了後、浅利からの
挨拶があると記されているように。そこにまず、安堵を覚えます。浅利のような功労者に
ありがとうを言えないままの引退というのは寂しすぎますからね。

ご承知のとおり浅利は1997年に明治大学から当時の東京ガスに入社(ですわね)したわけですが、
当時の東ガスに関東の有力大学から選手が来てくれたことに、僕は大きな驚きを覚えたものでした。
冷静に考えれば「東京ガス株式会社」に明治大学卒の新入社員が入社することに驚くなんて、
全くもっておかしな話ですけど(笑)。

僕は浅利に対してやはり守備能力に長けた人というイメージを持っていますし、ほとんどの方も
同様かと思います。しかしながら、浅利の印象的なプレーを思い出せば、なぜか攻撃に関連した
シーンが多く浮かぶんですね。2005年11月12日に行われ引き分けに終わったアウェー鹿島戦の
後半ロスタイムの凄いミドルとかね。これは本当に素晴らしいミドルでした。残念ながら相手GKの
セーブでゴールはならなかったものの、もしこのミドルが決まっていたら、つまり
浅利の初ゴールで東京が鹿島に勝つなんてことが起きていたら、僕は冗談じゃなく
卒倒していたと思います(笑)。

また昨年4月5日の味スタ札幌戦。カボレの決勝ゴールを引き出した浅利のパスも忘れられません。
浅利が後方から浮き球を送り、バウンドしたボールをカボレがボレーで流し込んだものでしたが、
バウンドしたボールにゴルフでいうバックスピンがかかり、見事なまでにカボレがシュートを
放ちやすい弧を描いたんですね。そこまでを計算して浅利がパスを送ったのかどうかは分かりませんが(笑)、
攻撃において決定的なプレーをする浅利の姿が嬉しかったものです。

昨シーズンの東京の試合を見ていて話すことが多かったのですが、城福就任後の浅利は
間違いなく上手くなっていましたよね。明らかにプレーが進歩していた。30代半ばという年代で
今までとまるで方向性の違うサッカーに適応するのは大変じゃないかと思っていましたが、
むしろ城福のサッカーと出合ったことが浅利のサッカースタイルに大きな進歩をもたらしたと思う。
それは非常に嬉しいことでしたね。そして改めて思いましたよ、浅利はアタマのいい人なんだなと。

藤山同様浅利も最近の出場機会は減っていましたが、彼らの存在そのものが東京にとって
大きな支えになっていたのは確かでしょう。ただ、時間の経過によりチームが変わっていくことは
当然であり、その積み重ねが歴史となっていくわけですから、いつかは選手としての浅利に
別れを告げねばならない日はやってくる。浅利と藤山が揃って今シーズン限りで東京の選手としての
一区切りをつけるというのはさすがに時代の流れを感じますが、来シーズン以降は新たな東京の
サッカーを展開していかねばならない。またそれができないようでは、浅利と藤山が伝えてくれた
財産を活かせていないということになるはずですしね。そんなことがあってはならない。

今シーズンの味スタラストの神戸戦、浅利の挨拶に絶対に花を添えようではないですか。
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09.J1.30節清水‐東京(TV観戦)

2009-10-26 00:05:44 | サッカー
両チームの高い意識が感じられる緊張感溢れる試合でした。清水相手ですから厳しい戦いになるのは
当然で、その厳しい試合できちんと勝利を得られたことに喜びを感じます。

3分の達也の先制ゴール。徳のクロスで勝負ありでしたね。石川がああいったことになり、
絶対的な得点源を欠く事態となったなか、わずか3分でゴールを奪えたことは精神的にも
大きな価値があったと思う。まあそりゃいつかはゴールを奪えるものでしょうが、早いに越したことは
ないですからね。

そのわずか4分後、岡崎の同点ゴールもボールが入った時点でマズイと思いました(笑)。
おそらく多くの東京サポーターがあのCKにイヤな予感を感じたのではないでしょうか。
そこでそのとおり取られるのはやはり東京ですが、まあいいボールでしたし。もちろん、
岡崎をゴール前で離してしまうという問題はきちんとつぶしてもらわねばならないですが。

