goo blog サービス終了のお知らせ 

楽天経営主義

経営コンサルタントが経営とは関係なく
日常を気ままに綴ります。

FX

2011年10月05日 | 日記
最近すごく気になっている問題があります。
表題のとおりFXです。
FXといっても外国為替取引の事ではありません。

日本の次期主力戦闘機(F-X)のことです。

次期主力戦闘機を何にするかの決定は2011年11月までに決定する
事になっています。
候補機はF/A18スーパーホーネット、ユーロファイタータイフーン、
F35ライトニングⅡの3機種です。

決定時期が間近に迫り、関連するニュースが増えています。
今日もF/A18の製造元であるマクダネル・ダグラスが日本で機体の
約70~80%をライセンス生産できるよう提案要求書に盛り込んだとの
報道がありました。

私としては、ユーロファイタータイフーンへの期待が大きく、
ぜひ日本初のヨーロッパ製戦闘機になって欲しいと思っています。

その理由は、F35は第5世代といわれる一番新しい機体なのですが、
開発が遅れており空自が導入を考えている平成28年にはとても
間に合わないと思われるからです。
また、開発費が当初の予算をどんどん上回っており、最終的な
機体価格は1機50億から倍の100億ぐらいになりそうだという噂が
あります。
そしてライセンス生産が望める可能性は低く、日本の航空産業への
恩恵が少ないといわれているからです。

F/A18スーパーホーネットは問題外です。
選ぶ理由があるとすれば、米国との関係維持だけでしょう。
一応、スーパーホーネットはタイフーンと同じく4.5世代戦闘機に
数えられますが、基本設計は1978年に初飛行したものであること。
ロシアのSu35との戦闘シミュレーションではSu35を1機撃墜する
のにスーパーホーネットが2.5必要という結果を示すものも
あります。
同じシミュレーションでタイフーンは1機でSu35を4.5機撃墜できる
数字を残していると言います。

タイフーンは上記のキルレシオが示すように、米国のF22を除くと
現在の実用機の中では、最強の制空性能を持っていると言えます。
ステルス性もF35にはかなわないまでも、F/A18を遙かに上回ります。
アフターバーナーを使わずに音速飛行ができるスーパークルーズ
能力はこれもF22を除けばタイフーンだけです。

本来ならば、F22をFXにすれば良かったのですが、これは米国が
売ってくれなかったから仕方がないですね。

いつもは日本のFX商戦に消極的なヨーロッパも今回はF35の開発
遅延が決定的な事からチャンスと考えたのか積極的に売り込みを
行っているみたいです。
ライセンス生産はもちろんのことブラックボックスの開示まで
示唆しているようです。
これは日本の航空産業にとっては大きなメリットになると思われ
ます。
以上のように、候補機3機を比べるとタイフーンしかないように
思うのですが、結果的には政治的理由から米国製のどちらかに
なるんでしょうね。

今回のFXはF4EJの退役に伴うものですが、ここでタイフーンを
選んでおけば、次に控えるF15の退役時のFX選定にはF22を売ると
言ってくるかもしれません。
そんな政治的駆け引きは日本の政治家、役人はしないかな・・・。

規制改革

2011年10月03日 | 日記
今日の日本経済新聞の社説は良いことが書いてありましたね。

「成長回帰へ野田首相は規制改革支えよ」

農林水産、医療、介護・保育、教育、法務、労働分野等で
懸案事項となっていることをコンパクトにまとめていると
思います。
そして規制改革の内容は私にとって頷けるものばかりだと
思いました。

でも、これらの内容は規制改革の必要性が叫ばれてから
ほとんど進展が見られないものばかりなんですね。

規制改革を進めようとすると、それぞれの利害関係者から
既得権維持のための横やりがあることが書かれています。

法務分野のところでは日弁連は質の高いサービスを増やす
ために合格者を減らす入口規制を主張していると書かれています。
もってのほかです。
質の悪い弁護士は市場原則に則って淘汰されれば良いんですよ。

