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楽天経営主義

経営コンサルタントが経営とは関係なく
日常を気ままに綴ります。

南アフリカ戦勝利!! ー ラグビーワールドカップ

2015年09月20日 | 日記
まだ興奮が冷めません。

日本代表がやりました!!
世界ランキング3位の南アフリカにワールドカップの大舞台で
勝利です。

早いもので、ワールドカップ・ニュージーランド大会での
日本の活躍を祈念し、ラグビーの面白さを紹介し、そして・・
結局期待を裏切られてから、4年がたちます。

その間もラグビーファンですから、ずっとラグビーシーズンには
ラグビー観戦を続けてきました。
でもワールドカップで裏切られた・・、と言うよりも、「日本人
には根本的にラグビーで世界の一流と互するのは無理」といった
あきらめの気持ちがあったために、他人に観戦をすすめるのは
止めていました。

この4年間に日本代表は世界ランキングで初めて一桁台に入る等
(現在は13位)頑張っていたのですが、上記の理由から
あまり喜ぶことはできませんでした。

前にも書いたのですが、ラグビーは番狂わせがおきにくいゲーム
です。
上位10カ国の中だけでの対戦であれば、番狂わせがおきることは
ありますが、10位以下の国が上位国に勝つことは練習試合でも
あまりありません。

会場に応援に来ている日本人の中には試合途中で涙ぐんでいたり
試合終了後にはおおっぴらに泣いているおじさん達がいました。
私と同様に、上記の事情を知っている人であれば、どれだけ
すごいことを日本代表がやったのかがわかり自然のことなのです。

日本が所属するプールB(予選リーグみたいなもの)は南アフリカ
の他に、スコットランド、サモア、アメリカがいます。
アメリカ以外は全てランキング上位国です。
しかも、南アフリカ3位、サモア8位、スコットランド10位であり、
これまでのラグビー界の常識では日本がプールを上位2位に入って
抜け出すことなんて無理だと思っていました。

でも、この一戦でわからなくなりました。
ベスト8に入ることも夢ではありません。

ケーブル、CS契約をされている人たちはぜひ、Jsportsを見て
欲しいです。
一緒に日本代表のベスト8入りを応援しましょう!!

理念経営 4つの戦略

2015年06月19日 | 日記
ここずっと、「成長する企業になるために必要なこと」のテーマで持論を
展開してきましたが、私の思いと多くの部分で共有できる本を見つけました。

「理念経営 4つの戦略」藤本繁夫著(幻冬舎)

著者はシステム開発と情報コンサルティングを業とする会社を事業承継し、
赤字になった企業をV字回復させた経験をもとにこの本を書いています。

私はビジョンと書きましたが、この著者は理念を会社の芯として、その
理念を如何に全社員に浸透させるために経営計画書を活用したことが
書かれています。

ご興味がある方は、読んでみることをお薦めします。

成長する企業になるために必要なこと⑥

2015年06月17日 | 日記
「環境変化に対する危機感を常に持っていること」

4つ目は経営者が「環境変化に対する危機感を常に持っていること」です。
私たちが外部の客観的な目で、その業界の市場の需給関係や構造が変わり
つつあることを見て、改善することを提案しても、今、取りあえず利益が
出ている会社では、「そんなこと無理ですよ。今までずっとこれでやって
きたわけですから……」というような反応が結構あります。
それでは改善のための代替案があるかというと、ないわけですね。
これは危機感の欠乏と言わざるを得ません。
このような思考は変えてもらわなければならないと思います。

この様な状況を私は「経営の慣性の法則」と言ってます。
同じ状態が長く続けば続くほど、慣性力のついた行動や現状を変えるため
には大きな力がいります。
だからこそ、経営者は適切な危機感という慣性力へのブレーキが必要なの
だと思います。
これは、経営だけでなく、人間の行動原則として、慣れた行動を好み変化を
嫌うところがあるのかもしれませんね。
これは私自身の行動にも当てはまることが多々あります。
自戒しなければと思います。

以前、もう10年くらい前になりますが、私は京都府の日本海側の1市4町の
商工会議所、商工会から大型店出店の影響度調査を依頼されたことがあり
ます。
この1市4町の中の1町に店舗面積4,500坪のスパーセンターの出店申請が
出たからです。
もちろん、それぞれの町の商業者は大反対です。
私への依頼も、何とか出店を止めさせる手段を調査によって探って欲しい
というのが本音でした。
でも、その頃は大規模小売店舗法(通称:大店法)から大店立地法に法律が
変わってまもなくであり、周辺住民の生活環境保全(騒音、廃棄物、交通)に
配慮されていれば基本的に出店自由とするものでした。
事実、その頃(平成16年)大型店で出店を行政側に拒まれたものは無いはずです。

