心理学の本(仮題)

【職場に】心理学書編集研究会(略称:心編研)による臨床心理学・精神医学関連書籍のブックレヴュー【内緒♪】

【本は見かけじゃ】タイトルだけで判断しちゃあいけませんぜ【分からない】

2006-01-05 13:58:43 | 臨床心理学
 どうもです。チュルパン・ハマートヴァ(過去ログのこれをご参照あれ)のCutyにやられっ放しのpsy-pubでっす。これからは,問答の時は「そもさん! せっぱ!」じゃなくて「チュルパン! ハマートヴァ!」でいってはいかがか,などと,そんな風に思ったり思わなかったり,思わなかったり思ったり,薪に臥したり,胆を嘗めたり,まあともかくそんな感じなんすわ(なんだそりゃ?)。
 で,チュルパンとはまったく関係ないんですが,この本,タイトルだけで勘違いしてて,読んでなかったんですよ。で,読んだんですが,当たり前ですが予想を裏切られたわけですな。 

子どもの喪失と悲しみを癒すガイド―生きること・失うこと

リンダ ゴールドマン(著), 天貝 由美子(翻訳)

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 私はてっきり,「親や家族のため」の「子どもを喪失した悲しみを癒す」ガイドブックと思い込んでしまったわけですね。だからなんで「子ども限定」なのかが分からず,放置しておったわけですが,皆さんご存知のとおり,「親が読む」,「子どものため」の「喪失と悲しみを癒す」ガイドブックだったわけなんですね。帯にも「子どものためのやさしいグリーフワーク」って書いてあるのに,なんでそう思っちゃったんだろう。
 ちなみに原書はこれ。

Life and Loss: A Guide to Help Grieving Children

Linda Goldman

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 ふむふむ。GrievingなChildrenをHelpするためのGuideなわけですな。まあ頭に「子どもの」ともってきたかったがためにこうなったんですかね。

 閑話休題(閑話から入ったくせに!)
 
 内容的には,とてもヒューマンな感じなんですが,実践においては,大変有用なのではと思います。一応初っ端に統計的な話から入ってますが,本領は事例記述になりますでしょう。結構,グリーフワークに限らず,もう少し幅広い読み方も可能じゃないかな。ともあれ,子どもの臨床に関わる方,一読の価値ありと思います。


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