この考えは、日弁連だけでなく同調する弁護士が多いようです。
私の知り合いの弁護士も同じ考えの人が多いように思います。

コンサルタントなんて淘汰されまくっているのに、
弁護士は特別な職業だと思っているのでしょうか。

もう一つ、理美容業界の事例が最後に書かれています。
首相は10分千円の理容店を使っていることが、ニュースで
流されていました。
私は行ったことがありませんが、この店は洗髪台が
ないそうです。
効率性とコスト削減の知恵で業績を伸ばしているチェーン店
ですが、既存理美容店からは煙たい存在みたいです。

そこで既存理美容業者の一部は洗髪台の設置を義務づける
条例の制定を求めて議員に働きかけているらしいです。

一部の方だとは思いますが、この業界は人の知恵を
見習って、更に上に行くにはどうするのかと考える
のではなく、自分たちの今の姿、今の有り様を維持しよう
とする寂しい考え方しか思いつかないのでしょうか。

というのも、私自身も次のようなことを関与している
商店街の方達から聞いたからです。

JR茨木駅の東側にある3商店街は昨年から、空店舗を利用した
商店会寺子屋事業を実施しています。

ここでは、商店会の店主達が持ち回りで地域住民に仕事で
培った知恵やノウハウを披露する「ワクワク講座」なるものを
月1回開講しているのです。

そこで、商店会の理容店店主が「お家でできる簡単なカット
教室」を企画したところ、理美容者の団体から「そんなことを
したら、客が店に来なくなる」とクレームがきて、内容を
変更しなければならなかったのです。

これを聞いたとき、了見の狭さに憤りを感じました。

これを企画した理美容店の店主は「実際に家でやってもらえば
技術の難しさがわかってもらえるし、たとえ家で簡単なカットは
するようになっても、やっぱりハレの日はプロにしてもらおうと
思うはず。その時に一番に思い出してもらえる店であれば良い」
との考えです。
顧客のことを第一に考えていますよね。それと、自分の技術に
自信がないと言えないことだと思います。
だから、こちらのお店は固定客がしっかりとついています。

いき過ぎた市場原理には反対ですが、利用者のことを考えずに
既得権を維持しようとする考え方にはもっと反対です。

野田首相にはぜひ、規制改革に向けて強力なリーダーシップを
示して欲しいと思います。

おもちゃ

2011年09月30日 | 日記
ちょっとわかりにくいと思いますが、たばこのパッケージのようなものと
たまごのようなものが写っていると思います。

何かわかりますか?

おもちゃ(大人用)なんです。

最近指導しているドラッグストアーのPOSデータを分析していたのですが、
大分類で玩具の数字が大きく伸びているのです。
ドラッグストアーに玩具は変だなと思い店主に聞くと、大人用でした。
それも、男性用なんだそうです。

こちらのお店では、大型チェーン店に対抗するために品揃えや陳列に
工夫をこらしています。
意外性を訴求するための品揃えだそうです。
どーんと男性用化粧品の隣に陳列しています。
こそこそ買う雰囲気ではなく、堂々と買って下さいという雰囲気ですね。

女性用は置いていないそうです。
そうですよね。女性用まで置いたら、業種が変わってしまいます。

興味深かったので、ちょっとおもちゃ(大人用)の市場動向について
ネットで調べてみました。
市場は近年大きく伸びているようですが、正確な市場規模をとらえた
資料はないようです。
小さいものでは600億円、大きいものでは4000億円と書かれている
ものもありましたが、これは玩具市場全体が9400億円といわれている
中で大きすぎる気がします。
1000億円というものがありましたが、中間をとってこれぐらいが
信憑性があるのかもしれません。

アンダーグラウンドな世界なので、正確な統計数値がとられていない
みたいですね。

ただ、ネット情報の中で男性用おもちゃの伸びは著しいらしく、
2008年は前年に比較して、2倍の伸びを示していると言うことです。

なぜおもちゃ(成人男性用)を置くことにしたのか、経緯は
聞いていません。
でも、こういった商品は口コミ効果が大きく、今まで来たことのない
顧客層の開拓に成功しているそうです。

