ポロリはないよ,ありません。水泳大会でもありません,ごめんなさい。
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ということで,2005年にインパクトあったなあという出版ニュースのひとつにロジャーズの主著3冊の新訳ということがあったのは記憶に新しかったりするかもしれません。
これら,ですな。
で,時の流れは移りにけりないたずらに,波のまにまに,時はいま2007年なわけですが,この間,いろいろあったねぇー。いろいろあった,いろいろあったよ。未婚から結婚したり離婚したり非婚家族したり週末婚したり昏睡状態に陥ったり離魂したりいろいろあった(ねえよ!)。
とぼんやりしてるうちに,主要著作集以降,ロジャーズおよびパーソンセンタード関連,結構出版ラッシュだったのね,と今気づいたわけでして,宦官もとい汗顔の至りですが,ま,もともと人気があるわけですけど,カウンセリングというと,どちらかといえば現在では軽い作りのものが多い気がしますが,わりとゴツイのも出てきたナアという感じでしょうか。
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「クライエント中心」と頭に持ってくるのは,最近では意外と珍しいのではないでしょうか。「無条件の肯定的配慮」など中期ロジャーズの基本的なところを概説しております。
いわずもがなの大御所,村山先生の論文集です。ロジャーズ,PCA,臨床心理学,その日本での歩みそのものです。実践の人。『On Becoming a Person(ロジャーズが語る自己実現の道)』の書評が良いです。
現在活躍する俊秀を育てた,佐治先生の名著の新装版です。ソフトな雰囲気に騙されそうですが,これは相当詰まった本です! その経験によって読み方が違ってくるんじゃないでしょうか。『カウンセリングを学ぶ―理論・体験・実習』もいいですが。
上記の主要著作集にあわせた改訂新版ですね。著作集を読むのに便利かも。
ロジャーズ派の現代的展開といえば,これです。ロジャーズ,ジェンドリンを再考しつつ,学派普遍のセラピーの本質に迫る内容。「うなづき」的理解しかしてない方は,是非これを。
ロジャーズ,最後のインタビュー。装丁がインパクトすぎ。そして最終的には世界平和。何ーベル?平和賞?あげちゃうぞ,ピース。
後期ロジャーズによるパーソンセンタードの概念を拡張した教育論。訳者あとがきが,ロジャーズ翻訳史の一側面を描き出してます。
ロジャーズってこうだよね,と早分かりしてるむきだと,目から鱗落ちまくり。再録された「カウンセリングの条件―純粋性・受容・共感をめぐって 」を中心に,疾風怒濤の心理療法論へ。結果的には,上記『パーソン・センタード・セラピー』とは別ルートから,しかし,共通した議論になってきます。読むというのは深いです。
てなところで,本日はドロンします。アデュー。
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ということで,2005年にインパクトあったなあという出版ニュースのひとつにロジャーズの主著3冊の新訳ということがあったのは記憶に新しかったりするかもしれません。
これら,ですな。
カウンセリングと心理療法―実践のための新しい概念C.R. ロジャーズ Carl R. Rogers 末武 康弘 岩崎学術出版社 2005-04売り上げランキング : 69839Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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ロジャーズが語る自己実現の道C.R. ロジャーズ Carl R. Rogers 諸富 祥彦 岩崎学術出版社 2005-08売り上げランキング : 59012Amazonで詳しく見る by G-Tools |
で,時の流れは移りにけりないたずらに,波のまにまに,時はいま2007年なわけですが,この間,いろいろあったねぇー。いろいろあった,いろいろあったよ。未婚から結婚したり離婚したり非婚家族したり週末婚したり昏睡状態に陥ったり離魂したりいろいろあった(ねえよ!)。
とぼんやりしてるうちに,主要著作集以降,ロジャーズおよびパーソンセンタード関連,結構出版ラッシュだったのね,と今気づいたわけでして,宦官もとい汗顔の至りですが,ま,もともと人気があるわけですけど,カウンセリングというと,どちらかといえば現在では軽い作りのものが多い気がしますが,わりとゴツイのも出てきたナアという感じでしょうか。
ま,そこで例によって,時系列順に並べ,Pick Up & Review! 僕たち飲むならPicnic! ってことで,以下つらつらとまいりましょうか。字数制限これありにつき,急ぎ足で参ります。
クライエント中心のカウンセリング佐々木 正宏 駿河台出版社 2005-10売り上げランキング : 538940Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「クライエント中心」と頭に持ってくるのは,最近では意外と珍しいのではないでしょうか。「無条件の肯定的配慮」など中期ロジャーズの基本的なところを概説しております。
ロジャースをめぐって―臨床を生きる発想と方法村山 正治 金剛出版 2005-12売り上げランキング : 149418Amazonで詳しく見る by G-Tools |
いわずもがなの大御所,村山先生の論文集です。ロジャーズ,PCA,臨床心理学,その日本での歩みそのものです。実践の人。『On Becoming a Person(ロジャーズが語る自己実現の道)』の書評が良いです。
カウンセラーの“こころ”佐治 守夫 みすず書房 2006-02売り上げランキング : 434431Amazonで詳しく見る by G-Tools |
現在活躍する俊秀を育てた,佐治先生の名著の新装版です。ソフトな雰囲気に騙されそうですが,これは相当詰まった本です! その経験によって読み方が違ってくるんじゃないでしょうか。『カウンセリングを学ぶ―理論・体験・実習』もいいですが。
ロジャーズを読む 改訂版久能 徹 末武 康弘 保坂 亨 岩崎学術出版社 2006-06売り上げランキング : 349194Amazonで詳しく見る by G-Tools |
上記の主要著作集にあわせた改訂新版ですね。著作集を読むのに便利かも。
パーソン・センタード・セラピー―フォーカシング指向の観点からキャンベル パートン Campbell Purton 日笠 摩子 金剛出版 2006-09売り上げランキング : 53303Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ロジャーズ派の現代的展開といえば,これです。ロジャーズ,ジェンドリンを再考しつつ,学派普遍のセラピーの本質に迫る内容。「うなづき」的理解しかしてない方は,是非これを。
カール・ロジャーズ静かなる革命カール・R.ロジャーズ デイビッド・E.ラッセル 誠信書房 2006-09売り上げランキング : 127575Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ロジャーズ,最後のインタビュー。装丁がインパクトすぎ。そして最終的には世界平和。何ーベル?平和賞?あげちゃうぞ,ピース。
学習する自由・第3版カール ロジャーズ H.ジェローム フライバーグ Carl R. Rogers コスモスライブラリー 2006-10売り上げランキング : 447581Amazonで詳しく見る by G-Tools |
後期ロジャーズによるパーソンセンタードの概念を拡張した教育論。訳者あとがきが,ロジャーズ翻訳史の一側面を描き出してます。
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ロジャーズってこうだよね,と早分かりしてるむきだと,目から鱗落ちまくり。再録された「カウンセリングの条件―純粋性・受容・共感をめぐって 」を中心に,疾風怒濤の心理療法論へ。結果的には,上記『パーソン・センタード・セラピー』とは別ルートから,しかし,共通した議論になってきます。読むというのは深いです。
てなところで,本日はドロンします。アデュー。
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