ただすぐに追いつかれたとはいえ、それにより東京が悪い流れに立たされたとは感じませんでした、
TVで見る限り。今シーズン当初は、1点取られただけでチーム全体がガクッと落ち込んでしまう傾向が
強かったですが、そのような部分を修正できてきたのは価値がある。

この試合に関しては最後まで東京のペースで試合を進められたとみていいでしょうが
その要因について、こちらの方から梶山と米本のボランチ2枚が中盤の争いで優勢に立てていたのが
大きいのではないかとご指摘がありました。なるほどなという気はしましたね。
米本の実に幅広い動きとボールへのアプローチ、梶山のここという場面での守備の貢献、
この双方がうまくかみ合って、清水に中盤の優位を作らせなかったというところでしょうか。
多くの方が記されていますが、最近の梶山は本当に価値ある働きを見せてくれていますわね、
守備でも攻撃でも。特にこの試合では、梶山が中盤でボールを持つとほとんどフリーに近い状況が
多かったですから。梶山へのプレッシャーを清水がなかば諦めたのかと思うぐらいに。

もちろんボランチ2枚だけでなく、この試合においては東京の運動量が清水を上回っていた。
TVで見ていてもよく分かりましたが、ボールを呼び込むスペースへの動き出し、複数のパスコースを
選択できるような動きが多く見られました。そういった動き出しがあるからこそ、清水相手に
あれだけパスをつなぐことが可能となったのでしょう。清水相手にパスをつなぎ連動性の高いサッカーが
できるのは、本当に嬉しいことですよ。

またサブメンバーの選択に、城福のこの試合への姿勢が明確に現れていましたね。ベンチ入りの
フィールドプレーヤー6人中DFが4人、MFも浅利と北斗という構成で、攻撃的な選手といえるのは
北斗のみという状況ですからね。この状況ならば前半でリードを奪い、最後は守りを固めて
1点を守りきるといったイメージがほぼ共有できたはず。もちろんここまでのスタンスに出るのは
賭けでもあるでしょうが、はっきりとしたメッセージが功を奏したと捉えることに致しましょう。

さらにいえば、このメンバー選択は、前節柏戦後の城福のコメントの反映でもある。
守備的な選手が5枚という偏ったメンバー構成を選択した代償として、この試合で厳しい状況に
立たされる可能性も十分にあった。結果としてうまくいったわけですが、怖い決断であったのは
間違いない。ただそれでも、極端に言えば、目先の1試合を犠牲にするまでの危険を犯しても、
前節の試合での途中出場の若手連中に強いメッセージを発したと言えるはずです。つまりは、
目の前の試合と将来の双方を見据えた判断とみていいのではないですか。それどころか、
若手連中に強いメッセージを発することを優先した結果、上述したような前半でリードを奪い…
といったメンバー構成にならざるを得なかったという見解こそが正確なのかもしれません。
まあリードされてどうしてもゴールを、という状況になった際には、今野や長友をあげるといった
オプションはあったと思いますけどね。

これで発奮しないようではウソでしょう、大竹、田邉、そして祐介。

当ブログで何度かこの表現を用いていますが、この勝利でそれこそシーズン最後まで
東京が緊張感ある試合を続けていく権利は得られたでしょう。最後までシーズンを楽しみたい。
そして、来週はいよいよナビスコ決勝。最高の準備で、最高のサポートで、臨もうではないですか。

長友の負傷が軽度であることを願います。ここまで負傷者が続くのは無念ですが、いずれも
試合中のアクシデントであり、誰を責めることもできない。決勝に臨むことができる
メンバーはもちろん、全ての選手の発奮に声援を。
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藤山の来期について

2009-10-22 00:10:22 | サッカー
今日(10月21日)はほかに記したいことがあったんですよ。ただ、これはやはり先に記さないといけませんな。
藤山の来期契約非更新は。

いつかはこの日が来ることは分かっていましたし(これは全ての東京ファン・サポーターが
同じ気持ちでおられたでしょう)、その日が近づいていることもおそらくは、暗黙のうちに理解されていた。
論理的な表現ではないものの。

それでも、その日が2009年10月21日であるとは、東京ファン・サポーターは誰も思っていなかったはず。
もちろん、僕自身も。ただ、あえて東京がこの重大事項を今発表したのは、藤山が東京にとっての
大功労者であるからこそのはずでね。つまり、僕らファン・サポーターが藤山にありがとうを
言える場を設定するために。シーズン全日程終了後、プレスリリースのFAX1枚で事務的に発表されては、
藤山へのありがとうを言う機会すら持てないわけでね。