ドラッグストアーだからとか、業種にとらわれた品揃えをしていたら
このような商品をおこうという発想は生まれないでしょう。

店主の頭の柔らかさに感心しました。

ラグビーワールドカップ 終戦

2011年09月28日 | 日記
日本のワールドカップニュージーランド大会が終わりました。

結果は、J.カーワンヘッドコーチがあげていた「最低2勝以上、
プール3位」の目標を大きく下回る、1分け3敗プール最下位でした。

サッカーのようにメディアでの情報が多くないので、ずっとウォッチ
していたわけではありませんが、カーワンヘッドコーチになってから、
日本代表は進歩していると思っていたのですが思ったほどでは
なかったのか、周りの国が日本以上に進歩していたようです。

たとえ後者であっても、指導者は周りの進歩を見据えた上で指導
しなければならないから、結局指導者の責任であり、カーワンは
更迭ということになるのでしょうね。

指導者としてのカーワンは好きでした。
ラグビーを知っている人であれば、誰もが知っているラグビー界の
スパースターです。

ジーコが日本代表監督をしましたが、ラグビー界のスター度としては
同じようなものでしょうか。
でも、鹿島を育てたくらいしか実績のないジーコに比べ、カーワンは
イタリアの代表監督として実績を残し、イタリアをヨーロッパ6強に
育てています。
何よりも、私がカーワンが好きなのは、ヘッドコ-チに就任してから
日本語を勉強していることです。
今では、結構流ちょうです。

サッカーの外国人監督でそんな人いますか?
コミュニケーションが大切と言いながら、話せないままにしている
監督がほとんどですよね。

八年後のワールドカップ日本開催までに、日本代表の強化を
しなければなりません。
これまでワールドカップで1勝しかしていない国で開催するのは
恥ずかしすぎます。
また、好成績でラグビー人気を盛り上げようとしていた思惑も
外れてしまいました。
このままでは、人気の低落傾向に歯止めがきかないでしょう。

日本のラグビー界にとっては難問が山積みです。
こんな時「宿沢広朗」がいてくれたらと思うのは、私だけでは
ないでしょう。
思わず本棚から、「宿沢広朗 運を支配した男」を引っ張り出して
読み返しています。

日本のラグビー界には、いや日本にはこんなスゴイ男がいた
ということを知っていただきたいです。

トンガ戦・・・その後

2011年09月22日 | 日記
はぁ~
ですね。

完敗でした。
日本の強化策の方向性は間違ってたのかな。

パシフィックネーションズカップで1点差とはいえ勝ったので、
絶対勝利するものと思っていました。

はぁ~

考えてみると、ラグビーは実力の違いがはっきりと試合結果に出ます。
今のIRBのランキングを見ると優勝の可能性があるのは、ランキング
5位までですね。
ホームの優位性を考えるとランク1位のニュージーランドが優勝する
可能性はほぼ100%に近いと思います。
それやったら、ワールドカップする必要ないやん。

もう八年後の日本開催も返上したら良いのに。

ラグビーワールドカップ トンガ戦

2011年09月21日 | 日記
今日は、ラグビーワールドカップのトンガ戦が日本時間の4時半に
キックオフです。
先日も、ランキング12位のトンガとは拮抗した試合になるので、
ぜひ見て下さいと紹介しました。

でも・・・・・テレビ中継がない!!

やっと見つけたと思ったら、深夜0時3分から・・・・
誰が、結果がわかった試合を見るねん!!

BSを含めると、こんなにチャンネルがあるのに。
視聴率が期待できないのであれば、せめてBSで放送すべき
ではないでしょうか。
この時間、テレビショッピングや韓流ドラマしかしていないのに、
それよりも視聴率がとれないと言うことでしょうか。

