タミアのおもしろ日記

食文化・食育のお役立ちの話題、トンデモ食育、都市伝説、フードファディズムなどを分析して解説します!(^.^)

それはコロナ患者に失礼では、坂本龍一さん・・・・・

2020年06月04日 | Weblog
ウェブマガジン「GQ」2020年5月25日「教授動静第22回」で、坂本龍一さんはコロナ患者を「バチ当たり」と表現していたので、私は志村けんさんを思い出して泣いてしまいそうになりました。
坂本さんは取材にこう答えたのです。
「日本にいるときにニュースで見たんですけど、町のふつうのおばちゃんが”コロナ?人間が調子に乗ったバチでしょう。自然が怒っているのよ”って、さらっと言っていたんです。」と。坂本さんは、こういうアニミズム的な発想こそが欧米より優れている点だと得意になって話していましたが、コロナが「自然が人間に与えた罰」ならなぜ何の罪もない方が病や貧困で苦しむのですか。

自然が人間に対してバチを与えるなら、大震災の結果、何の罪もない福島の方々が東京の人間の肩代わりをして苦しんでるのもバチですか?そうじゃないでしょう。自然が人間にバチを与えるなんて言い方は弱い者いじめだから止めてください。

昔の日本では、「食べものを粗末したバチが当たった」と障害者をいじめたり、「なんかのバチが当たったのさ」と病人を隔離して堕胎や自殺に追い込む苛烈な差別をしていたのです。こんな悲惨な歴史を繰り返してはなりません。坂本さんには歴史の勉強をしてほしいと思いました。

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