千葉市中央区の自宅付近の散歩道にある野草です。写真はハナニラです。4月中旬に、長男、長女と散歩して写真を撮りました。2歳の長女は花を見つける度に覚えたての「きれい!」を連発していました。
↑ ハナニラとタンポポのコラボです。ハナニラは、誰かが植えたのか、自然に増えたのか分かりませんが、この界隈ではあちらこちらに咲いています。
このタンポポは、ガクが反り返っているので、セイヨウタンポポだと思われます。まぁ、今はほとんどが外来種のセイヨウタンポポですね。それでも、在来種が駆逐された訳では無く、一定数は生存しているようです。
↑ ポピーとカラスノエンドウのコラボです。ポピーもどういう訳か、あちらこちらで咲いているのを見かけます。
ポピーは地中海原産で、正式にはナガミヒナゲシと言うそうです。ケシの仲間なのですが、アヘンの原料になるアルカロイドは含んでおらず、栽培は問題無いようです。
カラスノエンドウもポピー同様に地中海原産です。古来は食用に栽培されていたようで、食べようと思えば、若芽や種子が食べられるようです。
↑ ムラサキカタバミとハナニラのコラボです。ムラサキカタバミは、要注意外来種のようです。南アメリカ原産ですが、江戸時代に観賞用として導入され、帰化しました。綺麗な花を咲かせますが、生命力、繁殖力も強く、在来種を駆逐してしまうようです。まぁ、人間のエゴが招いたことなのですが。
ハナニラはアルゼンチン原産の外来種で、明治時代に観賞用として導入され、帰化しました。ニラのような臭いがするのでハナニラという名前のようですが、ニラとは科は同じものの属違いで、それ程近似種ではないようです。球根植物ですが、放置しても広がる繁殖力の強さを持っています。
ということで、春の野草と言っても、外来種ばかりでした。まぁ、在来種の野草は奥ゆかしい花を咲かせるので目立たず、外来種の華やかな花ばかりが目立つのかもしれませんね。いずれにしても、春を彩ってくれているのは確かですので、素直に美しいと思った方が良いように思いました。