Chodzmy!!

Studiuje gre na fortepianie w Polsce
*アルバム更新 9/14*

1次⑧ ブレハッチ

2005-10-12 | ・ショパンコンクール2005
ちょっとさかのぼる形になっちゃうけれど、コンクール8日目には、ポーランドの期待を背負って、ラファウ・ブレハッチが登場。

彼の演奏を聴くのは、6月のショパンフェスティバルのコンサート以来かな。
やっぱりこの繊細さは特別だと思う。
なんか・・神がかってるっていうか・・・。

とても自然な中に、絶対的な美しさ、みたいなものがある。
何かしよう、という感じなのではなくて、そこに、何かがある、という感じ。
そういうものに触れられる、という事自体、聴いていて、とても幸せに思えてしまう。そんな演奏。
あまりダイナミックに音を出すタイプではないけれど、音楽の構成力は大きい。
そして立体的。

ポ人も大喜び。

1次⑦ 聴き方はそれぞれ。

2005-10-11 | ・ショパンコンクール2005
毎日聴きまくって、私は最近、いい点をとらえて聴いている気がする。

音の出し方、歌い方、そりゃ、色んな人がいる。
人によって、出来ることと出来ないこと、わかることとわからないこと、もあるんだろう。

でも、皆(だいたい皆・・笑)それぞれ全霊で表現してるんだもん。
半端なく大きなこの舞台で。
だから、いい点を探してそこに注目しちゃう。
そしてそれをすごいなぁって思っちゃう。

でも、その方が面白いんだもん!

一番すごいゾーンの人たち以外は、あれがだめこれがだめ、ってまとめちゃうの、つまんないじゃん、って思う。

だから時には、「あれはないよね~」と誰かが言って、そうかなぁ??と不安になっちゃうこともある 笑。
もちろん、私も、好きじゃない!!って思う人もいるけど!

1次⑥ 数えてみた

2005-10-11 | ・ショパンコンクール2005
舞台への入り口。
演奏者は皆ここから入場。

さて。1次予選、あたし的に気になって、色々と数えてみた。
とりあえず、国籍。ヨーロッパ人少なくないか?と気になったので。
・・少ないよ!!

全80人中、

ポーランド 20人
日本 20人

アメリカ 6人(アジア系込み)

韓国 5人

ロシア 4人
カナダ 4人(内3人はアジア系)
台湾 4人

フィンランド 3人
中国 3人

フランス 2人

香港
ウクライナ
スロバキア
Białoruś
セルビア
ベルギー
スペイン
ドイツ(アジア系)
オーストリア    各1人

1次⑤ 拍手がいっぱい

2005-10-11 | ・ショパンコンクール2005
相変わらず毎日ちょこちょこ聴いております。
素晴らしい演奏の日本人がまだまだ。

6日目に演奏した辻井伸行さん。
初めのエチュードがまず圧巻。op.10-1と、op.25-6。音が一つ一つ、ほんとに全部聴こえてくるの!!私の耳は相当びっくりした模様。
そして音が綺麗。これが音で、そしてこれ以外は音じゃない、と感じちゃったくらい・・・。
あと、聴いていて、何か自然の美しさ、みたいなものがふっと感じられる演奏。素敵だったなぁ。まだ17歳とあって若さはあるけれど、美しいと同時に、とても積極的な音楽でした。観客も大感激。ものすごい拍手でした。

9日にはワルシャワ留学中山本貴志くん。
彼の演奏を聴いたのはかなり久しぶりだけど、素晴らしい演奏!スタイルは独特だけど、彼はまさにアーティスト!だと思う。随所でとても美しい場面が見える。舟歌の冒頭なんて、音の響きの動きがとっても心地よくて、美しくて、さすがだぁ・・と思いました。一方、エチュードなども歯切れがあって、音よく伸びてた!
彼にも盛大な拍手。終わってから、友人たちと会いに行こうと思ったら、彼はインタビュアー達に拘束されていて、会うことはできませんでした 笑。

最終日の今日の午前中に聴いたのは、古川まりこさん。
表情や情景の移ろいがとても叙情的で、艶のある演奏。
姿勢にも安定感があるし、惚れ惚れでした。
もっとたくさん聴きたくなっちゃう。

コンクールは連日、休憩込みで、10:00~13:40、と、17:00~21:40まで。
結構時間かかってます・・!
全部聴いている審査員の先生方、大変だろうな。。。