その影響度調査を行い、商業者の前で報告会を行ったわけですが、参加した
商業者は自分たちの生活圏を奪われるので、出店反対の一辺倒です。
私は、先に説明したように新しい法律では原則大型店の出店は自由であり、
正規に申請されたものは行政としては受理せざるを得ず、出店はやむなしとの
説明をしました。
それでも、参加した商業者は困るの一辺倒です。
私は、商業者の皆さんにもしこの場所での出店を一旦阻止できたとしても、
その隣接する市や町で新たに出店されたらどうしますかと聞きました。
これだけの大型店ですから、商圏は30kmから50kmに及ぶでしょう。
同じようにお客様を奪われた上で、大型店が地元に出店するのであれば入る
固定資産税や事業所税も入ってきません。

出店した方が地元へのメリットは大きいはずです。
それよりも、大型店に負けない自分のお店作りをすべきではないでしょうかと、
これだけストレートではありませんがほぼ同じ内容を言いました。
でも、その事に対する反応は驚くほどありませんでした。
大きな外部環境変化に対して、自分たちでどう対応するのかという発想が無いの
かもしれません。
あるいは、本当にどうしたらよいのかわからないのでしょうね。
でも、外部環境の変化に対応して、自店を変える、経営のやり方を変えていく
って経営者の仕事ですよね。

余談ですが、この調査では大型店の出店阻止に成功しました。
調査をする中で、この大型店の出店申請書の中の交通量調査があまりにデタラメ
であることに気づいたからです。
だから、出店を取りやめさせることは出来ないが、再度ちゃんとした交通量調査
をして、申請をし直すように行政(この時は警察)に申し出ることを提案したわけ
です。
その結果、警察から交通量調査の再調査指示が出され、当初の出店予定日が延期
になりました。
そうこうするうちに、新潟中越沖地震(平成16年10月)が起き、その出店申請を
した会社は既存店で被害が出たため出店は取りやめになりました。

地震という自然災害があったとは言え、大型店の出店を止めたコンサルタントは
全国にそんなに多く居ないのではないかと密かに自慢しています。

無駄な交通取締り

2015年06月17日 | 日記
ここ2ヶ月ほど週末神戸から奈良に通っています。
阪神高速から第二阪奈を使うわけですが、非常に憤りと怒りを感じます。
それは第二阪奈に覆面パトカーが多いからです。

昨日は退避路でいやらしく違反車を張っている覆面パトカーを見つけて
あわててスピードを落としました。
バックミラーを見ると私の車の相当後ろを走っていた車が捕まったみたい
でした。
先週も私の車を追い越し車線から抜いていった車が捕まっていました。

両車ともたいしたスピードは出していなかったんですけどね。
他人の事ながら、気の毒に思います。

特に先週捕まった車は同じスピードで走っている複数台の車の先頭にいた
訳ですが、見せしめで先頭の車が捕まった訳です。
スピード違反は全ての車のはずです。

土、日の第二阪奈道は道がすいており、走っている車の平均スピードは
自然と高くなりがちです。
それが交通安全に大きく影響すると思うのであれば、覆面パトカーを
使って、見せしめ的な交通取締りをするよりもパトカーが警告灯を点灯して
パトロールする方が、よっぽど予防安全に繋がると思います。

警察は予防安全よりも、罰金を取ることに必死になっているようにしか
思えません。

覆面パトカーだけでなく、レーダーによるスピード違反取締り(ネズミ取り)
にも疑問を持っています。
私の知っている限りでは、レーダーによるスピード違反取締りは「こんな所
で取締りをやって交通安全の役に立つの?」と思うところです。

私の住んでいる六甲アイランドへ入る道でもよく取締りをやっています。
その道は交通量が少なく(だからスピードが出てしまう)、人通りも
ほとんどありません。
そんな所でコソコソと隠れて取締る事はマンパワーの無駄遣いだと思うのは
私だけでしょうか。

捕まえるための取締りとしか思えないんですよね。
警察の仕事として優先順位の高いのは交通安全の確保?違反者を作り出すこと?

