心理学の本(仮題)

【職場に】心理学書編集研究会(略称:心編研)による臨床心理学・精神医学関連書籍のブックレヴュー【内緒♪】

【予告】僕は数学ができない~数学音痴はストレスマネジメントの夢を見るか

2009-03-10 17:42:29 | 臨床心理学
どうもです。月曜日に更新できなかった……。ご寛恕ご寛恕と申しつつ,今日も予告編かよ! という感じですが,われらが「CBTセンター」の西川先生が『こころの科学』に執筆されてる,こりゃスゴイ,メデタイ,メデタイと,祝福モードもありつつ,


こころの科学 144号 (144) 特別企画=こころの悩みに強くなるこころの科学 144号 (144) 特別企画=こころの悩みに強くなる
原田 誠一

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これだと内容分からないから,ぐいっと飲尿もとい日本評論社のHPから引用しますと,

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特別企画=こころの悩みに強くなる
原田誠一/編

●人間の経験とこころの悩み・健康
悲しむことによってはぐくまれる―対象喪失を経ることについて 高野 晶
思春期と「アイドル」イメージ―ユング心理学の立場から 岩宮恵子
愛とこころの悩み・健康―アドラー心理学の立場から 坂本玲子
自己評価・対人スキルとこころの悩み・健康 城所尚子
―交流分析の立場から、「私はOK、あなたはOK」
ストレス・トラウマとこころの悩み・健康―認知行動療法の立場から 西川公平
とらわれとこころの悩み・健康―森田療法の立場から 内村英幸
家族との和解―内観療法の立場から 三木善彦

●ライフサイクルとこころの悩み・健康
こころの発達と子どもの悩み 岩佐光章
青年期のこころの歩み 小泉葉月
中年期のこころの悩み・健康 原田雅典
老いとこころの悩み・健康 亀山知道
死とこころの悩み・健康 中澤正夫

●社会状況とこころの悩み・健康
ネット社会とこころの悩みとDAM理論 今  忠
格差社会とこころの悩み・健康 松崎博光
「おたく」であることの困難と希望 斎藤 環
国際化・海外生活とこゝろの悩み・健康 小堀 修


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なかなか面白かったのです。最近の企画では,かなり良かったのではないかと思います(上から目線サーセン)。さすが原田先生ですね!


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ま,それで,その興奮を覚めやらぬままに,妄想が進み,


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を軸に,記事をぶち上げようと思ったわけですが,ウン? なんか興奮のせいか,いくらなんでもわやくちゃすぎる文章しか書けておらず……と書くと,え? いつも推敲してたの? 推敲しててあれなの? バカなの? 死ぬの? と言われそうですけど,バカだけど,死にません! ええ死にませんよ,ただバカはバカなりにバカの考え休むに似たりと申せどもバカもバカゆえに考えたりすることもあるわけで,バカだって生きてるんですよ,そこんとこよろしく。なんでこの取り合わせなのか,というのはまあ読んでからにしてくださいませね。

というわけで,また後日,会いましょう!

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5 コメント

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おおお (ぽちこ)
2009-03-16 23:57:54
おもろそう~。
ライフサイクルとか経験とか,いやん,おいら好みな感じなのにノーチェックでした。
ありがとうございます。

ありがとついでに土居先生の新刊のレビューをお願いします。お時間ある時にでもいいので,ぜひ!
返信する
実際 (gestaltgeseltz)
2009-03-18 01:52:11
「実際のところ、読んで頂けているのなら、そうとわかるコメントを」というコメントから入らせてもらいます。
なんなら読んでるのにもかかわらず、読んだと言いづらい文脈なんかも存在していたりいなかったり。

しかし、まあ、私のたぶん多分に駄文(Psy-Pub風ダジャレ)を読んで頂いた方には、時間を無駄に使わせて申し訳ないことでした、的なへりくだりを見せておくことで、却って「おれ自虐的だから、えらいんだ」というプライドの裏返し的な精神分析的な解釈なんかもあり得るような、CBTはそんなこと言わないぞ!と思っています。

まあでも、原田先生だし、神田橋先生だし、その辺気を使った文章でもありました。
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Unknown (psy-pub)
2009-03-18 10:22:23
>>ぽちこさま

コメントありがとうございます! そうそうライフサイクルでどしっと一本筋が通ってる印象でしたよ。ぜひご覧になってみてください。

>土居本

ハイ……といいつつ,こういうすごい書評も見つけてしまい,

土居健郎著『臨床精神医学の方法』を読む---Gabbardの演習林-心理療法・精神医療の雑記帳
http://d.hatena.ne.jp/gabbard/20090305/p1

正面からやるのは,なんかおそれおおい気もして,著作列挙しながら姑息にチョロチョロッとやろうかな,と思ってる次第なのです……。
返信する
Unknown (psy-pub)
2009-03-18 11:34:16
>>gestaltgeseltzさま

コメントありがとうございます。

>実際のところ、読んで頂けているのなら、そうとわかるコメントを

とのことですが,どうもスイマセン。ずらした論法を日々使ってるうちに,知らず知らず論法がずれまくるのが習い性になってますね。

まじめに書くと(自信ないですが),非常に手堅くスキのない論文で,フムフムフムーと読ませて戴きましたです。

ストレスの定義から始まり,治療上の限界設定(飯のタネ)とか思考の限界設定(身体と脳)とか目鼻という限界設定(鳥の羽)ときて,なんとなく不安定な気持ちになるところを見越して,最後ブッダを持ってくるところが,さすがの感覚と思いました。

具体的でない,ということではないですが,CBTのテクニックを伝授,というよりは,そのコンセプトというか治療観というか人間観というか哲学というか,そういうものを伝えようとしてる印象でした。手前味噌的な事例がないのも―それは誠実さとも関連すると思うのですが―そうした印象を持つ一因だったかもしれません。

個人的に気になったのは,パッケージという言葉で,来談者のパッケージ性が気になったので,あとの記事を書いてみた,という感じです。

>まあでも、原田先生だし、神田橋先生だし、その辺気を使った文章でもありました

治療志向という意味で,本質的には近づいていくんじゃないか? などと思ったりもし。
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おっと、失礼 (gestaltgeseltz)
2009-03-19 12:30:26
「ひょっとしたらPsy-Pubさんは紹介している本読んでいないんじゃないだろうか?」的読者の疑問を代表して質問させてもらった感とか言って、その実自分の失礼さを万人になすりつける魂胆がミエミエに露呈して申し訳ないです。

これでPsy-Pubさんはあらゆる本を隅から隅までなめるように読んでいるというエビデンスが得られたってことですかね?ちがいますかね?

いずれにせよ若手特集ですから、若手の書く戯言と思ってご笑覧いただく類のものですわ。
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