珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

名曲33.シオン 沢田聖子

2008-01-22 22:56:55 | 名曲
今日、この名曲を久しぶりに耳にしまして。胸が熱くなるという感慨を覚えました。

沢田聖子(サワダショウコ)さんがミュージックシーンの第一線に登場して、間もない頃の名曲。
「シオン 僕が内緒でつけた シオン 可愛い君の名前」という歌いだしで分かるように、
この曲は女性ボーカリストの聖子さんが男性の気持ちを歌ったというもの。男性が女性の気持ちを
歌うのは数え切れないほどありますが、女性シンガーソングライターが男性の気持ちを歌ったというのは
珍しいように思えます。ましてや、当時の聖子さんはまだ10代ですからね。ただ10代だからこそ、
思春期の男性というか男の子の気持ちを瑞々しく歌えたのかもしれません。まあ、女性が
男性の気持ちを歌った曲というのも、そりゃあたくさんあるんでしょうけど。

この名曲は、本当にコトバがグッとくるんですね。

    「どんなに人波にまぎれても 君の事見つけられるのに
       僕の気持ちなんて言えない 驚かせたくないから」

    「遠くから君を見ていたい だから変わらずにいてほしい
       今夜も出せずじまいの手紙 君に綴るよ」

今のご時世からすれば、あまりにもピュアというか、悪い言い方をすればアナクロなものかも
しれません。この曲に歌われている世界は。しかしながら、昔も今も、思春期の人々の気持ちは
そんなに変わらないものじゃないかな、という気もするんですけどね。また、ピュアな気持ちなど
完全に失われてしまった今の僕だからこそ、このようなピュアな世界がより愛しく感じられるの
かもしれません。過去の名曲シリーズでも、似たような言葉を記したことがありますが。

繰り返しになりますが、今の僕が現実の世界でこのようなピュアな気持ちを持つことは、
もう絶対に無理でしょう。しかーし、何年ぶりかでこの曲を耳にして、まだ胸が熱くなるぐらいの
気持ちは残っているんだなという事実に、喜びを感じたのは確かです(笑)。

聖子さんはイルカさんの妹といったようなイメージで音楽活動をスタートさせた記憶があります。
確かに、素敵なコトバを歌ってくれる歌手だなという気がします。イルカさん同様に。
またその経歴から、イルカさんがDJをしていたラジオの深夜放送に聖子さんも出演しており、
聖子さんの声を聞けるのを楽しみにしていたものでした。まだ僕が小学生の頃の話ですけど(笑)。

それにしても、この名曲が世に送り出されて、もう30年近い日々が流れたのですね。
時の流れの早さを感じずにはいられません。この名曲は、いつまでも僕の心に残るものですね。 
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憂太移籍

2008-01-17 20:30:55 | サッカー
僕は今、非常に困惑し動揺しております。

ここしばらく続いていた流れですが、ご存知の通り今シーズンの東京は選手の流出が目だっています。
まあサッカーに移籍はつきものですし、東京に来てくれる選手もいるのだから離れる選手がいるのも
仕方ないよね、という気持ちでおりました。土肥ちゃん&福西への惜別の念はこのエントリーにて
記しましたが、それでもまあ、仕方のないことですよ。

しかーし、憂太が完全移籍とは…。東京のユースから初のトップ昇格、東京の育成組織の象徴的
存在であった憂太がまさか東京を離れるとは…。そして、彼の移籍にここまでショックを受けるとは。
まあ、僕のことはどうでもいいものの。

僕が親しくさせていただいている方の中には、僕が憂太に対して極めて厳しい姿勢を
取り続けていたことをご存知の方もおられるでしょう。実際僕は憂太について、「今のままならもう、
憂太は毎シーズン故障を繰り返すという選手で終わるかもしれないね」といった発言を
したこともあります。しかしそれは今思えば、そんなことはないはずだという期待の裏返しだった。
いつの日か必ず、憂太が名実ともに東京の司令塔として君臨する日が来る事を信じていたのですが。

ただまあ、選手の人生は選手のものですからね。僕らが選手に思い入れを持つのは当然ですが、
それが選手の人生を規定してしまうようなことがあってはいけない。選手には選手の人生がある。
そしてそのためには、大きな決断をしなければいけない時もある。今回の移籍にあたり、
憂太が何のためらいもなく、ごく簡単に意思を固めた、なんてことがあるはずはない。
本当に悩み、考え、苦しんだことでしょう。そしてその悩み、苦しみの中から導き出された
決断なら、大の男が下した決断なら、それは受け入れねばならないはずですわね。こんな大仰な
書き方をすること自体が、僕がまだ動揺を鎮められていないという何よりの証拠でもあるわけですが…。

他クラブのことを記すのは僭越ですが、まあ今の千葉が大変な状況にあるのは言うまでもない。
その状況の中に自ら飛び込む選択を憂太は下したのですから、千葉の苦境を救わねばならない。
「憂太が来てくれて本当に良かった」と千葉サポーターが言ってくれるようなプレーを
見せねばならない。それが出来て初めて、憂太の今回の決断は正しかったといえるのではないですか。

東京では出来なかったほどの大活躍を、千葉の憂太に見せられるのは寂しい。しかし、
これだけの決断の末に東京を離れた憂太が、千葉で何の輝きも見せられないという姿を
目の当たりにするのは、もっと寂しいし、苦しいし、辛い。カッコつけて言うのでもなんでもなく、
千葉で大活躍してくれ、憂太よ。それが僕の願いです。

繰り返しになりますが、今までの東京のどの選手の移籍にも感じなかったような想いを、
憂太の移籍には感じております。東京生え抜きの初のトップ昇格選手という部分は、
僕の心の琴線に相当に触れるものだったのかな、という気がしています。憂太の移籍に対して、
こんな感情を持つとは、自分でも思いもしなかったのですが。
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三鷹高校に拍手

2008-01-06 00:09:22 | サッカー
三鷹高校の大冒険が終わりを告げましたね。12月30日(もはや去年の話ですか…(笑))の開幕戦で
勝利した後、次の目標を問われた山下監督が「もう目標を達成しましたから」と語ったのには
楽しませて貰いましたが、これはなかば本音だったでしょう。初戦突破が大目標といったところ
だったのは、ほとんどの人が感じていたのでは。それだけに、ベスト8という地点にまで
来られたなら、思い残すことはないでしょう。三鷹高校の歴史においてもう2度とないぐらいの
大チャンスとは感じていましたが、さすがにあと3勝を上積みするのは無理だったと(笑)。

今日に関しては藤枝が強かったですし、全くもって藤枝の正当な勝利です。ただ僕は大晦日の
藤枝の初戦を観戦したのですが、その時の藤枝は決していいとは感じなかったので、
あの藤枝ならチャンスがあるかもなんて思っていましたが、やはり藤枝は上手かった。
三鷹を支えてきた20番の林君ですら、相手のアタックに苦しんでいましたものね。
まあこれは仕方ないです。

試合を見ながら考えていたのですが、やはり藤枝のあの藤色のユニフォームはいいですね。
藤色のユニフォームと試合して散ったのなら、三鷹の選手も納得できるでしょう。ただ藤色に
郷愁を覚えるのは、むしろ僕らぐらいのオッサン連中世代で、今の若い人なら静学や清商などに対し、
より静岡の代表という意識を持つのかもしれませんけど。また三鷹高校のユニフォームに関しては
「パッと見イングランド」と僕は表現しておりました(笑)。さらにユニについてもう一つ記せば、
藤枝市役所のサッカーチームも当然のように藤色を用いているようですね(笑)。

準決勝に残ったのは、流経柏、津工業、藤枝東、高川学園ですか。津工業と高川に関しては
今大会の内容を全くチェックできていないのですが、高川を2試合観戦された方からは
「テクニックと走る力が高度に融合したチーム」とのお話をお聞きしております。また津工業に
関しても、堅守を誇る広島皆実から3ゴールを奪っているわけですし、なんといっても
四中工を倒しての選手権出場ですから、弱いチームであるはずはない。なんとなくの印象として、
流経柏と藤枝の決勝かなというイメージはありますが、高川‐津工業になっても
おかしくはないのでしょうね。野洲が優勝した2年前にも高川はベスト4に進出しており、
経験もすでに備えているわけですから。

三鷹高校に拍手を。そしてベスト4進出チームに声援を。
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名曲32.カルメン 佐藤 隆