僕は幸運にも東京ガス時代の藤山を見ることができたのですが、当時のガスサポーターから
「藤山、新條どこにも行くな」という横断幕が掲出されたことを覚えています。あれは1996か7年頃
だったでしょうか。当時の東京ガスはまだあくまで企業チームであり、Jに行くということは
全く霧の中に包まれていた。行きたいという思いを持つ人が多かったとは思いますが(僕自身もそうでした)
それを公に口にするのは憚られるというような、不安定な時期。そしてその頃に、東京ガスの両SB
右の新條、左の藤山は非常に質の高いプレーを見せていた。少なくとも、当時JFLの
東京ガスサポーターの目には極めて質の高いプレーに見えた(笑)。そしてシーズン終了間際、
まだJに行くかどうか分からない東京から、Jでのプレーを意図して藤山&新條の両選手は
東京を離れてしまうのではないかという不安が広がり、ガスサポーターが前述のような
横断幕を掲出、両選手に残ってくれという思いを伝えたなんてことがありました。

その結末はご存知のとおり、両名とも東京でのプレーを継続、今に至るわけです。ただ今にして思えば、
96年か7年かの藤山が、干支が一回りした2009年にもまだ現役でプレーしてくれているとは
全く想像もできなかったですが。まあ未来のことが分からないのは当然ですけど(笑)。

藤山と1つ違いの奥原がすでにトップチームのコーチ2シーズン目を迎えているわけですわね。
それを思えば、藤山の息の長さには改めて敬服の念を覚えます。瑞穂での名古屋戦、終盤に起用された
彼のカンどころを抑えた動きにも、改めての拍手を送りましたし。ただそれだけに、
まだまだやれるのに何故非更新という気もしなくはないですが、東京のこの判断は決して
間違いではないと思う。様々な要因から東京は(といいますかJクラブ全体が)保有選手を
絞らざるを得ない状況にはあるわけですし、若いDFの来シーズンの新加入がすでに明らかにもなっている。
その中で現役選手としての部分において、藤山との別れを決断せざるを得なかったというのは
僕は責められない。東京のその判断を責める気はない。

藤山はおそらくまだ現役を続けたいという意向を持っているのではないでしょうか。
それならば、早いうちに東京が来シーズンの契約を結ばない旨を明らかにすれば、藤山本人、
藤山獲得を考えてくれるクラブ双方にとって次の道を探る動きが取り易くなるはずでもあるでしょうし。

今回の藤山との契約非更新は、あくまで東京の選手としての藤山という部分においての話ですわね。
これで藤山と東京の縁が切れるなんてことになるとは、藤山自身全く思っていないでしょう。
いつの日かまた東京に戻ってきてくれる日が来るでしょうし、残念ながら他クラブからの
選手としての獲得オファーがないとなったとしたら、その時にはまた東京で新たな道を
歩めばいいのだとも思いますよ。

まだありがとうを言うには早い。シーズン中ですし。言うべきタイミングとなった暁に、
ありがとうの言葉を彼に送りたいと思いますね。
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09全社準決勝長野-松本山雅

2009-10-21 04:17:37 | サッカー
今年も全国社会人サッカー選手権大会の季節がやってまいりました。僕が全社を観戦するのは
大分、新潟に続き3年目となるのですが、年を追うごとにこの大会の過酷さが増している気がしますね。

ご存知のとおり、今年は2チームに地域リーグ決勝大会の出場権が与えられることになりましたが、
準決勝に進出した4チームはいずれも地域決勝への出場資格を持っていません。そのため、
準決勝の勝者2チームがそのまま地域決勝への出場権を得ることになります。昨今の地域決勝は
実質的にJFL昇格クラブを決める大会となっており、ここに進めなければ来シーズンのJFL昇格はない。
そしてその前段階としての全社の存在。つまりこの準決勝で勝利し決勝進出を果たせなければ、
もう今シーズンは終戦となるわけです。まあ最終日21日の決勝前に3位決定戦はありますけど。

