どうもどうも。昨日の夕飯は，豚肉いためと豚汁で豚がかぶってしまった僕です。先日はリハビリと称しながらすごいダラダラと駄文を書き連ねてしまったわけですが，廃墟に蠢く蚯蚓は蚯蚓らしく，分相応に参りたいと思うわけです。
といいながら，タイトルぶち上げてみたわけですけど，まあこれどう考えても，蚯蚓に扱える器量などない！ ということで，心理療法と格差社会，と書けず，姑息にもひらがな表記してみました。カタカナ表記も考えてみましたが，シンリリョウホウトカクサシャカイ，なんかどうもカクカクしていけない。かんぽとカンポじゃイメージ違うのと同様，ここはひらがなで決めよう，とひとりごちたのが僕です。
で，まあ，本日のテーマの口火を切るのは，
に収録の，小倉清・村瀬嘉代子・川畑友二の三先生の対談「子どもの臨床と人類の未来を考える」なんですけど，タイトルのスケール感もさることながら，また斯界きっての臨床派の先生がたの臨床談義もさることながら，あるいは小倉先生の武勇伝もさることながら，後半のほうがかなりスケールのでかい地球規模の話になってて面白すぎます。そんなかで，村瀬先生が，心理療法的な人間観と現代社会の矛盾と葛藤みたいなことをぶち上げて，社会経済状況の話になってって，エキサイティングなんでありますね。
まあ，心理療法的な人間観つうのは結局「世界にひとつだけの花」的価値観と言い換えてもいいわけですよね，「あなたはあなたのままですばらしい」と。これはもうナントカ療法を超えて，暗黙的に共通の臨床家の価値観といってしまって構わないと思うんですけど，それをいま声を大にしていうこと――もちろんその価値は揺るぎないけれど――について，臨床家にもそしてクライアントにも，葛藤が生じまくる状況なわけですよね。
昨今の社会経済的状況を考えると，貧すれば鈍す，福祉に金かけてんじゃねえ的価値観すら，表明することはばからない輩もおりますしね，なんか殺伐としてきてますよ，当たり前だけど。
まあでもこういう社会経済的な状況について，心理の人が物申すことはあまりない，もちろん畑違いということもあるし，むしろ畑違いであり続けるべき側面もありながら，衣食足りて礼節を知る，ってのはうまいこといったもんだと思いますが，そういう状況を葛藤として抱えざるを得ないわけで，もちろんその葛藤は，心理療法の始原よりあったとは思うのですが，より顕在化した，というかあからさまな形で突きつけられてるってのは，結構というかかなりというかめちゃくちゃ大変なことだと思うんですよね。
当たり前のことを改めて意識させられることの意義はでかいですね。心理が介入できるかどうかはさておいて，マジで必読と思います。知っていなくてはいけないというか，知っているだけじゃなく，直視しなくてはいけないというかね。
あと，
貧困研究 vol.1(October2008) (1)貧困研究会 明石書店 2008-10売り上げランキング : 70041Amazonで詳しく見る by G-Tools
こんな雑誌も出てるわけですね。まあ社会政策という分野ですけどね。
と，やってると，もうどんどん暗～い気持ちになってしまうわけですけどね，なんていうか，
改めて稀有の人物だったんだなあ。などと，英雄待望して現実逃避してもしょうがないんですけどね。
現状分析は大切です。ほんとよくまとまってる。
ていうかさ，サブプライムとかクレジットデフォルトスワップとか考えついた人って，善悪は別として，ものすごい頭がいいと思うんですけど，その頭の良さでサ，ひとつなんか考えてほしいと思うけどね。ネオコンだけど篤志家っていないかな？
…………。スンマセン。
といいながら，タイトルぶち上げてみたわけですけど，まあこれどう考えても，蚯蚓に扱える器量などない！ ということで，心理療法と格差社会，と書けず，姑息にもひらがな表記してみました。カタカナ表記も考えてみましたが，シンリリョウホウトカクサシャカイ，なんかどうもカクカクしていけない。かんぽとカンポじゃイメージ違うのと同様，ここはひらがなで決めよう，とひとりごちたのが僕です。