知らない人も多いと思いますが、ラグビーワールドカップは
サッカーワールドカップ、オリンピックと並んで、世界三大
スポーツイベントに数えられています。

民放はスポンサーの問題があるのであれば、NHKは放送すべき
じゃないのかな、視聴料をとっているんだから。

八年後には日本大会が開催されるというのに、この人気の低迷ぶりは
大変心配にさせられます。

せめて、トンガ、カナダ戦に快勝し、今後の盛り上がりへの
きっかけとなってくれることを祈ります。


政府の経済政策にがっかり

2011年09月20日 | 日記
昨日政府の円高対策として、いくつかの施策が発表されています。
それを読んで、がっかりしているのは私だけではないと思います。

施策は、円高メリットの活用策と痛みの緩和策の2本柱だそうです。
円高メリットの活用策とは「円高ファシリティ」の積極活用と
資源エネルギーの確保・開発だそうですが、具体策は何ら示されて
いません。唯一具体的なのは電気・ガス料金の円高メリットの
可視化だそうですが、何の役に立つねん!と言いたくなります。

一方、痛みの緩和策は、雇用創出産業の国内立地に3000億円規模の
補助金を出すことや、中小企業向け融資の全額保証や低利子融資が
あげられています。

円高が日本の企業を苦しめているときに、日本で新規投資を
行おうとする企業があるでしょうか。
仕事がないのに補助金をもらって雇用を創出しようとする企業が
あるのでしょうか。資金繰り対策の低利子融資だそうですが、仕事が
無ければ、一時的に資金繰りを回避できても、その資金が無くなれば
また資金繰りに窮するのは目に見えています。
実際これまでも、同様な政府のその場しのぎの資金支援で、借金の
総額を大きくして、どうにもならなくなった中小企業に何度も
相談を受けています。

何度も書いていますが、マクロ経済については苦手です。
でも、根本的な解決策を早急に打ち立てないと、日本の経済は
立ちゆかなくなるのではないかと心配し、危機を感じているのは、
私だけではではないと思います。

根本的な解決策とは何か。
私はデフレ対策しかないと思っています。
ドルや他の通貨に比べてマネー供給量が足りないから円が高く
なっているのだと思います。(断言できないところが、勉強不足で
申し訳ない)

頭の良い人ばかりで、おまけに専門である官僚や政治家が、それらに
いっこうに有効な施策をうてないことが不思議で仕方がありません。

通貨供給については日銀の主権であり、政治家や他の省庁が手を
出せないのはわかりますが、あまりに無策すぎます。

野田政権、これまでの政権よりちょっとはマシかなとも思ったの
ですが、民主党自体がダメですね。

ラグビーワールドカップ

2011年09月12日 | 日記
先週、ラグビーのワールドカップが始まりました。
と言っても、興味のある人少ないんでしょうね。

サッカーのなでしこジャパンの方がメディアの取り上げ方が
大きいようですしね。
この人気薄の中で地上波放送に踏み切った日本テレビさんに
拍手したいです。
多分、視聴率は悪いでしょう。

知らない人のためにお伝えしますが、予選プールA組の日本は
土曜日に第1戦をフランスと行い、21-47で負けました。
スコアだけを見るとダブルスコア以上ですが、後半は一時期
4点差までせまるなど、今後の戦いに期待を持たせるものでした。

次戦は9月16日は世界ランキング1位のニュージーランドとの
戦いです。

日本の世界ランキングは13位であり、現在15位であるサッカー
日本代表よりも上です。
サッカーであれば世界ランキング1位のチームと13位の
チームが試合をすれば、拮抗した良い試合をするでしょうし、
結果もどちらに転ぶかわかりません。
先日も15位の日本と82位のウズベキスタンが引き分けでしたし、
試合内容は拮抗してました。

でも、ラグビーでは間違ってもそんなことは起こりません。
ランキング15位と82位が試合をすれば、100点以上点差が
開くことは確実です。
特に、ランキング10位内の国(実際は9位までかな?)と
それ以下の国では実力に大きな差があります。
多分予選プールを勝ち上がる8チームはランキング9位までの国に
なるでしょう。

そんな意外性のなさが、人気が出ない原因の一つかもしれませんね。

ただ、前回のフランス大会時には20位だった日本が着実に実力を
つけて、今は13位です。
勝負に時の運は大事ですが、時の運ばかりに左右される勝負よりも
実力を高めた同士がぶつかり合った上で、運というスパイスが
勝負に少しの彩りを添える、そんなスポーツの方が日本人の
メンタリティに合っているような気が私はしています。