その準決勝第1試合は、信州ダービーの長野パルセイロ-松本山雅。全社の組み合わせを見た際に
僕はこの対戦が準決勝で実現すれば面白いなとまず最初にイメージしましたし、地域ウオッチャーの
多くの方も同様の考えを持たれたのではないでしょうか。

結果を先に記せば、長野1-3山雅。このスコアどおり、山雅会心の勝利といっていい内容でした。
なお、この試合は風が非常に強い中で行われました。それが様々な意味で影響したことは
間違いないでしょう。また、この大会は40分ハーフ。

両チームとも先制点を渇望していたでしょうが、キックオフ直後から試合がいきなり動きます。
1分、山雅のロングボールを長野DF陣が処理しきれず、そこに詰めた10番柿本倫明がDFのウラに抜け、
GKとの1対1を冷静に流し込みゴール。思ってもみない幕開けとなります。今から振り返れば、
この1分の先制ゴールが結局試合全体の方向性を決定づけたのでしょう。そしてやはり、
このゴールの裏に風の影響があったのも事実でしょう。

その後は長野が山雅ゴールに迫る機会が見られますが、山雅もゴールは許さず迎えた23分、
柿本が右サイドを突破しグラウンダーのクロス、山雅の選手にはあわなかったものの、
DFに戻った長野20番野澤健一がクリアを試みたボールが山雅11番・小林陽介の前にこぼれてしまい、
陽介が押し込んでゴール。23分の時点で早くも0-2という意外な展開となりました。
なお小林陽介を「陽介」としているのは、僕は横河武蔵野FCにも個人的に親近感を持っており、
陽介がその横河に在籍していた時期があるため、このような表記にした次第です。

この大会は5日間連続で行われるという過酷極まりない日程ですが、今日はその4日目。
ただでさえ疲労がたまっているうえ、山雅は2日連続で延長戦を戦っておりました。
一方長野は前日に8人の選手を休ませており、これまでの試合もほぼ問題なく勝ちあがってくるなど、
この試合における戦力比較なら長野の方が若干上かと僕は考えておりました。それだけに、
前半で山雅2点リードという状況を意外な展開と記したわけです。

長野にパスをつないで攻めあがろうという姿勢は窺えましたが、ゴールは奪えないままに
ロスタイム突入。ただそこで、長野がCKを得ます。山雅の選手もスタッフも、そして
大挙して詰め掛けたサポーター(優に100人は超えていたでしょう)もここでとられてはマズイ、と
思ったでしょう。そのCKがゴール前にこぼれ、長野・山雅両選手が入り乱れてせめぎあったのち、
長野が改めて右から入れたクロスに25番大島嵩弘がヘッド、これはポストに当たるもそこに詰めた
野澤がゴール。前半終了間際に1-2として折り返します。ここで1点返すのはさすがに長野も
力があるな、とは思いましたね。

後半開始直前、山雅はピッチに戻る選手がサブの選手1人1人と握手を交わしイン、長野は
ベンチ前で選手およびコーチングスタッフ全員が円陣を組むなど、それぞれに意識の高さを
感じさせる動きが見られました。

後半開始からしばらくは長野の攻勢が続きましたが山雅もきちんと対処、47分には右CKから
柿本がヘッドで合わせるもGK正面といった局面もありました。このシーン、柿本はファーから
ニアに流れる動きを取り長野DFから完全にフリーになっておりました。これ以外にも柿本は
相手DFとの競り合いからうまくすり抜けてチャンスを作るといったプレーを再三披露、
やはりこのクラスにおいては格が違うといった感を与えます。1分の先制ゴール時に
冷静に流し込むといったあたりもあわせて。

両チームともに欲しかった次の1点が生まれたのは51分のことでした。山雅DF16番・鐡戸裕史が
上げた左サイドからの前線へのフィードを、柿本が長野DF3番・土屋真と激しくぶつかりながら確保、
サポートに入った陽介に渡し、それを陽介が右サイドを駆け上がった9番・木村勝太にパス、
木村がそのまま持ち込みゴール左隅に流し込みます。長野1-3山雅。

