ま,どうでもいい話題からスタートするワタシですが,今頃になってようやく,
を観ました…
今頃…
今さら…
なんつう遅咲き…
ジェネレーションX(またの名:ガンダム世代)を代表する映画なんだそうですが,ま,面白い……いや,けっこう面白いどころか……すんげぇ,面白かった!!!
ちと,感動してしまった。
もっと早く観ておけばよかった。
ちなみに,同居人たる相方は,あんま面白くなかったそうで,,う,ま,『仁義なき戦い』に盛り上がるみたいなもんかも。
で,まあ,『ファイト・クラブ』を観た方はご存知かと思うのですが,この映画の前半は,仕事や人生に疲れた主人公がセルフヘルプ・グループに行き倒します。まったく病気ではないのに,患者を装ってセルフヘルプ・グループに行くのです。
セルフヘルプ・グループ……日本語で言えば,「自助集団」なんですが,ま,同じ境遇の人たちが集まって,いろいろと話そう,という会です。話しているうちに,いろいろともやもやが取れたり,情報交換ができたり,仲間ができたりするんで,けっこう力強く機能しそうです。そもそもは,AA(アルコール依存症者匿名の会)がスタートだそうで,AAの集会に行けば夕方から酒を飲むことはないのでいい,とかなんとかあるそうで,現在ではさまざまな疾患に当事者同士の集まりがあります。
患者たちが情報を交換し合うと困るというような病院なども多そうですが,医者などの支援者が入ると,サポート・グループと名が代わるそうですね。精神障害者の場合,どこまで援助側がサポートすべきなのか,いろいろと意見があるようですが,知り合いのPSWのヒトの話だと,「最初はなかなか大変だけど,けっこう,ほっといても,楽しくやっているみたい」なんだそうです。
とはいえ,ふつうに視野狭く生きているワタシとしては,まったくそんな自助グループはどこにあるんだろうという感じであります。向こう(亜米利加國)では,あちこちにセルフヘルプ・グループがあるんですかね。向こうは,教会とかがあるから(やっぱ基督教のひとは奉仕に熱心であると思う),それが地域に根ざしていたりするんでしょうか(日本の寺,ガンガレ)。
こういう言い方もなんですが,セルフヘルプ・グループは「弱者」のためのもの,ですね。ゆるやかながら,したたかな,横のつながり,連帯,そういったイメージを持っています。社会を変えてゆく力になるのか,それとも仲間内で愚痴を言い合っているうちに終わるのかは,グループによって違うのでしょうが,なかなか面白いもんだなぁと思います。ある意味で,最後の人間的な集まりなのかもしれません。
今道氏は医師。アルコール依存の臨床家。グループにどのくらいの距離を置くのか,「サポート」ってなかなか難しいですね。
高松氏は臨床心理士。九州大学名誉教授の村山正治先生のお弟子さんらしく,エンカウンターグループをやられていたのではないかと推測します。さすがに集団については詳しく,手取り足取りわかる感じの本になっています。自助グループを立ち上げるときにはお役立ち的。
この二つは学術的な本です。著者たちは社会福祉系の臨床家です。グループワークの世界では有名だと思います。学術とはいえ,けっこう自助グループの当事者たちも役に立つのではないかと感じます。
「売れない本ばかり作っている編集者の自助グループ」とかないですかね。
ちなみに,『ファイト・クラブ』の原作者チャック・パラニュークの小説はけっこう面白いです。「心の闇」を抱えた人の話ばかりですが。
とかね。(「サバイバー」は,カルトの子を扱った小説でつ。)
チェックしてみてください。
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を観ました…
今頃…
今さら…
なんつう遅咲き…
ジェネレーションX(またの名:ガンダム世代)を代表する映画なんだそうですが,ま,面白い……いや,けっこう面白いどころか……すんげぇ,面白かった!!!
ちと,感動してしまった。
もっと早く観ておけばよかった。
ちなみに,同居人たる相方は,あんま面白くなかったそうで,,う,ま,『仁義なき戦い』に盛り上がるみたいなもんかも。
で,まあ,『ファイト・クラブ』を観た方はご存知かと思うのですが,この映画の前半は,仕事や人生に疲れた主人公がセルフヘルプ・グループに行き倒します。まったく病気ではないのに,患者を装ってセルフヘルプ・グループに行くのです。
セルフヘルプ・グループ……日本語で言えば,「自助集団」なんですが,ま,同じ境遇の人たちが集まって,いろいろと話そう,という会です。話しているうちに,いろいろともやもやが取れたり,情報交換ができたり,仲間ができたりするんで,けっこう力強く機能しそうです。そもそもは,AA(アルコール依存症者匿名の会)がスタートだそうで,AAの集会に行けば夕方から酒を飲むことはないのでいい,とかなんとかあるそうで,現在ではさまざまな疾患に当事者同士の集まりがあります。
患者たちが情報を交換し合うと困るというような病院なども多そうですが,医者などの支援者が入ると,サポート・グループと名が代わるそうですね。精神障害者の場合,どこまで援助側がサポートすべきなのか,いろいろと意見があるようですが,知り合いのPSWのヒトの話だと,「最初はなかなか大変だけど,けっこう,ほっといても,楽しくやっているみたい」なんだそうです。
とはいえ,ふつうに視野狭く生きているワタシとしては,まったくそんな自助グループはどこにあるんだろうという感じであります。向こう(亜米利加國)では,あちこちにセルフヘルプ・グループがあるんですかね。向こうは,教会とかがあるから(やっぱ基督教のひとは奉仕に熱心であると思う),それが地域に根ざしていたりするんでしょうか(日本の寺,ガンガレ)。
こういう言い方もなんですが,セルフヘルプ・グループは「弱者」のためのもの,ですね。ゆるやかながら,したたかな,横のつながり,連帯,そういったイメージを持っています。社会を変えてゆく力になるのか,それとも仲間内で愚痴を言い合っているうちに終わるのかは,グループによって違うのでしょうが,なかなか面白いもんだなぁと思います。ある意味で,最後の人間的な集まりなのかもしれません。
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今道氏は医師。アルコール依存の臨床家。グループにどのくらいの距離を置くのか,「サポート」ってなかなか難しいですね。
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高松氏は臨床心理士。九州大学名誉教授の村山正治先生のお弟子さんらしく,エンカウンターグループをやられていたのではないかと推測します。さすがに集団については詳しく,手取り足取りわかる感じの本になっています。自助グループを立ち上げるときにはお役立ち的。
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この二つは学術的な本です。著者たちは社会福祉系の臨床家です。グループワークの世界では有名だと思います。学術とはいえ,けっこう自助グループの当事者たちも役に立つのではないかと感じます。
「売れない本ばかり作っている編集者の自助グループ」とかないですかね。
ちなみに,『ファイト・クラブ』の原作者チャック・パラニュークの小説はけっこう面白いです。「心の闇」を抱えた人の話ばかりですが。
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サバイバーチャック パラニューク Chuck Palahniuk 池田 真紀子 早川書房 2005-02売り上げランキング : 143630Amazonで詳しく見る by G-Tools |
とかね。(「サバイバー」は,カルトの子を扱った小説でつ。)
チェックしてみてください。
TBさせてもらっちゃいました
とても深いブログですね。
見ていて勉強になります。
また遊びにこさせてもらいます。
それではっ
どうも。TBとコメントありがとうございます。
TB先,拝見しました。ナイス明日使える無駄知識ですね。そうですか,2番目に人気があるのですか,ファイトクラブが……。
私も「お塩」は好きです。またお暇な時にでも遊びにいらしてください。