心理学の本(仮題)

【職場に】心理学書編集研究会(略称:心編研)による臨床心理学・精神医学関連書籍のブックレヴュー【内緒♪】

物言おうとしたら寒さで唇バリバリで口があけられません上官殿Sir

2006-01-06 13:19:47 | 脳科学・高次脳機能
 いやあ寒いですね。異常ですね,この寒さは。昔,なんかの本で,地球温暖化がすすむと,寒冷化もすすむ,というような論を読んだことがあります。すなわち,温暖化→氷河が融ける→海水の塩分濃度が下がる→気温が下がる,という仕組みだったように思いますが(結論としてどっちになるかは忘れました……スイマセンorz),どこで読んだんだろうなあ。しかし,物言えば唇寒し,どころか,物言おうとしたら寒さで唇バリバリで口があけられません上官殿Sir,って感じですな。おー,サム。オポッサム(有袋類)。
 ま,私イギリス人じゃないので,天気の話はこれくらいにして,今日も本の紹介イッテミヨ!


基盤としての情動―フラクタル感情論理の構想

ルック チオンピ (著),山岸 洋,菅原 圭悟,野間 俊一,松本 雅彦(翻訳)

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 ドドーン。イイですね,こういうの。情「動」を考えようとしたら,自然行き着く発想ではないでしょうか。「情動」の本って実はあんまりないんですよね。論を展開してくなかで,「情」に関する従来の考えもキチンと整理してくれてます。しかしいわゆる「認知」的な考えに足りなかったのはこのダイナミズムなんじゃないかな,とかね。
 しかし,カオスとかフラクタルとか,なんか懐かしいですねえ。皆さん,バタフライ効果とかご存じですか? そうそう,それそれ。南米で蝶々が羽ばたくと,日本で風が吹いて,風が吹いたらほこりが舞って,最終的に桶屋が儲かって,儲かった桶屋がそれを元手に結婚斡旋業を立ち上げて,アメリカ海軍士官と芸者を結婚させて,それを元にイタリア人がオペラ作曲してくれる,っていうアレですね(これもちろんウソですから,鵜呑みにしないでね。あと,ドラッグはダメ,絶対。もちろん戦争にも反対だ)。


複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線

マーク・ブキャナン (著), 阪本 芳久 (翻訳)

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 ちょっと離れますけど,ネットワーク理論でこんなのも最近読みました。スモールワールド・ネットワーク,面白いね。しかし欧米のサイエンスライターってホントすごいなあ。ネットワーク理論に興味をもったなら,読んでみるのに最初の本としては結構いい感じなんでは。ややこじつけっぽいのはご愛嬌。本質を読み取れれば,問題ナッシング。


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