その後も山雅は集中力を切らすことなく対処、1-3のまま試合を終わらせることに成功したのでした。
僕はこのチームの重要な試合を昨シーズン一昨年シーズンも見ていましたが、間違いなくこの
長野戦はベストゲームでした。そのような試合をここで行えた要因は、相手が長野だったから
なのかもしれません。連続延長戦による疲労を上で記しましたが、この条件下で長野が相手となって
燃えない選手は山雅にはいないはず。むしろ苦しみながらも勝ち上がったという高揚感が
いい方向にむけばという思いもありました。そしてそれを後押ししたのが、大挙して詰め掛けた
サポーターの声援だったことも間違いないでしょう。僕が親しくさせていただいている方に
山雅サポーターが複数おられることもあり、山雅を応援する気持ちは僕にもありますが、
今シーズンこそはJFL昇格を果たしたいところ。ただそこに至るには、全社決勝進出までの4試合、
地域決勝1次ラウンド3試合および決勝ラウンド3試合の計10試合を戦わねばなりません。
地域決勝行きを決めた現段階では、その10試合のまだ半分にも満たないわけで、JFLへの
道のりの過酷さを改めて感じます。ただ、道は開けましたから。

地域決勝へのもう1枚の切符も、山雅と同じく北信越リーグに所属するツエーゲン金沢が確保、
北信越優勝のJAPANサッカーカレッジとあわせ、北信越から3クラブが地域決勝に進むこととなりました。
そろそろ北信越からJFLに行くクラブが出てもいいでしょう。
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09.J1.29節東京‐柏

2009-10-18 02:38:44 | サッカー
4-0という勝利、内容もほぼ文句ないと言っていい出来の試合。本来ならば素晴らしい1日として
喜びを記すことができるはずなのですが、そんな気になれません。

石川の負傷が軽度なものであることを願うばかり。以前にも大怪我を経験し、それを克服するために
多大な努力を重ね、今シーズンこれだけのプレーを披露している彼に、またもやこのような
苦難が訪れるとはなんと辛い話でしょうか。今はただ診断を待ち、結果が軽いものであることを
願うしかありません。

この日の東京のサッカーは、柏の出来が良くなかったことを差し引いても、非常に充実したものと
評価していいでしょう。リーグ戦残り5試合を大事に戦いたい。そして、石川が戻った時に
緊張感溢れる戦いを行える位置につけていたい。いや、そうしなければならない。大げさでなく
我々ファン・サポーターを含め、東京を支える全ての人の力を結集できればと思います。
それが石川への最大の励ましでもあるでしょうから。

次節清水戦、本当に重要な試合ですね。ぜひとも勝利を。
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写真補足

2009-10-14 00:46:03 | 雑記
一つ下のエントリーにて、思い出のフットボール11を記しました。ただそのエントリーで
用いた写真が非常にサイズが小さいようですので、ここで改めて写真をあげておきます。

ご覧いただければ幸いです。
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思い出のフットボール11 1999年の東京

2009-10-13 03:37:46 | 思い出のフットボール
PCに取り込んでいた写真等を改めて見直していたところ、画像に記したようなデータが出てきました。
これは1999年のJ2・36節(最終節)後、J1昇格を決定づけた東京の選手およびスタッフが
喜びを表している姿。場所は新潟市陸上競技場ですね。

この画像は99年当時東京の胸スポンサーに入ってくれていたampmが、東京のJ1昇格を記念して
作成してくれたステッカーです。確かampmで500円か600円か以上の買い物を行った際、
おまけの景品としてつけてくれていたような気がします。なにぶん10年前のことですので、
記憶が定かではないですし、おまけの景品という表現も大概なものですけど(笑)。なお中段真ん中の
選手の胸にampmのロゴが窺えますが、この選手が若かりし頃のオク(奥原)ですね、おそらくは。
またオク(おそらくは)の前に座っている選手がコバ、コバの隣アディダスのロゴの上にいる選手が
カブですね。

この新潟での最終戦、僕はなぜか新潟には行けず、自宅で東京の試合をTV観戦しておりました。
東京は90分で勝利したのですが、東京と昇格を争っていた大分が延長に突入、そのまま
引き分けで終わってくれたなら東京の逆転昇格という状況となり、僕はパソコン通信の画面を
何度となくリロードしていたものでした。そしてついに大分の試合が大分1-1山形のままで終了、
東京が2位に滑り込み逆転昇格を決めたという画面を確認した時、僕は本当に絶叫いたしました。
「やったー」とね。なお余談ですが、パソコン通信という言葉に時代を感じます(笑)。

