楽天経営主義

経営コンサルタントが経営とは関係なく
日常を気ままに綴ります。

インクジェットプリンター

2012年12月28日 | 日記
久しぶりの投稿です。
ブログを書く暇がないほど忙しい訳ではなかったのですが、
ブログイップスにかかっているみたいです。
 ※イップス=ゴルフ、野球だけでなく様々なスポーツ(メンタルが
重要なもの)で、思い通りのプレーがどうしてもできず、症状と
して表れてしまうことです。(日本イップス協会)

何度も投稿しようと編集ページを開くのですが、いざ書こうとすると
手が止まってしまいます。「たいしたことも書いてないのにと」
思われるかもしれませんし、私もそのとおりだと思うのですが、何故か
止まってしまうんですよね。

ゴルフでイップスを治療する場合、普通のカップよりも大きいものに
入れる練習をしたり、カップのすぐ近くからボールを打ったりする
そうです。

私もブログイップス治療のために、これまでよりもさらにどうでも
良いことや、短い文章でリハビリを行っていきたいと思います。

ブログを約半年サボっている間に、年末になってしまいました。
年賀状作成で忙しくしている人が多いと思います。
最近はほとんどの人が年賀状ソフト+インクジェットプリンターで
作成しています。
私もその一人ですが、この季節になると許せなく思えることが
あります。

それは、インクジェットプリンターのインク価格の高さです。

技術進歩によってインクジェットプリンターは年々高機能化すると
ともに、低価格化していきます。
しかし、インクは技術の進歩の影響を全くと言って良いほど受けて
いません。
純正インクであれば、使っている機種のインクの色数にもよりますが、
上位機種だと6千円ぐらいします。
これは、20年前に初めて買ったアップルのスタイルライターという
インクジェットプリンターの交換インクよりも高くなっています。

コピー業界では本体価格を安くすることによって、初期導入しやすく
して、その後のメンテナンス契約で稼ぐというビジネスモデルを
とっているところがほとんどです。
同じビジネスモデルをインクジェットプリンターの世界でも構築
してきたわけです。メンテナンス契約は一般消費者相手に結べない
から、インク代で代替している訳ですね。
でも、企業相手であれば新しい機械を安い価格で導入して、あがった
生産性でメンテナンスコストを消化していく事ができますし、導入費
+維持費のトータルコストを機器選択の基準に考えるところもあるで
しょう。そのやり方は理解できなくもないのですが、一般消費者に
とってはどうかと思います。

一般消費者は新機種を入れることによる生産性向上なんてメリットは
ほとんど享受できないわけです。
使用機会だって年に一度の年賀状印刷とたまに写真を印刷するぐらい
です。(それも、最近は写真屋さんに持ち込んだ方が安い)
だから、消費者にとっては一度買った商品を永く使えること、維持費
が安いことなどが選択の基準になると思うのです。

プリンターの価格を安く設定して買換需要を喚起し、後にインク代で
利益を回収する。このビジネスモデルは一般消費者相手であれば、
「あこぎ」な商売にしか思えません。
経団連の会長を輩出するぐらいの立派な会社が、プリンターシェアの
トップになっていますが、そろそろその「あこぎ」さに気づいて
止めてもらいたいですね。

ブログイップスのリハビリにと思って書き出しましたが、内容は目的
と逆に、重く長くなってしまいました。(笑)