警察で働く人も、こんな取締りをする事に意義を感じているのでしょうか。
警察官としてモチベーションが働く仕事だとは思えません。

だからですかね、6月3日に奈良県警の交通係の巡査部長が無免許運転の
もみ消しで捕まっていました。
直接、私の考える無駄な取締りと不良警官の因果が証明されることはあり得
ませんが、個人の働きがいとモラルを考えると私には関係があるような気が
してなりません。

あくまで私見ですが・・・・

成長する企業になるために必要なこと⑤

2015年06月03日 | 日記
「経営計画を立てていること」
私が指導の中心にしていることは計画策定とその実行です。
計画がなければ、指導のよりどころ、実際とのギャップの指摘ができません。
最初は年度計画でも良いですから作成すべきだと思っています。
そうすることによって、足下ばかり見ていた近視眼的経営から徐々に将来を
見据えた経営に移っていくことができるのではないかと思っています。

経営計画は計画期間から中・長期経営計画と単年度計画に分けられます。
単年度計画も本来は中・長期経営計画から生み出される物ですが、中小企業で
中・長期経営計画を作れる会社はそうそうありません。

だからこそ、私たちコンサルタントの出番があるわけです。

やはり、我々の関与度合いで経営計画の出来不出来は大きな差が出てきます。
私の場合、しっかりとした経営計画を作る場合は、半年から1年近くかけて、
かなりの工数をかけて作ったものが多いです。
この場合、経営理念から見直しします。また、3~5年の中長期計画であっても、
10年後の姿(売上高、利益、会社の体制(設備、人材、組織図))を語って
もらうことにしています。
この10年後の姿は、夢を描いてもらうことが大切ですから、「時代の趨勢を
考慮に入れていない」ものや「とてつもない大風呂敷」でも良いと言います。
その姿と現状のギャップを十分に認識させた上で、そのギャップを埋めるため
には何が必要なのか、この経営計画期間にどんな事をしなければならないかを
考えてもらうことにしています。

私は経営はP-D-C-Aの実践だと思っています。
その一番最初のP(計画)をしっかり作り上げるなければ、その後のプロセス
D-C-Aがうまくいかないことは当たり前と言えます。

成長する企業になるために必要なこと④

2015年06月02日 | 日記
「信じたことをやり抜く気持ち」
私が関与している会社は、この点がすごいと思います。
私なりに、提案したことや気づいたことなどについて、それを愚直なほど
忠実にやり抜こうとしてくれます。
その姿勢を拝見すると、「これは決して思いつき程度でアドバイスしては
いけないなぁ…」と、こちらの身が引き締まります。

とは言っても、「ビジョンを持つこと」で紹介した製材卸売業は、ニュース
レター、製材勉強会、展示即売会、在庫表の送付等々、月1回の経営会議で
いろいろな課題を話し合う中で、私が思いつきで提案した物ばかりです。
しかし、こちらが思いつきでも企業側は私が言ったことを、どのように
具現化するか一生懸命に考えてくれた結果です。

また、別の顧問先企業は10数年前に企業再生支援で関与することになりました。
その会社で一番最初に提案したことは資金の日繰表の作成でした。
いつ資金ショートを起こしてもおかしくない状況だったので、資金の動きを
1日単位で予想し、実態をつかみたかった訳です。
その会社に対する再生支援のお手伝いは、日繰表の作成以外に再生計画の作成、
銀行交渉等、いろいろ行いました。
今のように再生支援協議会もない中、私も企業再生支援は初めての経験だった
ので、大変苦労し良い勉強をさせていただきました。
幸いにも、その会社は無事再生することができ、現在は業績も好調ですが、
結果的に一番有効だったのは日繰表の作成だったと思っています。
そして、その会社は資金繰りに余裕ができた今現在も日繰表をつけています。
「儲かっているのに、なぜ金がない。」ずっと思い続けた疑問を解決してくれた
道具だからだと思います。

我々コンサルタントの立場で考えると、指導が良い結果を生むためには経営者に
「信じてもらう」と言うことが大切なのだと思います。
「信じてもらえた」からこそ、こちらの提案をやり抜いてくれるのだと思います。
「信じてもらう」ためには色々な要素があると思いますが、やはり成果を出し
続けることが大切なのでしょうね。

