珈琲もう一杯

3月6日、2010年Jリーグ開幕

忘れてはいけないこと

2006-10-03 21:37:35 | サッカー
今週号(2006年10月17日号)のサッカーマガジンは「完全保存版まるごとJリーグ」と題した
特集を組んでいますね。週刊誌の限界を超えた!というキャッチコピーはよく分かりませんが(笑)。
ところで、そのまるごとJリーグ号の表紙に、「J32クラブの年度別MVP&全布陣を完全掲載!」と
いう文字が躍っています。現在のJリーグは何クラブで構成されているでしょうか。
ご承知の通り、J1・18クラブ、J2・13クラブの全31クラブですね。では、32クラブ目はどこなのか。

もちろん、言うまでもなく、「横浜フリューゲルス」です。僕らは、このクラブのことを
絶対に忘れてはいけない。絶対に。どんなことが起ころうとも、忘れてはいけない。

これからもJリーグにはいろんなことがあるでしょう。つらいこともあるでしょう。
ただ、全体的にはJリーグはいい方向に進んでいくと思います。しかし、どれだけJリーグが
いい方向に進んだとしても、横浜フリューゲルスというクラブの歴史を断ち切ってしまったことを
忘れてはいけない。Jの歴史において、もう二度とあんな思いはしたくない。

「J32クラブの…」という文字の意味を理解したとき、胸を衝かれるものがありました。
コメント (12)
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一夜明けて

2006-10-03 00:51:48 | 雑記
自分でも意外なほど、残念な気持ちが抜けないんですよ。ディープインパクトの敗戦に。
僕は当ブログにおいて競馬の話題はほとんど記していませんが(マックイーン逝去の報に
触れた時ぐらいでしょうか)、実はオグリブームの頃に競馬に手を染めたクチでして。
エルコンドルパサーという先駆者はいたものの、日本の馬が凱旋門に勝とうかかというのは
これほどまでに興奮するものなのかと思いましたし、彼なら勝てると思っていたのですが。

僕が競馬の話題で、広く参考にさせてもらっている殿下が関連のエントリーを多くあげて
おられますが、スタートが鍵を握ったという指摘は特に同意ですね。ディープはスタートに
難があるというのはこれまで何度も見られたこと。ただその出負け癖(癖といっていいでしょう)が
逆に足を溜めさせていた面もあっただろうし、ましてやロンシャンで普段と違う競馬をして
勝てるとは思っていなかった。それだけにわざと出負けするなんてことはないにせよ、
まあいつものように「ゆっくりと出て」、道中は後方につけ、最後は「いつものように」
後方から一気に捲ってゴールを駆け抜ける、というシナリオを僕は描いていました。
いや、ほとんどの日本人競馬ファンはそうだったでしょう。

ところが、よりによって、昨日のディープは素晴らしいスタートを切った。おそらくは
生涯最高の。もちろんそれは悪いことではない。ただ、その素晴らしいスタートにより
前目の位置取りをとったのは、彼にとってはむしろ素晴らしくはないことだっだのかも
しれません。今から言うと嘘に聞こえるかもしれませんが、ディープが好スタートから
前目の位置取りで動いているのを見て、僕は嫌な予感を感じたのは事実なんですよ。
繰り返しになりますが、素晴らしいスタートというのはディープにとっては「いつもと違う競馬」で
あるわけで、そのいつもと違うヨソ行きの競馬を強いられたあたりが、ロンシャンの魔力なのか、
なんてことを考えたりして。

スローペースかつ斤量を背負っていたことも考えると、あの位置取りは間違ってはいない。
それは指摘しておくべきでしょう。けれども、他馬をほとんど気にすることなく、これまでは
なかば破天荒な競馬で自分の力を出し切ることのみに集中してきたディープが、
妙に優等生的な競馬をロンシャンで見せたことに一抹の違和感を感じたところはありますね。
あなたはあなたらしく、いつものあなたの競馬にロンシャンでも徹してほしかった、というのはある。
なおかつそれで勝てというのが、物凄く酷な要求だというのは理解しているつもりですが。

実況の中で岡部幸雄氏が最後の直線において、「まだまだ、まだ」と武騎手に追い出しを
待ってくれというような声を上げていたのが印象に残りました。僭越ながら、僕も岡部氏と
同じ感覚を持った。ただ、ユタカとしては、あそこから追い出せばそれこそいつものように
ディープが「天を駆けて」くれるはずだという思いがあったのではないか。ああ、それなのに…。

あとやはり、レイルリンクに負けるのは、とは思いました。本音として(笑)。これが
ハリケーンランとシロッコに負けたのなら、仕方がないで済みますが。ただ、この2頭に
先着しながら、それでも1着にはなれなかったのだから、それはそれで諦めるしかない。
ディープとレイルリンクが10回走れば、おそらく8-9回はディープが勝つと思います。負け惜しみではなく。
ただ最初の1回をどちらが勝つか、それは誰にも分からない。その最初の1回を伏兵が凱旋門の
舞台できっちり仕留めてみせるというのは、ヨーロッパ競馬の奥深さというべきなんでしょうか。

凱旋門賞に、ただ勝利だけを求めて日本馬が出たのは、初めてでしょう。その意味では、
初めて本気で凱旋門に参加できたのかもしれません。ディープでも勝てなかったという事実は、
日本競馬に大きくのしかかるのは確かでしょうが、これからも凱旋門を意識し続けて
いきたいものですね。さしあたって、来年もう一度ディープが出てくれたら最高ですが(笑)。
あるいは、この足でそのままアメリカにいって、BCターフに出るとか(笑)。

まあ、これだけの馬が故障もなく、当初予定していたビッグレースにきちんと出走できるのは
大変なことですし、それを可能にしている池江泰郎調教師をはじめとする陣営の努力に
拍手を送るべきでしょう。願わくば、あと1年ちょっと楽しませてもらえれば。
コメント (4)
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