この試合後は新潟がすごく協力的というか、東京に多大なる配慮をしてくれたのですね。
大分の延長が終了するまで待っていてくれたのはもちろん、その後の東京の歓喜の雄叫びや
まさしくこの画像に残された記念撮影などのセレモニーもさせてくれて。前述のとおり、
僕は新潟には行けなかったのですが、新潟の配慮を後に聞いた時には感謝の気持ちを覚えたものです。

もしもこのシーズンに昇格を逃していたとしても、おそらくそう遠くない時期にJ1昇格を
果たせていたとは思います。ただ、J1J2・2部制がスタートしたシーズン、つまりJリーグにおいて
大きな変革の年となった99年シーズンに、最初の昇格組となれたことはやはり大きかったのでしょう。
なお東京と一緒に最初の昇格組となったのは、ご存知のとおりフロンターレでした。

この頃の気持ち、初心を忘れることなく、今後さらに成長していきましょう。
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天皇杯2回戦東京-カマタマーレ讃岐

2009-10-12 01:11:17 | サッカー
この試合について、特にどうこう述べる必要はないかなと思います。天皇杯に関しては、
勝てばそれでいいのですよ。天皇杯における1敗は、そのシーズン・1年間の敗戦でもあるわけで、
明日なき戦いですわね。それを思えば、次のステージに進む権利を得られればいいと思うんですよ。
そりゃもちろん、前半で勝負を決定づけたとはいえ、後半ゴール無しで終わるのはどうなんだ、
という気はなくもないですよ。でもまあね、前半を終えあのような状況になったところで、
一切気を抜くことなく、後半も点を取れるだけ取れというのも難しいですよ。相手のあることでも
ありますし。

羽中田氏の目指すサッカーは窺えましたよね。圧倒的な戦力差があったとしても、引いて守り倒して
カウンター一辺倒というわけではなく、パスをつないで切り崩していこうという姿勢は。
そこは認めておきたいと感じました。まあそれに、讃岐としてもこの試合に全精力を傾ける状況には
なかったでしょうから。彼らにとって大事な大会であろう全社の前にJ1との対戦を経験したことが、
大きな意味を持ったといえる状況になってくれれば、それでいいのでしょう。

天皇杯も、できる限り楽しみたいですよ。もちろん、元旦まで楽しめれば最高ですけどね。
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電導車椅子サッカーと奈良

2009-10-08 00:13:59 | サッカー
ガンバおよび奈良クラブをサポートされ、見応えあるブログを展開されている脚と角さんの
エントリーで知ったのですが。

奈良クラブが電導車椅子サッカー部門を発足させたとのこと。非常に価値ある取り組みだと思いますね。
実は奈良は、電導車椅子サッカーにおいて大きな足跡を残しているのですね。2007年に
電導車椅子サッカーのW杯が日本にて開催されました。その際の日本代表チームにこのほど
奈良クラブの電導車椅子サッカー部門として活動していくことになったビクトリーロード奈良が、
重松弘昭監督をはじめ、3名の選手を送り出していた。僕はこの電導車椅子サッカーW杯を
観戦する機会に恵まれたのですが、想像以上に面白いスポーツでした。

このスポーツの概要は前述の電導車椅子サッカーW杯サイト中のrulesの項目に記されていますが、
4名のプレーヤー(うち1名はGK)が電導車椅子の前面にあるフットガードにボールを当ててプレー、
またボール扱いに加え電導車椅子同士でのぶつかり合いももちろんあり、その迫力に驚いたものです。
さらにサイドからボールを入れるとか、スペースをうまく使って攻め上がっていくといった展開が
多く見られたことも印象に残りました。ボール扱いの重要性、接触への対応、さらに戦術の部分など
「電導車椅子サッカー」という言葉のとおり、サッカーと同様のスポーツなんだなと感じましたよ。

奈良クラブとビクトリーロード奈良。奈良という地において活動を進めていく両者が手を携えて、
奈良のサッカー界・スポーツ界の活性化を図ろうという試みは、価値あるものだと感じます。
僕は奈良県とは縁もゆかりもないですが、脚角さんをはじめとする奈良クラブサポーターの方と
交流を持たせていただいたり、先日の天皇杯の奈良クラブ-サウルコス福井を観戦したこともあり、
奈良クラブを陰ながら応援するという意識はあります。奈良クラブが全国の舞台で戦うとなるには
まだ相応の時間が必要とされるのでしょうが(11日の天皇杯新潟戦は別(笑))、このクラブが
進もうとする道のりには今後も注目していきたいですね。

