食べ過ぎは内臓の老化を加速させる

内臓脂肪型肥満、つまり、食べ過ぎ、運動不足などで、おなかがぽっこり出てしまった方は、内臓の老化が加速するそうですよ。

慶應大学の研究チームがマウス実験で解明し、米医学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーションに発表しました。
そもそも老化には免疫老化が深く関与しているといわれているそうで、免疫老化というのは、加齢に伴う免疫細胞（とくにＴリンパ球）の機能異常のことなんだそうです。
若いマウスに高脂肪の餌を与えて太らせ、その内臓脂肪を調べたところ……健康な若いマウスにはない老化したＴリンパ球集団が短期間で大量に出現することを発見したそうです。

要するに、太ったマウスは、内臓が老化したってことです。
内臓がこんなに簡単に老化しちゃうとは、びっくりですよね。

人間の場合、内臓脂肪型肥満になると、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、心不全が発症しやすくなるだけでなく、感染症に罹りやすくなり、がんや自己免疫疾患の発症などにも密接に関係しているそうですからね。

やっぱり、健康に暮らすには、内臓脂肪をためこまないように気をつける必要がありそうですね。