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楽天経営主義

経営コンサルタントが経営とは関係なく
日常を気ままに綴ります。

四つ葉のクローバー

2014年05月16日 | 日記
毎朝、犬の散歩で行く公園にクローバーがあちこちに群生していることに
気がつきました。

ここ2週間ほど、ずっと四つ葉のクローバーがないか散歩しながら見ていたの
ですがないもんですね。なかなか見つかりませんでした。
しかし、昨日やっと見つける事ができました。

小学生の低学年の時以来です。と言うよりも、その時から四つ葉のクローバーを
探すなんて事したことありませんでしたけど・・・

うれしかったので、その事を妻に話すと「えらい乙女チックやね」と笑われました。

違うでしょ!
幸運の兆しは、待っていても現れないもので、自分で探さないといけないと思います。
運頼みはもちろんダメですけど、自分のできる事を一生懸命頑張りながらも、
最終的に良い結果が生まれるかどうかは運に左右される事が多いと思います。

中小企業の社長さんもよく社長室に神棚が奉ってありますよね。
あれは、神頼みという事ではなく、自分ができる事は全てやった、
でも、結果はお天道様次第という事なんだと思います。

こういう気分って、経営者じゃないとわからないんだろうなと思いました。

上海出張

2014年05月08日 | 日記
4月8,9,10日と上海に行ってきました。

と言っても、空港と指導先との往復だけで、観光はゼロです。
でも、空港から指導先の会社までの1時間近い車でのドライブで
中国の活気と猥雑さの一端に触れる事ができました。

道中にある建設中のマンションやビルの多さ、一方でその周りにある
荒れ地。
高速道路を走る車の多さとマナーの悪さ。
空港から会社までは迎えの自動車で移動しましたが、遊園地のへたな
アトラクションよりも緊張しました。
混雑しているので、車間距離が短いのですが、そこに自動車の頭を
無理矢理突っ込んで車線変更をします。
そして、頭を突っ込まれた方は車をかぶせてきます。
それを頻繁に繰り返します。
車を降りた時は足が突っ張っていました(笑)。

この様な交通マナーだと、日本であればケンカになっていると思う
のですが、これも国民性でしょうか車線変更してしまえば、普通に
走っています。

観光はゼロですが、食事には連れて行ってもらいます。
でも、これまで読んだ本の影響で安心して食べる事ができません。
ホテルにおいてあるペットボトルの水でも安心して飲めるのかとか、
朝のバイキングではサラダバーは止めておこうというチキンな気持ちが
先に立ちます。

情報過多で頭でっかちになっているんでしょうね。
原発事故の時に、日本=放射能と考えた外国人と同じです。
コンサルタントであれば、正しい情報の選択と分析をしなければ
ならないのに反省です。

最近読んだ中国関係の本です。
「面白いけど笑えない中国の話」 竹田恒泰
「中国という大難」       富坂 聰
「破綻する中国、繁栄する日本」 長谷川慶太郎
「中国以外みーんな親日」    酒井 亨
「貶める韓国、脅す中国」    産経新聞取材班
「日本人は中韓との「絶交の覚悟」を持ちなさい」 黄文雄、石平、呉善花

やっぱり、ちょっと偏っていますかね(笑)。

新規事業開発

2014年01月20日 | 日記
先週の金曜日は印象的だったので、そのお話しです。

午前中、1年以上にわたり新規事業構築プロジェクトのお手伝いを
している企業さんに訪問しました。
突然の呼び出しですが、何とかスケジュールをやりくりして訪問
しました。
用件はプロジェクト中断でした。

呼び出された時から、用件は予想していました。
と言うのも、このプロジェクトは1年以上にわたり、新規事業の
アイデア発掘から市場調査、事業シミュレーションと言った形で
じっくりと組み上げてきました。
しかし、事業化が近づくにつれ担当者の間で自信が喪失されていく
のが、明らかに見えてきたからです。

午後からは定例の顧問先との会議です。ただ、社長から定例会議が
終わってから、時間をとってくれるようお願いされました。

会議後の相談も新規事業でした。
正月明けに社長から新規事業をやりたい旨の相談を受けていましたが
それから1週間後には、新規事業を行う中心人材(新規雇用)と私の
面談、立地場所の相談(物件候補あり)、事業予算の概算見積を
一度に行いました。
物件に難ありでした(2階)が、その他の条件、中心人材からの意見
等から、私は肯定的な意見を述べました。
その結果、社長は事業化決定の判断です。
はやっ!

一日に新規事業構築の中止と決定を味わったのですが、一方は1年
以上事業化に向けて構想を進めた結果の中断、片や1週間で事業化
決定です。違いが大きすぎます。

言っておきますが、中止を否定しているのではありません。
事業化プランを考え抜いた上で、事業に可能性を感じられなければ
当たり前ですが無理に事業を行うべきではありません。


ただ、中止になった事業については先にも書きましたが、事業の
採算計算を行ったあたりから、プロジェクトメンバーのモチベーション
が下がっていったような気がします。

確かに損益シミュレーションでは利益が出るまで時間がかかる上に
初期投資回収に時間がかかるものでした。
しかし、損益シミュレーションは事業前の不完全な事業の姿をできる
だけ具体的に実体を見ようとするものであり、参考でしかありません。
損益シミュレーションによって利益額が少なかったり、初期回収に
時間がかかるようであれば、どうすれば利益額を上げたり、初期投資
額を少なくできるかを考えていけば良いのです。
すなわち、損益シミュレーションは事業計画の最終段階ですが、再考
するための入り口でしか無いのです。
そこをしっかりと理解してもらうための説明が不足であったと深く
反省しています。

また、新規事業では責任者の思い入れが大切だと思いました。
後者の社長は1週間で決断したのではなく、はじめから事業化ありきで、
物事を進めていたのだと思います。

事業化にGOの意見を述べましたから、こちらも責任が重大です。
事業起ち上げのお手伝いでまた忙しくなりそうです。

新年の不安

2014年01月15日 | 日記
遅ればせながらですが、明けましておめでとうございます。

新年早々ネガティブな表題ですが、年末から新年にかけて不明確な不安を
感じて、精神的に不安定になるの例年の倣いになっています。

年によってはワクワクするような年もあった気がしますが、独立してから
20年余りのほとんどは不安を感じているような気がします。

何に対する不安かというと将来に対する不安です。
新年を迎え、「今年も一年やっていけるのだろうか」という不安ですね。

そして「今年も一年やっていけるのだろうか」の理由は、かっては
経済的な理由が多くを占めていたのですが、最近では健康や老後に対する
不安が大きくなってきた気がします(笑)。
それとコンサルタントとしての能力の限界!
仕事をすればするほど、足りない部分が明らかになり、追いつけません。

年を重ねるに従って、将来が短くなっていくのに、将来に対する不安が
大きくなっていくのは不思議ですね。

と言っても、この不安は新年を迎えて半月もすると日々の雑事に追われて
知らない内に無くなってしまいます。
ちょうど今日あたりがそんな日です(笑)。

気持ちが安定してきたところで、しっかりと今年の仕事に取り組みたいと
思います。それと、能力の限界に挑戦していける一年でありたいと思って
います。

このブログを読んで頂いた方にとって、実りの多い一年でありますように
お祈りしています。

1万円のチョコケーキ

2013年11月12日 | 日記



「行列の出来る法律相談所」で紹介されていたチョコレートケーキを買ってみました。
テレビでは予約が殺到し、1ヶ月から2ヶ月待ちとのことでしたが、
電話してみると、すんなり通じて、「予約待ちなんですよね?」と確認すると
「いいえ」とのことで、すぐ届きました。
喜んで、すぐに注文したのですが、値段を聞いてびっくりです。
値段はなんと10,500円!!

そうです。テレビで値段を見落としていました。
今さら「いらない」とは言えず、買いました。
ついでにロールケーキを2本ほど。
こちらは1本1,500円とリーズナブルというか普通の値段です。

味の方ですが、はっきり言って「・・・・」です。
これは、私に1万円のチョコレートケーキを理解する舌が無いせいだと
思います。
その証拠に1,500円のロールケーキはおいしかった。

そう、値段を確認せずに注文したのも私のせいですし、
良いものをわかる舌が無いのも私のせいです。

でも、テレビで絶賛するほどのものではないのでは?と思います。
この番組を以前やっていた伸介は「テレビで紹介する時に、簡単に
褒めてはいけない。紹介する方にも責任がある」との主旨の事を
言っていたと思いますが、そのとおりです。
コストパフォーマンスについてもうるさかったはずです。
「あまったれうどん」はその点で押していましたから。

伸介が降りてから、制作方針が変わったんでしょうか。
庶民が1万円のケーキを注文する場合、相当の期待をする事を
制作者や紹介者は理解すべきだと思います。

「戦略読書日記」楠木 建著

2013年10月15日 | 日記
楠木一橋大学大学院教授の著書です。

前著「ストーリーとしての競争戦略」があまり面白くなかったのですが
この本が非常によく売れていたので、これは私の読み方が浅い、理解
できていないのではないかと思い、読んでみました。
といっても、前書は経営書であり、この本は書評書ですから全然種類の
違う本です。
でも、書評の一番最初にご自分の本に対する書評が書かれていて、
立ち読みで、なるほどと思うところがあり、購入しました。

結論として、「ストーリーとしての競争戦略」は私の読み方が間違って
いたようです。
どういった点が間違っていたかというと、この本で著者が指摘している
とおりで、この本からストーリーがある戦略構想のスキルがわかるのでは
ないかと思ってしまった事です。
でも、「ストーリーとしての競争戦略」は戦略構想のセンスを磨くための
本だったんですね。

でも、内容はほとんど忘れてしまいましたが、そんなことが書いてあった
のかなぁ。
ただ、「ストーリーとしての競争戦略」という題名の割には、内容が
前後につながりにくく、読み進むのに苦労した覚えがあります。
著者も、それがわかっていて、途中であきらめないでくださいと、
何度も書いていました。
そして、良い経営戦略を作るにはセンスが必要とも書いていましたね。
そこを読んで、「センスで済むのならこんな本読む必要ないやん!」
と、強く思ったのですが、著者はそのセンスを磨くための本として
書いていたわけですね。
そこまで読み取れませんでした。

ただ、この本は非常に面白いです。
あらゆる分野の本の内容が面白く書かれていて、ほとんど読んだことが
ない本ばかりですが、もう読む必要が無いと思えるほどです。
読んだことがある「プロフェッショナルマネジャー」なんて、ほんとに
私が読んだ本と同じものを読まれたのかなと思います。
自分の読書の浅さというか、読み取るだけの知識と思慮の足りなさを
痛感させられます。

まぁ、大学院教授と自分を比べること自体が浅はかですけどね。
読書の奥深さを知る事ができました。

気になること

2013年09月16日 | 日記
最近年をとったせいか、つまらないことが気になります。
ひょっとしたら年をとる前からかもしれないけど・・・

一つはバイク王のCMです。
銭形警部がコールセンターの女性に変装していて、電話を
かけた五右衛門が「その声は銭形!」と見破るのですが
電話応対のコールセンターで変装しても仕方がないでしょ。
相手をだますのなら、声を変えるべきですよね。
あれでは銭形警部は単なる女装癖になってしまいます。

ついでに書くとCMではCook Doシリーズが嫌いです。
ぐっさんと娘役の子が回鍋肉を食べるのですが、娘が最後に
残った肉を父親役であるぐっさんを見ながら口に入れると
いうシーンがキライで、多分私が娘にあんなコトされたら
思わず頭を張っていると思います。

二つ目はジュースの味です。
ジュースって100%果汁のものをいいますよね。
それなのに、なぜ毎日同じ味を出せるのでしょうか。
果物や野菜ってうまいものがとれるばかりでなく、まずいものや
甘くないものが採れるときがあるはずです。
それなのに、何故いつも同じ味なんでしょう。
それだけではなく、A社のオレンジジュースは間違いなくA社の
味がします。B社とは違います。
絶対に誰かがテイスティングして味の調整をしていると
思いますが、それじゃ100%無添加のジュースじゃないですよね。

他の人はこんな事が気にならないのでしょうか。

エレクトロラックス・エルゴラピード

2013年09月15日 | 日記
5月に買った掃除機なのですが、すごく良いものなので
紹介したいと思います。

我が家は、室内で犬を飼っており、その犬の抜け毛がひどい
ことは既にお話しました。

だから、だいたい私が朝の散歩に出ている間に、ルンバ君に
掃除をしておいてもらうのですが、ルンバ君はリビング一部屋を
掃除するので精一杯みたいです。
廊下や和室(ここは一段高くなっている)まで掃除するのは
能力的に難しい。

これまでは普通のキャニスター型の掃除機をだして、掃除
していたのですが、これが面倒なんですよね。
いちいち押し入れから出さないといけないし、コンセントを
つながなければいけない。廊下と和室ではコンセントを
差し替えないといけないわけです。
そして、ホースを引っ張っていると後ろの本体がものに引っかかって
ひっくり返ったりします。

小さな事ですが、朝の忙しい時間には面倒になります。
面倒なので、ハンディ型クリーナーで廊下の端だけを吸うような
ことを続けていました。
しかし、酷使が過ぎたのか簡単に潰れてしまいました。

それで、廊下専用の2代目掃除機を探しに電気屋さんに行きました。
条件としてはコードレスであること、すぐに使える縦型であること
です。
この条件からするとダイソンのDC35しかないかなと思っていましたが、
電気屋でこの商品を見つけたので即決です。
だいたいダイソンは5万円くらいするので2台目掃除機としてはちょっと
高すぎです。そしてちょっと不細工だし。

エルゴラピードは使ってみると予想以上の出来にびっくりですよ。
コードレスなのに普通のキャニスター型に吸引力は負けないし、
ゴミ捨ても簡単です。
吸引力と取り扱いやすさで、ついついルンバ君のテリトリーの
リビングまで掃除してしまいます。

ヘッドについたLDEランプも親切です。
廊下の隅などはランプで照らされてはじめてゴミがたまっていることに
気づかされます。

デザインも良いし、ホントにお気に入りです。
2台目掃除機とはいわず、1台目としても十分使えますよ。
ただ、使用時間が15分ほどしかないので、大きい家には不適かも
しれませんね。
そういったお家には新製品のエルゴパワーが60分連続使用できる
らしいのでご検討下さい。
って、別にエレクトロラックスから何ももらっていませんよ。

エレクトロラックスHP 

つまらない本

2013年09月14日 | 日記
たくさん本を買っていると「失敗!」と思う本に時々遭遇してしまいます。
そんな時は時間がもったいないので、そのまま本棚にしまい込むか、
うちの事務所の共有書庫においておきます。
うちの誰かにとっては、有益な本になる可能性がありますから。
だから、そんな本を買ってもあまり気にしません。

でも、最近買ったこの本は大失敗でした。
共有書庫においても誰にも有益になりません。

題名は「史上最強の内閣」(小学館)です。

ハードカバーの時も書店で平積みになっており、題名が気になっていました。
最近文庫本になったのか、これも平積みになっていました。
これだけ書店が力を入れるのだから面白いのだろうと思って、文庫本を
買いましたが、ひどかった。

北朝鮮が日本を核攻撃するためにミサイルに燃料を注入しだしたことから
世襲議員が大半を占める現内閣は対応不可能になり、昔から存在した陰の
内閣(史上最強の内閣)に政権を放り出すというものです。

史上最強の内閣が存在する法的根拠もありませんし、北朝鮮首領の長男が
不法入国したのに、いったん捕まえた後タレントとして遊ばせるというのは
どんな法的根拠があるのでしょうか?
日本は法治国家ではないのでしょうか?
そうであれば、北朝鮮と同じレベルだということになります。

それだけでなく、ミサイルへの燃料注入にも時間がかかりすぎだし、
どんな細工をしてもミサイルが水面を滑るような現象は起きません。

おふざけにしても内容に真実味や現実への示唆が全くないのです。
この本を平積みにしている本屋が信用できなくなりました。
といいながら、最後まで読んでしまった自分に腹が立ちます(笑)
ついでに言っときますが、立川談四楼の開設もくだらなかった。

逆につまらない本ではありませんが・・・やっぱり、つまらないのかも
最近悩まされている本があります。
「リンカーン」(中公文庫)です。

これは今年話題になった映画「リンカーン」の原作ということで、
おもしろさを期待して買いました。
結構ぶ厚めの上・中・下三冊です。

これが、なかなか読み進められません。
読み出してから2ヶ月経つのに、まだ上の真ん中ぐらいです。

リンカーンはそれまでの政敵を政権の中に取り込んで活用したらしいの
ですが、3人の政敵とリンカーン自身の政治的背景がどの様に確立された
のかを、生い立ちから延々と続いています。

海外の小説って、名前が馴染みがないのもあって、最初はなかなか
読み進めることができないのですが、だいたい登場人物が明確になると
いっぺんに読むスピードが上がるんですけどね。

ぜーんぜんテンポアップできません。

もちろん2ヶ月間ずっと読んでいたわけではありません。
何度もあきらめて違う本を読みます。
でも、もう少し頑張ったらおもしろくなり出すのでは?と思い、
戻るわけですが、もう本当にあきらめました。
DVD借りてきます。

本当に使える経営戦略・使えない経営戦略

2013年05月03日 | 日記
久々におもしろいビジネス書を読みました。

この本は帯にあるように「著名戦略セオリーの有効性と限界を
読み解く!」ものです。

第一にあげられていたのが「エクセレント・カンパニー」なの
ですが、あの本の内容がデータをねつ造したでっち上げだった
と、著者自身が告発していることが驚きでした。

以下の話は今日投稿する主旨とは違うのですが、こんな事って、
あまりニュースにならないですよね。
でも、凄いことだと思います。このエクセレント・カンパニー
は世界一売れた経営書と言われ、世界中で600万部が売れたそう
です。

これって、600万人の人をだましていた訳ですよね。

出版社からお詫び広告があっても良いような気がします。


さて、本論に戻ります。
この本に書かれていることは、日頃私が思っていたことを代弁
してくれています。
というより、漠然と思っていたことをこの本の著者が明らかに
してくれたと言った方が良いかもしれません。

これまで、新しい経営戦略・セオリーがでると意図した場合も
しない場合も仕事柄、目にすることが多いです。
使えないセオリーとして著者が挙げている「コア・コンピタンス
経営」「ビジョナリー・カンパニー」「ゲームセオリー(理論)」
「ブルー・オーシャン戦略」などは、一時期それらの名前を
副題や帯に冠した本が山積みになっていました。

それらを読んだ時に納得できなかったり、多くの場合が意味が
理解できなかったことを覚えています。

「コア・コンピタンス」はまるっきり意味がわからなかったですね。
でも、早速その「コア・コンピタンス」を連発するコンサルタント
も知り合いでいました。
「ブルー・オーシャン戦略」なんて、理想論ではあるけど、できる
会社は凄いよねと思っていました。
しかし、さっそくブルー・オーシャン戦略を冠にしてコンサル
ティングを行う会社が出てきたりしました。

これらのセオリーがなぜダメなのかもこの本は解き明かして
くれています。

多くの経営戦略、セオリーといわれるものが欧米、大半が米国
からの輸入物です。
そして、それらを作り上げたのは大手のコンサルティングファームや
マネジメントスクールの教授達です。
この人達の顧客は欧米のコングロマリットであったり、世界市場
で市場占有率の高い圧倒的強者が多いのです。
そうでないと莫大なコンサルティングフィーを払えませんから。

だから、そんな会社の事例や経営環境に合わせて作り出した理論や
セオリーが中小企業にマッチする訳が無いのです。

だから中小企業を相手にしたコンサルタントが大企業向け強者の理論
を無理矢理中小企業に押しつけてもマッチするわけがありません。

前述の聞きかじり理論を企業に押しつけていたコンサルタントは
でっち上げを600万部売りつけた出版社と同列とは言いませんが、
強く反省してもらいたいと思います。



日本の司法はエニエスロビーなみ2

2013年04月19日 | 日記
もう少し前回の続きを書きます。

「元警官、調書書き換え」
「証拠品廃棄疑い、警部補書類送検」

これは昨日(4月18日)の日経の夕刊の3面に載っていた記事です。
わずか一日のことです。

これは警察の不祥事であり、司法ではありませんが、こんなお粗末
な警察の取り調べで上がってきたものを検察が起訴して、裁判所は
99.9%もの確率で有罪にしていると思うと恐くなりませんか?

私は非常に恐くなります。
最近ではヤクザを見たときよりも、警官を見たときの方が身構えて
しまいます。
どこで、どんな濡れ衣を着せられるかわかりませんから。
そして、警察に濡れ衣を着せられると99.9%有罪になります。

私は警察を扱った小説や映画が好きです。
特に、海外のものを読んだり、見たりします。
特に海外ドラマのCSIやNCISが好きです。
それらが、どれだけ事実に基づいて書かれたり、作られたりしている
のかわかりませんが、制度が日本と大分違うと思わされることが
たくさんあります。

1つは尋問に弁護士が立ち会えること。
これは、日本でも検討されているらしいですが、警察、検察の協力な
反対で進んでいません。
アメリカでは弁護士が尋問に立ち会うことで、逮捕容疑の質問しか
警察にさせません。別件逮捕は許されないのです。
もちろん、日本の警察の取り調べ方法で過去問題になった暴力や罵倒、
心理的脅迫はゆるされません。

日本の警察は別件逮捕が多いと言います。
怪しいと思った人を容疑と無関係な(軽犯罪)といった軽微な犯罪で
捕まえて、最大で23日間に及ぶ勾留期間中に自白させるパターンです。

私の顧問先の社長が飲酒運転で一日トラ箱に留置されたことがあります。
これは、犯罪です。
でも、大体飲酒の場合、一晩トラ箱に留置されて朝解放されるのが
一般的と聞いています。
ところが、この社長トラ箱に着いた時に警官と少しもめてしまいました。
すると、警官の心証を悪くしたのだと思いますが、次の日の朝から
取り調べを受けたそうです。
取り調べるといっても飲酒運転しかしていないわけですから、調べる
ことがありません。
それでも、警察は30分ごとに入れ替わりで名前、住所、職業、家族構成
と言った質問を延々と夕方まで続けたそうです。

丸いパイプ椅子に座らされ、途中休憩はあるものの、夕方までの取り調べ
は非常につらかったと言ってました。
何にもしてなかったので、自白する事は無かったのですが、その社長は
あんな事されたら、やって無くても「やった」と言ってしまうと感じた
そうです。

日本の裁判は自白重視みたいですね。
これも、アメリカの裁判と大きく違うみたいです。
アメリカの裁判では自白だけを認めることは無いと思います。(絶対に!
と言うほどの知識はありませんが)
自白を裏付ける証拠があってはじめて自白の有効性を認めるようです。

そして、日本の裁判では刑事被告の公平性が守られていないようです。
これは、弁護士の友人に聞きましたが、日本の刑事裁判では被告の弁護士
にどんな根拠で起訴するかの事前の証拠開示がされないらしいのです。

アメリカの刑事裁判を扱った映画を見ると、検察、弁護士が事前に提出
した証拠に基づいて弁論を進めていきます。
その時に事前に開示されていない証拠を提示しても裁判官が証拠として
認めることはありません。
でも、日本の裁判では被告の弁護士は裁判が始まってみないと何を根拠に
有罪と検察が申し立てているのかわからないで弁護するわけです。

これでは有罪率も高くなってしまうでしょう!

裁判員制度が問題になっているようですが、それよりも先に改善しな
ければならないことが日本の司法制度にはあると思います。
公平で公正な裁判を受ける権利が守られていると言えるのかなと思い
ます。

アメリカの司法制度を全面的に取り入れて、アメリカのように金持ちは
悪いことをしても許される、無罪は金で買えるといった状況にはなって
欲しくありません。被害者は必ず救われなければならないと思います。

でも、冤罪で人が死ぬようなことは絶対に許してはならないと思います。

日本の司法はエニエスロビーなみ

2013年04月16日 | 日記
エニエスロビーというのは漫画「ONE PIECE」に出てくる世界政府の
三大機関の一つで司法の島です。
ここは、有罪確定率100%であり、この島に送られると裁判の後、
地獄の監獄インペルダウンに送られることになります。

これは漫画の世界ですが、日本の司法もこの漫画の世界とほぼ同じ
です。
日本の有罪確定率は99.9%であり、これは北朝鮮の100%、中国の98%
といった独裁国と変わらない状況です。

これって怖いことだと思いませんか。

なかには、日本の場合検察が有罪が確実なものしか起訴しないから
と言う人もいますが、有罪が確実かどうかは誰が決めるのかという
事になります。
それが事前にわかるのであれば、裁判所なんていりません。

また、日本の警察、検察が有能だからと言う人もいますが、そんな
こと大阪高検の証拠ねつ造事件や頻発(多発?)する警察の不祥事を
見ていたら、そんなこと言えません。

現にすでに死刑執行された後に再審請求がされている「飯塚事件」
みたいな話があります。
この事件はDNA鑑定証拠を検察と警察が自分たちの論拠に合うように
ねつ造した恐れがあります。

そして、高知県警の白バイ隊員事故死においては白バイにぶつかった
とされるバスに乗っていた人たちが全員バスは動いていなかったと
証言しているにもかかわらず、裁判所はその証言を一切採用せず
県警がねつ造した疑いのある証拠(タイヤ痕)を無条件で採用しました。
これって本当に日本の話なんですよ。
法治国家と言えますか?

なぜ、もっと大きく問題にならないのでしょう。

自分は悪いことをしないから大丈夫だと思っているのでしょうか。
上のバス運転手は1年4ヶ月の実刑判決が出ました。
その判決の中では、このバス運転手は一時停止違反で罰金を払った
過去を引き合いに出されて、遵法意識が低いとされています。
交通違反をしたことを遵法意識が低いとされるのであれば、私なんか
大悪人になってしまいます。
私だけでなく、ほとんどの人がそうでしょう。

罪は犯すものではなく、作られるものですか?

もっと世論が問題を大きくすべきだと思います。

百田尚樹の永遠の0

2013年03月27日 | 日記
タイトルの本を読みました。
面白い本です。お薦めです。
と言っても、既に100万部を超えるベストセラーなので
読んだ人の方が多いでしょうね。

同じ作者の「海賊とよばれた男」の評判を聞いて
本屋に行ったのですが、どうせ読むならデビュー作から
読もうと思いこちらの本を選びました。

「海賊とよばれた男」の方はどんな内容か書評を読んで
いたので、前知識はあったのですが「永遠の0」に
関しては前知識がなかったので、どんな内容か知らない
まま買いました。

特攻隊員であった主人公の祖父の生き方を、主に特攻隊員
の生き残りの戦友を訪ねて明らかにしていく話なのですが、
ストーリーの意外性とテンポが良いため、ドンドン読み
進めました。
ただ、涙もろい人は電車の中で読むことはお薦めできません。

戦時中の主人公の祖父が置かれる軍の不条理と真摯な
生き様に読んでいる間中目頭がずっと熱くなります。
そして、戦前の軍組織が現代の官僚組織と同じでトップが
責任をとらない構造になっていたことに怒りをおぼえます。
日本の社会の仕組みは、戦後70年が経つのに全然変わって
いないのですね。

戦後70年近くが経ち、戦争を知っている人がドンドン少なく
なっている中で、このような形で戦争と日本のどこと誰に
責任があったのかを語り継いで行く事は大切なのでないかと
思いました。

この百田尚樹という作家は今ではこの「永遠の0」を始め
「モンスター」前掲「海賊とよばれた男」等のヒット作を
連発する作家ですが、実は私は昔から知っています。

友達ではありませんよ(^_^;。

私が高校生の頃、日曜の朝「ラブアタック」という番組
がありました。
上岡竜太郎と故横山ノックが司会をする視聴者参加番組
でした。人気番組だったので、知っている人は多いと思い
ます。
視聴者参加番組と言っても、参加者は主に関西の大学に
かよう大学生ばかりでした。
少しでもテレビで目立つように、それらの素人が面白さを
競うわけです。
その中で百田君の面白さは図抜けていました。

初めて出演したときは田舎出の大学生を演じていました。
ツギのあたった学生服に牛乳瓶の底のような眼鏡をかけ、
下駄履きというカッコで、ドモリながら女性に朴訥に自分を
売り込む姿が、はしゃぎ一辺倒だった他の参加者と対比され
すごく面白かった事をおぼえています。

次に見たときは「キャンパスレポート」(これもラブア
タックの1コーナー)で「女子大生夏の処女喪失レポート」
(題名は何となくそんな感じ)を自作フリップを使いながら
説明していました。
これも面白かったのですが、この時はすごく弁舌爽やかで
流ちょうに発表していたので、初出演の時は全くの演技
だったということがわかりました。

でも、参加者のいくつかのパターンにはまらない、新しい
キャラを作り出した企画力は大したものだと思いました。

その後、「探偵ナイトスクープ」の構成作家をしていたのも
彼の企画力ならうなずけるところです。

この「探偵ナイトスクープ」のアホとバカの境界という企画
から番組プロデューサーが書いた「全国アホバカ分布考」
という本も面白いですよ。
単なる番組企画から言語学の分野にまで入りこんだものですが
導入部分が「探偵ナイトスクープ」ですから、無理なく難しい
話にはりって行く事が出来ます。
その中でも、この百田君が重要なヒントをプロデューサーに
提供していたようです。