成長する企業になるために必要なこと③

2015年05月15日 | 日記
「ビジョンを持つこと」

「経営ビジョン」とは企業の将来のある時点での「あるべき姿」を
具体的イメージとして表した物と言われています。
私自身、自分のビジョンを持つことに大変難しさを感じていた経験があり、
コンサルタント初期の頃は“ビジョンは必要ない!”なんて言って
いた頃もありました。
でも、色々な会社とおつきあいさせていただくと、しっかりした会社、
伸びていく会社は「ビジョン」もしくは「ビジョンらしきもの」を
持っていることに気がつきました。
そこで、今ではビジョンを持つことの大切さを説くようにしています。
今現在ビジョンを持っていなくても良いと思います。
でも、ビジョンを持つことの大切さをわかっている事が大事だと思い
ます。
ビジョンを探すために経営に邁進することも一つのあり方だと思う
からです。

正直言って、中小企業の多くは、「ビジョン」として文章化している
ケースは少ないように思います。
ただ、「ビジョンらしきもの」というのは、経営者の話を聞いていると
伺い知ることができます。

ある顧問先の社長は「10年後、年商100億円」と4年くらい前に私に
宣言しました。
その時(平成22年3月期)年商は33億円ぐらいでしたが、4年後の
今期の売上高は51億円です。
「10年後、年商100億円」というのは長期的目標ですね。
「ビジョン」というのであれば、その時に会社がどのような状態に
なっているのか、会社の取り扱い商品は?、お客様は?、従業員数は?、
組織は?等々が具体的に見えていなければなりません。

社長にその事を伺うと「全然見えていないけれども、そのぐらいの規模
になれば、従業員が安心して働くことができるし、私も安心して後進に
会社を譲り、引退できるような気がする。」と言う回答でした。
漠然とではありますが、社長には100億円規模になった会社で従業員が
安心して仕事をする姿が見えているのだと思います。
「ビジョンらしきもの」ですよね。

昨年はビジョンを明確にする第一歩として、経営理念を一緒に作り上げ
ました。

作り上げた経営理念は「価値創造」です。

「従業員、従業員の家族、お客様、商品、社会にとっての価値を考え、
創り上げていこう」というものです。

一方、他の顧問先は製材卸売業です。
この会社のことはこれまでにも何回かブログで紹介してますよね。
そこの社長は「無垢材の素晴らしさを、できるだけ多くの人に伝える」
という「ビジョンらしきもの」というか、「社長自身の理想とする生き方」
と思われる事をいつも言っています。

「無垢材の素晴らしさを、できるだけ多くの人に伝える」ために、
この会社ではこれまでの取引先や新規に取引をしてくれたお客様に
ニュースレターを配信しています。
そのニュースレターは今月で109号になります。10年近く毎月送り続けて
いる訳です。
送り先も1,500件を超えています。
さらに、年一回から二回「製材勉強会」を開き、参加者をニュースレター
で募りますが、多いときには50人から60人の参加者が来られます。
無垢材の市場は年々縮小傾向ではありますが、この会社、社長の支持者は
年々増えており、業績は堅実なものとなっています。

やっぱりビジョンを持つことは大切だと思います。

成長する企業になるために必要なこと②

2015年05月14日 | 日記
GWもあっという間に終わってしまいました。
ゆっくり休むことができなかったせいか、休み明けから背中
の痛みが続いています。
身体の一部にでも不都合があるとなかなか積極的になれない
ですね。

さて、表題の「成長する企業になるために必要なこと」に
ついて考えてみたいと思います。

これまでの経験から、これからの時代に生き残り、成長する
企業であるために経営者が持つべき素養、条件として次の
4項目をあげました。

1.ビジョンを持つこと
2.信じたことをやり抜く気持ち
3.経営計画を立てていること
4.環境変化に対する危機感を常に持っていること

本当は5つめとして「従業員を大切にすること」も考えましたが、
確信を持って言い切ることができません。
優秀な企業は間違いなく従業員を大切にしています。
私の関与先でも優秀なところは従業員を大切にしていますし、
社長の気遣いは相当なものだと思います。
でも、それだけ大切にしているのに従業員の方では簡単に辞めて
しまったり、経営者の思いを感じていない人が多かったりという
のが実感です。
そういったケースを見ていると、もっとドライに付き合った方が
良いのではなんて思うことがあるからです。


成長する企業になるために必要なこと①

2015年05月01日 | 日記
ゴールデンウィークですね。
3月の終わりから4月の中旬過ぎまで雨、風等の不安定な天候が続いて
いましたが、やっと春らしい天気・・・というよりも、春を飛び越えて
初夏のようになってきました。

コンサルタントの立場では、この時期は多くの3月決算の企業が、
一年間の成果・・決算書ができてくる頃です。

アベノミクスのおかげで、上場企業は増収増益となったところが多いと
聞きます。

私の顧客の中で3月決算の企業は決算の大まかな数字が見えてきました。
昨年度比で約10%の増収を達成した企業がありました。
その企業は、先日設立51年、売上高51億円達成パーティを全社員参加の
もとで行いました。

また、昨年度8月主要取引先であり、大株主でもある会社の倒産により、
別会社を作り、再起せざるをえなかった会社は11月から3月の5ヶ月決算
で、最終利益を3,000万円計上することができました。
この会社の場合、再起前よりも収益性が非常に良くなり、災い転じて
福となったようです。

私としても、昨年7月に株主である会社の危機の影響が避けられないと
社長に相談を受けてから、再起策を提案し、指導をする中でいろいろと
気をもみましたが、思っていた以上の結果になり一安心です。

困難な状況の中、取引先と従業員を守るために奮闘した社長の姿をずっと
見てきましたが、本当に頭が下がります。

この企業の再起の経緯はまた機会を見て書きたいと思います。

しかし、良いことばかりではありません。

事業再生を目的に指導していた会社の業績回復が思わしくなく、資金
繰り悪化による倒産が避けられそうもなくなりました。
そのため、第二会社による再起を提案しましたが、会社側に受け入れ
られませんでした。
その後、他の事業再生専門弁護士の提案で、再起を図るようです。
私の提案は受け入れられなかった訳ですが、うまく再起して欲しいと
願っています。

私の指導、支援する内容は会社によって変わることはありません。
私の指導、支援で企業が成長、繁栄する訳ではありません。
企業が成長する、繁栄する、生き残るのはあくまで企業の自助努力
です。

おそらくほとんどの会社は成長するために一生懸命努力されている
ことは間違いありません。
でも、結果で大きな差が出てきます。
それは何故でしょう。

私の数少ない経験ではありますが、21年になる私の企業観察から考えて
みたいと思います。

量が多くなりそうなので、幾日かに分けて書いてみます。
これで少し続けることができそうですねw

ガッカリ!だった物

2015年04月25日 | 日記
また、新しい投稿までかなりの時間がかかってしまいました。
忙しいわけでは全然ないのですが、何故か自分のブログを見るのが
苦痛になってしまっています。

日頃から、自分のお客様に積極的な情報発信が大切と言っている
だけに、お恥ずかしい限りです。

だから、日は空いていますがこのブログを止めるつもりはありません。
私にとって唯一の情報発信の場ですから。

書きたいことはたくさんあるのですが、うまく内容がまとまらなくて
文章にする事ができません。
元々は、その練習のためにというのも、このブログを始めた理由の
一つなんですけどね。
もっと文章力をつけるために、頻繁に投稿するようにしたいと思います。
(この決意がいつまで続くか、全然自信がありません(T-T))

・・ということで、久々の投稿は軽いネタからにします。
最近の買い物は、と言ってもこの一年内ですが、ガッカリ!するものが
多いです。

一つは、よくテレビで宣伝している「腹筋マシーン」なるもの。
バネがついていて、身体を倒しても、起き上がるのがあまり負担になら
ないという商品です。
「そんなんで、腹筋のトレーニングになるのかな?」とも思いましたが、
説明書によるとにバネに逆らって身体を倒すので、その時に腹筋、背筋の
トレーニングになるらしいです。

昨年の夏に買って、ながらトレーニングで良いということなので、
1日30回の腹筋2~3セットを目安に行っていました。

トレーニングの成果は・・・

1ヶ月もすると、腰に負担がきて重い物が持てなくなりました。

私の場合、病気で身体が動かなくなった犬を抱えて毎朝散歩に行かなければ
ならないので、重い物が持てなくなることは非常に困ります。
結果的には、腰痛が治るまでの一週間ペットシッターさんに散歩を
お願いすることになってしまいました。

当然、それ以来腹筋はお休みです。
腹筋マシーンは使わないと場所とるんですよね。

二つ目は電動頭皮マッサージ器です。

話題に進む前に一言言っておきますが、別に育毛のためではないですよ!
頭皮湿疹が治らなくて頭を十分にマッサージする必要があるからです!

頭皮マッサージは頭皮を傷つけてはいけないので、優しくする必要があり
ますが、それが結構めんどくさいんです。
何かの記事でP社の頭皮エステ器が誉められていたのを見て買ってみました。

使用感は期待していたより良くありません。
頭の上で四つのゴムスクリューが回っている感じで、マッサージとは
ほど遠い感覚です。
また、ゆっくりと回るので、頭全体をマッサージしようとすると、時間が
かかり、持ち支えている手がしんどくなってきてしまいます。

結果的に最初の2~3日は使いましたが、ほとんど使わなくなりました。
風呂に入ったときは使わなきゃと思うのですが、入っている内に忘れてしまい
ます。

この2つ以外に最近自分で買い物をした記憶がありません。
慎ましく生きています。
それだけにガッカリ!するようなものには、当たりたくないですね。







蜩の記、高倉健

2014年11月24日 | 日記
蜩の記を読みました。

映画の公開からも相当時間がたっており、だいぶ流行から遅れて
います。
あまり日本の作家の小説は読まないので、この本は自分から
すすんで買った本ではありません。
読むに至った経緯は、また違う機会に書きたいと思います。

すごくおもしろかったです。
私と同じように、流行に乗り遅れて、まだ読んでいない人には
恥を忍んででも読んでほしい気がします。(笑)

主人公の戸田秋谷の信義を貫く真摯な生き方に感動しました。
非合理な藩や主君への「忠」「義」に一見縛られているようですが、
その行動の奥には自分自身の揺らぎない価値観を感情に左右されずに
貫き通す論理があります。

多分、自分の行動が主人公と正反対で、その時の感情に揺さぶられて、
一貫したところがないから、内容に惹かれるんでしょうね。

この本は累計で60万部以上売れて、映画化もされていることから、
私と同じ思いの人が多いのではないでしょうか。

戸田秋谷の生き方に尊敬やあこがれは感じますが、反面、「こんな
日本人は現代にはおらん!」と思いました・・・。が、

ちょうど読み終わった日に高倉健さんの訃報を知りました。

おったやん!
報道で知らされる周囲の人からの伝聞でしか知りませんが(当たり前)、
古い日本人の価値観を映像だけでなく、生き方で示してくれた人が
いました。

「こんな生き方って日本人にしかわからないんだろうなぁ」と
思いながら読み終わり、解説を読むと東大大学院教授のロバート
キャンベル氏が書いていたのでびっくりしました。

驚愕のダッシュ力

2014年11月13日 | 日記
また、犬の散歩ネタです。

我が家の愛犬は「変性脊椎症」という病気を発症して後ろ脚がフラフラの
状態になっています。
この病気は脊髄内の神経が徐々に機能しなくなっていく病気だそうです。
後ろ脚で発症したものがだんだんと前に進んでいき、最後は呼吸中枢を
つかさどる神経がダメになって呼吸ができなくなって死ぬそうです。
遺伝性の病気で、治療方法は見つかっていないとも聞きました。
余命宣告を受けたようなものですね。

そんな状態でも毎朝の散歩は行っています。
ただ、歩ける距離が短いので、マンションの下の地面が見えるところまで
私がだっこしていきます。
先日いつものように抱っこして所定の場所で下ろしました。
ヨタヨタとしか歩けないのでノーリードです。
その時、間の悪いことに元気なときから仲の悪い犬が10メートルくらい先を
横切りました。
気づいた我が家の犬がその犬に向かって走り出しました。
状況としては大変な事ですが、うちの犬がヨタヨタなので大したことには
なりようがありませんから、慌てることなく見ていました。
でも、ほっとくわけに行かないので、私も捕まえるために追いかけました。
2メートルほど先をヨタヨタ走っているわけですから、2,3歩で追いつける
かなという感じです。

ところが・・・・

追いつけません!
ヨタヨタと走る犬以上に私の足が思うように動いてくれないのです。
驚愕のダッシュ力です!

そういえば、犬の調子が悪くなってから散歩の距離もどんどん短くなって
いき、最近では犬を抱えてマンションの下まで下ろし、犬は10メートル
四方ぐらいを動いている間、立ってみているだけです。

その犬をかかえて下ろすだけで、腰が痛くなってしまい、1週間ペット
シッターさんに夕方だけでなく、朝の散歩もお願いしたくらいです。

犬だけでなく、飼い主の老化も進んでいることに気がつきました。

中小企業診断士理論研修

2014年09月08日 | 日記
先週の土曜日は診断協会の依頼で理論研修の講師をしました。
理論研修というのは、中小企業診断士資格を維持するために最低年に一度受けなければ
ならない研修です。
中小企業診断士の資格を維持するためにはは中小企業に対する指導実績や時代の変化に対応
するための知識習得等の要件があります。

8年ぐらい前に更新研修と言われていた時代に1回、理論研修になってからは6年前に1回
講師をやっているので、今回が3回目になります。

実はこの理論研修講師はやりたい仕事ではありません。今回も一度お断りしたぐらいです。
理由は、同業者の前でしゃべりたくないからです。
多分、理論研修の講師を依頼された診断士はみんな同じ思いだと私は勝手に思っています。

資格維持のために受けなければならないわけですが、その条件がなければ受講しようという
診断士は少ないでしょう。
最近は受講態度に対する監視が厳しくなったのでいなくなりましたが、昔は自分の仕事を
持ってきて一生懸命宿題をしている人もいました。
ただでさえ同業者相手に下手な喋りを開示しなければならないのに、聞く方の熱意がない中で
前に立つのは勇気がいります。

これまでの2回はそんな理由から、とにかく受け持たされた時間を消化しようという気持ちで
前に立っていました。

しかし、2年前に同期のI先生の理論研修を受講した時に自分の浅はかな考えを思い知る経験を
しました。
I先生が自分の体験と考え方を熱意を持って話しておられるのを聞いて、感心しました。
もちろん受講生の皆さんもI先生の話に自然と引き込まれ、熱心に聞いており、私の知っている
これまでの理論研修の様子との違いに驚きました。

研修終了後、I先生を誘って飲みに行き、その日の研修内容の感想を話すと共に、彼の仕事の
スタンスについて聞きました。
彼も理論研修の講師を依頼された時、嫌だったそうです。
しかし、意味のない仕事はしたくないというのが彼の信条だというのです。
だから、この研修の時間を自分がイヤイヤ行っていたら、この時間を自分自身が意味のない
ものにしてしまうというのです。
彼も自分の経験から、理論研修の時に寝ている人が多いことは承知しています。
だからこそ、自分の目標を一人も寝かさない研修にすることと設定したそうです。
確かに一人も寝ている人がいない研修でした。

プロの仕事に対する態度として当たり前のことですが、目を覚まされました。
自分の下手な研修を受講生のせいにしていただけでした。
一般の研修や講演ではそんなことは考えもしないのですが、同業者相手という理由で勝手な
理由をつけていただけでした。

今回はそんなI先生の態度を少しでも見習おうとしたつもりです。
おかげさまで寝ている人や見るからに参加意識の低い人はいなかったようです。

大切なことを気づかせてくれたI先生に感謝です。


口の悪い保育園児

2014年06月02日 | 日記
またもや犬の散歩エピソードです。

毎朝、散歩に行く公園に時々近所の保育園の園児が集団で運動に来ています。

前に我が家の愛犬を見て、「あ!野良犬だ!」と叫ぶガキいや園児がいました。
「どこにちゃんと首輪をしてリードをつけた野良犬がおんねん!」と思わず
一人でツッコんでしまいました。

その後、色々考えました。
その子は家の愛犬の顔をみて野良犬と判断したんだろうか。
我が家の犬はウェルシュコーギーという犬種で、英国王室で飼われているぐらい
高貴な犬のつもりなのですが、正直言って顔は高貴さのかけらもありません。
また、そこが買い主からすれば愛嬌があって可愛いとこなんですけど・・

それとも、園児は野良犬という自分が知った新しい言葉を使いたかっただけ
なんだろうか。

その時は結果的に後者なんだろうという事で納得しました。
小さな子供が、そんな悪意を含めた言葉を使うはずがありませんから。

先週の月曜日に犬の散歩中にまた、園児達に会いました。
その時、園児の一人が私に「おじいさん、こんにちは。」と言ってきました。
思わず、私の他に誰かいるのかなと思い周りを見ましたが、私と犬しかいません。
聞き間違いかもしれませんし、無視していると、わざわざ私の前まで来て
しつこく「おじいさん、こんにちは。」と言います。
「誰がおじいさんやねん!」と思わずそのクソガキ、いやガキ、いや園児の口を
引っ張りたくなりました。
保育士がついていたから、できませんでしたけどね。

またまたその後、色々考えました。
そのクソガキ、いやガキ、いや園児は私の外見を見て「おじいさん」と判断
したのだろうか。
確かに私の同級生の中でも既に孫がいて、おじいさんになっている者もいます。
だから、そのガキいや園児(もういいかw)のおじいさんが私と同じくらいの
可能性はあります。
だから、自分のおじいさんと照らして私をおじいさんと判断したというのが
考えられます。

考えたくも無いですが可能性としてあり得ます。
保育園児から見るとおじいさんの分類に入る!

そういえば、最近髪の毛を染めるのを止めたのでだいぶ白髪が目立ちます。

・・・・でも、そのこと以外は、そんなに老けを感じさせる事はないと
思っています(のはずです)。

だいたい、外見からおじいさんというのはちびまる子ちゃんの「ともぞう」
みたいなのを想像します。
まさか、そこまで老け込んではいないはずです。
「おにいちゃん」と呼べとは言いませんが、十分「おっちゃん」でいけるはず
です。

もう一つの理由がクソガキがおちょくりにきた。という事です。
どうも「おじいさん、こんにちは。」と言ってきた園児は前に「あ!
野良犬だ」と言った園児と同じみたいです。
であれば、その野良犬発言も含めて悪意で言ってきたという事です。

今度見つけたら、犬をけしかけて噛みつかせようと思います。

ま、大人げないですし、真意がわからないから、そんな事はしませんけど・・・

とりあえず、髪の毛を染めよっと。

「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」

2014年05月17日 | 日記
おもしろい本でした。

著者はカレン・フェラン、MITを卒業後大手コンサルタントファームで
コンサルタントを経験した後、ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン
で要職を務めたキャリアウーマンです。

本題は上記のようになっていますが、実際にこの著者が潰した会社は無いよう
です。
経営コンサルタント時代を振り返り、いかに経営コンサルタントが不要な経営
理論で企業を縛り、無駄な業務をさせていたかを語っています。

私はこの著者と違って、中小企業指導が中心ですし、高度な経営理論なんて
使おうと思ったこともありません。と言うよりも、理解できないし使えません。

でも、内容には共感できるところがたくさんありました。

一番共感した点
「コンサルタントにとって一番大切なことは対人折衝能力である」
これは、私もずいぶん前から中小企業診断士の実務補習や顧客に言っていた
ので、同じ言葉で書かれていることに驚きました。
(著者は英語で書いているでしょうから、実際には翻訳者の言葉ですね)

次に
「コンサルタントはソリューション(正解)を提供するものではない」
企業経営は科学では無いので「答え」など存在しないのに、コンサルタントは
小難しい経営理論や方法論を使って、画一的な結論に結びつけようとする。

中小企業相手のコンサルタントにも、最新の経営理論を当てはめようとしている
人がたくさんいます。
私は一応目を通します(本当に!)。
結果としてほとんど理解できないことから、一方的に否定することはできませんが
正直、自分の指導には役に立たないと思うものがほとんどです。
その中で特徴的な言葉ワンフレーズぐらいを使うぐらいでしょうか。

同じことがこの本の中にも書かれていました。
ポーターの「競争の戦略」は非常に有名ですが、その本の最初の方で説明されている
「5つの競争要因」「3つの基本戦略」は経営用語として定着しているが、第3章以降
に書かれていることは、ほとんど語られることが無い。これは、第3章以降を挫折
せずに読み切った人がほとんどいないのではないかと書かれています。
同感です。と言うよりも、こんな頭の良い人でも経営理論書は難しいと思って
いることを知り、安心しました。

一方で、「星野リゾートの教科書」中沢康彦著では、星野社長は古典的経営理論を
理解できるまで読みこなし、自社にどう適応させるかを考えると書かれていた事も
思い出しました。

そうなんですよね。この本を読んだ時は、本の読み込み方が足りないと思い、
昔買った、ポーターやコトラーの本をもう一度読み込もうとしました。
結果的には、二日と持ちませんでした(笑)

だからこそ、この本を読んで余計に安心したんでしょうね。

コンサルタントの人にはお勧めですが、それ以外の人には・・・・の本でしょうね。