と言うわけで、日本がニュージーランドに勝つなんてことは
ありえません。だから、予選プールを勝ち上がって、決勝
トーナメントに出ることも、この大会ではありません。
しかし、ニュージーランド戦後の2試合は世界ランキング12位の
トンガと14位のカナダです。

この2試合の勝負の行方は本当にわかりません。拮抗した戦いに
なる事は必至です。
ぜひ、一度もラグビーを見たことが無い方は見ていただきたいと
思います。


児童虐待と農業に期待すること

2011年09月09日 | 日記
先日といっても、もう数ヵ月前になります。
その時に感じて、議論したことを今になって思い出したので
書きます。

Jリーグの元マッチコミッショナーだった、サッカー界の重鎮
であるN氏とお会いする機会がありました。
その方は現在青少年へのサッカー指導の一環として、児童虐待を
受けて施設に避難する子供達にサッカーを通して精神面のケアや
社会生活にとけ込まそうとする活動をしています。

今お世話している施設には80人ぐらいの子供達がいるそうです。
そんな施設が日本中に400ぐらいあるそうです。
単純に考えると、日本中に80人×400=32,000人もの児童虐待を
受けている子供がいることになります。
子供を持つ親の身でなくても信じられない数字です。
でも、最近のニュースを見ていると、間違いではないでしょう。
(話を聞いてから時間が経っているので、正確な数字は自信が
無いことをお許し下さい。)

一緒にN氏と活動されている奥様が一番困っていることとして
言われていたのが、施設から出なければならない年代に達した
子供達の就職問題だとおっしゃっていました。

虐待を受けていたころ満足に学校に行っていないこともあり、
大学に進学できる学力が不足している子が多いと言います。
また、早く自立したい子がいるでしょうし、手に職をつけたいとか
事務職よりも身体を動かす仕事がしたいという子供もいるでしょう。
しかし、それらの子供の希望をかなえる職がないということです。

これは、施設の子に限ったことではないでと思います。

単純労働のような簡単なところから入って、年数を重ねるに
従って、技術と知識を積み重ねていく。
そんな余裕のある仕事じゃないとついて行けない子供達が
かなりいることは確かです。

これまで大きな雇用の受け皿であった製造業の仕事は高度化され、
中小企業であっても、高い技術と知識が要求されます。
単純労働はほとんど無いか、あってもパートやアルバイトの
仕事とされ、正規雇用は望めないでしょう。

昔であれば、何も知らない人を一から一人前の熟練工に育てる
余裕があったのでしょうが、今はそんな余裕を持って人を
育てている企業は少ないと言えます。

でも、漁業、農業といった第一次産業は仕事の内容として
単純作業は欠かすことができません。
そして、技術と知識の蓄積もできます。
大きな雇用の受け皿になる潜在能力を秘めていると思います。

そのためには、家族経営からある程度の規模集約化による
企業経営への脱却が必要なことは誰にでもわかることです。

農業の企業化、企業の農業参入によって高齢者がほとんどである
専業農家がつぶされるということが、農家保護政策推進者の
反対理由だそうですが、就農者の平均年齢は65歳前後であり、
一般の企業であれば定年を迎えている人が多いといえます。
生活の糧のために働く必要は無いと思います。

こう書くと働かなければ食べられないじゃないかと、
おしかりを受けるかもしれませんが、日本人の平均貯蓄額は
1400万円に対して、農家の平均貯蓄額は3000万円を超えて
いるというデータもあります。

であれば、一般の給与所得者よりもいい生活をできますよね。
おまけに、食費はほとんど掛からないわけですから。

農業(漁業も?)が新しい産業として、日本の発展に寄与
するような政策、制度がでできるよう、強く期待します。

と言っても、誰に期待すれば良いんでしょうね?