1次④ 日本人(そしてアジア人)のレベルが高い。。

2005-10-08 | ・ショパンコンクール2005
ショパンコンクールも6日目。
全部ではないけれど、たくさんの演奏を聴いてきました。
で、日本人のレベルが高くて、どうなるんだろう・・!!
と感じています。

私が大好きなのは、コンクール3日目、午後の部一番最後に演奏したピアニスト、根津理恵子さん。
45分のプログラムの間、ずーーっとひきつけられたままでした。
表現も音も本当に豊かで繊細、曲によって驚くほど様々な表情。聴けて本当に幸せだ・・って心から思っちゃう。かっこよくて知的で、それから彼女にしか持てない様なチャーミングさで、魅力としかいいようがないですこれは。。。
そして彼女の演奏を聴くといつも、女性の芯の強さ、みたいなものを感じる。

昨日の朝聴いたのは、佐藤卓史さん、関本昌平さん。
共に有名なお二人ですが、やっぱり素晴らしかった。
コンクールはアルファベット順に進行しているので、続けて演奏。
佐藤さんは、とても知的で構成力がすごくて、スケルツォ4番は圧巻。なんて絶妙で奥深いハーモニーなんだろう!!って。あの曲をこんな風に弾けるなんて、なかなか出来ることじゃない。
関本さんは、もう、音色がたくさんあって、ノクターンや子守唄など音の少ない曲でも、本当にいろいろなことをしている!迫力もあって、聴き応えありまくりな演奏です。

朝から晩まできれいに全部は聴いていないので、全員挙げきれないことが恐縮です。

ところで。
関本くんの後に演奏した人、とても評判が良かったみたいなのだけど、
その頃から、私には、

全部の音が、半音の半分くらい低く聴こえてた!!!

きもい!!なぜ!?
でも絶対低いよなぁ・・・!??
調律おかしいのかなぁ・・・??
まさかなぁ・・・・・・・??

とハテナだったのだが、後にふと気付いた。
その日風邪薬を飲んだのだ!
どこかで、風邪薬を飲むと音が低く聴こえるって聞いたことがあるのです。
本当なんだぁ~~、と納得しちったのでした。





1次③ 「ショパン」コンクール

2005-10-08 | ・ショパンコンクール2005
3日~11日まで9日間あるコンクールの1次予選。

1次予選の課題は、
・エチュード2つ
・バラードorバルカローレの中から1曲
・ワルツ
・ノクターン
・その他指定された曲目の中から

で、40分~45分のプログラム。

80人が演奏し、約30人残る。
その後、本選には12人が進む。


あたし的に気になったプログラムは、エチュード×2、ワルツ、バラード、ノクターン、以外に、

更にエチュード9曲!!!

っていうプログラムの人!
いかがなもんなんだか分かりませんが、すごいです。
・・でも体調悪くて聴きにいけませんでした。残念。

1次のプログラム、結構長くて大きい。私はフィルハーモニーの椅子がお気に入りじゃないので、腰がイタくなります。
それから、
午前の部・・・2人+休憩+2人
午後の部・・・3人+休憩+2人
なのだけど、午後の部の前半の3人目とか、多少不利な気もしないでもない。。


・・それは置いておいて、今日、私の先生のお話の中に、

このコンクールはただのコンクールじゃない。
ピアノ弾きではなくて、ショパン弾きを選ぶコンクール。


という内容(多分こんな感じ・・ポー語もっとがんばります・・・)があった。

それなんだよなぁぁ。

テクはあっても音楽性がねー・・・なんていう次元じゃない。
この長いプログラムを全て聴き終わった時に、何が残るか、ですね。

弱。。

2005-10-05 | ・ポーランド生活記
昨夜遅くに寒いところで過ごし、十分寝ないで早朝空港にお見送り行ったら、ちょっと疲れたみたい。

でも、あったかいココアを一杯飲んだら、途端に指先や耳に血が巡ってきてびっくりです。

眠くて眠くて眠いけど、コンクール聴きにいってきます。
はよ暖房入ってくれー!!


