道成寺縁起が来ていると知り、実物を見たくて行ってみる。
ちょうど見に行ったときに展示されていたのは清姫が蛇に変わろうとするところだった。ネットや本では見たことがあったけど、実物で見るのはやはり違った感慨があるものである。これだけでも行った甲斐があった。
その他の展示としては、主として熊野三山の本地仏や、御正体と言われる本地仏を裏に彫り込んだ鏡の数が多かったように思う。
地方の仏がメインとなっているためか、朴訥な感じが伝わってきてどこか愛らしい。芸術的な好みから言えば、同じく展示されていた奈良の蔵王権現のように、すっとした洗練された雰囲気のものが好きなのだが、こういう素朴な作品にはまた違った味があるものである。
他の展示物の中では、「熊野観心十界曼荼羅」がおもしろい。地獄と極楽の絵が描かれ、構図的にはどれも似ているのだが、そこに描かれている地獄の風景にはそれぞれに個性があり、違いを見比べるだけでも充分に楽しいものがあった。
熊野には那智の滝しか見に行ったことはなかったし、熊野信仰自体ほとんど知らなかったが、何かと勉強になった。
ちょうど見に行ったときに展示されていたのは清姫が蛇に変わろうとするところだった。ネットや本では見たことがあったけど、実物で見るのはやはり違った感慨があるものである。これだけでも行った甲斐があった。
その他の展示としては、主として熊野三山の本地仏や、御正体と言われる本地仏を裏に彫り込んだ鏡の数が多かったように思う。
地方の仏がメインとなっているためか、朴訥な感じが伝わってきてどこか愛らしい。芸術的な好みから言えば、同じく展示されていた奈良の蔵王権現のように、すっとした洗練された雰囲気のものが好きなのだが、こういう素朴な作品にはまた違った味があるものである。
他の展示物の中では、「熊野観心十界曼荼羅」がおもしろい。地獄と極楽の絵が描かれ、構図的にはどれも似ているのだが、そこに描かれている地獄の風景にはそれぞれに個性があり、違いを見比べるだけでも充分に楽しいものがあった。
熊野には那智の滝しか見に行ったことはなかったし、熊野信仰自体ほとんど知らなかったが、何かと勉強になった。
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