OB会、創業塾

2011年09月07日 | 日記
前日に草稿にためていた原稿がアップされていたみたいで、
ご覧になった方は中途半端な内容のものをお見せして
しまいました。

すみません。

今週の日曜日は前に投稿したことがある中学校のラグビー部
OB会でした。

残念ながら、私は泉佐野商工会議所の創業塾の仕事があった
ため、参加することができませんでした。

が、OB会長である責任上(一期生の主将だったからです)
2次会に参加しました。
泉佐野市から大東市まで、車ですっ飛ばしていきました。

一日のセミナーだったのでつかれもありましたが、参加して
良かったです。
後輩の多くから「先輩」「先輩」と話しかけられて、
敬われるのは、ここ最近にない心地よさでした。

最近、つらい目にあうことが多いから・・・(笑)

2次会には一部欠けていましたが、1次会はやくざの組長や
パチプロといった柔らかいところから教員、警察といった
お堅いところまでバラエティにとんだ参加者だったようです。

一方、泉佐野商工会議所の創業塾は、今年は予算削減による
広報不足で、例年より参加者は半分近くに減っていました。
でも、その分密度の濃いセミナーができたのではないかと
思っています。
今年商工会議所の予算が減ったため、創業塾は取りやめに
なったところが多いと聞きます。

創業しようという人々への支援体制は一頃の勢いが
無くなってしまったのは残念なことです。
開業率は一向に増えていないんですけどね。
創業塾といった創業支援策は開業率アップに貢献しない
ということでしょうか。
かといって、代わりの支援策が打ち出されている様子も
ありません。

創業しようとする人にとって、ビジネスプラン作成は
必至だと思っています。
融資や出資を求める人だけでなく、自分のビジネスの
将来を事前に占い、失敗の可能性を少なくするためには
自分のビジネスをあらゆる確度から検討することが必要です。
更に大事なことは、それを形に残すという事です。

多くの創業塾は最終的にビジネスプランを作り上げる事を
成果物としています。
その創業塾が無くなってしまうと、ビジネスプランの
考え方、書き方を教えてくれる場所が無くなってしまいます。

そこで、これまでの私のビジネスプランの作り方に関する
指導内容をビデオに収めて提供する事を企画しています。
一月後ぐらいを目処に考えていますので、ご興味がある方は
私のホームページからお申し込み下さい。

スゴイ中小企業

2011年07月12日 | 日記
先週末、大学時代の友人と飲む機会がありました。
その時聞いたお話です。

彼の実家は電機部品を作っている中小企業です。
長男である彼は電子部品の大手メーカーに大学卒業後就職し、
今でも81歳になる父上が社長として経営しています。
彼が学生の時に手伝っていたいた時よりも規模はさらに
小さくなりパートのおばちゃんと高齢者の集まりだそうです。

でも、良く聞くとその会社がすごいんです。
ボーイングの旅客機が装備するオーディオのメンテナンスを
一手に引き受けていると言うのです。
もちろん直接ではなく、大手のメーカーが間に入っている
ということです。(彼の実家は元々パナソニックとのつながりが
強かったので、パナソニックかなと思っています。)

旅客機のオーディオシステムは複雑らしく1機種に
3000枚ぐらいの図面があるらしいのです。
それを、パートのおばちゃんや高齢者の工員が読みこなして
修理をするというから、これぞ日本の中小企業という感じですね。

他にやれるところが無いために、値段は言い値だそうです。
そういった複雑で量をこなせない仕事はがたいの大きな
大企業では利益をだすことができません。

高度な技術を要するような製品を、「まさか!」と思う
ような規模の中小企業が作ったり、修理できる。
この高い知識資産の裾野の広さが日本の中小企業の
最大の強みです。
でも、その高い知識資産を持つパートのおばちゃん達が
辞めてしまったらどうなるんでしょう。

彼の父上にも、受注先である大企業から「後継者を2年以内に
育てないと、今後取引はできない」といってきたそうです。
彼の父上は「どうぞ御勝手に!後継者はいないし、自分も
高齢だから、いつでもやめるよ。」と簡単に断ると、
大企業の方が「頼むから後継者を育ててください。」
といってきたそうです。(笑)
困るのは大企業の方なんですよね。

一方で、このように優れた中小企業が後継者がいないというだけで
無くなっていくことが日本にとって大きな損失になることが
残念でなりません。

ジュディ・オングみたい?