なんか読後感想から、作者の周辺知識と長々と書いてしまい
ましたが、結論として学生時代から飛び抜けた才能を見せて
いた百田尚樹の本が面白くないことは絶対ないと思います。
お薦めします。

シャープ、サムスンの資本提携

2013年03月09日 | 日記
6日にシャープがサムスンの出資をうけいれ資本提携するとの
新聞発表がありました。

今週セミナー後の懇親会でも、このニュ-ス発表後であったこと
から、多くの人が話題にしていました。

サムスンの出資を受けることになってしまったシャープの凋落
ぶりにショックを感じている意見が主でした。
液晶のシャープというブランドイメージのもと、亀山ブランドや
堺工場への大規模投資等、シャープは当時の勝ち組企業の筆頭格
という印象を皆さん強く持っていたようです。

私はその意見に少し違和感を感じています。

確かに、薄型テレビの普及に伴い、液晶に強いシャープは注目
されるようになってきました。
でも、それってここ10年ぐらいの話ではないでしょうか。
それまでのシャープはお世辞にも一流企業とは言えなかったように
思います。(シャープにお勤めの方ごめんなさい(__;))

元々、たいしたヒット作もなかった企業がほんの一時液晶で
注目を浴びたにしろ、自力がないわけですから、ブームが
去れば、元の姿に戻るのは当たり前の話です。
(もう一度シャープにお勤めの方にごめんなさい)

シャープの財務状況を見ているわけではありませんが、液晶で
注目された時に良い話として、大阪万博の時に在阪家電企業の
パナソニック、サンヨーがパビリオン出展したのにシャープは
出展せず、天理に研究所を作ったことが盛んに紹介されました。
これも、早い話が財務的に出展余裕がなかったということでしょ。

シャープの凋落ぶりを嘆いている人の多くは、韓国企業である
サムスンや台湾企業であるホンハイの助けを借りることを嘆いて
いる人が多いように思います。
電気製品においては日本が上位であるという差別意識ですね。

およそ27年前にサンヨーがアメリカの家電老舗ブランドである
フィッシャーを買収したときにアメリカ人の多くは同じように
感じたのでしょうか。


裏切り

2013年02月27日 | 日記
先週末に信頼していた身内に裏切られました。
身内というのは上の愛犬なんですけどね。

話の発端は土曜日の朝になります。
朝早く起きた家族の者が我が家の愛犬が(これも家族=身内です)
えさの袋に顔をつっこんで盗み食いをしていたというのです。

ちょうど、前日にいつものえさが無くなり、違うえさを代用で
買ってきたのですが、その袋はチャックがついていなくて、袋は
空いたままの状態になってました。

ただ、それまでもチャック無しの袋に入ったえさは何度も買って
ます、というよりもチャックがついた製品が出だしたのは最近で
これまでは、開けっ放しの袋の方が多かったぐらいです。

そんな状態が長かった時から、我が家の愛犬は盗み食いなんて
一度もしたことがありません(のはずです)。
食い意地は張っていますが、えさ皿や手から与えられるおやつ
以外は食べないで我慢している子だったんです。

だから、盗み食いしていたと言われた時も、「そんなことはしな
いよ。きっと、臭いをかいでいたんやろ。」と弁護しました。
と言うより、ほんとにそう思っていましたから。

それから、朝の散歩に連れて行ったのですが、喜んで前を歩く犬の
後ろ姿を見た時に、私が大きな誤解をしていたことに気がつき
ました。

家の犬は、年齢や腰への負担を考慮して最近減量しているのです。
今ではピーク時の16kgから14.5kgへと1割減に成功していました。
ところがです。後ろから見ると明らかに犬の体が丸太状態に
なっています!
わずか1日の間にですよ!

そして、散歩を始めると家の犬はオスですから、街路樹や街灯
ごとにおしっこをするのですが、その日はおしっこではなく
街路樹ごとにう○こをしていました。
6回連続です。
当然、飼い主はそれを袋に拾って歩くわけですが、全部入れると
両手に余るぐらいしています。

思わず「お前、どんだけ食ったんや!」と怒鳴ってしまいました。

両手いっぱいに持たされたう○こよりも悲しかったのは、
「この子は盗み食いなんてしない」と信じていた自分の信頼を
裏切られたことです。