楽天経営主義

経営コンサルタントが経営とは関係なく
日常を気ままに綴ります。

日本経済楽観論vs.悲観論

2011年12月08日 | 日記
最近本屋に行くことが楽しくなっています。
週に2,3回は顔を出して、1時間ぐらいウロウロします。
というか、他に楽しみがないので必然的に立ち寄ってしまうので
しょうね。

これまでは旭屋の本店が多かったのですが、最近は阪急ビルの
ブックファーストが本が選びやすくて気に入ってます。

これまではビジネスのノウハウ本を選ぶことが多かったのですが、
最近はマクロ経済について書かれたものや、政治に関する本が
多くなっています。
これは、昨年読んだ「ビジネス書大バカ事典」や「星野リゾート
の教科書」の影響が大きいかもしれません。

前書については、一度書いているので後書について簡単に説明
しますと、星野リゾ-ト社長星野佳路氏が経営の道しるべとした
本とその読み方、本に書かれていることの経営への実践の仕方を
紹介したものです。

星野社長が選ぶ本は古典といわれるものが多く、その内容を
完璧に理解できる、(理解できるというのは自分のビジネスに
どう応用し、実践できるかというレベル)、まで読みこむと
いうものでした。

本人が書かれたものではないので、真偽のほどはわかりませんが、
書かれていることには非常に納得です。

それ以来、ビジネスノウハウ本はよほど面白そうなものしか
買いません。
かといって、ビジネスの古典にはなかなか手が伸びません。

前置きが長くなりましたが本題です。
震災以降、本屋さんの話題書のスペースには日本経済について
楽観的に書かれたもの、悲観的に書かれたものがたくさん並べ
られています。(あくまでも本のタイトルからの評価です)

私は楽観的に書かれたものを好んで選んでいました。
でも、本屋に並ぶそれらの本を見た時、やはり両方の視点から
見る必要があるのではないかと思ったわけです。

それで選んだ本がこの2冊です。
楽観論=「2012年大恐慌に沈む世界 甦る日本」三橋貴明著
悲観論=「2012年、日本経済は大崩壊する」=朝倉 慶著

凄い題名だと思いませんか。
内容は全然見ずに題名だけで、選んで買いました。

前者の著書は何冊か読んでいるので想像はつきました。
自国通貨建ての日本国債がデフォルトをおこすことはない。
日本政府の債務過多をベースにした財政均衡論、増税論は
おかしいこと、今やるべき事はデフレ克服であり、
そのためには国債増発をベースにした財政出動であること
等々が書かれています。

逆にこれらの施策を政府がやらなければ、日本の経済は
危ないことになりますが、日本の政策はまさに逆の方へ
行こうとしています。

著者の特徴ですが、これらの話はデータに基づいて論理的
に書かれています。ここが、私はこの著者が中小企業診断士
であることと並んで好きなところです。
もちろんデータは、自分の論に都合の良いところだけを
取り出して説明することはできるのですが、そんなことを
言っていたら、誰の著書についても同じ事が言えます。

後者ははっきり言って、本の選択ミスでした。
著者が悪いのではなく、内容を把握して選ばなかった私の
ミスです。

前者に対して、日本経済が悲観的にならざるを得ない理由を
データを交えて、経済の仕組みから説明しているような内容
を期待していたのですが、そういった本ではなかった
ようです。

例えば、世界的な傾向だから日本もインフレは避けられないと、
簡単に書いてありますが、これまでも世界の大部分はインフレ
であったはずです。でも、日本はデフレだった。この理由を
説明してくれないと、いきなり何故インフレになるのか
理由がわかりません。
むしろ、インフレになれば現在の日本経済にとっては良い
傾向だと言えます。

この人が言うインフレとは、貨幣価値が半分だとか1/3になる
ようなものだと思うのですが、普通のインフレを通り越して
いきなりそんな状態になるとは想像できません。

ハイパーインフレで言えば、10数年前に浅井隆氏の本を読んで
もうすぐ日本はハイパーインフレになるので大変だと、お金も
無いのに凄く心配したことがあります。
この人は一貫してインフレが来る、預金封鎖だと言ってますが
10数年あたらない訳ですから、ちょっとは反省して欲しいですね。
そういえば、本屋にこの人の「最後の円高がやってきた」という
本が並んでいました。こりへんなぁ(笑)

今回選んだ悲観論の本は世界の経済は、恐慌に向かっていると
いう結論から、色々な悪条件を並べているようにしか思えません。

次はもう少し違った見方をした悲観論の本を選んでみたいと
思います。

大阪市長選挙余波

2011年12月05日 | 日記
前回の投稿から半月が経ってしまいました。
ダメですね、最低週1回は投稿しようと心を入れ替えたつもりが
一月半しか持ちませんでした。

5年ほど前、仕事でオーストラリアに行った時に同業といっても
大先輩である大西宏氏とご一緒させていただきました。
彼は、ブロガーとして有名でライブドアブログのビジネス部門
では、常に1,2位を争っていると同行したお客様に紹介され
ました。

さすがにオーストラリア滞在中も、ブログの更新を毎日されて
いました。
私は、その頃はブログも始めていませんし(始める気なんて
毛頭ありませんでした)、人のブログも読んだことなかったので
(これは今も同じ)、「へ~、大変ですね」と言いながら、
「私も書く気になったら書けるだろう」となめてました。
今は、大西氏の大変さと凄さが少しは理解できるようになり
ました。

投稿していない間、自分のページのチェックさえしていなかった
のですが、今日チェックしてみると凄いことになっていました。

なんと、訪問者が通常の3倍近くになっているのです。

そう、大阪市長選挙があったので、私の過去の投稿が検索
キーワードで引っかかった人が訪れたものと思われます。

訪問された方から、「橋下」の字が違うというご指摘も
受けました。申し訳ありませんでした。
恥ずかしい限りです。

書きたいことはたくさんあるのですが、今なかなか時間が
とれません。
私が好きな小宮一慶氏は毎日ブログを更新していますが、
30分で書き上げるそうです。
それを、読んで自分も!と思ったのですが、当たり前ですが
実力が違いすぎます。

実力にあわせて、ボチボチと投稿していきますので、何かの縁で
このページを訪れた方は、気が向いた時にまた覗いて下さい。