2011年06月13日 | 日記
昨日、中学校のラグビー部OBの集まりがありました。
これまで、中学校のOB会は無かったのですが、9月の本会開催と
OB会結成の準備会でした。
高校のOB会は頻繁に行っていたのですが、中学校は初めてです。
卒業後30数年ぶり、いやほとんど40年ぶりになります。
私はその中学の1期生なので、同期の人間以外は全部年下ばかり
になります。
でも、会場に入っていくとおっさんばかりで、中には「もうじいさんやん?」
という人もいます。

一番上なので、みんなが挨拶に来てくれますが、ほとんど誰か
わかりません。
名前を聞いても、思い出せる幼い顔と一致しないのです。
挨拶に来てくれた後輩の多くが「先輩は外見も、しゃべり方も昔と
かわらないから、すぐにわかりました。」と、言ってくれます。
ほぼ40年も経っているのにですよ!。「これってジュディ・オングやん!」
って自分でつっこんでしまっていました。
ジュディ・オングって私は10代の初めからテレビで見てますけど、今も
ほとんど変わってないと思いませんか?

浮かれていないで、「なぜ、後輩に昔と同じように見えるのか」冷静に
分析もしてみました。
それは、私が1期生であることが原因だと思います。
中学生の年代って1年生と3年生では外見、精神性で大きな違いがあると
思います。1年生はまだ小学生が制服を着ているだけみたいな感じが
ですし、言ってることもかわいらしいという印象があります。
3年生は、第2次成長期まっただなかであり、大人になりかけというか
1歩踏み込んだ状態です。
だから、私には後輩の幼い時の印象しかなく、名前と外見に違和感を
持ったわけです。反面、後輩はおっさんになりかけていた私を
見ていたため、現在の私を見ても違和感が無かったのだとわかり
ました。

もちろんジュディ・オングの外見が変わらないのは私と理由が
全然違うと思います。多分、お金のかけ方でしょうね。
私なんか頭にちょっとだけ使っているくらいですから。

メタボ検診

2011年06月01日 | 日記
メタボ診断(生活習慣病予防検診)の結果が送られてきました。

もちろんメタボリックシンドローム非該当です。
腹回りの大きさが気になり出してきたので、とりあえずホッとしました。
とはいえ、検査数値の全てが問題がないわけではありません。

まず身長、172.9cm。2.5cmほど縮んでいます。
肝機能、GOTとGPTが上限値をオーバー。
前日、後輩に不幸があり、通夜で10時半頃まで飲んでたから仕方ないか。
尿蛋白、(+)。これは、昔から引っかかります。
尿酸値、上限値を0.5オーバー。
これはショック!今まで範囲内だったのに。

これら以外は、基準値の範囲内です。
年齢を考えると、こんなもんだろうと勝手に解釈しています。
昨年、大きくオーバーしていた血圧は114-78だから私にとっての
正常値に戻っています。やっぱり「せんべいこわい」ですね。

検診結果通知表を見ていくと既往歴、自覚、他覚症状の欄に
問診で私が伝えたことが書かれています。
「胸痛や胸部圧迫感がある」「全身の倦怠感がある」
これらの症状には、この検査結果はなんの解決も指針も与えてくれて
いない事に気がつきました。
しかも、「軟便が続いている」って言ったことはメモにも書かれて
いません。すごく気になっているのに!
ここ数年、形のあるウンコは見たことが無いとまで言ったのに・・
医者は聞いたとき笑っていましたけど、冗談だと思ったのでしょうか。
ほんと最近は色のついた水状態で・・・、もういいか。

まぁ、気になる部分が検査項目に入っていないから仕方が無いのですが、
追加の検査を勧めるとか、専門医での診察を勧めるとかしなければ、
何のための問診なのかと思いました。
こっちは恥ずかしい思いをしながら言っているのに。

自分たちの仕事は多くの場合、問診でその会社の病名を判断します。
判断した病名をバックデータで確認する事が多いと思います。

生身の身体と企業体とは全然違うことはよくわかっていますが、
ドラマなどでは、ちょっとした症状で、思いもつかない病名を発見する
名医がいます。あれはやはりドラマだからなんですね。


