先週の金曜日は印象的だったので、そのお話しです。
午前中、1年以上にわたり新規事業構築プロジェクトのお手伝いを
している企業さんに訪問しました。
突然の呼び出しですが、何とかスケジュールをやりくりして訪問
しました。
用件はプロジェクト中断でした。
呼び出された時から、用件は予想していました。
と言うのも、このプロジェクトは1年以上にわたり、新規事業の
アイデア発掘から市場調査、事業シミュレーションと言った形で
じっくりと組み上げてきました。
しかし、事業化が近づくにつれ担当者の間で自信が喪失されていく
のが、明らかに見えてきたからです。
午後からは定例の顧問先との会議です。ただ、社長から定例会議が
終わってから、時間をとってくれるようお願いされました。
会議後の相談も新規事業でした。
正月明けに社長から新規事業をやりたい旨の相談を受けていましたが
それから1週間後には、新規事業を行う中心人材(新規雇用)と私の
面談、立地場所の相談(物件候補あり)、事業予算の概算見積を
一度に行いました。
物件に難ありでした(2階)が、その他の条件、中心人材からの意見
等から、私は肯定的な意見を述べました。
その結果、社長は事業化決定の判断です。
はやっ!
一日に新規事業構築の中止と決定を味わったのですが、一方は1年
以上事業化に向けて構想を進めた結果の中断、片や1週間で事業化
決定です。違いが大きすぎます。
言っておきますが、中止を否定しているのではありません。
事業化プランを考え抜いた上で、事業に可能性を感じられなければ
当たり前ですが無理に事業を行うべきではありません。
ただ、中止になった事業については先にも書きましたが、事業の
採算計算を行ったあたりから、プロジェクトメンバーのモチベーション
が下がっていったような気がします。
確かに損益シミュレーションでは利益が出るまで時間がかかる上に
初期投資回収に時間がかかるものでした。
しかし、損益シミュレーションは事業前の不完全な事業の姿をできる
だけ具体的に実体を見ようとするものであり、参考でしかありません。
損益シミュレーションによって利益額が少なかったり、初期回収に
時間がかかるようであれば、どうすれば利益額を上げたり、初期投資
額を少なくできるかを考えていけば良いのです。
すなわち、損益シミュレーションは事業計画の最終段階ですが、再考
するための入り口でしか無いのです。
そこをしっかりと理解してもらうための説明が不足であったと深く
反省しています。
また、新規事業では責任者の思い入れが大切だと思いました。
後者の社長は1週間で決断したのではなく、はじめから事業化ありきで、
物事を進めていたのだと思います。
事業化にGOの意見を述べましたから、こちらも責任が重大です。
事業起ち上げのお手伝いでまた忙しくなりそうです。
午前中、1年以上にわたり新規事業構築プロジェクトのお手伝いを
している企業さんに訪問しました。
突然の呼び出しですが、何とかスケジュールをやりくりして訪問
しました。
用件はプロジェクト中断でした。
呼び出された時から、用件は予想していました。
と言うのも、このプロジェクトは1年以上にわたり、新規事業の
アイデア発掘から市場調査、事業シミュレーションと言った形で
じっくりと組み上げてきました。
しかし、事業化が近づくにつれ担当者の間で自信が喪失されていく
のが、明らかに見えてきたからです。
午後からは定例の顧問先との会議です。ただ、社長から定例会議が
終わってから、時間をとってくれるようお願いされました。
会議後の相談も新規事業でした。
正月明けに社長から新規事業をやりたい旨の相談を受けていましたが
それから1週間後には、新規事業を行う中心人材(新規雇用)と私の
面談、立地場所の相談(物件候補あり)、事業予算の概算見積を
一度に行いました。
物件に難ありでした(2階)が、その他の条件、中心人材からの意見
等から、私は肯定的な意見を述べました。
その結果、社長は事業化決定の判断です。
はやっ!
一日に新規事業構築の中止と決定を味わったのですが、一方は1年
以上事業化に向けて構想を進めた結果の中断、片や1週間で事業化
決定です。違いが大きすぎます。
言っておきますが、中止を否定しているのではありません。
事業化プランを考え抜いた上で、事業に可能性を感じられなければ
当たり前ですが無理に事業を行うべきではありません。
ただ、中止になった事業については先にも書きましたが、事業の
採算計算を行ったあたりから、プロジェクトメンバーのモチベーション
が下がっていったような気がします。
確かに損益シミュレーションでは利益が出るまで時間がかかる上に
初期投資回収に時間がかかるものでした。
しかし、損益シミュレーションは事業前の不完全な事業の姿をできる
だけ具体的に実体を見ようとするものであり、参考でしかありません。
損益シミュレーションによって利益額が少なかったり、初期回収に
時間がかかるようであれば、どうすれば利益額を上げたり、初期投資
額を少なくできるかを考えていけば良いのです。
すなわち、損益シミュレーションは事業計画の最終段階ですが、再考
するための入り口でしか無いのです。
そこをしっかりと理解してもらうための説明が不足であったと深く
反省しています。
また、新規事業では責任者の思い入れが大切だと思いました。
後者の社長は1週間で決断したのではなく、はじめから事業化ありきで、
物事を進めていたのだと思います。
事業化にGOの意見を述べましたから、こちらも責任が重大です。
事業起ち上げのお手伝いでまた忙しくなりそうです。