マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

人を殺して責任能力なしというのはやめてほしい

2021-11-05 01:55:35 | ニュース
もう5日になってしまいましたが、4日の午後は弁護士さんのところへ行きました。
訴訟等々の契約をするためです。
このブログに、あまり暗い話は書きたくないのですが、5月21日に義母が殺人事件により亡くなったことを書いたので、やはりその後も…と思うので。
3か月の精神鑑定が9月初めに終わり、結果、認知症による怒りの衝動を抑えられないことから起こした事件で、責任能力もないという判定が下され、不起訴となったわけです。
怒りの衝動を抑えられない人が殺人事件を起こすのでしょう!
そもそも、人を殺めようと思った段階で、正常の精神ではないわけで、それを後から責任能力なしと言われても、それでは、殺された人は殺され損でしかありません。
精神鑑定をする人は、その点をどう考えているのか…と思いますね。
あの人は狂っていたから殺されたのはお気の毒でした…とでも言うのでしょうか!
実に腹立たしいです。
折しも、神戸で5人を殺傷した事件の裁判の判決があり、何と無罪!
刑事責任能力がない「心神喪失」の人の行為は罰しないと定めている刑法39条によるそうです。
責任能力があるかないか、客観的に数値で測れるものではないので、判定した人の裁量なのかなぁ…と思えてしまいます。
義母の事件も神戸で判定しているはずなので、ひょっとして同じ先生???
それに、事件後に判定をしても、事件を起こした時にホントに精神に異常をきたしていたかはわからないですよね。
事件を起こしたことにより認知症が進行したかもしれないし、精神的におかしくなったかもしれないし、とにかく事後に判定してもそれは違うのじゃないか…とかいろいろ思うわけです。
刑法には、被害者側の立場が何も考えられてないですね。
刑罰ではなく治療をと言われても、そもそも人を殺したという事実だけで、責任能力云々ではなく、きちんと刑罰を受けてほしいですね。
精神鑑定などしないで、一律に…です。
神戸の事件は、被告がまだ若いので、治療の効果があるかも知れませんが、義母の事件は、加害者が高齢で認知症となれば、今後は病院でお世話をしてもらってのんびり暮らすのでしょう。
受け入れてくれる介護施設もないでしょうし、家族も見ないでしょうし、そもそも精神に異常をきたしているわけですから、病院…。
はぁ~ですね。
不起訴が決まった時、それを伝えるため、姫路からわざわざ検事さんが説明のために横浜まで出向いてこられました。
電話やメールで済ませる話ではない…と。
今の司法制度では、やむを得ないらしいです。
制度そのものを見直してほしいですね。
今後もたくさん理不尽な思いをする人が出てきますから。

義母の件は、監視カメラに一部始終が録画されていて、それを見てもなお、責任能力なしとされるのは、納得がいかないし、そもそも裁判にもならないと責任の所在も明らかにならないし、ごみを捨てるように階段から落とされて亡くなった義母の、人としての尊厳はどうなのか…と思うと、あぁそうですかと言って済ませるわけにはいかないので、やむを得ず、検察審査会にも申し立てをすることにしました。
費用がかかるばかりで、無駄になるかもしれませんが、それでも…です。
それと民事で加害者本人と、高齢者住宅運営会社に損害賠償請求もすることになるので、その打ち合わせもしました。
ホントは、時間とお金がかかるばかりで、できれば何もしたくないのですが、やはり人としてそれはないかな…と思うので。

もっと早く終わるかと思たのに、夕方までかかり、すっかり暗くなりましたが、山下公園も近かったので、歩いて行き、夜の港の写真を撮ったりしました。
ついでにできることはやっておこう…と。
中華街でご飯を食べて帰ったら、さすがに疲れて、頭痛も…。



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