タミアのおもしろ日記

食文化・食育のお役立ちの話題、トンデモ食育、都市伝説、フードファディズムなどを分析して解説します!(^.^)

食育で宗教行事が駄目なら五節句も駄目よ。

2023年12月01日 | Weblog
ある管理栄養士さんが「食育ではクリスマスを取り上げてはいけない。クリスマスはキリスト教だから、食育では宗教行事より五節句を指導した方がいい。」とXで言っていたそうです。
ダブルスタンダードなので腹を抱えて笑いました。だって五節句って、宗教行事ですよw

中国の陰陽五行説という古い宗教に基づいて端午の節句(5月5日)や七夕(7月7日)や重陽節(9月9日)などをお祝いしたのが五節句ですよ。
特に七夕は中国の神話が起源です。キリスト教は駄目だけど中国の宗教ならいいの?
ふーん。食育の目的はやっぱり、洋風を廃絶することで日本文化を中国文明の末端にすることかしら(笑)

ちなみに、日本で祝っているクリスマスはキリスト教と全然違うため
宗教から切り離して解釈すべき一つの行事になっています。

イチゴショートのクリスマスケーキは日本人の発明(これは過去のブログに既出)。
日本ではキリストの誕生なんてお祝いせず、プレゼント交換しご馳走を食べる日ですよ。
勉強の為にプロテスタント教会でクリスマスを見学させてもらったことがありますが、サンタさんもプレゼントもなんにも有りませんでした。
聖書を読み賛美歌を歌い厳粛に執り行うのがキリスト教のクリスマスで、日本人が一般的に知っているクリスマスとは全然別物でした。

だから、私たちがやっているクリスマスは、日本人がアレンジした「遊び」です。それを食育に取り上げるのは、宗教色が無いから全く問題無いと思いますよ。

むしろ、七夕様で中国神話の神様の名前を教えたり、端午の節句で菖蒲を薬草として用いる厄除けの方がよっぽど「中国の古代宗教に基づく呪詛的要素」が大きいと言えるでしょう。
食育から宗教的要素を取り除きたいなら、五節句の指導は止めたら?日本が中国の下っ端になる前に。

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