東北ゼネコン談合

2011年05月31日 | 日記
先日紹介した東北に出張した専務から、こんな話を聞きました。

「取引先の企業は宮城、岩手の2県に倉庫、加工場を分散していましたが
岩手の越前高田市に集約するそうです。」
その理由は、宮城県はゼネコン三社の綱引きが大変で、早く着工したい
のに、話が前に進まないからだそうです。

この大変な時期に「?」ですよね。

公共工事も、同じ理由でなかなか進まないらしいですよ。
東北のゼネコン談合については、昔から色々な形で噂されていました。
私も詳しいことは知りません。専務の言うゼネコン三社というのも
どこのことか知りません。
これまで鹿島建設が中心に談合組織を作っているとか、そこに企業舎弟
のドンがいるとか言われてきました。
とにかく強力な組織で、業界、行政、政治が強く結託して、その組織外の
業者は東北で受注することは不可能という噂です。
だから、小沢氏の献金疑惑がおきたときも、「やっぱりね」という感想を
持ちました。

取引先が越前高田市に集約するのは、市長がそういった既得権を取り
除こうとしているからだそうです。
(これは、あくまで取引先の社長の話なので、真偽はどうかわかりません)
小沢さんの足下の岩手県なのにスゴイですね。
というよりも、こんな国難に直面しながら、まだ談合体質を引き継ごう
とする業界体質とそれをどうすることもできない宮城県の行政なのか
政治なのかわかりませんが、がっかりします。

東北大震災2ヶ月

2011年05月29日 | 日記
私の顧客である魚の仲卸会社の専務から、震災後2ヶ月たった
気仙沼の様子を聞くことができました。

やはり、テレビのフレームの中で見るものと、全視界の中で
見る惨状とは、言葉に表せないぐらいの差があるそうです。
被災地全体に漂う臭気やほこりが五感を嫌な気持ちにさせるの
かもしれないともおっしゃっていました。

今回の気仙沼訪問の目的は、取引先であった水産加工会社の
お見舞いと出荷可能性について確認にいったとのことです。
取引先の水産加工会社は複数ある冷蔵倉庫と加工工場の
ほとんどを津波にさらわれ、被害総額は約30億円になると
いいます。しかし、幸いに従業員には死者がいなかった
らしく、震災後は設備の惨状を見て廃業を考えた社長も
従業員を飢えさせるわけにはいかないと、再起を決意したと
聞きました。
当然、津波前の借金がありますから、今後の会社再建に
かかる費用も借金になります。
でも、意外と社長の顔は明るかったそうです。
「命があっただけでも、めっけもの。設備や商品は流されて
損をしたが、そんなものはいくらでも取り返す気になれる。
でも、従業員が一人でも欠けてしまっていたら、その人を
取り返すことはできない。幸いにも、当社は従業員が残った
ので、その人達のためにも働く場所を確保しなければと
思っています。金の工面?そんなものは、後から考えます。」
と、サラッという言葉に、社長の責任の重さを感じたそうです。

実際は、その後に「それに比べて、うちの社長は・・・」と
続くんですけどね(笑)。

「金の工面は後から考える」と言いながら、前向きに進んで
いける社長はまれだと思います。被災地の企業の多くは、
まだ、再建の目処どころか、存続すべきかどうかの決断も
下せない状態のところが多いと思います。
でも、企業が復活しないことには被災者に仕事がありません
から、企業の早急な復活が望まれます。

企業の再建を妨げている一番の問題は、やはりお金でしょうね。
何とか企業家達にお金が早急に回る仕組みを作り上げて
欲しいと思います。

我々が、被災者の方達に少しでも役立てて欲しいと思い
急いで銀行や募金箱のに入れたお金はまだ数%しか、現地の人
達に渡っていないといいます。

非効率な行政組織や日本赤十字に義援金を出すよりも、地元の
企業に直接出資や出捐した方が被災地の役に立つかもしれません。