1次②

2005-10-04 | ・演奏会記
①②・・と毎日書けるとは限りませんが、とりあえず。

今日は絶対聴きたい人たちが演奏するにも関わらず、どうしてもどうしても会場へ行けなかったので、知人宅でラジオで聴きました。用事をしながらだったし、ホールで聴くのとは全然違いますが…

韓国の兄弟の弟の方、ドン・ヒョク、聴くの初めてだったのだけれど、すごい!!
ラジオで聴いてもミラクル!
バラードもプレリュードも、あぁ・・こうなっていたのか・・・
みたいな、音楽の魅力を表してくれる演奏!
音も綺麗、発音も心地良い、説得力もものすごくある、
絶対に生で聴いてやる!!!

取り急ぎ 笑、明日は早起きなので寝ます。

ショパンコンクール1次予選①

2005-10-04 | ・ショパンコンクール2005
3日から1次が始まりました。
コンクールのチケット、2次以降は夏前に予約してゲットしたのだけど・・・参加証でも入れるらしい。席はどんな所かわかりませんが、1次の間はまだぎゅうぎゅう詰めではないので大丈夫そう☆

そんな訳で聴き放題☆
今日までは色々と用事があり、全部はなかなか聴けなかったのだけど・・。

午前の部と午後の部に分かれ、一日に9人演奏します。

ホールで聴いたのは初日の3日。
デコレーションされた華やかなフィルハーモ二ー、舞台近くのテレビカメラ&カメラマン・・緊張感が、予備予選の時とは全く違う!ここからが、ショパンコンクール。
いえ、やっぱりただのコンクールじゃないんだ・・と実感。

静かなホール、静かな聴衆、程よい距離の先の審査員、

じゃないみたい。。。

1次とはいえ、司会もいてセレモニーっ気があるし、
舞台も輝かしくなっていつもより高く見えるし、
テレビカメラは置いてあるだけではなく、カメラマンが撮影しているし、
観客の反応も、ブラボー!!!とか、あきてきてプログラムペラペラ…とか顕著、
審査員席も結構威圧感があり、当然ながらそこに座っている審査員の顔ぶれはといえば・・・。

こんな中でのパフォーマンス。
プロです。

ちなみに、ホールは常にカンペキに しぃん とは限らず、結構色々な音が細々あるし、遠くかすかに、外の車のブザーとか聴こえることもある 笑。

お客さんは、味があったりキレイで聴きやすいのが好きみたい。
自己主張発言と、何かとの対話の違い、
テクが見える演奏と、テクによって何かが見えてくる演奏の違い、
観客には感じられます。

色々な国からの、非常にハイレベルな演奏がたくさん聴けるなんて、本当に嬉しい。皆それぞれ魅力のある演奏。これからも楽しみです。

ポーランド内ではラジオでも聴けます。
ネット中継はこちらから。

http://www.itvp.pl/chopin/eng/i.tvp/



おっかいっもの♪

2005-10-02 | ・ポーランド生活記
最近、ワルシャワで最もお世話になりまくってきたポ人一家と毎日過ごしております。というのは、そのお家の一人っ子ちゃんが、なんとあと数日で日本へ留学しちゃうからなのです。日本について色々や、お土産や必要なものについてのアドバイス、恩返しにはならないけど、お役に立ちたいぞ!

おとといは、朝からワルシャワ郊外のショッピングセンターへ。ガレージみたいな大きい建物にお店が並んでいて、光景は日本のアウトレットショップみたいなイメージ。私はひっっさしぶりの大きいお買い物♪寒さが鋭くなりつつあるワルシャワ。長袖増やさなきゃまじでやばい!!と思ってたし。
ポ親子も、私のために探してくれまして、ふと見つけたアウター、真っ赤なやつ!!真っ赤!!
私、本来ピンクや水色の淡い色派だから、真っ赤なんてかなり抵抗アリで、選んだことなかったのね。
でも、ポ親子的には、
「日本人の濃い髪の色に絶対似合う!これにして着て買って
さすがポ人、意思表示ははっきり 笑。
アンタ店の人なのかい?

でも、ポママも、安いしいいモノって言うし、あったかくて軽くて着心地妙に良好だったので、さらっと買っちゃった
ワルシャワで、真っ赤な服着てちょこまか走ってる日本人がいたら、それはあたしだす。
でも、買ってよかった!!!その日ももう寒くて、早速羽織って帰ったとよ。

翌日はこれまた大型の、フランス系のショッピングセンター“Geant”へ。いつもご近所のスーパーアルベルト生活だから、楽し~~~~~!!
しかも、一人じゃなくて、誰かとお買い物って、楽しぃっ!
食料品の種類もスゴイです!おすすめっていうものを教えてもらって、スープとかソースとか、ビン漬け野菜とか、大好きなチーズあれこれとかたくさん買っちゃっいました!
それから、憧れだったでかーーい枕(70×80だよ!)とか、かわいー文房具や雑貨とか、アルベルトで目に出来ないものをいっぱい!

そして、ポファミリーのお家に帰って、ピエロギとバルシチでお食事
&おやつにセンカチとチョコレート
(センカチ=バームクーヘン!これ、ドイツ発祥と思われてるけど、実はポー産なんだよ!!!)
バルシチは真っ赤なスープ。
ポーのスープは本当にどれも美味しくて素晴らしすぎで大好きだけど、これも体が温まって最高
スープ研究しよっと!

昨日は、お家でグリルパーティー
お庭でお肉をたくさん焼いて、皆でお食事!照り焼きソースも作ってくれた!!おいしすぎ!
お父さんお手製の秘密のドレッシングのサラダは、中毒になりそうに最高 (*´∀`∩)
あれ自分でも作りたいなー!研究研究。

いやぁおいしいものをいっぱい食べてしまった。


コンクール

2005-10-01 | ・オンガク
ポーランド、ショパンコンクールのシーズンです!
先日、約一週間×2箇所に渡る予備選が終わったところです。

ていうか、私、

弾いてきちゃいました・・!

受けるつもりはずっと皆無だったのだけど、3月、書類の提出締め切り直前に、急遽受けることにしてしまったのだ。急遽と言っても、ものすごく悩んだ。3日間お腹壊す位悩んだ。
そして、受けることを目指してお勉強、というつもりで受けることにした。

コンクールは、受けるからには本選までの全ての曲を用意すべきだし、絶対受かる、という意気で挑むべきものだと思う。今までにもコンクールや本番の辛さは経験した事あるし、受かること、入賞することに意義があるものだと思う。

なのに、無理矢理でも受けようと決めてしまったのは、
人生初の大スランプの中にいたから。

弾けないから受けるっていうのもへんてこだけど。

ここんとこ何ヶ月もずっと、ホントに大きなスランプの中におりました。
これまで、弾けなくて本気で困るなんていう経験なかった。でもこうなってみて、初めて色々考えた。

今まで、問題外なほど途方にくれたりしなかったのは、周囲の他人の力によって、軌道を修正され、良い・悪いを判断してもらってきたからなのかもしれない。私は言われるままに努力していただけなのかもしれない。
その努力は超苦しいながらも楽しかったし、無駄だったなんて微塵も思ってはいない。
でも、今まで他人の力によって成っていたものが、一度、全て崩壊した。

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先生は、「ショパコンは、何年もかけて曲を準備するもの、あなたはまだポーの生活を初めて間もないし、半年で準備するなんてありえない。急がなきゃ急がなきゃ、っていう心境で練習するのも良くないよ。」って。
でも、「僕は自分の意見を言ったよ、でも最後に自分のことを決めるのは自分・・」と、書類に必要な推薦状×2、先生ご自身と、もうひとり他の先生にお願いして、用意して下さった。

で・・締め切り直前に、事務所に直接手渡し。

受けないまま後悔するよりも受けよう
なーんてもんでは決してなく、
絶対に死ぬほど後悔するけど受けよう
って。

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本番までのはなし

スランプは、対処法になかなかたどり着けなかったし改善の兆しもなかなか見えなかった。ていうか、それがスランプなのだよね。。
でも、本番が迫っても、とりあえず目先だけを見つめた焦らない練習を続けてみて、長い間なかなか改善できなかったものが、やっと、だんだん、何か兆しが見えてきた。何ヶ月も変わらなかったのが、本番2週間前になって・・!
兆しだけだけど、どん底のところを折り返しそうな感じはして。

ということで、本番までのカウントダウンは、まじでコワかった!
前日は、

明日の夜って、あたしって生きてるんだろーか?