2008-01-05 01:43:51 | 名曲
佐藤隆の音楽について、いつか記したいとずっと思い続けておりました。

彼の音楽史は「ビートルマニア」の時代と、「エキゾチック・ヨーロピアンサウンド」の
両面に大別されるでしょうが、このカルメンは後者の中および佐藤隆の楽曲の中でも軸となる
一曲。「Ai ya ya ya ya yaカルメン お前の心は Ai ya ya ya ya yaカルメン 媚薬さ 花さ 夢さ」
というこの曲の歌い出しをご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。この曲が
ヒットした当時(84-85年)、僕はまだティーンエイジャーでしたが、こんな大人の世界を早く知りたい
ものだと思ったような記憶があります。この曲に限らず佐藤隆の音楽は実に洗練され落ち着いた
大人の音楽という表現がしっくりくるものですが、それは彼が29歳という年齢でデビューした
ことと大きな関係があるのでしょう。彼ほど大人の世界を自分のものとして、しっかりとかつ
高いクオリティを伴って歌っているアーティストは、当時でも珍しかった。まして今では、
彼の音楽のような「大人が歌い、大人が聞ける世界」はもはや芸能界から葬り去られたもの
とさえ言えましょう。

彼のヨーロピアンサウンドの幕開けとなった「マイクラシック (WOW WOW WOW WOW マイクラシック…)」、
谷村新司に提供され彼自身も歌った「12番街のキャロル (あなたのために歌う想い出のキャロル…)」
など、85年前後の彼は間違いなく日本のミュージックシーンに確固たる足跡を印していたものでした。
もう一つ言えば、高橋真梨子の大ヒット曲として名高い「桃色吐息」は彼が作曲し、高橋真梨子に
提供されたもの。これ以外にも佐藤隆は一流の作曲家としての顔も持ち、前述の谷村のほか、
ジュリーや中森明菜、堺正章といった一流アーティストに楽曲を提供しています。精力的に
活躍する彼の姿を見て、彼の大人の音楽をずっと楽しめると思いましたが…。

90年初頭あたりから、彼はミュージックシーンの最前線から徐々に姿を消していき、
いまでは彼自身が立ち上げるサイトからの情報発信が唯一のつながりという状況になっています。
今のこんな時代にこそ、大人の世界を歌ってくれる佐藤隆の存在は貴重だと思うのですが…。

何ゆえに今のような状況に彼が立っているのか、それは分かりません。ただ彼はこれからも
優れた曲を彼独自のスタンスにおいて届けてくれるでしょうし、精力的に一線で活躍していた頃の
彼の音楽の素晴らしさも永遠に消えることはありません。大ヒットという枠に留まらず、
もはやスタンダードナンバーとさえいえるであろう桃色吐息1曲のみを見ても、彼が作り出す音楽の
質の高さが伺えるところ。できれば、もう一度、ミュージックシーンの最前線で活躍する
彼の姿を見たいと思います。ただ、今の芸能界に彼のような大人のアーティスト、大人の音楽を
受け入れるだけの度量があるとも思えませんが…。

カルメンを歌う彼の姿を見ることができる彼のサイトにリンクしておきます。なおこのサイトでは
彼と女性パーソナリティが語るラジオ「Because」がありますが、その最新版の37において
ビートルマニアっぷりを改めて聞かせてくれる趣向もあります。9分45秒頃に佐藤隆バージョンの
「ミッシェル」が収録されていますが、これも聴きどころですね。

正直に言って僕は「佐藤隆マニア」とは言いがたい。メジャーな曲を知っているのみですから。
それでも、彼の曲の素晴らしさについて語りたかった。またデビュー曲の「北京で朝食を」に
ついてもいずれ記そうと考えています。
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08年が良き年であるように

2008-01-01 03:55:36 | 雑記
明けましておめでとうございます。特に大きな問題もなく新年を迎えられることに、
喜びを感じております。

昨年は色々ありまして、当ブログの更新頻度が著しく下がってしまいました。今年は出来る限り、
更新頻度を上げていきたいと思っておりますので、引き続き当ブログをご愛顧のほど、
よろしくお願いいたします。

さし当たって、今年の最初の行動は天皇杯決勝の観戦です。まあ天皇杯決勝で新しい年が
スタートするのは、今年に限らず毎年のことなんですけどね(笑)。天皇杯決勝を当事者として
迎えられる日が来るのを待ちたいものですな。少なくとも2020年ぐらいまでには(笑)。

2008年が良き年となりますように。
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