浅利の今シーズン限りでの現役引退が発表されましたね。藤山同様、いつかはその日が訪れることは
分かっていましたが、それが明らかになってみるとやはり寂しさを覚えます。
藤山の来期契約非公開について記した時にも同じ趣旨のことを述べましたが、この時期に
浅利の現役引退を発表するのは、ファン・サポーターが浅利への拍手と感謝を伝える機会を設定する
ためのものであるはずですわね。東京公式にもホーム最終戦の1128神戸戦終了後、浅利からの
挨拶があると記されているように。そこにまず、安堵を覚えます。浅利のような功労者に
ありがとうを言えないままの引退というのは寂しすぎますからね。
ご承知のとおり浅利は1997年に明治大学から当時の東京ガスに入社(ですわね)したわけですが、
当時の東ガスに関東の有力大学から選手が来てくれたことに、僕は大きな驚きを覚えたものでした。
冷静に考えれば「東京ガス株式会社」に明治大学卒の新入社員が入社することに驚くなんて、
全くもっておかしな話ですけど(笑)。
僕は浅利に対してやはり守備能力に長けた人というイメージを持っていますし、ほとんどの方も
同様かと思います。しかしながら、浅利の印象的なプレーを思い出せば、なぜか攻撃に関連した
シーンが多く浮かぶんですね。2005年11月12日に行われ引き分けに終わったアウェー鹿島戦の
後半ロスタイムの凄いミドルとかね。これは本当に素晴らしいミドルでした。残念ながら相手GKの
セーブでゴールはならなかったものの、もしこのミドルが決まっていたら、つまり
浅利の初ゴールで東京が鹿島に勝つなんてことが起きていたら、僕は冗談じゃなく
卒倒していたと思います(笑)。
また昨年4月5日の味スタ札幌戦。カボレの決勝ゴールを引き出した浅利のパスも忘れられません。
浅利が後方から浮き球を送り、バウンドしたボールをカボレがボレーで流し込んだものでしたが、
バウンドしたボールにゴルフでいうバックスピンがかかり、見事なまでにカボレがシュートを
放ちやすい弧を描いたんですね。そこまでを計算して浅利がパスを送ったのかどうかは分かりませんが(笑)、
攻撃において決定的なプレーをする浅利の姿が嬉しかったものです。
昨シーズンの東京の試合を見ていて話すことが多かったのですが、城福就任後の浅利は
間違いなく上手くなっていましたよね。明らかにプレーが進歩していた。30代半ばという年代で
今までとまるで方向性の違うサッカーに適応するのは大変じゃないかと思っていましたが、
むしろ城福のサッカーと出合ったことが浅利のサッカースタイルに大きな進歩をもたらしたと思う。
それは非常に嬉しいことでしたね。そして改めて思いましたよ、浅利はアタマのいい人なんだなと。
藤山同様浅利も最近の出場機会は減っていましたが、彼らの存在そのものが東京にとって
大きな支えになっていたのは確かでしょう。ただ、時間の経過によりチームが変わっていくことは
当然であり、その積み重ねが歴史となっていくわけですから、いつかは選手としての浅利に
別れを告げねばならない日はやってくる。浅利と藤山が揃って今シーズン限りで東京の選手としての
一区切りをつけるというのはさすがに時代の流れを感じますが、来シーズン以降は新たな東京の
サッカーを展開していかねばならない。またそれができないようでは、浅利と藤山が伝えてくれた
財産を活かせていないということになるはずですしね。そんなことがあってはならない。
今シーズンの味スタラストの神戸戦、浅利の挨拶に絶対に花を添えようではないですか。
分かっていましたが、それが明らかになってみるとやはり寂しさを覚えます。
藤山の来期契約非公開について記した時にも同じ趣旨のことを述べましたが、この時期に
浅利の現役引退を発表するのは、ファン・サポーターが浅利への拍手と感謝を伝える機会を設定する
ためのものであるはずですわね。東京公式にもホーム最終戦の1128神戸戦終了後、浅利からの
挨拶があると記されているように。そこにまず、安堵を覚えます。浅利のような功労者に
ありがとうを言えないままの引退というのは寂しすぎますからね。
ご承知のとおり浅利は1997年に明治大学から当時の東京ガスに入社(ですわね)したわけですが、
当時の東ガスに関東の有力大学から選手が来てくれたことに、僕は大きな驚きを覚えたものでした。
冷静に考えれば「東京ガス株式会社」に明治大学卒の新入社員が入社することに驚くなんて、
全くもっておかしな話ですけど(笑)。
僕は浅利に対してやはり守備能力に長けた人というイメージを持っていますし、ほとんどの方も
同様かと思います。しかしながら、浅利の印象的なプレーを思い出せば、なぜか攻撃に関連した
シーンが多く浮かぶんですね。2005年11月12日に行われ引き分けに終わったアウェー鹿島戦の
後半ロスタイムの凄いミドルとかね。これは本当に素晴らしいミドルでした。残念ながら相手GKの
セーブでゴールはならなかったものの、もしこのミドルが決まっていたら、つまり
浅利の初ゴールで東京が鹿島に勝つなんてことが起きていたら、僕は冗談じゃなく
卒倒していたと思います(笑)。
また昨年4月5日の味スタ札幌戦。カボレの決勝ゴールを引き出した浅利のパスも忘れられません。
浅利が後方から浮き球を送り、バウンドしたボールをカボレがボレーで流し込んだものでしたが、
バウンドしたボールにゴルフでいうバックスピンがかかり、見事なまでにカボレがシュートを
放ちやすい弧を描いたんですね。そこまでを計算して浅利がパスを送ったのかどうかは分かりませんが(笑)、
攻撃において決定的なプレーをする浅利の姿が嬉しかったものです。
昨シーズンの東京の試合を見ていて話すことが多かったのですが、城福就任後の浅利は
間違いなく上手くなっていましたよね。明らかにプレーが進歩していた。30代半ばという年代で
今までとまるで方向性の違うサッカーに適応するのは大変じゃないかと思っていましたが、
むしろ城福のサッカーと出合ったことが浅利のサッカースタイルに大きな進歩をもたらしたと思う。
それは非常に嬉しいことでしたね。そして改めて思いましたよ、浅利はアタマのいい人なんだなと。
藤山同様浅利も最近の出場機会は減っていましたが、彼らの存在そのものが東京にとって
大きな支えになっていたのは確かでしょう。ただ、時間の経過によりチームが変わっていくことは
当然であり、その積み重ねが歴史となっていくわけですから、いつかは選手としての浅利に
別れを告げねばならない日はやってくる。浅利と藤山が揃って今シーズン限りで東京の選手としての
一区切りをつけるというのはさすがに時代の流れを感じますが、来シーズン以降は新たな東京の
サッカーを展開していかねばならない。またそれができないようでは、浅利と藤山が伝えてくれた
財産を活かせていないということになるはずですしね。そんなことがあってはならない。
今シーズンの味スタラストの神戸戦、浅利の挨拶に絶対に花を添えようではないですか。