南向きのバルコニー

訪れる鳥たち、空に浮かぶいろいろな形の雲、木々の表情・・・
徒然なるままに日々のことを綴っていきたいと思います。

ラグーン ありがとう

2015年10月09日 | イエアメガエル
昨日の正午、イエアメガエルのラグーンが旅立っていきました。

水に入った後、目立たない場所に移って、ひっそりと眠るように逝きました。

とても元気だったラグーンが、
その二日前から
なんとなく様子が違っていました。

いつも寝ている場所で寝なくなり、
普段いないところでじっとしていました。

食べ物も受け付けなくなりました。
いつもいつもラグーンのことを見ている私には
なんとなくわかりました。

ラグーンは、死に支度をしている。

考えたくはありませんが
ラグーンはすべてを受け入れ、
自身の命の期限をわかっているようでした。

その大きな目はそれを物語っているようでした。

思えば、ラグーンが家に来てから、
12年たちました。

もうすでに大人で、大きかったラグーンなので
家に来たのが、2,3歳として
15歳くらいかもしれません。

亡くなる前日の夜遅く、
シドニーにいる息子とスカイプで
ラグーンを讃え、ラグーンに別れを告げました。

ラグーンが来た頃、
まだ小さかった息子にとっても、
いつも当たり前にいる
大きな存在でした。

私は、いつの間にか、ラグーンの水槽のある部屋で寝るようになっていました。
私が寝る時は、ラグーンが起きる時。

ラグーンの穏やかな波動と共に
私は、眠りの中にいました。

時には、不思議な音色で鳴いて、
それは心地いいバックミュージックのような子守歌でした。

そんな日々が長く続きましたが
それは、永遠ではありません。

やはり、物事には終わりが来るし、
命にも限りがあります。

今は、ただただ、とても寂しい。






 お気に入りの寝床で眠るラグーン

ラグーン、その愛らしい姿、やさしい穏やかな存在感。
本当に本当にありがとう。




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2 コメント

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Unknown (トモロッシ)
2015-10-11 21:24:49
ラグーンちゃんのご冥福をお祈りいたします。

カエルの寿命は全く分からないけれど
こうして家の中で飼われて10数年て
とても長いのではないでしょうか。
小さくてフワフワしていて、非常にデリケートな皮膚のカエル。
うちでもし飼っていたら、何でもないアクシデントでつぶしそうな存在。
それがこうして息子さんが小さいときから存在して
長生きしてくれたなんて、
悲しいけれども喜ばしいことのように思います。
ラグーンちゃん、とても幸せだったと思います。
お疲れさまでした、ラグーンちゃん、fairyさん。

うちも今
老齢のネコをまもなく見送りそうです。
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トモロッシさん、ありがとう (fairy25)
2015-10-12 09:54:32
トモロッシさん、こんにちは。

共に生活していた生き物が逝くって、
どんなに小さな生き物でも、
やはりこたえます。

カエルは、意志の疎通や甘えてくるとか、
そういうことはないですが、
その存在がなくなることは、
やはり寂しいです。

トモロッシさんのお宅のネコちゃんたちも
高齢になり、亡くなったと読んだりすると、
トモロッシさんの気持ちは、いかばかりか、
と案じていました。
それぞれ個性があり、一緒に過ごした歴史が
あり、それは、飼い主にしかわかりません。

私も以前、18年飼っていたワンちゃんが死んだときは
虚無感と脱力感でいっぱいになりました。

その時はまだ今より若かったので、いろんなことで紛れもしましたが、
今後年をとってくると、そこから抜け出すのは、
大変だと想像します。

トモロッシさん、ラグーンが幸せだったと言ってくださって、
ありがとうございます。


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