楽天経営主義

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日常を気ままに綴ります。

政府の経済政策にがっかり

2011年09月20日 | 日記
昨日政府の円高対策として、いくつかの施策が発表されています。
それを読んで、がっかりしているのは私だけではないと思います。

施策は、円高メリットの活用策と痛みの緩和策の2本柱だそうです。
円高メリットの活用策とは「円高ファシリティ」の積極活用と
資源エネルギーの確保・開発だそうですが、具体策は何ら示されて
いません。唯一具体的なのは電気・ガス料金の円高メリットの
可視化だそうですが、何の役に立つねん!と言いたくなります。

一方、痛みの緩和策は、雇用創出産業の国内立地に3000億円規模の
補助金を出すことや、中小企業向け融資の全額保証や低利子融資が
あげられています。

円高が日本の企業を苦しめているときに、日本で新規投資を
行おうとする企業があるでしょうか。
仕事がないのに補助金をもらって雇用を創出しようとする企業が
あるのでしょうか。資金繰り対策の低利子融資だそうですが、仕事が
無ければ、一時的に資金繰りを回避できても、その資金が無くなれば
また資金繰りに窮するのは目に見えています。
実際これまでも、同様な政府のその場しのぎの資金支援で、借金の
総額を大きくして、どうにもならなくなった中小企業に何度も
相談を受けています。

何度も書いていますが、マクロ経済については苦手です。
でも、根本的な解決策を早急に打ち立てないと、日本の経済は
立ちゆかなくなるのではないかと心配し、危機を感じているのは、
私だけではではないと思います。

根本的な解決策とは何か。
私はデフレ対策しかないと思っています。
ドルや他の通貨に比べてマネー供給量が足りないから円が高く
なっているのだと思います。(断言できないところが、勉強不足で
申し訳ない)

頭の良い人ばかりで、おまけに専門である官僚や政治家が、それらに
いっこうに有効な施策をうてないことが不思議で仕方がありません。

通貨供給については日銀の主権であり、政治家や他の省庁が手を
出せないのはわかりますが、あまりに無策すぎます。

野田政権、これまでの政権よりちょっとはマシかなとも思ったの
ですが、民主党自体がダメですね。

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