って本気でギモンだった。すごく上手な人で、本番の朝に吐いてしまったという人の話も聞いた。レベルが全然違うけど、わ、わかるよぉ。。皆それぞれのレベルに応じて、自分の十字架を背負って、苦しんで、蝕まれながら戦っているんだ。

予備選の課題は、
・エチュード2つ
・提出した、ポロネーズ/ソナタ1mov./バラードorバルカローレのどれか、の3曲の中から、2日前にくじ引いてどれか1曲。

会場は、ショパンアカデミーのコンサートホールと、文化科学宮殿6階のちっこいホールの2箇所に振り分けられた。アカデミーのホールは大きいし響くホールだけど、、、
私の本番は最終日だったので、事前に文化科学宮殿の方を聴きに行ってみると・・・
とりあえず、響かない、音出ない、“お部屋”みたい。会議室みたいなところって聞いていたけど、本当にそう!私みたいなのは別として、受かるか否かっていうところにいる人々にとっては不利なんじゃないか!?
それから、司会のおじさんが出てきて、一人ひとり進行する度にアナウンスがつく!「次はどこの誰で、曲は○○です!」みたいな!

そして、舞台は黒い幕で覆われていて背景真っ黒なので、

黒いドレスきたらまじでクロコになる恐れ大。

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あと1ヶ月
この頃はまだスランプを全く抜けていなくて、棄権かも、と本気で思ってた。

あと1週間
恐ろしいスランプの底は折り返しは感じたけど、時間的にそれ以上のことまで何も深入りできなくて悔しい。

あと2日
くじ引きの日。参加者一人ひとり全員分の封筒が用意されていて、自分でくじ引き。
ど、どれになってもそれなりに困る!!
でも、
どれが出ても、神様が私に与える課題なんだと思って頑張ります!
とひそかに決心し、くじ引き!
最初真ん中の紙に手がいったけど、

これソナタっぽい・・

と思ったので、左の紙に変更。ポロネーズになった。

くじ引き後、前日に日本から帰ポーした友人が、日本の栄養ドリンクを買ってきてくれたので受け取りに!長旅でお疲れのところ、ホントに有難かった。
そして米が切れたので、買っておいた。

前日
リハーサルの日。実際に会場で10分弾かせてもらえる。なぜかこの日、ありえなく緊張。ど緊張。いよいよ来ちゃったよ。
ホールには色んな国の色んな人が待機していて、思いっきり聴かれてるし。
自分の時間が来て、通してみると、脚が異様に震える!

ソフトペダル踏むの全部やめようか

ってくらい震えた。
リハの進行係は、アカデミーの同門のポーランド人の女の子。
「また明日ね☆」
って笑顔でさらっと言ってくれたけど・・そすね、明日ですね、明日。

当日
朝、もう弾かないほうがいいよ、リラックスして過ごして!
と、ポ友から電話。
今まで頑張ったんだから、今できることをすればいいんだよ、とか
弾く前にやめちゃわないで、本番で弾けばそれでいいんだよ、とか
終わったらおいしいもの食べようね、とか、
勇気付けてくれました。ありがとね。
でもやっぱ弾いてなきゃ不安あるよ!!

そして自作おにぎりとチョコレートたんまりとお水と栄養ドリンクを持って出発。

あ、も、ホントに思い出したくない位過酷な精神状態だったな。。

本番の1時間ちょっと前が受付時間だった。着いてから知ったけど、どうやら30分も練習時間があるらしい。
長い長い廊下を歩いて、練習室に到着。その日の進行係のお姉さん、
「30分後に迎えに来るので心配しないでね」
でもその練習室、響きすぎ!!!ホールと正反対!!
こりゃあんまり弾かない方がいいかも、と、ばりばりいくのはやめておいた。で、30分経ったんだけど・・・・・
誰も来ない!!
でも心配しないでって言ってたし・・・
と思うのだけど、10分経過してもまだ来ない・・・
ていうか、15分経過したら、タイムテーブルによるとそれはもう私の本番開始時間。もう過ぎてちゃいますけど・・・?

長ーい廊下の先を見つめても誰も来ないので、もう自分から戻っちゃった。んだら、結構時間が押してたみたいです。
でも練習室遠かったし、不安だったのー!

本番うんぬんはいいですね。
もっと自分の音をよく聴いて、構成をちゃんとさせて、とにかく用意周到でいかないと。

そんな感じでなんとか終了したのでした。

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でも、どん底まで行って、何もなくなっちゃった私を、見捨てないで、それどころか、支えてくれて、頑張れ!じゃなく応援してくれる人たちがいた。それがとても大きかった。
だって自分では自分を見捨てるところだったから。
いらない、って自分で思っていたような、そんな私のために、祈っててくれる人がいる。これは本当に大きかった。

3日からはいよいよ1次予選!
日本人は19名ほど進出しました。日本で同じ学校や先生だった人たち、留学生のお友達など残っているので、私もひそかにお祈りしています!