で，まあ，本日のテーマの口火を切るのは，
 | 児童精神科ケース集 (小倉清著作集)小倉 清岩崎学術出版社 2008-10売り上げランキング : 125427Amazonで詳しく見る by G-Tools |
に収録の，小倉清・村瀬嘉代子・川畑友二の三先生の対談「子どもの臨床と人類の未来を考える」なんですけど，タイトルのスケール感もさることながら，また斯界きっての臨床派の先生がたの臨床談義もさることながら，あるいは小倉先生の武勇伝もさることながら，後半のほうがかなりスケールのでかい地球規模の話になってて面白すぎます。そんなかで，村瀬先生が，心理療法的な人間観と現代社会の矛盾と葛藤みたいなことをぶち上げて，社会経済状況の話になってって，エキサイティングなんでありますね。
まあ，心理療法的な人間観つうのは結局「世界にひとつだけの花」的価値観と言い換えてもいいわけですよね，「あなたはあなたのままですばらしい」と。これはもうナントカ療法を超えて，暗黙的に共通の臨床家の価値観といってしまって構わないと思うんですけど，それをいま声を大にしていうこと――もちろんその価値は揺るぎないけれど――について，臨床家にもそしてクライアントにも，葛藤が生じまくる状況なわけですよね。
昨今の社会経済的状況を考えると，貧すれば鈍す，福祉に金かけてんじゃねえ的価値観すら，表明することはばからない輩もおりますしね，なんか殺伐としてきてますよ，当たり前だけど。
まあでもこういう社会経済的な状況について，心理の人が物申すことはあまりない，もちろん畑違いということもあるし，むしろ畑違いであり続けるべき側面もありながら，衣食足りて礼節を知る，ってのはうまいこといったもんだと思いますが，そういう状況を葛藤として抱えざるを得ないわけで，もちろんその葛藤は，心理療法の始原よりあったとは思うのですが，より顕在化した，というかあからさまな形で突きつけられてるってのは，結構というかかなりというかめちゃくちゃ大変なことだと思うんですよね。
 | 子どもの貧困―子ども時代のしあわせ平等のために浅井 春夫 湯澤 直美 松本 伊智朗 明石書店 2008-04売り上げランキング : 23872Amazonで詳しく見る by G-Tools |
当たり前のことを改めて意識させられることの意義はでかいですね。心理が介入できるかどうかはさておいて，マジで必読と思います。知っていなくてはいけないというか，知っているだけじゃなく，直視しなくてはいけないというかね。
あと，
貧困研究 vol.1(October2008) (1)貧困研究会 明石書店 2008-10売り上げランキング : 70041Amazonで詳しく見る by G-Tools
こんな雑誌も出てるわけですね。まあ社会政策という分野ですけどね。
と，やってると，もうどんどん暗～い気持ちになってしまうわけですけどね，なんていうか，
 | 福祉を変える経営~障害者の月給1万円からの脱出小倉 昌男日経BP社 2003-10-09売り上げランキング : 10591Amazonで詳しく見る by G-Tools |
改めて稀有の人物だったんだなあ。などと，英雄待望して現実逃避してもしょうがないんですけどね。
 | 障害者の経済学中島 隆信東洋経済新報社 2006-02-10売り上げランキング : 22576Amazonで詳しく見る by G-Tools |
現状分析は大切です。ほんとよくまとまってる。
ていうかさ，サブプライムとかクレジットデフォルトスワップとか考えついた人って，善悪は別として，ものすごい頭がいいと思うんですけど，その頭の良さでサ，ひとつなんか考えてほしいと思うけどね。ネオコンだけど篤志家っていないかな？
…………。スンマセン。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます