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楽天経営主義

経営コンサルタントが経営とは関係なく
日常を気ままに綴ります。

残存者利益2

2013年02月05日 | 日記
木製の携帯電話ケースは非常に人気があるみたいですね。
前回投稿したら、閲覧数がグンとアップしました。
でも、商品名を表題に出しているわけでもなにのに何故
ですかね。
画像検索で引っかかるんですかね。

さて、今日の投稿は前回の続きでもあり、その前の続きでも
あります。
木製の携帯ケースを作っているのは私の指導先ではありません。
私の指導先はそちらに材料である材木を販売しているのです。

この会社が最近、やはり業界の残存者利益を感じる存在に
なっています。

材木の市場は年々縮小していることは、誰でも想像できること
だと思います。
特に、当社は無垢材専門に扱っているのですから、さらに
状況は悪い訳です。

最初に社長が私のところにご相談に見えたとき、私は
その企業が賃貸不動産を持っていることから、「さっさと
製材所をたたんで、賃貸業として悠々自適に生活したら
如何ですか。この業界は今後良くなることはありませんよ」
とアドバイスしたことを思い出します。

結局、その後私が関与させていただくことになったわけですが
その理由は一つだけです。社長の「木」に関する思いが非常に
熱いことです。
この熱さは最大の経営資源であるわけです。

ここへの指導はこのブログでも何度か紹介した事があると思い
ますが、ニュースレターの作成や勉強会の企画といったことを
継続して行ってきました。
商品を販売することよりも、「木」が好きな人、「無垢材」を
愛してくれる人、仲間を探す活動を行ってきました。

材木市場は私が指導についたこの10年間の間に予想どおり
さらに縮小しました。
でも、この企業では逆に在庫の積み増しを行っています。
そして、新たな設備投資をしています。

これらはしっかりした経営計画と資金管理に基づいて行われる
わけですが、なぜ縮小市場でこのような意志決定が行われたの
でしょう。

それは、残存者利益を狙ったものです。

縮小市場とはいえ、「無垢材」への需要が無くなってしまう
ことはありません。
一方で、業界淘汰が起こり、同業者の減少から色々な樹種や
サイズに対するユーザーの要望に応えられない事が多々ある
みたいです。

この企業にも、これまで取引の無かった会社や一般のユーザー
から、樹種の問い合わせや引き合いが入る事が多くなりました。

縮小市場でどれだけの残存者利益を得ることができるのか
わかりませんが、社長は「無垢材」が欲しいと言うお客様が
いれば、自分が続けていられる限り提供し続けたいと言います。

熱いでしょ(^_^)

価値観は様々

2013年01月28日 | 日記
写真は私が指導している会社(製材業)の取引先の製品です。
私の指導先は材料である材木を卸しています。

この携帯電話ケースがいくらすると思いますか?

8,980円!だそうです。

この携帯ケースがバカ売れしていて生産が追いつかないそうです。

と言っても、完全手作り品なので月産1000個がやっとだそう
ですから、バカ売れと言ってもしれた数かもしれませんね。
でも、8,980円払っても、自分の携帯が人と違うと言うことを主張
したい人が1000人以上いると言うことが驚きです。
iphone用もありますが、こちらはもっと売れているそうです。
ちなみにこちらは6,825円です。

木製の携帯ケースというのは、私には非常にミスマッチのように
思えます。

衝撃に弱いので、あまり保護機能に優れているとは思えませんし、
薄く作ると、それだけ強度が弱くなるからある程度の厚さが必要
になります。

そういった木の弱点があるにもかかわらず、木の持つ柔らかさ、
質感、そして使い込むことにより、他の工業製品が劣化してくる
のに対して、味が深まるという木の良さを理解してくれる方が
たくさんいる、しかも8,980円もの対価を支払ってでも欲しい人が
いることに喜びと驚きを感じます。

もちろん、この価格にはそれなりの理由があります。
一つには材木そのものが高い事、そしてケースを作る技術力です。
写真はソニーのエクスペリアですが、この携帯は裏側に微妙な
カーブがあります。このカーブにピタリと沿うように気を削る事が
難しいそうです。

私は、あいにく携帯の型が違うので使うことができませんが、
たとえ、この型を使っていたとしても買うかどうか・・・
あまり携帯に執着がないし、携帯を使うこともあまりないので(^^ゞ

もし自分の携帯にオリジナリティを出したい方がいれば、一度
サイトを覗いてみることをお薦めします。
裏に名入れをしたり、好きな彫刻を施して、さらにオリジナリティ
を高めることもできるみたいですよ。

HACOA

安部首相論文「アジアの民主主義セキュリティ・ダイアモンド構想」

2013年01月26日 | 日記
安部首相の英語論文が12月27日プラハに本拠を置くNPO団体の
ウェブサイトに掲載されました。
日本語訳もyoutubeニコ動に投稿されています。

安部首相を支持する・しないにかかわらず、今後の日本の外交
方針を語る論文なので、できるだけ多くの日本人に読んで欲しい
と、思います。

どういった意図なのかほとんどの大手メディアが取りあげていない
ので、こんな形で少しでも読んでもらう人を広げていくことが
必要だと思いました。

前の安部内閣の時は、朝日新聞が安部内閣潰しを社是としていた
らしいです。(引用:約束の日 安部晋三試論)
政策よりも閣僚の細かな不始末を挙げることで、「お坊ちゃん内閣」
「お友達内閣」といった印象づけることに成功しました。
そして、他のマスコミや有権者の多くも頼りないというイメージに
傾いたように思います。

今度は意図的にスルーという方針でしょうか。それとも、内容的に
中国への気遣いから取りあげにくいのでしょうか。
日本のマスコミ報道の中国への気遣いは日頃から凄いものがあると
感じていますから。
多分特派員を人質にとられているからでしょうね。

決して反中論者ではない(?)つもりですが、昨日公明党の山口
代表が中国の習近平主席にひたすら頭を下げていたのが気になると
言うか、気に入りません。
習近平主席の憮然とした表情にあの姿は朝貢外交ととられかねない
と思うのです。

また、そのことに全然触れないで映像を流しているメディアに
違和感を覚えるのは私だけなのでしょうか。

残存者利益

2013年01月19日 | 日記
残存者利益とは飽和市場や衰退市場において、他社が相次いで事業撤退
した後、耐え抜いた企業が残った市場を独占的に獲得し利益を上げること。

なぜ、突然こんな事を書き出したかというと、私の顧客で最近の業績が
改善している原因が残存者利益を得ているとしか考えられないところが
あるからです。

一つは、以前「正常返済先への復帰」という投稿で取りあげた企業ですが
(2011.11.5)、今期は前期の100%増の業績を達成しそうです。簡単に言うと
売上倍増ですね。

この会社は生コンを主体とした建設資材卸を営んでいるのですが、創業
100年を迎えようとする歴史の中でも新記録となる売上高を達成することが
できそうです。

建築需要が落ち込む中で、この大幅な増収増益は凄いことだと思います。

この増収増益の原因を探ると、建築業界不況が長引く中、同業の資材卸が
どんどん潰れていたり、もしくは資金繰りの悪化から大規模な工事を受け
入れられなくなったりしている状況があるようです。

当社は取引先ゼネコン倒産の影響で連鎖倒産の危機に陥り、私が関与させて
いただいたわけですが、その時から徹底した資金管理を指導しました。

徹底した資金管理と言ってもたいしたことはやっていません。大まかには
次のことです。
1.資金繰りが苦しくなるような契約は結ばない。
簡単に言うと、売上回収サイトは仕入れ支払いサイトより長くしないこと
です。言葉では簡単ですが、これを契約に持っていくには大変な困難が
伴います。特に建築業界は回収サイトが長いのが通例になっていますから。
2.一定の現金残高を維持する。
連鎖倒産の危険性を回避するために、少なくとも大手仕入先への1ヶ月分
位の現預金残高は維持する。
3.上記を日々チェックするために日繰り表をつける。
日々の入出金予定で予想日繰り表を作ります。そして日々の入出金を実績
日繰り表に記入させます。当然、その変化、変更によって予想資金繰り表も
書き換えます。

これらを10年間やってくることにより、競合他社よりも財務体質が強くなり
競合が受けられないような仕事を受注できる用になりました。中にはゼネ
コンから、これまでの取引先が倒産もしくは信用不安なので、引き受ける
よう頼まれた案件もあるそうです。
10年前は取引先ゼネコンの倒産により連鎖倒産さえ考えられた訳ですから
その時と今では雲泥の差です。

簡単なことではありますが、一つの活動を徹底して行うことで他の会社より
一つ抜きんでることができる良い例だと思います。
別の言い方をすると、潰れていった会社はこんな簡単なことができていな
かった訳です。

残存者利益については、他の関与先でも見ることができます。その企業に
ついては、また別の機会に投稿させていただきます。

カワイイ奴

2013年01月04日 | 日記
新年明けましておめでとうございます。
今年は一年を通して、ブログに投稿できるよう心身共に充実した
一年を送りたいものです。

ところで、昨年我が家にカワイイ奴が最近仲間入りしました。
その名は・・・・「ルンバ」君です
昨年のヒット商品にも入っていましたが、実は発売後10年経って
いるらしくて、世間では「やっと買ったの?」という感じかも
しれません。

でも、これをまだ購入されていない方にぜひお薦めします。
すごく良い商品ですよ。

我が家はコーギーという犬種の犬を飼っているのですが、
この犬種、毛の抜け方が半端ではありません。
掃除をしても、しばらくすると部屋の片隅に毛玉が落ちている
くらいなのです。

私と違って、抜けても抜けても毛が減らないのでちょっと
ジェラシーを感じますが、それ以上に頻繁に部屋の掃除を
しなければならないのが負担です。
もちろん私が部屋の掃除をするわけではないのですが、
毛だらけの部屋に帰宅するのは気が滅入ってしまうことが
あります。

でも、ルンバがあれば部屋に毛が落ちているなと思ったら
スイッチを押すだけですから、気が楽です。

「何回掃除さすねん!」といった文句も言わずに掃除をして
くれます。
その健気さが可愛くて思わずほおずりしたくなるくらいです。

見ていると、このルンバ君はあまり賢くないようで、同じ所を
何回も繰り返し行ったり来たりしたり、ゴミがあるところの
直前で方向転換したりする事も多いのですが、そこがまた
カワイイ奴と思えます。

電子レンジ、全自動洗濯機、食器洗い機等、家事の省力化機器
がドンドン発明されますが、これは掃除という家事の中でも
重労働に類するものを省力化するすごいものだと思います。

昨年、日本のメーカーも参入しヒット商品の仲間入りした
みたいですが、日本のメーカーが10年間もこの分野に目を
向けなかったことが残念です。

インクジェットプリンター

2012年12月28日 | 日記
久しぶりの投稿です。
ブログを書く暇がないほど忙しい訳ではなかったのですが、
ブログイップスにかかっているみたいです。
 ※イップス=ゴルフ、野球だけでなく様々なスポーツ(メンタルが
重要なもの)で、思い通りのプレーがどうしてもできず、症状と
して表れてしまうことです。(日本イップス協会)

何度も投稿しようと編集ページを開くのですが、いざ書こうとすると
手が止まってしまいます。「たいしたことも書いてないのにと」
思われるかもしれませんし、私もそのとおりだと思うのですが、何故か
止まってしまうんですよね。

ゴルフでイップスを治療する場合、普通のカップよりも大きいものに
入れる練習をしたり、カップのすぐ近くからボールを打ったりする
そうです。

私もブログイップス治療のために、これまでよりもさらにどうでも
良いことや、短い文章でリハビリを行っていきたいと思います。

ブログを約半年サボっている間に、年末になってしまいました。
年賀状作成で忙しくしている人が多いと思います。
最近はほとんどの人が年賀状ソフト+インクジェットプリンターで
作成しています。
私もその一人ですが、この季節になると許せなく思えることが
あります。

それは、インクジェットプリンターのインク価格の高さです。

技術進歩によってインクジェットプリンターは年々高機能化すると
ともに、低価格化していきます。
しかし、インクは技術の進歩の影響を全くと言って良いほど受けて
いません。
純正インクであれば、使っている機種のインクの色数にもよりますが、
上位機種だと6千円ぐらいします。
これは、20年前に初めて買ったアップルのスタイルライターという
インクジェットプリンターの交換インクよりも高くなっています。

コピー業界では本体価格を安くすることによって、初期導入しやすく
して、その後のメンテナンス契約で稼ぐというビジネスモデルを
とっているところがほとんどです。
同じビジネスモデルをインクジェットプリンターの世界でも構築
してきたわけです。メンテナンス契約は一般消費者相手に結べない
から、インク代で代替している訳ですね。
でも、企業相手であれば新しい機械を安い価格で導入して、あがった
生産性でメンテナンスコストを消化していく事ができますし、導入費
+維持費のトータルコストを機器選択の基準に考えるところもあるで
しょう。そのやり方は理解できなくもないのですが、一般消費者に
とってはどうかと思います。

一般消費者は新機種を入れることによる生産性向上なんてメリットは
ほとんど享受できないわけです。
使用機会だって年に一度の年賀状印刷とたまに写真を印刷するぐらい
です。(それも、最近は写真屋さんに持ち込んだ方が安い)
だから、消費者にとっては一度買った商品を永く使えること、維持費
が安いことなどが選択の基準になると思うのです。

プリンターの価格を安く設定して買換需要を喚起し、後にインク代で
利益を回収する。このビジネスモデルは一般消費者相手であれば、
「あこぎ」な商売にしか思えません。
経団連の会長を輩出するぐらいの立派な会社が、プリンターシェアの
トップになっていますが、そろそろその「あこぎ」さに気づいて
止めてもらいたいですね。

ブログイップスのリハビリにと思って書き出しましたが、内容は目的
と逆に、重く長くなってしまいました。(笑)

金環日食

2012年05月21日 | 日記
今日は朝から金環日食の話題で持ちきりでした。
日本の本土では129年ぶりと言うことなので、注目されるのも
もっともですね。

私は昨日数件の電気屋、ホームセンターを回ったのですが、
どの店も日食用眼鏡は売り切れでした。
カメラ用のフィルタも売り切れでありませんでしたね。
こんなに人気があったのかと、今更ながら知りました。

こうなってくるとぜひとも肉眼で見たくなってくるのが人情と
言うもの。
何とか見る方法がないかと考え、写真のものを作りました。

数週間前に、金環日食の話題をテレビでやっていて、こんな
道具を使って見る方法もあるよと言うのを思い出した訳です。
仕組みはアルミホイルにピンホ-ルをあけて、その穴を通
した光をパックの底に写し、写った像をパックの下の方に
空けた四角い穴で見るだけという簡単なものです。

ただ、真剣に見ていなかったし、完成した形を覚えていただけ
なので、何かが足りないのではという不安もありました。

実際見てみると、小さい光の穴が見えるだけで、とても観測
できたものではありませんでした。
やっぱり何かが足りなかったみたいです。

金環日食、肉眼で見たかったな。残念です。


大事を見つける目

2012年03月26日 | 日記
今年も近所の梅園の写真を撮りました。
これまでは携帯やスマホのカメラで撮っていたんですけど、
今年は一眼レフで撮ってみました。



やっぱりカメラが良くなるとできる写真も良くなるような
気がするのですが、そう思っているのは私だけでしょうか^^

ただし、この写真は2週間前のものなので、梅園に行っても
もう散ってしまってありません。

やっぱり道具の違いって、初心者であってもなのか初心者
だからなのか、良くわかりませんが出ますね。

良いカメラは、色の再現性やものの輪郭をくっきりと写し
出す能力が携帯カメラやコンパクトカメラと違うような
気がします。
(まだはっきりと違う!と言いきれるまでカメラと慣れ親
しんでいません)
だから、これまでよりも一歩前に出て、被写体と近い距離で
撮る傾向になってます。

休みになると、犬の散歩を兼ねて色々なものを撮ってみよう
と、カメラを持ち出すのですが、なかなか何を撮ったらよい
のかわかりません。
気がついたら、犬の写真ばかり撮っています(笑)。

被写体を見つけられないんですよね。
天気の良い日は海、山を見ていてもきれいだとは思いますが
どこをどう撮ったら「きれい!」だとか「すごい!」という
写真になるのかがわかりません。

写真のうまい人やプロの人は同じ風景を見ていたとしても、
その風景の中でどの部分が核となっているのかを瞬時に見
分ける目(感覚?)を持っているのだと思います。

私がぼんやりときれいなだなと眺めている風景を、その
風景の中で一番きれいな部分を切り取ってくれるような
感じではないでしょうか。

もっと凄いのは、自分が日常慣れ親しんでいる普通の風景が
そういった人の手にかかると普通の風景の一部を切り取り
クローズアップすることによって非日常の風景に見せてしま
う事です。

目に映る色々な情報から一瞬にして大事な事(ところ)を
見つける目を持っているんでしょうね。

我々コンサルタントの仕事にも「大事を見つける目」が必要
だなと思うことがよくあります。

企業の現状は色々な要素で説明されます。

人、物、金といった経営資源と言われるもの、競合や法律
改正、社会的環境、これらが複雑に絡み合って、企業の現状
を作り出しています。

これら絡み合った要素を解きほぐすためにSWOTや5forces
3C分析といった様々な分析手法を使うわけですが、熟練した
コンサルタントは企業の現況を見ただけで、どこの部分に
問題点があると即座に判断してしまいます。

大事を見つける目を持っているというか、養われているん
でしょうね。
私はまだまだそんなことができませんが、ぜひ到達したい
目標です。

カメラの腕前が上達するのとどちらが早いか楽しみです。

大国の黙約

2012年03月22日 | 日記
今日の新聞でイラン産原油の4月輸入が前年比で7割減となる
という記事がありました。
原発事故の影響で電力用原油の調達コスト増が懸念される中
大変な事だと思います。

これも、日曜日の日本経済新聞の記事ですが、興味を持って
読みました。

「日本が知らぬ大国の黙約」と記された記事の内容は
「イランには原油輸入の禁止を世界各国に求めるのに対して
北朝鮮には中途半端な査察内容で食料援助に合意しました。
こういったイランに厳しく、北朝鮮に甘い核兵器開発に
対する対応姿勢の著しい違いは国連安保理の常任理事国で
ある米英仏と中ロの思惑がらみの裏取引が見える」
というものです。

記事の内容は、これまでの国際関係でいつも見せられ、
感じさせられてきた構図で目新しいものでは無いと感じる
人の方が多いでしょう。

その記事は「北朝鮮の隣にある日本は米欧とは脅威が違う
のだから、イラン制裁に協力する見返りに北朝鮮に厳しく
対処するよう米国に迫る。大国の都合に振り回されない、
したたかな発想があってもいい。」と結ばれています。

ホントにそのとおりというか、多くの日本人は世界の
便利屋のように使われて、それでいて外交の世界では
存在を無視されている日本の現状に歯がゆい思いをして
いるのではないでしょうか。

大体、米国は大国としても、それ以外の英仏中ロって
大国ですか?
中国はGDPで抜かれましたが、国民1人当たりGDPでは日本の
10分の1だし、英仏にしてもGDPは日本の半分を超えたくらい
です。ロシアなんて言わずもがなです。

経済だけが大国の条件ではないと思いますが、これらの
国は国連分担金の負担率が非常に低く、最近では日本も
負担率を低くしたので、英仏を足した12%超ですが、
それまでは、英仏中ロを足したものよりも多い16%超も
負担しています。

こんな国達が常任理事国として、国連の運営に力を持って
いるなんて、国民の立場からすると許されないと思います。

結局、大国の条件は核兵器を持っているかどうかなんですね。
となると、将来的にはインド、パキスタン、イスラエル、
イラン、そして北朝鮮までも将来常任理事国入りするかも
しれません。

もちろん国際紛争を解決するための機関ですから、発言力が
金銭負担の多い少ないで決められるものであってはならない
わけですが、大国と言われる常任理事国の思惑でたいした
成果もあげられない国連にこれ以上、期待も金銭負担もして
欲しくないと思います。

そうであるのに、外交は国連を舞台に行っていく「国連主義」
なんて訳のわからない事を言っている政治家や外務省の官僚
のセンスを疑います。

いっそ一度国連を脱退してみてはどうでしょう。
日本が抜けた国連は資金難に陥るでしょうし、日本に再加入
を求めてくるでしょう。
その時に、金銭負担に見合った地位を要求すれば良いと思い
ます。

たとえ再加入を求めてこなくても、少ない負担で独自の外交
姿勢を貫けるのではないかと思います。


スピードラーニング

2012年03月17日 | 日記
朝の通勤の時にスピードラーニングを聞いています。
石川 遼君の宣伝で有名な英語教材です。

ほぼ毎日聞いていて、だいたい2週間で1エピソードから次に
映る感じで聞いています。
今エピソードナンバーが26なので、ほぼ1年間は聞いている
ことになります。

1年続けた効果のほどはというと、全くありません。
聞いているとはいっても、聞き流しているだけなのですが、
この教材は、聞き流しているだけで英語力がつくというのが
うたい文句ですから、問題はないはずです。

遼君は高校生の頃から外国の記者に対しても流ちょうな英語で
応対していることから、それはスピードラーニングのおかげ?
みたいに見えますが、違うんでしょうね。

大体、年間数億円も稼ぐ人間が、英会話を通信教育で済ます
わけがないですよね。
絶対に他のレッスンを受けています。

スピードラーニングの売りは毎日聞き流しているだけで
ある日突然英語が口から飛び出すというものです。

好きなんですよね。
こんな「楽ちん」なフレーズが・・

今までも、こんな「楽ちん」なフレーズに惑わされて商品を
選んでがっかりしたことは数え切れないのに、人間って
懲りないですよね。

「洗うだけでフサフサ」、「食べてもスリム」とか、世の中には
こういった「楽ちん」フレーズが満ちあふれています。

「楽して事をなすことはできない!」
日頃、指導先の企業にはきつく言っているのに、自分自身には
甘くなってしまいます。

「甘い言葉」「楽ちんフレーズ」を見たら、そんなことは絶対
あり得ないと、まず否定することから始めたいと思います。






創業セミナーDVD

2012年03月11日 | 日記
うっかりしていましたが、やっと創業セミナーのDVD販売を
始めることができました。

今月の初めから、私の会社のサイトから申し込みができるように
なっていたようですが、チェックをするのを忘れていました。

一応、見本として最初のセッションをサンプルビデオでアップ
しています。

90分のセミナーで創業塾の核であるビジネスプランの書き方を
できるだけ詳しく話そうとしたのですが、実際には10分ほど
時間オーバーしてしまいました。

また、アイスブレークを入れる時間もなく、表情も硬いまま話を
していますが、慣れないことと少ない時間の中でできるだけ多く
説明をしようとしたことが原因なので、ご容赦願いたいと思い
ます。

できるだけ多くの方に、ご覧いただけることを願っています。

販売ページ
http://www.pro2-c.com/dvd.html

ろくでもない奴

2012年02月28日 | 日記
昨日、指導員を担当していた5日間の中小企業診断士の実務補習が
終わりました。

中小企業診断士は試験に合格すると、企業3社の診断を行わなければ
なりません。
1グループ5~6人で1社の診断を行います。
私の顧問先を受診企業として、報告書にまとめてもらうわけです。

その担当したグループに「ろくでもない奴」がいたという話では
ないんですよ。
今年のメンバーも非常に優秀な人ばかりでした。

中小企業診断士の試験制度は私が資格を取った頃と大きく変わって
います。
現在の試験はより広い知識を必要とされるものになっています。
そのせいか、合格者は年々若くなっています。
広範囲な受験勉強に年寄りの脳みそでは対応しきれないのかもしれ
ません。
受験者数が増えているのに、合格率が低くなっていることも、この
傾向に拍車をかけているのではないかと思っています。

そのため、実務経験があまりないので勉強したことが実務に落とし
込めていないと思うことがよくあります。
診断報告書に難しい経営用語を並べているのですが、日本語として
成り立っていないから、その提案から行動が想像できないわけです。

コンサルタントの提案は実際に行動できるものであることが一番
大事だと思っています。

今回のメンバーにもその観点から、結構厳しいことを指摘しました。
思考回路が止まってしまい、立ち往生している人がいましたが、
何とか最後までやり遂げていました。
やはり、優秀ですね。

私も実務補習の時に指導員の先生から、提案を全否定され、固まって
しまったことを思い出します。

私が独立して数年後、その指導していただいた先生が「いつも、
ろくでもない奴ばかりを担当させられた。」とこぼされていたと
噂で聞きました。

自分の事かなと思い、ドキッ!としました。
おそらく指導員をやっておられる間に40人以上は担当されている
はずです。
みんなが皆「ろくでもない奴」だとは思っていないはずです。
しかし、その発言をした時には数人の「ろくでもない奴」の顔が
思い浮かんでいるはずです。
絶対、その中に入っているんでしょうね。

もう直接お会いすることがないので確認する事はできませんが、
「こいつ、アカン奴や!」といった雰囲気が感じられましたから。

でも、その「ろくでもない奴」が今では中小企業診断士の卵に
指導員として接することができているのですから、人間って進歩
するものですね。

そして、自分の診断士としての始まりを理解しているだけに、
実務補習では、何とか受講前よりレベルアップしてもらいたい、
中小企業診断士という仕事に興味や誇りを持ってもらいたいという
姿勢で行う事ができます。

今となっては「ろくでもない奴」という評価に感謝ですね。

ファジーな目覚まし

2012年02月27日 | 日記
風邪でほぼ2週間ほど体調を崩してしまいました。
たくさん書きたいことがあるのですが、まだ長文を書く元気が
無いので、軽い話題を一つ。

使っていた目覚ましが壊れてしまったので、新しい目覚ましを
買いました。

取説を読んでいると(目覚ましの取説を読む人間も珍しいと
思うのですが・・)、時刻合わせのところに「7時に時刻をあわ
せると、前後5分に目覚ましベルが鳴ります。」と書いています。

「なんで??」
7時に時刻をあわせたんだから、7時にベルが鳴ればええやん!
前後5分のマージンを取るのはなんで?

この目覚ましは、訳のわからないメーカーのものでは無いんですよ。
国産のちゃんとした時計では有名なメーカーのものです。
スヌーズ機能もついていて、一旦止めても5分おきぐらいに目覚まし
ベルが鳴るような機能もついています。
でも、その始まりが前後5分のアバウトさがあると意味無いんじゃ
ないの?

試しに7時に目覚ましをセットして、時計の針を進めてみると
1回目は7時3分、2回目は6時55分にベルが鳴りました。
もちろん6時とか5時といった他の時間でも同じです。

この前後5分のファジーな設定にしばらく頭を悩ませました。
絶対に意味があるはずです。
セットした時間にベルを鳴らすことなんて技術的には簡単なはず
ですから。
「沖縄時間を基本にしている?」
それなら、もっとアバウトになっているはず。
「目覚ましなんかに頼らず起きるための教育用?」
それだったら目覚ましを買う必要ない!

色々考えてみましたが、未だに答えが見つかりません。
誰か知っている人がいたら、ぜひ教えて下さい。

ただ、一週間ぐらい使っていますが、5分くらいの違いはあまり気に
ならないのも確かです。
たまにピッタリに鳴ると、変にうれしかったりして・・・

結局、これで良かったのかなと思ったりします。

GILLEっていいね!

2012年02月09日 | 日記
昨日、なにげにyoutubeを見ていたら、GILLEという謎のシンガーが
話題になっているそうです。
本当にいいですね。

AKB48の「フライングゲット」のカバーで話題になっているそうですが、
私としては、原田真二のカバーの「タイム・トラベル」の方が好きかな。
こんないい歌だと思わなかったから。

なんかTwitterの投稿みたいですけど、100万アクセスゲットでメジャー
デビューじゃないかという噂に乗って広めたいと思います。

さっさと決めろ!消費税

2012年02月03日 | 日記
通常国会が始まりましたが、消費税の審議は全然進まないようですね。

私は、もちろん増税はうれしくないですが、多くの人と同じく増税を
仕方なく思っています。

意見として多い、「消費税増税はわかるが、その前にやるべき事がある
からそれらをちゃんとやってから増税しろ!」という意見には反対です。

そんなことを言っていたらいつまで経っても増税なんかできませんし、
増税をするというゴールを決めた上で、その税収見込み内で何ができる
のかを決めるべきだと思います。

「やるべき事」何をするんでしょう?
公務員削減、給与カット?
議員定数削減?
気持ち的にはわかりますし、やらなければならないことですが、これら
によって削減できる支出なんてしれています。
増税しなければならない、根本的な理由である、収入と支出の不均衡を
解決する手段とはなり得ないのです。

そんな事で審議を遅らせるよりも、赤字となった貿易収支に対する対策
を講じるべきだし、本気で経済振興策を考えていかないと、消費税を
いくら挙げても、税収は結局増えない事になってしまいます。

野田首相は不退転の決意で挑むらしいですが、消費税のアップなんか
よりも、20年にわたって低落を続ける日本経済を復活させる(=税収増)
というようなもっと大きな事に不退転の決意で挑んで欲しいと思います。

ところで、消費税で気になっていることがあります。
我々が行政の仕事で行う専門家派遣制度などの報酬は税込みになって
います。
私の記憶ではこの報酬は前に消費税が3%から5%に上がったときに
全然金額が変わっていません。
我々専門家は2%の値引きを強いられたわけです。
こういったことによる、実質的な収入減の方が、消費税の増税よりも
消費意識を低くするわけです。

政策の実行者である行政が政策目的を理解せずに、こんなことをして
いるから、経済の復活にも効果的な施策がうてないのだと思います。
次の消費税アップの時は、ちゃんと報酬に反映して欲しいと思います。