タイトルの本を読みました。
面白い本です。お薦めです。
と言っても、既に100万部を超えるベストセラーなので
読んだ人の方が多いでしょうね。
同じ作者の「海賊とよばれた男」の評判を聞いて
本屋に行ったのですが、どうせ読むならデビュー作から
読もうと思いこちらの本を選びました。
「海賊とよばれた男」の方はどんな内容か書評を読んで
いたので、前知識はあったのですが「永遠の0」に
関しては前知識がなかったので、どんな内容か知らない
まま買いました。
特攻隊員であった主人公の祖父の生き方を、主に特攻隊員
の生き残りの戦友を訪ねて明らかにしていく話なのですが、
ストーリーの意外性とテンポが良いため、ドンドン読み
進めました。
ただ、涙もろい人は電車の中で読むことはお薦めできません。
戦時中の主人公の祖父が置かれる軍の不条理と真摯な
生き様に読んでいる間中目頭がずっと熱くなります。
そして、戦前の軍組織が現代の官僚組織と同じでトップが
責任をとらない構造になっていたことに怒りをおぼえます。
日本の社会の仕組みは、戦後70年が経つのに全然変わって
いないのですね。
戦後70年近くが経ち、戦争を知っている人がドンドン少なく
なっている中で、このような形で戦争と日本のどこと誰に
責任があったのかを語り継いで行く事は大切なのでないかと
思いました。
この百田尚樹という作家は今ではこの「永遠の0」を始め
「モンスター」前掲「海賊とよばれた男」等のヒット作を
連発する作家ですが、実は私は昔から知っています。
友達ではありませんよ(^_^;。
私が高校生の頃、日曜の朝「ラブアタック」という番組
がありました。
上岡竜太郎と故横山ノックが司会をする視聴者参加番組
でした。人気番組だったので、知っている人は多いと思い
ます。
視聴者参加番組と言っても、参加者は主に関西の大学に
かよう大学生ばかりでした。
少しでもテレビで目立つように、それらの素人が面白さを
競うわけです。
その中で百田君の面白さは図抜けていました。
初めて出演したときは田舎出の大学生を演じていました。
ツギのあたった学生服に牛乳瓶の底のような眼鏡をかけ、
下駄履きというカッコで、ドモリながら女性に朴訥に自分を
売り込む姿が、はしゃぎ一辺倒だった他の参加者と対比され
すごく面白かった事をおぼえています。
次に見たときは「キャンパスレポート」(これもラブア
タックの1コーナー)で「女子大生夏の処女喪失レポート」
(題名は何となくそんな感じ)を自作フリップを使いながら
説明していました。
これも面白かったのですが、この時はすごく弁舌爽やかで
流ちょうに発表していたので、初出演の時は全くの演技
だったということがわかりました。
でも、参加者のいくつかのパターンにはまらない、新しい
キャラを作り出した企画力は大したものだと思いました。
その後、「探偵ナイトスクープ」の構成作家をしていたのも
彼の企画力ならうなずけるところです。
この「探偵ナイトスクープ」のアホとバカの境界という企画
から番組プロデューサーが書いた「全国アホバカ分布考」
という本も面白いですよ。
単なる番組企画から言語学の分野にまで入りこんだものですが
導入部分が「探偵ナイトスクープ」ですから、無理なく難しい
話にはりって行く事が出来ます。
その中でも、この百田君が重要なヒントをプロデューサーに
提供していたようです。
なんか読後感想から、作者の周辺知識と長々と書いてしまい
ましたが、結論として学生時代から飛び抜けた才能を見せて
いた百田尚樹の本が面白くないことは絶対ないと思います。
お薦めします。
面白い本です。お薦めです。
と言っても、既に100万部を超えるベストセラーなので
読んだ人の方が多いでしょうね。
同じ作者の「海賊とよばれた男」の評判を聞いて
本屋に行ったのですが、どうせ読むならデビュー作から
読もうと思いこちらの本を選びました。
「海賊とよばれた男」の方はどんな内容か書評を読んで
いたので、前知識はあったのですが「永遠の0」に
関しては前知識がなかったので、どんな内容か知らない
まま買いました。
特攻隊員であった主人公の祖父の生き方を、主に特攻隊員
の生き残りの戦友を訪ねて明らかにしていく話なのですが、
ストーリーの意外性とテンポが良いため、ドンドン読み
進めました。
ただ、涙もろい人は電車の中で読むことはお薦めできません。
戦時中の主人公の祖父が置かれる軍の不条理と真摯な
生き様に読んでいる間中目頭がずっと熱くなります。
そして、戦前の軍組織が現代の官僚組織と同じでトップが
責任をとらない構造になっていたことに怒りをおぼえます。
日本の社会の仕組みは、戦後70年が経つのに全然変わって
いないのですね。
戦後70年近くが経ち、戦争を知っている人がドンドン少なく
なっている中で、このような形で戦争と日本のどこと誰に
責任があったのかを語り継いで行く事は大切なのでないかと
思いました。
この百田尚樹という作家は今ではこの「永遠の0」を始め
「モンスター」前掲「海賊とよばれた男」等のヒット作を
連発する作家ですが、実は私は昔から知っています。
友達ではありませんよ(^_^;。
私が高校生の頃、日曜の朝「ラブアタック」という番組
がありました。
上岡竜太郎と故横山ノックが司会をする視聴者参加番組
でした。人気番組だったので、知っている人は多いと思い
ます。
視聴者参加番組と言っても、参加者は主に関西の大学に
かよう大学生ばかりでした。
少しでもテレビで目立つように、それらの素人が面白さを
競うわけです。
その中で百田君の面白さは図抜けていました。
初めて出演したときは田舎出の大学生を演じていました。
ツギのあたった学生服に牛乳瓶の底のような眼鏡をかけ、
下駄履きというカッコで、ドモリながら女性に朴訥に自分を
売り込む姿が、はしゃぎ一辺倒だった他の参加者と対比され
すごく面白かった事をおぼえています。
次に見たときは「キャンパスレポート」(これもラブア
タックの1コーナー)で「女子大生夏の処女喪失レポート」
(題名は何となくそんな感じ)を自作フリップを使いながら
説明していました。
これも面白かったのですが、この時はすごく弁舌爽やかで
流ちょうに発表していたので、初出演の時は全くの演技
だったということがわかりました。
でも、参加者のいくつかのパターンにはまらない、新しい
キャラを作り出した企画力は大したものだと思いました。
その後、「探偵ナイトスクープ」の構成作家をしていたのも
彼の企画力ならうなずけるところです。
この「探偵ナイトスクープ」のアホとバカの境界という企画
から番組プロデューサーが書いた「全国アホバカ分布考」
という本も面白いですよ。
単なる番組企画から言語学の分野にまで入りこんだものですが
導入部分が「探偵ナイトスクープ」ですから、無理なく難しい
話にはりって行く事が出来ます。
その中でも、この百田君が重要なヒントをプロデューサーに
提供していたようです。
なんか読後感想から、作者の周辺知識と長々と書いてしまい
ましたが、結論として学生時代から飛び抜けた才能を見せて
いた百田尚樹の本が面白くないことは絶対ないと思います。
お薦めします。