ここ最近、美術展は3つ行きましたが、まずはキュビズム展について。
パリポンピドゥーセンターの国立近代美術館は、近現代アートの美術館で、ピカソ、カンディンスキー、マティス、シャガール、ダリ、モンドリアンなどなどの作品を展示していますが、改装されることになり、日本での作品展が開催されたとか。
パリには先史時代から19世紀以前の作品のルーブル美術館、印象派以降の作品のオルセー美術館、近現代作品のポンピドゥーセンター…というのが、3大美術館です。
他にももちろんオランジュリーとかマルモッタンとかピカソとかいろいろありますけど。
何度かパリに行ったのに、ポンピドゥーだけはその頃興味がなかったので、行かなかったのですよね。
なので、この度日本で見ることができて良かった…と。
キュビズムの作品がメインで、そういう作品をまとめてみるとなかなかおもしろいものです。
キュビズムには楽器が合うのか、たまたま私が楽器に関する絵に目が行ったのか…ですけど、バイオリンやギターなどを題材にした絵が良かったかな。
ブラックの作品では、楽器やヴァイオリンのある静物やギターを持つ女性。
ピカソはギター奏者やヴァイオリン。
グリスのヴァイオリンとグラス。
フランス南部のアンティーブにピカソ美術館があるのですが、ピカソの主な作品はないものの、グリマルディ城と呼ばれ、ピカソがアトリエにしていたところで、ここにギターの塊が作品として展示してあって、ピカソの作品かはわかりませんが、キュビズムと楽器の関係を見て、これもそうなのか…とか、いろいろ考えてしまいました。
見た当時から不思議な作品というか塊というか、けっこう気になったものでした。
シャガールの絵では、婚礼がありましたが、あまりキュービズムという感じではない…。
シャガールと言えば、パリオペラ座の天井画です。
ということで、最近は写真を撮れる作品もボチボチあって、つい撮ることに夢中になってしまいますが、できるだけ興味を持ったものだけに絞るようにはしてますね。
それにしてもキュビズムって、どういう発想をしたらこういう作品になるのか…と、いろいろ考えてしまいました。