PS-電導車椅子サッカーW杯には、岡田武史氏や本田泰人氏などの方々がサポートをされていました。
岡田氏は電導車椅子サッカーの普及に多くの支援をされアドバイザーというかたちで代表チームにも
関わっておられた。また本田氏が実際に会場に足を運び声援を送る姿も確認できた。
彼らの姿勢には本当に敬意を表します。電導車椅子サッカーの普及に尽力したという部分において、
僕は岡田氏への賛辞を惜しみませんよ。
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09.J1.28節名古屋‐東京

2009-10-06 00:42:32 | サッカー
嬉しい勝利でした。価値ある勝利でした。リーグ戦で鹿島、ACLで川崎を撃破した名古屋相手に、
このような勝利を収められたのは本当に大きい。リーグ戦再開時の5連勝の後、複数の要因もあり
停滞を強いられましたが、名古屋相手のこの勝利を見れば、東京が復調してきたのだと
捉えていいでしょう。そして、ここで勝ち点3を確保できたことによりシーズン最後まで緊張感ある戦いを
続けていく権利も得られたと思う。僕は磐田戦時にも同様のことを記しましたが、それをより
確認できたというような気がして。

1週間の時間を得た東京に対し、名古屋は川崎戦の激闘から中3日。当然コンディションの差は
窺えましたよね。そのため名古屋は、前半のうちに勝負を決めてしまうという意識が強かったでしょう。
東京もそれを注意して試合に入ったと思いますし、十分にその姿勢を遂行できていたとも
感じました。立ち上がりは東京ペースだったと見ていいでしょう。

ただ、名古屋の得点の際のCKには、なんとなくイヤな予感を感じたんですね。これは
多くの東京サポーターにも多かれ少なかれあったのでは。そして、ケネディがファーに流れた
瞬間から、ファーのケネディにまず合わせ、折り返しを狙っていることも分かったはず。
それでもやられるのですから、やはりケネディは価値ある存在なのでしょう。なおこのプレーについて
僕はこんなことを観戦をご一緒させていただいた方と語っておりました。「CKでファーの選手が
折り返したボールをセンターに位置する選手にシュートさせるプレーは、川崎もよく見せますね。
最後のシュートをうつのはだいたい谷口だと思いますが」と。11月の試合へのいい教訓を
得たと思いましょうか(笑)。

このゴールをしぶとく守りきられて前半終了、なんて流れはイヤだなと思っていましたが、
石川の同点ゴールはわずか6分後。シュートの瞬間入る予感はありましたが、それでも
あのシュートを決めてくれるのですからね。それも左足で。本当にあそこしかないコースに
きちんと蹴り入れてくれて。嬉しいことです。

達也の逆転ゴールも、あそこしかないタイミングでしたよね。徳のクロスにピンポイントで
合わせて。ただこのゴールにしても決して偶然ではなく、普段から決め事として練習を
繰り返しているのだと感じます。このあたりようやく、スターティングとしての達也と
周囲の動きもこなれてきたかな、と。また彼は献身的に動き続けてくれることも大きいですな。

後半は予定外のアクシデントに見舞われ、CBが途中交代を余儀なくされるといったハプニングも
ありましたが、チーム全体としての守備意識が崩れることはなかった。6分のアディショナルタイムも
もちろんハラハラはしたものの、おそらく大丈夫だといった気持ちも強く感じていましたから。
このあたりの試合をきちんと終わらせられるようになった点も、東京の進歩を示すものですね。
川崎や京都相手の試合での苦渋をプラスに転じられたと言えましょう。もちろん、藤山の
カンどころを抑えた動きにも拍手を。

前にも述べましたが、名古屋に疲れがあったのは確かです。しかしながらACLベスト4に進んだ
精神面の高揚もあったでしょうし、メンバーもほぼベスト。その名古屋に点差以上の内容と
いえる勝利を収められたのは喜ばしい。リーグ戦残り6試合をしっかりと戦いましょう。
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